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2009年11月14日 (土)

小学生の店舗見学Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで「小学生の店舗見学」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-0c7a.html

 今回はその続編。

 前回の小学生は、約40人
 今回の小学生は、約100人。
 更には、一番近場の小学校の児童さん達だ。

  前回の店舗見学でも、いろいろな事を体験したもらった。
  店内放送用のマイクで、お買い得品の案内をしてもらったり、
  エンドレステープに、今日のお買い得なお野菜を吹き込んでもらったり。

 それは、彼らにとってもサプライズだったろう。

  通常、このような店舗見学では、事前に先生から言われて、聞きたい質問事項
  を事前に考えてきて、店舗見学と同時に、自分の口から質問し、お店の人から
  聞き出す、という事で、いろいろな事を学んでいく事が狙いだ。

 その質問事項で、一番多いのが、

  “お客様を呼ぶ為に、お店で工夫しているところは、何か?”

 以前の私は、今取り組んでいるいる事を、逐一話をしてきた。
 
  そして、想う事は、「本当にわかったのだろうか?。」

 形だけの、質問と受け答えでは、単なる課外授業と同じだ。
 だから、前回の店舗見学から、少し受け入れ方を変えてみた。

  それが、参加型の店舗見学である。
  「店舗体験見学」、とでも言おうか。

 学校では、なかなか学ぶことが出来ないことを、学んでもらおう、と思う。
 まず、冒頭での諸注意から、児童さん達に話した。

  「私達は、お客様を一番大切に考えています。皆さんも普段はお店のお客様
  ですから、一番大切に扱われてきました。しかし、今日は、お店の従業員と同
  じ立場でお客様を大切にしてください。店舗見学の最中にお客様に、道を譲る、
  お客様の買物の邪魔にならない、常にお客様への心配りを忘れずに行動して
  ください。」

 少し厳しい口調で、話しをした。
 ここは学校では無い。大人の厳しい社会、社会人として他人への心配りの大切
 さを、冒頭で話した。

  それから、店内に入ってもらい、自由に店舗見学だ。

 私は、そこでマイクを取りだし、店内放送を始めた。
  「只今、店内では○○小学校の3年生の児童さんが店舗見学中です。ご了承
  ください。」
 更には、
  「本日のお買い得品は、○○と○○です。」 等々。

 そこで、近くにいた児童にマイクを差し出した。
  彼らは、当然のように顔を後ろにそらし、イヤイヤをしたが、興味のある子も
  いて、近寄ってきた。

 シメシメだ。
  「さあ、君の声が店内に響くから、声を出してごらん。」

 それから、一気に店内放送が盛り上がった。
 初めは声を出させる程度だったが、私も、彼らに考えさせるようになった。
  
  「みんながお買い得と思える商品を見つけた来て、このマイクで放送してごら
  ん。」

 俄然、児童達の店内を見る眼が変わってきた。

  更には、鮮魚でエンドレステープを吹き込んでいたら、また児童達が周りを
  取り囲んだ。

 私は、近くの魚を名前や、鮮度の見分け方を教えた。
 それを、エンドレステープに吹き込ませた。

  「真っ黒なイカだよぉ~。脂の乗ったサバだよぉ~。」等々。

 更には、今日のお買い得品を見つけてきた彼らに、その売場で売り込みを
 させた。

  「今日は、挽肉が割引だよぉ~。牛乳が1割引きだよぉ~。」等々。

 そして、彼らに質問した。

  「どうだい、お客様は寄ってきたかい?。」

 「挽肉売場にお客さんがたくさん寄ってきた!。」
 「牛乳売場で声を出したけど、みんな笑っていた!。」
 「パンの割引を放送したら、パンの試食を食べに来た!。」

  どんどん、てっちゃんワールドに引き込まれていった。

 “お客様を呼ぶ為に、お店で工夫しているところは、何か?”

  彼らは、自らの体験から、この事を体で学んだことだろう。

 “自分で、自分の体で行動して動くから、お客様は呼べるんだ!”

 約1時間の店舗見学の後、私の最後の締めがあった。

  「今日は、ご苦労様でした。皆さんには、いろいろな体験をして頂きました。
  そして、皆さんは学んだと思います。お客さんが来てくれる工夫とは、お店の
  従業員一人一人が、皆さんが体験したような努力をしていることなんです。
  毎日毎日、自分で行動して、お客さんにお買い得な商品を説明して買ってもら
  っているんです。だから、毎日お客さんを呼べるんだよ。働くひとりひとりの努
  力なんだよ。これは、スーパーのお仕事だけではないよね。みんなの勉強だっ
  て、毎日コツコツ努力した分だけ、身に付くんだよ。なんでも同じなんだよ。」

 最後に、先生も言っていた。
  「今日は、本当にいい勉強が出来ました。先生もいろいろ勉強できました。」
  「最後に、店長さんに大きな声で、お礼を言いましょう。」

 夕方、お母さんと買物に来て、自分の吹き込んだエンドレステープを聞いた
 子供達は、どんな会話をするのだろうか?。

  今晩の食卓が、楽しみである。





  

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