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2009年12月15日 (火)

成功の独り占め

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで「失敗の独り占め」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-74d4.html

 そして、今回私は、ある店長から、「成功の独り占めは、やめてくれ。」
 と言われた。もちろん、冗談半分だが。

 毎年の事だが、いちごのシーズン。
 そして、毎年の事だが、「コンデンスミルク」を大陳する。

  毎年、必ず欠品する単品だ。
  特に、いちごの量販価格の398円前後になると、あっという間に品切れ。
  だから私は、いちごがプロパー売場に数パック陳列された段階から、いつも
  コンデンスミルクを300本ほど仕入れさせ、いちご売場周辺に、これ見よがし
  に陳列する。

 いちごは、どうしても酸っぱくて食べれないというお子さんも多い。
 だから、コンデンスミルクで、甘くして食べていただく。

  青果売場でコンデンスミルクを購入するお客様の大半は、いちごを購入する。

 そうして、今年も、大陳していたコンデンスミルクが欠品しそうになった為、
 チーフ追加発注させた後だった。

  同僚店長(領域を広げる」で情報交換している店舗の店長)から、言われた。

   「てっちゃん、どうしてコンデンスミルクを、他店にも送ってくれないの?。」

  彼も、いちごの量販期にコンデンスミルクが不足し、バイヤーに連絡したら、
  私のお店に出荷した為、もう無いと言われた、らしい。

   「だめですよ、成功の独り占めばっかりやっていては。」
   「自分で気づいて対応するときは、他店へも配慮して、同じ事が起きている
   ハズだと気づいて、同じように送り込みをしてくださいよ。」

   “なるほど、そう言われれば、その通りだ”

  そう言う事が、店舗と本部で情報共有され、臨機応変に動きの拡大が図れれ
  強い組織になっていくだろうなぁ~、と思った。

 それ以降だ、本部バイヤーや販促に媒体依頼するときは、同様の事を、他店
 へもやってもらうようにしている。

  そして、それは、その事を伝えてきた店長も、自分で行動した事に対する
  他店への広がりを実施してくれている。

 そんな臨機応変な対応が、スピードを求められる個店の競争力を高め、
 店舗間の情報共有を高め、お互いに支え合いながら、企業としての競争力を
 高めていくのだろう。

  “私のお店の問題は、他店の問題でもある”
  “気が付いたら、気が付いたお店の店長が、他店へ波及させる”

 そんな仕組み作りが地道に定着してくれば、企業として強くなるだろう。

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店長の仕事」カテゴリの記事

コメント

ふるたさん、コメントありがとうございます。
本部主導の功罪。どの企業でもよくある話し。
だから組織として、人事異動という「人」の流れを利用して、人間の血液のごとく組織の血液の流れを良くしてやらないと、組織が死に至るのでは、と思っています。
本部主導で存在した人材が、店舗側から組織を見る。店舗運営にあたった人材が本部側から店舗を見直す。
組織も、凝り固まったら終わりですね。

投稿: てっちゃん | 2009年12月16日 (水) 09時51分

てっちゃんの言う通りやと思います。

てっちゃんの考え方を店長会とかで、伝えるのも大事やけど、店長一人一人が、誰をあてにするでもなく自然とてっちゃんと同じような考えで行動できるようにするのが大切ですよね。

それは、まんべんなく売場に目を光らせて、常に考えていないといけない事ですからね、店長の仕事として。

僕の会社は、本部主導が行き過ぎて、店長に自主性が無くなっているから余計にてっちゃんの書いている事を考えてしまいます。

投稿: ふるた | 2009年12月15日 (火) 22時40分

ふるたさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通りのリスクはありますよね。
自分の行動が組織の中で、どのような因果関係に発展するのか?。微妙なバランス感覚が必要と思います。
ただ、今敢えて自分で行動を起こしているのは、組織としての弱さが、そこにあるからです。店長間の連携が少ない。他店の情報、他店店長の考え方が見えてこない。
この状況の中で、店長一人一人の頭の中の考えが共有されることが、企業にとって、この難局を乗り越える一つの方向性かとも思ってます。
求心力が強すぎたと思えば、また遠心力に振っていこうかとも思っています。
また、コメントください。

投稿: てっちゃん | 2009年12月15日 (火) 18時41分

お疲れ様です・・・

てっちゃん所に、そういう風に連絡してくれる店長もいらっしゃるんですね。
なかなか、心強いですね。

けど、誰かが全店のためにというのは、微妙な問題を含んでいると思います。

どこの店舗の店長も、てっちゃんのように行動する癖をつけないと・・
てっちゃんとかが、気がついてフォローしすぎるとその店長って、人を頼りにしはじめそうな感じがします。
僕自身は、同じ会社でも店長同志は、売り上げを取り合うライバル関係じゃないといけないと考えている人です。

投稿: ふるた | 2009年12月15日 (火) 17時17分

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