「買うものが無い」
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、女房と車に乗って買物していた時の会話。
いつのもお店へ行く途中で、小規模ではあるが、しっかり品揃えをしている
店舗の前を通った時、私は、女房に聞いた。
「このお店も、品揃えや鮮度は良いだろう?。」
このように、マネジメントがそこそこしっかり、毎日出来ているお店の評価を
聞いてみたかった。
女房は言った。
「でも、ここでは買物はしないわ。」
「なぜ?。」
「お買い得な、サプライズが無いのよ。いつ行っても特売商品が並んでいて、
目的の買物をしたらそれで終わってしまう。行ったら、更にお買い得品がタイ
ムサービスとかでサプライズ的にお買い得になって、必要以上に買物をさせ
てくれるサービスが無いのよね。」
「なるほど。」
「主婦は無駄だとわかっていても、その日そのお店の売り込みで瞬間的に
衝動的に買ってしまう。そしてそれが買物の楽しみでもあるのよ。得した気に
させてくれるかどうかよね。」
“これが、繁盛店の秘密であり、答えでもあるんだろうなぁ”
「毎日、磨かれた売場に、あるべきものがいつでもある売場」
この前提を当然守りながら、
「日々、サプライズな演出とお得感を体感させてくれる空間」
利益を創出出来る仕組みを整えながら、更に上記命題を追求していく組織
と店舗。
ここには、大手も中小も無い。
中央も、地域も無い。
まして、組織規模も学歴も当然無い。
あるのは、基本を愚直にやり続ける忍耐力と
サプライズをお客様と共有していく想像力。
| 固定リンク
「商売」カテゴリの記事
- 販促の停止と効果検証(2021.01.16)
- 二度目の緊急事態宣言から(2021.01.15)
- 年始商戦を終えて(2021.01.07)
- 一年で一番長い日(2020.12.30)
コメント