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2009年11月16日 (月)

まぐろカマ焼きの量販

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


月に一度の量販日を1週間後の控えた、ある日。

 惣菜チーフが、私に言った。

  「店長が喜ぶ話しがあります。」
   「おうっ、何だ、何だ?。」

  「今度の量販日で、まぐろのカマ焼きを100本やります。」
   「おっ、良いねえ。ところで100本も焼き切れるの?。」

  「一回に5本入れて、20分程度で焼けますから、なんとかなりますよ。」

 まさか、部門の方から言ってくるとは思わなかった。
 聞けば、チーフが担当者から引き出した数量らしい。

  流石、チーフだ。

 自ら「口」に出し、部門を引っ張る場面。
 敢えて担当者の「口」から、決意を引き出す場面。

  今回は、底辺からの部門総意を活用した単品量販の事例が出来上がりそうだ。

 「まぐろカマ焼き」に関しては、他店の事例の導入である。
 鮮魚で所有している「まぐろカマ」を、惣菜に流用して、焼いて販売する。

  家庭では絶対に焼けない程のジャンボカマである。
  だから、脂の乗りも良く、食べては絶対に美味しい。
  更に、鮮度(冷凍状態の鮮度)も良く、焼けてからの食感も良い。

 そして、更に、利益が取れる。

  一番の要因はそこだ。

 家庭では、料理出来ない。
 美味しい。
 利益が取れる。

  まさに、惣菜で販売する為に存在する素材である。
  先月は、そのお店があまりにも売り過ぎて、生産が間に合わなかった商品。

 その「まぐろカマ」を、1週間後の量販日に仕掛ける。
 それも、100本も。

  惣菜の商品は、グロサリーと違い、仕入れたらすぐ売れる訳ではない。
  生鮮とも違い、解凍したり、パック詰めしてすぐ売れるものでも無い。

 必ず、煮たり焼いたり揚げたりして、ようやく商品化出来るものである。
 簡単に100本と言うが、オーブンは一つ、一回に10本程度。
 単純に、200分、3時間、それも、合間合間をついての仕事になる。

  しかし、効果は、直ぐに現れた。
  焼き上げを、直ぐにマイク放送で流し、
  家庭では料理不可を強調すると、お客様は寄ってくる。

 惣菜の強みは、何といっても、このライブ感である。
 旬、出来立て、匂い、味、作りたてのライブ感の総合力で問われている。

  売場がゼロで始まり、ゼロで終わる惣菜ほど、攻めの売場が売上拡大へ
  直結する部門は無い。

  しかし、売上低迷、利益低迷の昨今、惣菜の縮小均衡が加速し、売上低迷
  に陥る店舗が多い。

  ベーカリー、惣菜共に、そのような傾向が続く。

 このような部門ほど、粗利拡大商品で徹底して粗利額を稼ぎ、
 価格感度品で、徹底した売上・集客対策を施し、集客力を低下させない政策
 を模索いていくことが大切だ。




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