« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2009年12月

2009年12月31日 (木)

今年を振り返って(09年)

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログでも記したが、今年も残すところ、今日限り。

 一年は、本当は長いハズなのだが、年々、電光石化のごとく訪れるこの日。

  私にとっての、この一年。

 今年も、いろいろな事に挑戦し、失敗し、気づき、成長できた。

  特に、「組織に対しての考察」が、年々深くなっていく事に気づいてきた。

 「組織強化」

  これは、ここ数年間の、私の「命題」でもある。

 組織と自分を考えた時の、組織強化に向けた自分の「位置づけ」と「行動」。

  店舗の組織を強化しようとした時の、今の自分の行動とは?。
  企業の組織を強化しようとした時の、今の自分の行動とは?。

  更には、このエリアの業界全体の底上げにおいての、自分の行動とは?。
  そこまでいくと、「お前は、いったい何者だ?」、となってしまうが、
  それでも、そのぐらいの高みから、今現在の自分を捉えなければ
  自分の位置づけと、それに伴う行動が、見えてこないとも思っている。

 そういう意味で、今年の自分の行動は、どれだけ「組織強化」に結び付いたか?。

  それは、店舗の組織強化には、どう役立ったのか?。
  それは、企業の組織強化には、どう役立ったのか?。

 “店長が、なぜ企業全体の組織強化に関与するのか?”

  そんな疑問もあるだろう?。

 店舗の組織強化を図るのが、店長の最大の仕事であるが、
 店舗の組織強化を、個店の力だけで、どれだけ図れるのか?。

  人が、一人の生き物のように、
  店舗も、一個の生き物であり、
  企業も、巨大な一個の生き物である。

 だから、組織強化を図る、ということは、
 その部分だけの強化では収まらない。

  血液の流れを見るように、全体が健康であるから、新鮮な血液が自分の
  ところに回ってくるのであり、それによって自分も健康でいられるのだ。

 健全な一人の従業員を育てる、ということは、本部機能、店舗機能全てが
 効果的にリンクしていなければならない。

 そして、もうひとつ重要な事は、
 体の、どの機能も、自己治癒能力を有している、と言う事だ。

 その部位が故障しても、必ず、その部位、または周辺の部位が連動して、自ら
 治癒していく能力を有している、と言う事。

  部位ごとに、全体に関わり、全体への影響力も有している、と言う事だ。

 現場感度を有効にフィードバックし、有効に組織強化を図れるか?。

  そして、それは本部指示で動くものではない、とも思っている。
  それも含めて、自ら働きかける事だと思っている。

 そして、更に、その事に向かって、自ら行動を起こしていこうとも思っている。

  よいお年を。



| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年12月30日 (水)

胃の痛み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年も、残すところ、あと2日。

 早い話が、この二日間の数値が、お客様の評価の最たるもの。
 そして、この二日間を導く為に、私は、いろいろな布石を打ってきた。
 
 更に言うと、それが、

  私の仕事の「究極の数値検証」でもある。

 この二日間の数値を造る為に、あらゆる仕事を、ここへ向かわせてきた。
 そして、その結果としての数値が、この二日間で表される。

  このブログを書く事も、部下教育、商品育成、マネジメント、更には自己啓発等。

 いろいろな仕事での精度アップは、全て、12月30日と31日に結果として集約さ
 れると思っている。
 
  いや、そういう「信念」をもって、普段の仕事に取り組んでいる、と言っていい。

 だから、それ以前の日々は、胃が焼けるほど緊張するが、
 いざ、当日を迎えると、今までの胃の痛みが嘘のように、晴れてくる。

  これが、運を天に任せる、という心境なのだろう。
  あきらめや、やけくそでは無い。
  精一杯、やった、という満足感でも無い。

 “受けとめざるを、得ない”

  そうしなければ、次へは進めない。
  
 いろいろな、意味で、次へは進めないからだ。
 
  集客による、忙しさ。
  商品動向を判断し、どのタイミングで売切るかの決断。
  商品動向と在庫状況からの、売場変更のタイミング。
  更には、年始へ向けての、売場切り替え。

 目の前には、難題が山積みだ。
 冷静に、淡々と、そして毅然と、更には、「えいっ、やっ、」と決めていく。

  これも、日頃の鍛練の結果が下される、と思っている。

 そして、毎年毎年、この二日間が、重くなってきている。

  そういうと、勘違いする読者の方もいると思いますので、弁解しますと、
  決して「年を取った」とか、怠慢になったとか言う事ではありません。

 「年々、見えてくる」、と言う事。

  先が見えるから、忙しさも見えてくる。
  先が見えるから、決断しなければならない事の多さが見えてくる。
  そして、決めたら、行動することの、多さも見えてくる。

 だから、年々、重くなっていくのだろう。

  しかし、当日を迎えると、今までの胃の痛みが嘘のように、晴れ渡る。
  
   「考えても仕方がない。」

  ビッグ・ウェーブに向かっていくだけだ。
  自分の、体一つを頼りに、自分を信じて、向かっていくだけだ。

 その、自信が、波に乗るか、呑み込まれるか、を決するのだ。





  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月29日 (火)

上司としての“譲れない”能力

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店長は、万能か?。

 若い世代ほど、店長万能説にこだわる。
 しかし、ベテラン店長ほど、自らの役割を敢えて、絞り込んでいる。

 それは、八方美人的な能力を放棄しながらも、ある特別な技能に関しては、
 絶対に譲らない「能力」。

  ベテラン店長には、必ず「これは!」という能力があった。

 イベント時の旬の提案力。
 青果の野菜のテーマ別展開力。
 部下、パートさん達への、説得力。
 上司の指示命令の部下への徹底力。
 課題解決への、取り組みと解決力。

  等々、いろいろな能力で、キラリと光るものを持っていた。
  しかし、弱い部分も持ち合わせ、無理に補強しようともしていない。

 逆に言うと、自分の弱点を、若い部下にフォローさせ、力を借りていた。

  今にして思うと、ベテランで実力店長ほど、それが作戦だったのだと思う。
  敢えて、実力を隠し、部下の力を引き出していたのだと思う。

 以前、あるチーフに言われたことがある。

  「えっ、店長なのに、知らなかったのですか?。」

 私は、答えた。

  「当然だ。店長は万能ではない。鮮魚出身だから、魚に関しては、まだまだ
   負けないだろう。しかし、パンを焼く事も出来なければ、スライサー回す事
   も出来ない。出来ない事の方が、圧倒的に多いだろう。だから、なんでも
   店長に頼るな。店長が全てだと思ったら、誤るぞ。」

   「しかし、・ ・ ・ 。」

  「絶対に負けない事が、一つだけある。」

   「それは、君ら部下の能力を引き出す力だ。」

  「これだけは、誰にも負けない自信がある。」

   「私は、パンは焼けないが、パンを焼く君の力を最大限に引き出す力は
    誰にも負けないだろう。」

  “部下の力を、最大限に発揮させる能力”

 そして、

  “部下の力を、引き延ばしていく能力”

 私は、自分自身を、そう思っている。
 実際にどうかは、わからない。

  だが、自分自身を、そう固く信じている。

  そう、信じているから、「厳しい」事も言う。
  厳しくした後には、必ず、関わりを持っている。
  その後の、部下をフォローしている。
  立ち上がったかどうかを、見届けている。

 基本的には、立ち上がってきた人間は、認めることにしている。

  だから、私と関わりを持った人間たちは、当初は、そっけなく、厳しい上司に
  映るかも知れない。

 しかし、一度認めた人間は、厚い信頼を寄せる事にしている。
 
  それは、敵味方に関わらず、だ。

 人間、必ず、「光る」ものが、誰でもあるはずだ。
 その、「光る」ものを、自分に妥協せず発揮する人間。

  私は、そんな人間の力を、最大限に引き出していきたいと思っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月28日 (月)

「求心力」と「遠心力」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


組織の「求心力」と「遠心力」。

 いろいろなマネジメント本に、いろいろな解釈で記されている言葉だ。

  「求心力」 と 「遠心力」。

 簡単に考えると、

  組織を考えた時の、「中央集権体制」と「個店経営」という、組織形態を指して、
  「求心力」、「遠心力」と捉えがちになるが、・ ・ ・ 。

 そして、よく出てくる「問い」として、

  今の時代は、どちらを優先すべきか?、と。

 しかし、私は、想う。

  “二者択一の問題か?!”

 そうじゃ、ないだろう!。

  組織としてどちらも大切な要素であり、状況に応じてどちらかを優先するという
  問題では決して無いという事だ。

 求心力

  前述の通り、中央集権体制でもなければ、本部主導でも無い。

  その事をもって、組織の構成員全てが、そこに集約していく「力」の事だ。

   要は、その事によって、まとまると言う事だ。

  その「力」が、求心力。

   それは、人でもあり、理念でもある。

  構成員が、仕事上、その事によって仕事の喜びを享受する「本質」。
  
   それが、「人」なら、カリスマとして存在し、
   それが、「理念」なら、経営理念として存在する。

  そして、構成員が、理屈抜きに、そこに集約していく「人としての道」でもある。
  その事に、構成員は人としての道を磨き、更に自らの使命を求めていく存在。

 それが、「求心力」。

  それは、いつの世でも、この難局だろうが、好調時だろうが、求心力は
  企業として、組織強化にはなくてはならない「力」だ。

 それがあるから、安心して「遠心力」を働かせる事が出来るのだ。

  「遠心力」とは、求心力の鏡でもある。

 戻るところがあるから、「遠くへ飛んでいける」のだ。
 戻れなければ、そんな不安があれば、遠くへは行けまい。

  そういう意味では、今、求心力が求められているのだろう。
  それは、決して、本部集中とか、中央集権体制と言う事ではない。
  
  そんな、単純な、低レベルの話しでは無い。

  組織として、構成員を引き寄せる、理念の事だ。
  そして、その事を構築する事のできる「人」の事だ。

 だから、強い組織には、いつの世でも、「強い求心力」が存在するのだ。
 そして、「強い求心力」の存在が、「強い遠心力」を生みだすのだ。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月27日 (日)

大田原エリアMRⅢ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


かってより、激戦の大田原エリアと評して、いろいろなMRのブログを記してきた。

 年末へ向けて、お客様の評価は、概ね決まってしまっている。
 そして、売場も年末へぬけて、大勢が決している。
 そんな、お店の勢いを見たいと思った。

 今回も大田原エリアのMR報告である。

まずは、「Y社」。

 ポイント3倍セールで集客は高かったが、売場が追い付いていない。
 特に生鮮の売場は厳しかった。
 しかし、これが、今年のクリスマス・年末へ向けての現状なのだ。
 そして、その延長線上に、年末のお客様の評価が待っている。

 せっかくの招待状が、売場に連動せず、逆に不満を持たれてしまう。
 業績の厳しい中での集客力アップの特売なのだから、このチャンスをどう活かす
 か、だ。そういう意味では、チャンスをみすみす取り逃しているのが残念だ。

 企業として、集客する為に、チラシを打つ。

 店舗は、集客された時点から、このチャンスを、次にどう活かすかの手腕が
 問われるのだ。

 それが、良い循環に回れば、どんどんお客様の回転が付き、逆に回れば、
 一時の売上アップと粗利ダウンという結果が待っているだけ。

 グロサリーの展開力は、流石なのだが。
 この企業も、生鮮にこだわる店舗マネージャーが少なくなっているのか?。

次に、「T社」。

 生鮮の基本レベル、品揃えは「Y社」を凌ぐレベルだ。

 売場の勢いが違う。
 特に、鮮魚と精肉は、上記「Y社」を大きく引き離している。

 何が、この売場の違いをもたらしているのか?

  店長初め、店舗担当者の意識の違いだろう。
  
   「Y社」に追いつけ、追い越せ、を念頭におくか、
   企業の上だけを見て、守りを優先しているか。

  店長が、企業内の論理だけに目を向ければ、守りに入る。
  
   “自分の店舗は、誰と戦い、今、何を優先するのか?”

  この事を失った店舗責任者に、明日は無いだろう。
  それは、その地域のお客様が許してくれないからだ。

 上記2店舖のMRから、いろいろな事を考えさせられた。

大田原エリアのMR写真です。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/ootawaramrsann/



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月26日 (土)

信頼の「GS」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ「スタッドレス」の季節だ。

 スタッドレス?

 九州南部、四国の読者の方には馴染みの少ないシロモノ。
 しかし、東北、北陸、北海道の冬には必需品。
 
 更に雪国になれは、チェーンも必需品か。
 更にその昔は、スパイクタイヤと、鉄製のチェーンでスキーに行ったものだが、
 今は、JRを降りればスキー場というスキー場もあり、便利になったものだ。

  さて、問題は「スタッドレスタイヤ」。

 週末に女房が北へ向かう為、急遽取り付けする事になった。
 まずは、どこで購入するかだ。

  と言っても、私は、ある程度、どこで購入するかを決めていた。
  しかし、その確信がまだ、無かったのだ。

 それは、近くのガソリンスタンドだ。

  えっ、ガソリンスタンドで、安心して購入できるの?。

 おそらく、皆さんそう思われるだろう。
 取り付け程度なら頼めるが、購入となると割高になるか信頼をおけないので
 は?。

 更に、そのガソリンスタンドは、地域で一番の最安値で定評のあるスタンドだ。
 ますます、大丈夫か?、と。

  そのGSは、3年前に幹線に開店し、地域最安値を売りに、集客を伸ばしてきた
  GSであり、ガソリン価格が180円まで高等した折でも、他店より安い170円で
  販売していたGSでもある。

 だから、それ以外の商品やサービスは大丈夫か?、と疑いたくなるのだが、
 
  そのGSは、何といっても「接客」が、ピカイチなのだ。

 その接客にほだされて、以前に「ブレーキパット」を交換した経緯もある。
 そのブレーキパットの効きが、めっぽう良かった。
 
  足裏感覚が良い、そんな表現がぴったりくるほど、
  足の踏み具合に応じて、速度が調整出来る、ブレーキパットだった。

  “イイ感じじゃぁ~~ん”

 そんな印象を持っていた。
 そんな経緯もあって、ある程度心に決めていたGSへ、電話した。

  「今現在販売しているスタッドレスタイヤの価格を教えてくれ。」

 それに応じて、銀行から引き出す手前、とりあえず大まかな価格が知りたかった。

   「わかりました、再度かけ直しますので。」

 しかし、なかなか返事が来ない。
 再度、こちらからかけ直した。

   「大変申し訳ございません、メーカーから返事が来なかったものですから。」
  「とりあえず、銀行から引き出す手前、大まかな金額が知りたいんだよ。」

   「そうでしたか、申し訳ありませんでした。電話代がかかりますので、こちらか
   らかけ直します。」
  「いいからいいから、いくらかかるの?。」

 そんな調子で会話が進んだ。
 
  “この人なら、安心して任せられるな”

 それほど、言葉使いや、言い回しがしっかりしている。
 それに、マネージャーとも言っていたから、このGSの責任者なのだろう。

  私は、即購入を決め、前金を払いに出向いた。

 笑顔で迎えてくれた彼は、以前から接客の良い従業員だなぁ~、と思っていた
 彼だった。

  “彼がマネージャーだったのか!”

 いろいろと、話しを進めていくうちに、以前の交換した「ブレーキパット」の話しに
 なった。

  「ブレーキパットの調子はどうですか?、異音などしませんか?。」
 
 「いいや、ブレーキの効きはすこぶる良いよ。」

  そのとたん、彼の表情が晴れた。
  満面の笑みで、直角にお辞儀をした。
  「ありがとうございます。あのブレーキは、国産で○○のメーカーなんです。
  皆さん安いので輸入ものか?、と思っていらっしゃるのですが、しっかりした
  メーカー品なんです。」

 「道理で、効きが良いと思ったよ。踏み込む力に応じて、速度の微調整が出来る
  良いブレーキパットだよね。」

  彼は、益々満面の笑みで最敬礼したきた。

 それだけ、あのブレーキパットに関しては、私の反応が気になっていたのだろう。
 それにしても、こんな低価格を打ち出すGSが、以外にも、こだわりの部品を
 使用していたのだなぁ~、という感心が残った。

  “それにしても、この商品へのこだわり、この男は信頼できるな!”

 自動車ディーラー、カー用品チェーン、そして、ガソリンスタンド。
 車に関しての修理、取り付け業者も、ボーダーレスの時代。
 
  サービスで一歩抜きんでた「GS」が、これからの主役になるのか?。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月25日 (金)

「物」が語る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の、「カンブリア宮殿」。

 久しぶりに、頑固一徹な仕事人に考えさせられた。

 「メーカーズシャツ鎌倉」     社長  貞末良雄 氏。

 VANの倒産を経験し、後に、創業者の石津健介氏から言われた一言。
 
  「今の企業は、売れるものを作っているだけで、思想が無さ過ぎる。」
  「VANの卒業生は、3000人もいて、何をやっとるんだ。」

 当時、転職を繰り返していた貞末氏は、決意する。

  「流行に流されない、愛される続ける商品を造ろう。」

  そして、それがシャツ。なぜなら、シャツは一年中シーズンレスだから。
  年齢を問わず、一番ありふれた商品にもかかわらず、良いものが無かった。

 創業から16年。今も石津氏の想いを胸に戦い続ける日々。

 そして、今回の貞末氏の言葉には、絶頂期と倒産時のVANを経験した男の
 商売の真髄が散りばめられていた。

  番組の中では、誰が何と言おうと、シャツは下地にぴったり貼り付けて製品
  化すれば、折り目が付いてしまうことを嫌い、見た目が悪くても、ソフトに折り
  たたみ、最終の袋詰めをすることを、会議で強調していた。
  
 そんな中にも、貞末氏の、シャツに対するこだわり、売れる製品化ではなく、
 買ったお客様の事を考えた製品、商品へのこだわりがうかがえた。

  「物が語ってくれなければいけない。」
  「大量生産してものは、買ったその日が一番いい日で、そこから飽きがくる。」

  「良い商品とは、お客様とともに、人生を歩む。だから、5000円のシャツで
   着心地が変わり、人生が変わる、と言う事を語ってくれる物を造りたい。」

 また、商品造り、製品投入へのこだわりもある。

  大手アパレルメーカーでは、4シーズンごとに、大量生産するのが恒例だが、
  鎌倉シャツは、2週間で売り切れる、少量多品種生産をメインとする。

 縫製工場からすれば、これがありがたい。
 
  毎週新商品を発表する為、少量多品種で発注。
  常に安定した発注で、繁忙期、閑散期の無いコンスタントな発注が、
  縫製工場にはありがたい事であり、これが、コストダウンの要因へつながる。

 また、現在の価格競争を考えた時、それは、長く続けられないだろうと見る。
 企業として、そんな事を続けていて、将来があるのか?、と。

  あくまでも、値段で勝負は、最終手段。

 チラシでコストをかけるぐらいなら、チラシを入れずにその分のコストを、更に
 良質の製品へかけていき、更なる顧客満足に結び付けたい、とも言っている。

 また、VAN絶頂期の営業会議で、彼はこんな発言をした。

  「今季目標が180億なのに、300億売ったと言うのは、逆に問題では無いの
   か?。目標に対し、製造部が勝手に増産していたという現実は、おかしい。」
 
 後日、過剰在庫で、VANは倒産。
 あまりにも、成功体験が強すぎた組織の行く末を予言した現象だろう。

 最後に、商人道については、こう言っている。

 「お客様というのは、その企業が持つ情報というよりは、その企業が持つ“信念”
  を買ってくれている。企業を尊敬し、ロイヤリティーを感じるから購入するので
  あり、お客様とのコミュニケーションが成り立たないといけないのであって、そう
  いうことをきっちりやることが、“商人道” だと思っている。」

 こんな人から、安心して商品を購入したい。
 いつの世でも、ブレない企業の姿勢を、見た思いだった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月24日 (木)

「善意の送り込み」から一週間

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで「善意の送り込み」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-eaaf.html

 今日は、その後日談になる。

 その後、そのメーカーの担当者が、たまたま当店を訪れた際に、トマト鍋スープ
 の売場をみて、思わず携帯のデジカメに納めたらしい。

 その話しが、当社の担当者の耳に入り、当社バイヤーからの指示もあり、別の
 当社担当が、後日来店した。

  理由は、

 当店のトマト鍋スープの売り込みに、更に拍車をかける為。
 いろいろと、媒体物や販促物を用意してくれて、より多くのお客様に食して頂く
 提案をしてくれた。

  「ピンチがチャンスに変わる」

 “この事を言うのだなぁ~。”

 更には、メーカーの情報力というのも、深いものがある事も知った。

  当店の売場を、たまたまとはいえ、メーカーさんに見られている、という現実。
  その事が社内情報で伝わり、店舗支援対策を別途計画していたという現実。
  メーカーさんが、販促強化としてメニュー提案の、食べ比べをしている現実。

 やはり、メーカーさんの情報力は、小売の比では無い。

  “メーカーと、組む”
  “問屋と、組む”
  “市場と、組む”

 たまたま今回は、送り込みからの、偶発的な発展だったが、
 意図的に、もっと積極的に事前取り組みが出来ないのか?

  次年度は、更に、大手が単独で商品開発を仕掛けてくるだろう。
  更には、ウォルマート他、外資も価格戦略を駆使して、襲いかかるだろう。

 我々、中小スーパーは?。

  人間力、スピード、行動力、

 そして、「連携」 だ。

  自社の数値データの公開も含めて、「連携」 して、知恵を絞りだす。
  それに、お店を巻き込んで、店長担当者を巻き込んで、ハリケーンを起こす。

 どう見ても、我々中小が、仕組みで「大手」には勝てない。
 価格という項目には、とうてい敵わない。

  基本的な、店舗運営の仕組みを構築しながら、
  「連携」から得られる「情報」を、優位に優位に活かしていくしかない無いだろう。

 トマト鍋スープ自体は、一時の勢いは薄れてきたが、
 売場展開は、更にバージョンアップして、存在感を高めている。

  

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月23日 (水)

パートさんの契約更新から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、パートさんとの契約更新を、ようやく終えた。

 今年は、若干遅れて、先日の終了となった。

 全員との、契約更新。
 ひとりひとり、面接をして、時給のアップ、ダウンを通しての会話。

  特に、定年を経過しての方たちとの面談は、気を使う。

 今回の契約をもって、最終の区切りとしなければならない方々もいるからだ。
 長年、定年後も継続して再契約をして続けれ来られた方々との、最後の契約。
 次期限りをもって、最終契約の通告は、心が痛む。

  しかし、そればかりではない。

 何人かには、時給アップの通告、評価アップの報告もある。
 特に、今回はひとりのパートさんが、印象に残った。

  夜間高校に通いながら働いてきた、ひとりのパートさん。

 パートさんというよりは、女の子だ。
 入社当時は、あまりにも幼く、母親からの電話で入社決定をしたいきさつもある。

  そして、当初は、体調不良で休みがち。
  一カ月もつか?、いや、もたないと思っていた。

 しかし、家族の支援や、同じ部門の仲間とのふれあいもあったのだろう。
 その後、順調に仕事をこなせるようになってきたな、と思っていた。

 そして、今回の契約更新にあたり、彼女の年齢が、高校卒業同等の年齢に
 なったことに気づいた。

  彼女に時給は、高校生と同等の時給だったからだ。
  ある程度戦力になり始めた彼女の時給は、改定しなければ。

 そして、面接。

  昨年以来の、面と向かっての会話。

   “大きくなったなぁ~”

  私の第一印象だった。
  身長ではない、体型でもない。
  
   彼女の存在感が、大きくなったと思った。

  まず、私の「目」を見てくる。
  しかも、まっすぐに、反らさずに。
  それも、笑顔で。

   返事は、一発で、「ハイッ」。

  「ハキハキしてきたネッ!。」

   「ハイッ、もう18ですから。」

 人間は、どこでどう変わるかわからない。
 
  しかし、彼女にとって、この会社は、自分をまっすぐに成長させてくれた
  母なる大地になったのだろう。

   大学を出たから、一人前になれるのではない。
   一人前としての指導と、日々の積み重ねがあるから、成長できるのだ。

  二年後の成人式。
  彼女の姿は、他の同級生の中でも、際立つ存在になっているだろう。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年12月22日 (火)

「エンド」と「定番」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ブログ仲間の「ふるた」さんの記事に、興味深い内容が記してあった。

 「エンドと定番ゴンドラ、どっちが売れるの?」
 http://kazu428.dtiblog.com/blog-entry-44.html

 今後、この命題は、追求すべき問題だと思っている。
 それは、コスト構造を変えるべく、作業の軽減に通ずるからだ。

 私も以前は、エンドや平台、目立つ場所での展開が優先だと思っていた。
 それは、私が生鮮(鮮魚)出身で、商売の基本を生鮮優先でしか見れなかった
 生い立ちとも関係があろう。

 とにかく、生鮮の場合は、特売や企画、相場連動での日々の変化に追随した売
 場展開が、業績左右を大きくしていた部門だからだ。

  よって以前は、グロサリーのエンドは最大の見せ場であり、売場でもある。
  だから多少定番の欠品があろうとも、エンドを完璧に維持する事を考えていた。

 その概念が大きく、グロサリーの定番の基本概念が出来ていなかったのだが、
 ここ数年、この考えは完全に覆されてきた。
 
 それは、転職をしてこの企業に籍を置くようになって気づいてきたことでもある。
  
  「特売時に、エンド展開していても、定番がすぐに欠品してしまう」

 何度も同じ失敗を繰り返して、ようやく、事の本質がわかってきた。

  「お客様にとって買いやすい売場とは、売場が変わらないこと」

 だから、いざといういうときには、お客様は、定番を探しに行く。
 
  結果として、「ふるた」さんの言う、定番の方が売れているという結果になる。

 『エンドを、どう考えるか』
 『エンドを、どう展開するか』

  エンドを、「定番」と割り切るか。
  そうすれば、作業も簡単だし、定番なりの動きも出てくる。

  それでも、敢えて、エンドを「企画」と考えるか。
  作業コストをかけてでも、見せる売場、単品拡売の売場でいくか。

 “お客様にとっては、どちらが魅力あるのだろう”

  そこに行き着いた結論が必要かと思われるが、
  それを差し引いてでも、コスト構造が大幅に改善され、
  それをもって、低価格を実現させ、競争力を得る、という選択もあるだろう。

 いろいろな意味で、どちらが、お客様の支持と、低コスト構造の両立を高め、
 更に、お客様メリットを供与できるのか?。

 さて、皆さんは、どう考えておられますか?。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月21日 (月)

西那須野エリアMRⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


西那須野駅前に新規出店した「T社」。

 「T社」だが、300坪で駅前にテナント出店。
 集客に見合った売場展開なのだろうか?。

まずは「Y社」。

 前の道路が開通し、商業集積とともに集客力が格段にアップした店舗。
 更に、この日はポイント3倍セール初日に、衣料品のキャッシュバックも行われ、
 更に集客力を増していた。

 こうなると、この企業のイベント対応力が活きてきて、生鮮も連動して高い販売力
 を誇る。

 しかし、昨年はポイント2倍セールで集客力を高め、今年はポイント3倍。
 来年は、5倍、そしていずれ10倍。
 ポイントセールとは、そう言う事だ。まさに麻薬。それが販売力の低下を招く事は
 火を見るより明らかになるだろう。

 でも、この日のこのお店の販売力にレベルは高かった。

次に「T社」。

 町のショッピングモールのキーテナントとして入居。
 店舗規模が300坪程度と狭く、品揃えが限定されてしまい、食品がメインの品揃
 えであり、この企業本来の魅力が半減されている。

 やはりこの企業は、生鮮をサブとし、ドライグロサリー、雑貨、衣料品等も含めて
 のフルラインでの品揃えがあるから集客力を維持できるのだろうと思う。
 
 それが、ワンストップショッピングで不利な品揃えを強いられると、いかんせん
 集客力は極端に弱まるものだ。

 そういう意味では、この企業は、本来は自社物件で開発した店舗での営業が理
 想だろうと思うのだが。

最後は「O社」。

 商品一品一品を、よく見ると、お買い得な商品が多いのだが、いかんせん、
 割安感が伝わってこない。
 
 逆に、割高感が伝わってくるのは、私だけではあるまい。
 
  「安さ感」

 決して、安い訳ではないのだが、安さ感の伝わる商品や陳列、展開方法という
 ものはある。
 
  そして、それは、その逆もあるのだ。

 高いトレイを使って、丁寧に商品造りをすると、なぜか手間をかけた分、価格は
 高いのではないか?、という疑問。
 逆に、安いトレイで、大量生産するイメージの商品は、安さ感が出る。

 錯覚なのだが、今の時代には、後者の選択をするべきではないか?。
 イメージの問題なのだが、安さ感の伝わるお店とは、必ず上記のように、簡単な
 商品造りで量販する単品の打ち出し方、造り方がうまい。

 この企業が、そこの部分を追求していけば、かなりの販売力を取り戻すのでは、
 と思っている。

PS
 西那須野エリアMRⅡの写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nisinasunomr/





 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月20日 (日)

「ポールポジションン」を大切にする

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、青果のアルバイトに、こんなことを指導した。

 青果で扱っている、鍋用のスープ。
 全品で5アイテムほど有する。
 そして、売れ筋、死に筋も明確になってきた。

  売れ筋単品は徹底してスペース拡大し、死に筋商品は1フェースに縮小。
  鍋用スープの展開の私の流儀だ。

  そして、各部の鍋用スープも、各コーナーでダイナミックの展開する。
 
 何故か?

  素材売場で鍋用スープを購入するお客様は、ほぼ素材も購入するから。
  そして、鍋用スープは、高粗利商品でもあるからだ。

 そして、陳列の仕方にも、私なりの流儀がある。

  上部の袋部分を両手で伸ばし、お客様が取りやすいように、右手側の耳部分
  の線をしっかり伸ばして、右手(商品から見ると左肩)を前に出して整列させる。

  そうする事によって、アルミ製袋で、お客様が痛い思いをせずに、スムーズに
  鍋スープを購入出来るからだ。

 だから、一番初めに売れていく部分は、どんなにスペースを拡大しても、一番右
 手の商品がら買われていく。

  私は、この一番右手部分のポジションを「ポールポジション」と呼んでいる。
  商品にとって、最高のポジションだからだ。

 そして、常に、このポールポジションに商品を置いていくように手直しをする。

  通常だと、商品が一品でも売場にあれば、品切れではないが、
  このポジションに商品が無いということは、欠品と考える事だ。

  大変厳しい見かただが、単品を最後まで売切る、と言う事は、
  このポジションに最後の一品まで置き続けることで、売り切れるのである。

 これは、本当の話だ。

  いかにお客様は、売場での買いやすいポジションに対して、敏感に反応するか
  と言う事でもある。

 商品が、お客様に対して、「語りかけているか?」。

  語りかけている単品は、必ず手に取りやすい状態で陳列されているものだ。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月19日 (土)

来年の手帳Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日のブログの記事名は「来年の手帳Ⅱ」。

 手帳Ⅱということは、手帳Ⅰがある。
 それが、昨年の同時期のブログ「来年の手帳」である。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-7825.html

 そして今年も、来年の手帳の中身を買ってきて、外側の皮の部分に両面テープ
 で取り付けた。

  この手帳は、来年の元旦から使う事に決めている。
  
 この手帳自体が、年度切り替えが元旦からであり、他の手帳の切り替え日と
 違って、11月始まりとかではないので、当初は不便を感じたが、元旦切り替え
 に慣れてくると、逆に、新年から新しい手帳に切り替えることでの、気持ちの切り
 替えが、けじめとしてきっちり出来るので、良かったと思っている。

 そして、昨年の記事でも記したが、来年の手帳の表皮の年度は「2006」だ。
 2006年度版の手帳の表皮を繰り返し使っていることになるからだ。

  しかし、皮の素材は、やはり、良い。

 見た目は、新品とあまり変わらない。
 
  そして、手触り。
 
 皮の感触は、たまらない。
 とりたてて高価な手帳ではないのだが、皮とビニールの差は歴然だ。

 今年の手帳の中を覗いてみると、ある事に気が付いた。
 行動スケジュールや、メモ等、従来の使い方に加えて、
 「ブログ」のネタが、びっしり記載されている。

  そう、ブログを毎日更新しようとすると、ネタが必要だ。
  ブロガーの方が、一番悩むのは、「ネタ」だろう。

 そういう意味では、「毎日更新」を前提にすると、そのネタ探しに敏感になる。
 常に、普段の仕事の端々から、ネタのきっかけをひねりだすか。

  更に言うと、ネタのきっかけから、ネタに育てるか?。

 それを、自分のブログ造りの信念、更には、生き方の信念から行動を起こすか
 ということへ、自分の行動基準を、引き上げてくれる役目を果たしてくれたのが、
 今年の手帳だった。

 だから、今年の手帳には、ブログのネタ、または、ブログの表題がびっしり記載
 されている。

  要は、手帳を、単なるスケジュール確認のツールとしてではなく、自分の行動
  基準を、生き方、仕事観、人生観から捉えて律していくツールに進化してきた
  と言う事だ。

 そして、来年の手帳の中身が、どう変化し、進化しているのか?。

 全ては、この手帳を使い、人生を切り開いていく自分次第。

  この手帳が、来年の同時期に見直して、更に進化した使い方になっているか。
  自分を、測る、メジャーにしていきたいと、思っている。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年12月18日 (金)

全体朝礼から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


風邪、インフルエンザの猛威が止まらない。

 周辺の学校でも学級閉鎖、一時のピークは過ぎたようだが、
 逆に、当店の従業員のアルバイトのインフルエンザが増加。

 やはり、学校などの集団行動の多いエリアでの感染率は高いのだろうが、
 であれば、一日に2000人~3000人集客するスーパーの従業員ほど
 感染のリスクの高い職業も無いと思うのだが、その割には、この業界の
 従業員は、なかなかインフルエンザの感染率は低い。たいしたものだ。

 先日の全体朝礼で、私は、こんなことを話した。

  「残すところ、今年も、あと二週間。これからの二週間で一番大切なのは、
  皆さんの体調だ。特に疲労がたまってくると、人間の体は意外に弱いもの。
  是非、無理をせず、最後の一週間の為に体調を管理してほしい。」

 更に、付け加えた。

  「私から皆さんに、絶対に風邪・インフルエンザにかからない対策を一つだけ
  教えますので、よぉ~~く聞いてください。それは、一日一個のりんごを食べ
  続けることです。昔から西洋では『一日一個のりんごは医者を遠ざける』と言
  われています。そして、私を見てください。毎日一個のりんごを青果から購入
  して、お昼に食べ続けているではありませんか。そしてこの元気を見ればわか
  ると思います。是非、今日からは、ひとりひとりの昼食のテーブルに、当店で
  購入した『ふじりんご』が乗っていることを期待しています(笑)。いいですか、
  これは、絶対に間違いありません、それでも、もし万が一風邪にかかるような
  ことがあれば、私が別の対策をお教えします。」

 そして、こうも言った。

  「最近、インフルエンザ等が流行っていますが、これは食生活にも要因がある
  と思っています。現代は季節に成ったものを食べなくなった。秋から冬にかけ
  ての柿、りんご、みかんはビタミンCが豊富で、昔から子供に食べさせてきた。
  そして、大雪が降る中でも、子供達は元気に転げまわって遊んでいた。冬に
  冬の食材が豊富に存在し、それを豊富に食する。日本人本来の食生活の中
  にこそ、生き方がたくさん隠されている。」

 主婦を中心としてパートさん達は、時には笑い、時には頷きながら、少し長い
 私の話しを真剣に聞き込んでいた。
 
 そして、頷きながら真剣に聞いていたパートさんほど、私より年上のベテラン
 さん達だった。

 私の話には、以前薬剤師の方から聞いていた話しや、メール仲間の情報など
 も含まれていたが、軸は私の子供時代の思い出からだ。

  どの家庭の庭にも柿の木があり、隣の家の柿まで取って食っていた時代。
  隣のお爺ちゃんが、家に怒鳴りこんできて、謝りに行って、挨拶礼儀を教わっ
  ていた時代なのだ。そして、人としての『道理』を外せば、怖い大人がいた時代
  でもある。

 話しがそれてしまったが、全体朝礼で、風邪対策の話しをした。

 それは、以前のブログ「最近の昼食」でも記したが、
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-f20a.html
 あれ以来、一日一個のりんごを欠かさない。
 そして、胃腸をはじめ体調がすこぶるいいのだ。
 
  『一日一個のりんごは、医者と遠ざける』

 まさにその通りだと思っている。
 そして、同じく昼食時に、私の食事を見ているパートさんたちは、よく知っている
 ことでもあったので、話しに説得力もあったと思う。

 いずれにしても、一年で一番長い二週間が始まり、
 更にクリスマス直前からは、一年で一番長い一週間を迎え、
 更に、一年で一番長い、大晦日を迎える。

  『一日一個のりんごは、自分を勝利に導く』

 読者の皆さん、一年は早いもの。
 今年のビッグウェーブに、裸で向かっていきましょう。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年12月17日 (木)

「未来」が見えれば、部下は迷わない

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「お客様からの通信簿」を記した。

 かなり「冷めた」ブログの内容だったと思った読者の方も多かったハズ。

  何故か?。

 お盆、年末に関しては、熱くなったら終わりだから。

 常に、冷静に冷静に、冷めた目で客観的にお客様動向を事前準備し、お客様を
 お迎え出来るか、にかかっているからだ。

 年末での失敗は、常に、突入してからの迷いと行動が全てを狂わせるからだ。
 年末動向ほど、事前準備に勝るものは無いし、終わってみれば、事前準備、
 事前計画に収斂されていく。

  そして、一番の迷いは何か?。

 日別動向の狂いだ。
 クリスマス以降31日までの、日別動向が、事前準備を噛み合わなくなった場合。

  そこで、動いた方が、負ける。

 事前準備よりも、動向が遅い。
 
  しかし、決して、商品を手放してはいけない。

 事前準備よりも、動向が早い。

  しかし、決して、商品を追加してはいけない。

 31日の午後3時までは、決して、動いてはいけない。

 そして、それだけ確信を持った、事前準備、計画を立てなくてはいけない。
 それは、日別動向、時間帯別動向まで含めて、冷静に読み切る事。

  そして、もっと大切なのは、部下に日別動向を伝え、
  日別に、時間帯別に、どのようなお客様の集客に変化していくのか、
  商品動向が、そのように時間帯別に変化していくのかを伝えること。

 それが、年末の「リーダー」の大切な役割だ。
 それが、出来なければ、リーダーを降りなければならない。

  何故か?。

 部下が、一番欲している情報が、そこにあるからだ。
 
 普段は、ワーカーをしていても、デスクワークをしていて良いが、
 年末のこのタイミングで、その方向性を示さなければ、店長の存在はいらない。
 だから、自店の日別、時間帯別動向は、徹底して追求すべき項目である。

  そして、その方向性を示すことにより、部下は安心して、計画数量を造りきり、
  安心して、予定外の作業をしないで済む。

 その瞬間瞬間での挑戦やチャレンジは、お客様の評価を頂く以前に実施し、
 それをもって、お客様の評価を高める目的と自らの能力を高める目的で実施
 すべき項目だ。

  ここに来て、相場対応しようとしても、時すでに遅し。
  逆に言うと、ここに来ての相場対応も含めて、事前準備の中に納めておけ、
  と言う事だ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月16日 (水)

お客様からの「通信簿」Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ、12月も後半戦だ。

 1年で一番長い2週間を迎える。

 そして、毎年言っている言葉、

  「お客様から、1年間の商売に対する“通信簿”を頂く時期」

 それは、昨年も同時期に記している。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-d3b5.html

 もう、お客様は、迷ってはいない。

  賞与も支給され、クリスマス、年末の暮らしが決まり、
  食事を調達するお店はほぼ決定している。

  それは、1年間の、更には、お盆後の半年間の我々の商売に対する
  お客様の評価が、クリスマス・年末のここ一番での、地域での一番の信頼
  を得たかどうかの判定を下される、と言う事だ。

 だから、ここ数ヶ月の数値以上も、以下でもない。
 その数値通りの結果が待っている、と言う事だ。

  過去数ヶ月の数値通りのお客様が来店され、
  そのお客様の期待された売場通りであれば、過去の売上数値が達成される
  だけの事だ。

  あまりにも冷酷な判定だが、これは決して覆されない。
  年末の買物ほど、お客様は買い回りをしないからだ。
  決めたところで、決めた買物をする。

  だから、年末商材ほど、毎年数値はブレない。

  後は、期待された「売場」を造る、と言う事だけなのだ。

 そして、昨年との違いは、

  生鮮の相場が大きく下落してきた、と言う事。
  しかし、それも、先手を打った企業、店舗は、布石を打ってきた。

 全ては、この時の為に。
 
  布石を打ち続け、階段を登りつめ、本番を迎える。
 
  布石を打った店舗は、更に高みの階段に到達し、
  布石を打たない店舗は、更に相場下落の階段を下りる事になる。

 ここから先は、熱い戦いは残されていない。
 それは、すでに、過去の事。

 ここから先は、冷酷な判断をされたお客様を、システマティックに誘導する
 店内レイアウトに沿って、システマティックに買物されるお客様の通る道だけ
 残されているのだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月15日 (火)

成功の独り占め

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで「失敗の独り占め」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-74d4.html

 そして、今回私は、ある店長から、「成功の独り占めは、やめてくれ。」
 と言われた。もちろん、冗談半分だが。

 毎年の事だが、いちごのシーズン。
 そして、毎年の事だが、「コンデンスミルク」を大陳する。

  毎年、必ず欠品する単品だ。
  特に、いちごの量販価格の398円前後になると、あっという間に品切れ。
  だから私は、いちごがプロパー売場に数パック陳列された段階から、いつも
  コンデンスミルクを300本ほど仕入れさせ、いちご売場周辺に、これ見よがし
  に陳列する。

 いちごは、どうしても酸っぱくて食べれないというお子さんも多い。
 だから、コンデンスミルクで、甘くして食べていただく。

  青果売場でコンデンスミルクを購入するお客様の大半は、いちごを購入する。

 そうして、今年も、大陳していたコンデンスミルクが欠品しそうになった為、
 チーフ追加発注させた後だった。

  同僚店長(領域を広げる」で情報交換している店舗の店長)から、言われた。

   「てっちゃん、どうしてコンデンスミルクを、他店にも送ってくれないの?。」

  彼も、いちごの量販期にコンデンスミルクが不足し、バイヤーに連絡したら、
  私のお店に出荷した為、もう無いと言われた、らしい。

   「だめですよ、成功の独り占めばっかりやっていては。」
   「自分で気づいて対応するときは、他店へも配慮して、同じ事が起きている
   ハズだと気づいて、同じように送り込みをしてくださいよ。」

   “なるほど、そう言われれば、その通りだ”

  そう言う事が、店舗と本部で情報共有され、臨機応変に動きの拡大が図れれ
  強い組織になっていくだろうなぁ~、と思った。

 それ以降だ、本部バイヤーや販促に媒体依頼するときは、同様の事を、他店
 へもやってもらうようにしている。

  そして、それは、その事を伝えてきた店長も、自分で行動した事に対する
  他店への広がりを実施してくれている。

 そんな臨機応変な対応が、スピードを求められる個店の競争力を高め、
 店舗間の情報共有を高め、お互いに支え合いながら、企業としての競争力を
 高めていくのだろう。

  “私のお店の問題は、他店の問題でもある”
  “気が付いたら、気が付いたお店の店長が、他店へ波及させる”

 そんな仕組み作りが地道に定着してくれば、企業として強くなるだろう。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年12月14日 (月)

“善意”の送り込み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで「ネットワーク」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-0b06.html

 そして、「トマト鍋」の提案をして、トマト鍋スープを追加注文した。
 それが好評を博し、いつの間にやら欠品してしまっていた。

 グロサリーチーフに追加注文させ、30ケース程バイヤーへファックスしたと言って
 安心しきっていてが、ついぞや納品されなかった。

  私は、怒ってチーフへ確認した。

 「追加したはずですよ。」
  「なんで来てないんだぁ~。」

 私は、直接バイヤーへ電話した。そして事の真相が理解できた。
 バイヤーが出張で、ファックスを見たのは昨日。よって、昨日の今日ではとうてい
 納品されるわけがない。入荷は早くても次週月曜日ということだった。

  “がっびぃ~~ん”

 なんてことだ。せっかくお客様からの支持が高まってきたのに!。
 バイヤーには、粘って、何とかならないか?とねだったが、ダメだった。

  “しゃぁ~ねぇ~か”

 諦めていた、月曜日。
 グロサリーチーフが、私ににやにやして、言ってきた。
 
  「店長、とまと鍋スープ、何ケース注文したんですか?。」
   「いや、数量は何も言っていない。お前がバイヤーに言った数量だろう。」

  「台車で3台も来ていますよ!。」
   「なぁ~にぃ~!。」

 本当だ。台車で3台、びっしり積んである。
 全部で、120ケース(6入)ほどあるだろうか。
 なんと、720袋。売価にしてなんと21万ほどある。

  怒りが、沸々と込み上げてきた。
  
   “正気の沙汰か?”

  そして、その後、

   “よぉ~っし、売ってやろうじゃねぇ~かっ!”

 このような逆境に遭遇すると、私は、何故か力が湧いてくるのだ。
 
  このような境遇を常に経験してきたからだろうか?。

 これに限らず、今の難局や逆境は、確かに大きな津波のようなものだ。
 
  “黙っていたら、いとも簡単に呑み込まれてしまう”

 私は、逆境には、サーフィンをしなければならないと思っている。
 
  ビッグウェーブに、プロのサーファーは、波に立ち向かっていく。
  大津波に、向かっていって、初めて、波に乗れるのだ。

  そして、大津波に呑み込まれる前に、津波に乗るのだ。
  そう、「伸るか反るか」だ。

 伸れれば、逆境、ピンチが、チャンスに変わる。
 反っても、待っていて波に呑まれるよりは、可能性がある。

  “ピンチをチャンスに変えよう”

 その為には、720袋を売場に出し切る事だ。  

 11月末日の話しだ。

   “それにしても、どこで売ろうか?”
   “一番目立つ場所、ここしかあるまい”

  棚卸終了後フラフラしていた青果チーフを捕まえて言った。

   「トマトの平台の前に、トマト鍋をおかしてくれ。」
    「良いですよ。」
   
  軽い返事だった。その後の売場を見て、彼は苦笑いをする羽目になるのだが。
  その後、今年の新入社員を捕まえて、トマト鍋スープの陳列を手伝わせた。

  その新入社員は、以前のブログ「教育の絶好の機会」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-0b06.htmlの新入社員である。

  その後、メキメキ力をつけた彼(彼ら)は、私の意図する陳列に、「あ、うん」の
  呼吸で追随出来るまでに成長してきていた。

  私のイメージを彼に伝え、その売場を彼に任せて、私は別の売場を探した。

   “よし、次は、ここだっ!”

  そこは、ワイン売場。
  それも、私のこだわりの「信州産ワイン」の大陳している売場。
  
   “ワインにトマト鍋?”

  私は、近くにいた惣菜担当者を捕まえて、陳列させた。
  そして、彼に、聞いた。

   「ワインとトマト鍋、なんの脈略もねぇ~なぁ~。」
   
  彼は、言った。

   「いや、店長。どちらも“新物”だから、良いんじゃないですか。」

   「なるほど。うまい事言うねぇ~。」

   “この際、なんでもいいや、とにかく、720袋を出し切ろう”

 そんな事が、約2週間前にあった。
 そして、今現在、400袋を販売した。
 ようやく、峠が見えてきた。

   “クリスマス前には、売切るぞ”

  逆境に乗り、ますます元気になっていくようだ。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月13日 (日)

「買うものが無い」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、女房と車に乗って買物していた時の会話。

 いつのもお店へ行く途中で、小規模ではあるが、しっかり品揃えをしている
 店舗の前を通った時、私は、女房に聞いた。

  「このお店も、品揃えや鮮度は良いだろう?。」

 このように、マネジメントがそこそこしっかり、毎日出来ているお店の評価を
 聞いてみたかった。

 女房は言った。
  「でも、ここでは買物はしないわ。」

 「なぜ?。」
  「お買い得な、サプライズが無いのよ。いつ行っても特売商品が並んでいて、
  目的の買物をしたらそれで終わってしまう。行ったら、更にお買い得品がタイ
  ムサービスとかでサプライズ的にお買い得になって、必要以上に買物をさせ
  てくれるサービスが無いのよね。」

 「なるほど。」
  「主婦は無駄だとわかっていても、その日そのお店の売り込みで瞬間的に
  衝動的に買ってしまう。そしてそれが買物の楽しみでもあるのよ。得した気に
  させてくれるかどうかよね。」

 “これが、繁盛店の秘密であり、答えでもあるんだろうなぁ”   

  「毎日、磨かれた売場に、あるべきものがいつでもある売場」

 この前提を当然守りながら、

  「日々、サプライズな演出とお得感を体感させてくれる空間」

 利益を創出出来る仕組みを整えながら、更に上記命題を追求していく組織
 と店舗。

 ここには、大手も中小も無い。
 中央も、地域も無い。
 まして、組織規模も学歴も当然無い。

  あるのは、基本を愚直にやり続ける忍耐力と
  サプライズをお客様と共有していく想像力。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月12日 (土)

息子との会話

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、久しぶりに、息子と会話をもった。
 
 久しぶりと言っても、通常の会話ぐらいは、いつでもしている。
 
  “じっくり、話しあったなぁ~”

 という、会話をした。

 以前にもブログで記したが、http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-da0c.html、息子は音楽を習っている。

 小学校の頃から、先生にも付けて習わせていた。
 幼いころは、何が何だか分からず、女房の言うままに習っていたのだと思うが、
 小学校高学年になる頃から、練習に甘えが出てきて、身が入らないようになり、
 中学校では、惰性で続けてきたという印象をもっていた。

  “このままでは、無駄に終わるかな”

 そんな印象を、かすかに抱いていた。

  だから、息子が練習をさぼるような場面では、何回も言ったことがある。

 「練習もしっかり出来ないんでは、音楽なんかやめたほうがましだ。
 時間がもったいないから、やめちまえ。自由に遊べるぞ!。」

  そんな会話を何度となく、繰り返してきた。

 その度に、息子は言った。

 「いや、僕は絶対にやめない。音楽が好きだから絶対やめない!。」

  そう言って、続けてきた。

 そして、高校に入り、同学年の子らとの共学に進み、自分のレベルが比較出来
 るようになり、更に最近では、オーケストラに交じって演奏する機会もあり、演奏
 するという「個人」の作業から、協奏するという「団体」の作業を経験する事により
 、演奏と練習に対する責任感が出てきたなぁ~、と思っていた。

 そんな折に、息子が、こたつに入ってきた。

  「最近練習に励んでいるな。」
   「うん、オケとかあるから、ついていこうとすると練習しなきゃ。」

  「オケだと、周りとのチームワークだから、合わせるのに大変だろう。」
   「そう、自分だけで演奏するわけじゃないからね。周りおプロは違うね。」

  「自分との差が歴然としているのか?。」
   「そう、曲を完全にマスターしているから、余裕で弾いているよ。」

 なるほど技術もさることながら、曲を理解するレベルもステージが違うと言う事か。

  「そんな風に、音楽のレベルを上げていきたいか?。」
   「なりたいけど、あんなふうになるには、相当レベルを上げないとね。」

  「でも、みんな初めから上手い人なんかいないぞ。
   毎日コツコツと練習を継続してきたから、いつの間にかあのレベルまで 
   到達しているんだ。お前もあのレベルまで登れるよ。」

   「そうかなぁ~。でも、僕は練習嫌いだしなぁ~。」

  「練習の好きな人間はいないさ。でもみんな、うまくなって演奏会とかで
   うまく弾けるようになりたいから、つらい練習に耐えるんだろう。」
   「そうだけどね。それはわかるんだけどね。」

  「でも、それは、音楽だけの世界じゃないんだよ。どんな世界でも同じだ。
   お父さんの会社の新入社員も、入社して1年で辞める子も多い。」
   「へぇ~、そうなんだ。もったいないね。」

  「そうだ、もったいない。一番つらい時に、簡単に辞めてしまう。でも3年がん
   れば仕事も覚えて出来るようになり、仕事の面白さがわかってくるのになぁ。」
   「そうだよね、僕も、だんだん音楽が面白くなってきたよ。でも練習は大嫌い
    だけどね。」

  「でもつらい思いをするから、それを通り越した時に、みんなから拍手を浴びて
   良い思いが待っているんだろう。」
   「そうだよね。だからがんばれるんだよね。」

  「だから、それは音楽の世界だけじゃなくて、お前が世の中に出た時に、
   全てがそういう事なんだ。その為に今、音楽を通して勉強しているんだ。」
  
  息子は、私の眼をしっかりと見据えて、
   「うん、わかったよ。」

  自信を得た表情だった。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月11日 (金)

布石を打つ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


月に一度の量販日。

 12月の量販日は、毎年の事だが、年末へ向けての「布石」を打つ事にしている。

 青果のマル賢みかん、鮮魚の数の子、精肉のスペアリブ、
 グロサリーの鏡もち、雑貨の〆縄飾り等。

 そして、昨年からの進化が顕著な部門と商品ほど期待通りの動向を示した。

  青果では、マル賢みかんの最高峰、「賢宝みかん」の量販。

 通常だと、5000円~6000円の上代。
 しかし、味は絶品。
 糖度も、計ったら15度もあった。

 そして、今年の価格は3980円で販売できる。
 なんと、昨年より2000円も相場安ではないか!。

  前回の「トマト」の事例を後悔していた私は、
  直接、取引先の部長に電話した。

 「今日頂いた「賢宝」は絶品ですね。糖度も高い。そして相場も安い。
 今週の量販日に仕掛けるので、数量を確保しておいてほしい。」

 「わかりました。店長、賢宝は別格ですよ。是非量販してください。」

  私と懇意にしている取引先の部長は、弾んだ声で答えた。

 取引先でも、このクラスのみかんの数をまとめることは一種のプライドなのだろう。

 私は、年末商戦の「布石」となる、今回の量販日の更に布石となる数日前に
 このみかんを10箱取るよう指示した。
 
  そして、「今年は昨年より2000円安い」「糖度15度」「今がチャンス」
  手書き媒体をずらっと並べたてた。

  更に、チーフに言った。
   
   「今日は、1ケース試食でお客様に食べてもらえ。集客力の高い今日、
   お客様が味を確かめれば、必ず量販日に爆発する。」

  3980円のみかんを、1ケースまるまる試食に出す。
  なんと大盤振る舞いな事だ。

   全ては、量販日に爆発させる為の「布石」。
   そして、その裏には、年末に爆発させる為の、「布石」でもある。

  私は、量販日には、100ケース仕入れても良いと思った。
  しかし、取引先との原価交渉で、50ケース限定だと言う。

 鮮魚では、今年は数の子(塩数の子)をプロパー2段目の棚板を6尺分外して、
 大陳した。

 昨年は実施していない、今年からの展開方法。
 流石に、プロパーの中に、棚板を抜いて単品山積みにするとダイナミックだ。

  “しかし、塩数の子まで、量販日とはいえ購入されるのか?”

 そんな不安も、私には残った。

  “この量販日を通して、年末への布石を打つ”

 今回の量販日のコンセプトは、全てがここに集約される。
 自信をもって臨むしかない、と思った。

 そういう意味では、各部門とも、「布石」はしっかり打ってくれた。

  「布石」を打つ。
  それでも足りなければ、「布石」の「布石」を打つ。

 “ここまでやるか!”

  何度でも、ダメを押すという、しつこさが大切なのだろう。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月10日 (木)

自分を越える「部下」を育てる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本日は、昨日の続編。

 昨日、予告先発を発した為、「絆」の続編を書く破目になった。
 このブログを書きながら、多少後悔もしている。

 昨日の続きから、どう話題を展開していくか?。

  組織においての「絆」とは?。
  それは、もちろん「上司と「部下」との関係だろう。

 「絆」とは、もともと眼に見える存在だったということが、昨日わかった。
 それは、動物をつなぎ止める役割の「紐」の存在だったからだ。

 それが、いつしか人と人との関係を表す言葉として使われるようになる。
 その背景には、戦国時代の殿様と家来の関係が大きかったのではないか。

  当時は、下剋上の時代でもあり、上下関係も命がけの時代だった。
  だから、殿様と家来をつなぎ止める、目に見えない「絆」の存在が大切だった。

 その為に、目に見えない「絆」を、いかに強固に結ぶかが、最大の組織対策
 だったのだろうと思う。

  当然だろう、この関係しだいでは、自らの命さえ危なくなるのだから。

 そうして、現代は、どうだろうか?。
 
  当然、命がけのリスクは無い。
  だから、その分、「絆」に対しての認識にも、変化が出てきた。
  
  眼に見えない「絆」、という存在へのこだわりから、
  皆が共有できる「文書」、としての形式へのこだわりへ。

 そして、それは競争のない時代での、組織拡大へ大いに貢献した。
 店舗を拡大する事が、売上拡大、組織拡大の最優先事項であり、
 その事により、確実に組織拡大を実現出来た時代には、
 マニュアルによる業務習得が、一番コスト効果の高い手法だった。

  しかし、それは同時に、組織人から「思考能力」と「自己解決力」を奪った。

 それが、現代の競争の時代と、組織強化の時代、現場力の時代には、
 現場での競争力を失った。

  目に見えるものだけをとらえるマネジメントから、
  目に見えないものをとらえるマネジメントへの変換。

 物にも、人にも、組織にも、表もあれば、裏もある。
 表面もあれば、内面もある。表の顔もあれば、裏の顔もある。

 それは、見えるものしか見たがらない現代の問題を内胞している。
 それが、一番楽だからだ。
 それは、楽をして組織拡大を図ってきた「ツケ」が回ったと言う事だろう。

  裏を見たければ、裏に周り、
  内面を見たければ、傷を負っても、懐に飛び込む。

 そうすれば、「人」も「組織」も見えてくる。
 
  表面を見ただけでも、
  表情を見ただけでも、
  見えてくる。

 人が動く、ということ、
 組織が動く、ということ、
 それが見えてくる。

  その軸になるのが、「絆」なのだろう。

 何をもって、相手と、部下と、「絆」を結んでいるのか?。

  「自分を越える部下を育てる」 

 という、お互いの意思疎通があるかどうか。

 下剋上の時代ではない。
 部下はいずれ、自分を越える存在となってもらわねば、企業は永続しない。
 
 更に、有能な上司から、「更に自分を越えろ」と叱咤されれば、
 有能な部下は、何を言われても、ついていくだろう。

  それが、「強い絆」 なのではないか。

 私は、最近、明快にそう考えるようになった。




| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月 9日 (水)

「絆」とは?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


フジテレビで、以前よく話題にしていた「絆」。

 語源を調べてみた。

  元来は、動物をつなぎ止めておく、「紐」のことだそうだ。
  「頸綱」(くびつな)、「騎綱」(きづな)、「繋綱」(つなぎつな)などが由来。

  そこから、現在は、断つ事の出来な人と人の結びつきを指すようになった。
  特に、親子、親戚、親友など、血縁関係を主に、本当に近い存在の関係を
  ベースに、断ちきれない深い関係を指す意味として、最近見直されている。

  由来が由来である為、主人と家畜との関係から発祥し、親子の血縁関係に
  至っている為、どちらかと言うと、対等の関係よりは、主従関係や、上下関係
  の深い繋がりや、信頼関係を表していることが多いと思われる。

 それで、?。

  絆を検索して、初めて知った快感により、思わず講釈が長引いてしまって失礼
  しました。

  この「絆」を、私のブログの記事に引用すると、
  
   「上司」と「部下」の絆とは?。

  と、言う事になる。

  主従の関係の「絆」。
  これは、武家社会の主従関係から「絆」が進化してきたのだろうと思う。

  殿様は、自分の配下の家来の面倒を見る。守る。飯を食わせる。
  家来は、いざという時の、殿様への忠誠から、戦に駆けつける。

  その、ギブ&テイクの関係こそが、「絆」の基本中の基本かと、仮説が立て
  られる。

 その仮説から、

  上司は部下の面倒を見、飯を食わせ、守ってやる存在。
  部下は上司へ忠誠を誓い、普段から身を粉にして貢献する存在。

 しかし、戦国時代は、まさに下剋上の時代でもあった。
 
  力のある家来は、自分の殿様ですら、裏切り倒した時代でもある。
  そんな時代だから、「絆」という言葉がより重みを増していったのだろう。

 そう考えると、現代とは、能力主義へ傾き、「絆」の意味を再度認識していくべき
 時代へ向かっているのか?。

 しかし、戦国時代と現代とでの、一番の相違点は何か?。

  当時は、まさに命がけの世界だった。
  だから、「絆」にも、相応の命がけの意味合いがあったのだろう。

  現代は、命までは賭けない「ルールある」ゲームの世界。
  だから、「絆」にも、また別の意味合いを込めなければならない。

 それは、組織を活かしていくという目的の「ゲーム」だからだ。
 組織強化、そして、同時に個人の成功という二つの命題。
 組織人として、この二つの命題を両立させて進化出来る事が、大切なのだ。

 それでは、個人の成功とは、何か?、を問わなければならない。
 
  それは、組織の中での、個人の存在価値を評価される、ということだろう。
  それは、家庭においても、地域においても、同様なのだろうと思う。

 結果として、組織強化にどれだけ貢献できたか?、が問われるのだ。
 だから、個人として、組織の次世代へ伝えるべき事を伝え、組織強化を
 図り続けられる存在が、上司への「絆」、部下への「絆」を深められると言う事だ。

  どうです?、理解できましたか?。
  ここまで来てしまうと、私にも、まとめられません。
  誰か、助け舟を出してください。よろしく。

 続きは、また明日。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 8日 (火)

“同じチャンス”は二度と来ない

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで「ネットワーク」記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-0b06.html

 そして、発注数量の弱さから、後悔した事も記した。
 また、いろいろな事が身の回りに巡ってきた。
 
  そして、昨日ブログ仲間の「けんた」さんのスーパーマーケット日記
  http://kenta824.exblog.jp/10532414/
  を読んでいたら、同様に「相場」に関しての記事が載っていた。

 “同じチャンスは、二度と巡ってこない” 

  だから、眼の前のチャンスを、後悔する事無く、活かす事だ。

  別の言い方をすれば、「前向きの失敗を積み重ねよ」 と言う事だ。

 前向きとは、やらない失敗より、派手にやった失敗。
 そして、派手にやった失敗ほど、後々活きてくるものだ。

 先日の「トマト」の相場も、同様に状況は、二度と来ていない。

  あの、こじんまりした相場情報から、意志を入れて、500ケースという
  答えを引き出せるか?。

 この判断力と行動力が、決定的な「差」であり、永遠の「差」でもある。
 それは、いつもの状況の判断力、行動力との差ではない。
 その瞬間瞬間の、有事の判断力、行動力でもある。

  そのわずかな「匂い」から、前向きの失敗が出来る行動力を引き出す。

 そのためには、常に、日々の感度を高めて、
 どの瞬間とも、真剣勝負で事に当たらないとならないと言う事だ。

  そういう意味で、前回のトマトの件は、いまだに悔いが残っている。

 しかし、最近嬉しい事も、

  ブログ「領域を広げる」
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-bbcd.html
  でも記した同僚店長が、今回の12月初めの特売と売場作りに関して、
  私に送ってきた販売情報に、

   出始めの「フロリダ産グレープフルーツ」を如何に、当初から仕掛けるか!。
   各店とも、30ケースは発注し、量販体制を整えること。

  そんな内容の情報を送付してきた。
  私は、思わず、唸った!。

   “こういう情報だ!”

   このような、「前向きに失敗できる情報」がほしいのだ。
  
  そして、そんな発想が、店長発信の情報から、醸成されていく。
  それがやがて、企業風土として、根付いていく。

 全ては、このような難局を迎えて、現場からの、“なんとかしてやろう” の発想。
 難局を迎え、なんとしても「ピンチ」を「チャンス」に変換してく良い機会。

  だから、今の状況というのは、絶好のチャンスなのだ。
  いや、チャンスに変えていこうとする「意志」の強さを磨くチャンスだと言う事だ。


PS
 足利エリアMR④のMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/asikagamryonn/





| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 7日 (月)

足利エリアMR④

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


一昨年に、足利に出店した「Y社」。

 多くの話題を振りまいて出店したものの、その後はどうか?。
 ピーク時の午後5時のMRであったが、両者の状況には雲泥の差があった。

まずは、「T社」。

 ここまで、この時間帯に再開店として充実させた売場を見たのは久しぶりだ。
 本当に、開店品揃え状態で、りんごの手直しや品揃えもほぼ完ぺきな状態。

 野菜の鮮度、鮮魚のお刺身の鮮度、特にまぐろお造りの鮮度は抜群。
 更に、海鮮盛りも出来たてで量販体制。精肉も主力品が明確で手直しも完璧。
 ベーカリー、惣菜の製造部門もピーク前の積み込み体制が整っていた。

 派手さは無いが、いつ来てもこんな状態であれば、毎日利用したくなるような
 マネジメントを実践している。

  店舗管理者の姿勢が見える売場の状態だった。

逆に、「Y社」の場合は、前者の「T社」に比較されてしまう。

 午後5時30分のピークタイムとは思わない静寂感だ。
 淡々とピークタイムを過ごしてしまうもったいなさ。
 この時間帯に、しっかり生鮮各部の商材を売り込まなくて、いつ売りこむのか?。
 
  この時間帯を逃したら、利益商材としての鮮魚、精肉、惣菜の商材を量販が
  出来ず、お店の粗利を稼げない事態となってしまうだろう。

  このタイミングを逃して、食品スーパーの生鮮部門は、いつ商売をするのか?。
  
 前者と後者の商売に対する「姿勢」を通して、考えさせられるシーンだった。

PS
 足利エリアMR④のMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/asikagamryonn/




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 6日 (日)

ある、担当者の成長

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ある部門チーフが、結婚式で休日。

 その日は、週に一度の部門量販日であり、当初から担当者だけの売場作り
 の為、私も覚悟して出勤した。

 その日、担当者たちは、チーフ指示も無い中、朝の6時30分には出社して、
 量販日の準備をしていた。

 私も出社し、部門の品出しを手伝いながら想った。
 
  “今日は、この連中の最高の教育の場になるな”

 そんな気持ちで、手伝ってやった。
 私も必死で、素早く、いつになく素早く品出ししていく。

  部門にもそんな姿が伝わったのだろう。

 彼らも、リーダーがいない中、サブリーダー中心に黙々と商品を製造していく。
 サブリーダーには、私が品出しを実施するから、内部の商品化に専念せよ。
 と伝えてあった。

 そして、それきり、サブチーフは売場に出てこない。

 朝の自らの指示書までは、いつも以上のペースで売場が造られていく。
 しかし、細部の単品がなかなか出てこない。

  「細部」

 これが、部門のチーフとサブチーフを分けるキーワードだ。

  部門の責任者、それも優秀な責任者ほど、「細部」にこだわる。

 経験の少ない担当者ほど、主力以外に目が届かない。
 だから、店長ほど、虫めがねで眺められる「眼」が必要なのだ。

  今日のサブチーフも、同様だ。
  細部が見えていない。いや、見ようとしない。

 見ようとするか、しないか。それだけの事。
 その事を、誰かが気づかせてやるかだ。
 今日の部下育成は、その事に尽きると感じた。

  私は、バックヤードに入って、サブチーフに伝えた。
  「あそこの下段と、あそこの右側、そしてあそこの上がまだだ。」

  そして、本人が、再度指示書を書きに売場に出てきたところで、伝えた。
  「いいか、今日はお前は部門責任者だ。部門責任者ほど、細かい部分に
  眼を届かせるものだ。もっともっと細かい部分を見て、指示書を書け。」

 そこから、一気に細部の商品化が進んだ。

 終わってみれば、通常以上に売場が完成し、通常以上に追われること無く、
 作業終了、そして追われること無く、売切りを迎える。

 最終で簡単なミーティングをもった。
 担当者だけでのこんな場も初めてだ。

  「今日の反省は?。」

 「店長が言われた、細かい部分が、まだまだ見えていませんでした。
 それが、今日の反省です。」
 
  ピンチは、必ず、チャンスに変換できるものだ。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 5日 (土)

スペースアロケーションの話し

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、惣菜チーフと話しをしている時の事だ。

 「最近、冷惣菜の商品が、夕方になると売るくなってきているね。
 あれは、敢えて、発注を抑えて、ロスを改善しようとしているの?。」

  「いやぁ~、やはぁ~、そのぉ~。はい、少しは、そうです。」

  当然、歯切れは悪い。

 「あれじゃぁ~、スペース縮小してコンパクトにしてもいいねぇ~。」

  「であれば、しっかり商品で埋めますが。心配しないでください。」

  いよいよ、訳がわからん事を言い出した。

 そのように、部門担当者が、与えられた売場を奪われようとすると、
 自らの責任と能力の無さという認識から、渡すまいとするものだ。

  既成のレイアウトと、部門売上との関係。

 それは、どこかのベースになる基本フォーマットがあり、売上に関わらず、
 全店統一のフォーマットにそって売場が与えられ、運営される。

  しかし、だ。

 本来の売上にそったスペースレイアウトでは無い為、どうしても
 不都合が発生してくる。

  それが、売場スペースを持て余したり、間延びさせたり、更には、
  売場をガラガラに空けて、ロス対策に走ったり。

  要は、そのスペースを有効に販売に活用出来なくなってしまう事だ。
  それも含めて、その部門の所有であり、その部門の自由な使い方と
  割り切れば、それまでだ。

 しかし、それでは、あまりにももったいないし、まして、冷蔵であるならば、
 電力の無駄遣いでもある(最近の村井氏の影響も大である)。

 部門の縦割り組織では、自らの商品で何とかしようという発想だが、
 店長視点でみれば、有効活用出来る商品は、はっきり言って、山ほどある。

  こんな時、私は部門担当者に、こんな風に言う事にしている。

 「○○さん、一応この売場を君の部門のスペースとして提供してきた。それは、
 当初計画では、君の部門はこんな売上予測だった。しかし、蓋をあけてみれば、
 大きな計画とのギャップが発生している。それは、君の力不足では無く、当初の
 見込み違いが大きい。この売場を自分の部門として一生懸命、命をつぎ込んで
 商売をして頂いたことには、大いに感謝している。しかし、これは誰かが判断し
 なければならない。君には本当に申し訳ないが、この売場はこの売上では荷が
 重すぎるので、私が一旦預かる事にする。今までこの売場でよくやってくれたこ
 とには、本当に感謝する。ありがとう。」

  そこまで言われれば、言われた部門チーフの顔は立つ。
  喜んでとは言わないが、納得してスペースを明け渡すだろう。

 しかし、いつの日か、もう一度この部門で効率の高い商売が復活すれば、
 再度、彼に返還してあげる、という前提も入れておかねばならない。

  それが、部門チーフとの信頼関係を、更に強化する一因でもあるからだ。



| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月 4日 (金)

再度“基本の徹底”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログ「整理整頓、私の流儀」を記した。

 重要だが、緊急ではない課題にしっかり対応する。
 記事を書いていて、私の第一優先の「課題」と、改めて再認識した。

  “もう一度、基本を見直そう”

 特に、特売商品が品切れしないで、閉店まで品揃えされているか?。
 次に、ピーク時に、鮮度品がボリュームをもって、量販されているか?。
 更に、ひとりひとりの従業員とお客様が、目と目で会話をしているか?。
 最後に、売場が磨かれているか?。

  要は、「品切れ」「鮮度」「挨拶」「清掃」の基本だ。

 大切なのは、これらを、どう仕組み化して、従業員の方とともに、定着させるか?。

  ここに、リーダーとしての「知恵」が要求される。

 そういえば、ここ最近は、人の効率化を追うあまり、基本の大切さを失っていた。

  特売はお客様に来ていただく手段であり、それのみが売場ではないが、
  その特売商品すら、途中で品切れしていたのでは、特売での集客力は落ちる。

  ピーク時に最大の集客力を高め、生鮮のワンデイ管理のつくりたて商品が
  高い集客力を武器に量販され、それが利益頭としてお店が潤う仕組みが
  崩れてきているのであれば、再度、ピーク時の集客力を回復させていく。

  お客様は、商品のみで来店されているわけではない。
  それは、今までのアンケートでもはっきりと記述されている。
  お店の従業員の元気や挨拶、対応に心の満足を求められての来店。
  目と目で通わせる挨拶や会話から商売は成り立つ。

  現場に働く主婦は、常に現場と家庭を比較している。
  磨かれた現場、磨かれた売場だからこそ胸を張って仕事が出来る。
  パートさんは職場を磨きたがっているものだ。
  その事を、どう仕組み化して、定着させていくか?。

 いままで忘れ去られていた「仕組み」。

  それに付け加えて、新たな知恵を働かせて、現場に気づく人つくりの仕組み。
  12月商戦を前に、次年度への課題も含めて、じっくり重要だが緊急では無い
  課題に向かっていかなければと決意した。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年12月 3日 (木)

“決め方”の本質

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久しぶりに、熱い店長会だった。

 バイヤーの年末商品動向や、販売促進に関する説明等はスムーズに進行。

 問題は、次年度の生産性に関しての議題。
 非常に重い議題だった為、司会の部長も重そうな表情だった。

  この議題に関しては、ここ数カ月の店長会の議題でもあった。
  
 進め方としては、売上成長が厳しくなってきた昨今、地域貢献を継続する為には
 企業存続が必須だが、その為に、いかに企業、店舗のコスト構造を更に改善し
 店舗の裏側の競争力を蓄える目的での、生産性の改善。

  生産性改善と言うよりも、生産性の回復である。
  かっては、実現出来ていた生産性水準に、いかに回復させるか?。

 ここ数カ月の議題であるから、初回の提案時からは、各店長とも自ら作成した
 資料や、各チーフと検討したデータを元に、自ら立てた目標に対して、実現可能
 なのかどうかを、売上同規模店の数値と比較しながら検討していくというテーマ
 だった。

  部長の意図としては、各店長のいろいろなコメントを引き出し、情報として露出
  させたかったのだろうと思う。

  しかし、意図とは裏腹に、なかなかざっくばらんなコメントや意見が出てこない。

 そうだろう。下手にコメントすれば、自らの墓穴を掘る結末ともなりかねない。

  そのうちに、店長間からこんな意見が出てきた。

  「どんな生産性でも、やれと言われればやりますが、売場がどうなるかは
  自信が持てません!。」
  
  「部長が決めてくだされば、一発で解決するのではないですか?。」

 その瞬間、思わず私は口を開いた。

  「部長が決めるのは我々も簡単だし、部長も簡単だ。しかしそれでいいのか?。
  この件に関しては、まだ何も答えは出ていない。ガイドラインが出ている程度。
  しかし、ここ数カ月のこの議題に対して、各店店長が何らかの行動に出ている
  ではないか。むしろほとんとの店長が生産性を意識した眼で仕事に取り組み
  始めた。そして部門チーフとコミュニケを取りながら、自分のお店を自分なりに
  結論づけようとしている。生産性の答えがおぼろげながら見えてきたと思う。

  我々店長に求められているのは、お店の経営者として、売場で競合に勝ちなが
  ら、利益の取れる体質を作り上げる事だ。売場をボロボロにすることを前提に
  生産性を回復する事では無い。競争に勝ちながら生産性を回復させることを
  前提に具体策と具体案を交わさなければ意味がないでしょう。そのぎりぎりの
  情報を店長から引き出すのがこの場であり、部長の欲していることだ。」

 そんな事を言ったと思う。そして、最後にこんなことも、
  
  「いろいろ考えると、現状の人員から理想を導き出そうとするが、最後は
  人の力に頼る事も必要。いなければいないなりに、ひとりひとりの作業
  スピードは速まるもの。現状生産性の良い店舗の実態は、その生産性と
  作業スピードが当たり前になっていることでもあり、その意識化が数値化
  されているという事。 “えいっ、やっ、” と強行することもありではないか。」

 そんなこんなで、結論は自ら出すという最終決着に収まった。

  現場が動く、と言う事は、リーダー自らの考えと言葉で現場を動かす事。
  他人が下した結論からは、現場では、誰も本気で動こうとはしないもの。

 この組織を、大企業病に陥らせてはならない。
 あくまでも、現場が自ら決めて行動するという、原理原則を崩さない。

  そして、上から何を言われても、頑なに現場主導を貫く部長。
  それに応える為にも、現場の店長のぎりぎりの答えを導かなければと想う。

 その夜の懇親会。

  ある店長が言った。

   「あの場面で、トップが出てきて、一言結論を言えば、解決ですよね。」

  私は言った。

   「バカッ、この難局を迎えて、トップが出てこないと何も結論が出せない組織
    か、と我々はトップに問われているんだぞ!。そんな危機感しか無いのか?
    と。今は、自ら苦しんで“結論”を出せるリーダーが求められているんだ。」

  この言葉で、皆の心が吹っ切れた、と感じた。


PS
 本日も、新たな「マイフレンド」の紹介です。
 企業で、「自動発注システム」を開発しておられる「ふるた」さんです。

 私の販売面での視点とは、また別の視点での「気づき」「発見」があります。
 私は、最終的には、よりシンプルなシステムが企業を救うと信じています。
 ふるたさんのブログから、そんなヒントを学んでいきたいと思っています。
 よろしく、お願いいたします。
 
 こちらから、どうぞ。
 http://kazu428.dtiblog.com/



| | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年12月 2日 (水)

“整理整頓” 私の流儀

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


“整理整頓”

 いつの間にか、たまってしまう資料や書類。
 
 私の机は、比較的(他の整理整頓の苦手な店長を比較して)整理されている。
 それでも、書類を重ねて貯め込むと、どんどん仕事が後回しになってしまう。

 机の上が整理されているということは、最大の「見える化」だと思っている。
 書類を重ねるということが、見える化を妨げる最大の要因でもある。

 だから、私に回ってきた書類は、極力、その場で処理をするようにしている。

  自分でやるべき事は、自分でやり、
  部下へ振るべきことは、部下へ振る。
  更に、本部、外部へ連絡すべきことは、即電話して処理する。

 意識して、そうする事により、仕事のスピードも上がる。
 先手必勝にもつながっていく。

 更に、コミュニケーションも密になる。
 部下は、情報が早ければ早いほど、受け入れるスピードも速くなるものだ。
 
 結果、机の上はいつも緊急を要しない書類のみ置かれるようになる。

しかし、・ ・ ・ 。

 ここからが、問題だ。

 昨日、CDセミナーの件を記したが、村井さんがスーパーの課題の一つに、

  「重要だが、緊急では無い課題に対してのの仕事がされていない」

 こんなことを提言されていた。

 緊急で重要な課題に対しては、どんなお店、現場でも対応する。
 しかし、コスト削減や、人材育成、長期戦略などについては、
 現場はどんどん先送りをして、基本を固める行為に着手しない。
 
 着手しない以前に、考えると言う事も先送りしてしまう。
 この事が、食品スーパーをして、強くなれない要因であると言われている。
 そして、それは、ごもっともな「指摘」なのだ。

  従業員の躾、身だしなみ、に始まり、
  店舗の清掃、整理整頓、や備品の修繕、
  更には、販売以外のコスト改善の仕組み作り、
  長期的な店舗戦略の策定と再構築。

 日々の販売。

  それ以外は、どうしても、スピードはおろか、着手しなくても日々が過ぎる。
  それにかまけて、緊急で重要な課題に追われて、達成感を味わう。

  結果、どんどん、お客様が逃げていってしまっている。
  
  上司は、部下より先を見据えながら、更に現実の緊急でない課題も直視し、
  重要な課題に踏み込む視点を大切にしていかなければならない存在なのだ。

 自戒を込めて、本日の記事でした。



| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年12月 1日 (火)

“現場で気づく人”つくり

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、通勤の車の中で、村井哲之さんの「CDセミナー」を聞きながら出社している。

 そして、たくさんの気づきを教えてもらっている。

 電気のコスト削減からスタートし、特にスーパーマーケットへのコンサルに入り、
 現場との共同作業を通して、常に現場、お客様から学んだ事を、自らのビジネス
 モデルへ還元し、更に現場に喜んでいただけるサービスを提案し続けた結果が、
 今日の事業の拡大をもたらしている、という。

 特に、興味を引いたのは、コスト削減のハードを取りいれた企業、店舗ほど効果
 が現れないという現実。
 逆に人の「意志」に訴えて、現場の言葉に置き換えてコスト削減の方向へ進んだ
 店舗の方が圧倒的にコスト削減に成功している、という事実だ。

  電気を主としたエネルギーの根源は石油。
  だから、眼の前の無駄を無くすと言う事は、石油消費の削減へ向かう。
  その事は、自分の将来以上に、自分の子孫(子供、孫)の将来に影響する。
  自分の孫の代に、よりよい暮らしを実現させる為の、眼の前の活動。

 その事が、現場の主婦のパートさん達へ、言霊として届けば、
 家庭の主婦の感度で、仕事場の無駄を見つけ出す知恵が生まれる。
 その事が、どんどん現場の小さな努力の積み重ねを生みだす。
 
 結果として、ハードを導入し安心しきった現場よりも、
 人の意志が働いたソフト面の進行での効果のほうが、圧倒的に高くなるという。

 そして、眼の前の電気を中心とした無駄を、「見える化」して意識化していく。
 その事が、更に人の意識を加速させていく。

  その結果、

  パートさんから、巨大な冷蔵庫の存在が、逆に販売効率を下げているのでは
  ないか?。

  ハードが整っているから、安心して無駄を意識せず活用する。
  ハードという環境が整わなければ、知恵を出して売場で売切る。

  結果、冷蔵庫は小さい方が、全ての流れが良くなるのではないか?。

 すごい、気づき。

  トヨタの作業改善も同様だと言う。
  現場からの「知恵」を活かして、どんどん現場を改善していく。
  これこそ、「トップの言葉が現場にどんな形で伝わるか」、の理想形だ。

  これを一つの事例として、人の教育とは、以下の事に集約されていく。

   “現場で気づく、人づくり”

  現場で気づく事が出来る人間とは、いろいろな事に応用できる人間だ。
  現場で、電気の無駄に気づいて改善出来る人は、
  現場で、売上を上げる為に気づいて、改善出来る人でもあり、
  現場で、人の悩みに気づいて、人の意識を前向きに出来る人でもある。

   “現場で気づく、人づくり”

  現場で出来る事を、現場で自発的に実行できる組織。
  こんな従業員が、100人中100人いれば、
  どこにも負けない、最強の組織だろう。

  
  

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »