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2009年12月11日 (金)

布石を打つ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


月に一度の量販日。

 12月の量販日は、毎年の事だが、年末へ向けての「布石」を打つ事にしている。

 青果のマル賢みかん、鮮魚の数の子、精肉のスペアリブ、
 グロサリーの鏡もち、雑貨の〆縄飾り等。

 そして、昨年からの進化が顕著な部門と商品ほど期待通りの動向を示した。

  青果では、マル賢みかんの最高峰、「賢宝みかん」の量販。

 通常だと、5000円~6000円の上代。
 しかし、味は絶品。
 糖度も、計ったら15度もあった。

 そして、今年の価格は3980円で販売できる。
 なんと、昨年より2000円も相場安ではないか!。

  前回の「トマト」の事例を後悔していた私は、
  直接、取引先の部長に電話した。

 「今日頂いた「賢宝」は絶品ですね。糖度も高い。そして相場も安い。
 今週の量販日に仕掛けるので、数量を確保しておいてほしい。」

 「わかりました。店長、賢宝は別格ですよ。是非量販してください。」

  私と懇意にしている取引先の部長は、弾んだ声で答えた。

 取引先でも、このクラスのみかんの数をまとめることは一種のプライドなのだろう。

 私は、年末商戦の「布石」となる、今回の量販日の更に布石となる数日前に
 このみかんを10箱取るよう指示した。
 
  そして、「今年は昨年より2000円安い」「糖度15度」「今がチャンス」
  手書き媒体をずらっと並べたてた。

  更に、チーフに言った。
   
   「今日は、1ケース試食でお客様に食べてもらえ。集客力の高い今日、
   お客様が味を確かめれば、必ず量販日に爆発する。」

  3980円のみかんを、1ケースまるまる試食に出す。
  なんと大盤振る舞いな事だ。

   全ては、量販日に爆発させる為の「布石」。
   そして、その裏には、年末に爆発させる為の、「布石」でもある。

  私は、量販日には、100ケース仕入れても良いと思った。
  しかし、取引先との原価交渉で、50ケース限定だと言う。

 鮮魚では、今年は数の子(塩数の子)をプロパー2段目の棚板を6尺分外して、
 大陳した。

 昨年は実施していない、今年からの展開方法。
 流石に、プロパーの中に、棚板を抜いて単品山積みにするとダイナミックだ。

  “しかし、塩数の子まで、量販日とはいえ購入されるのか?”

 そんな不安も、私には残った。

  “この量販日を通して、年末への布石を打つ”

 今回の量販日のコンセプトは、全てがここに集約される。
 自信をもって臨むしかない、と思った。

 そういう意味では、各部門とも、「布石」はしっかり打ってくれた。

  「布石」を打つ。
  それでも足りなければ、「布石」の「布石」を打つ。

 “ここまでやるか!”

  何度でも、ダメを押すという、しつこさが大切なのだろう。



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