霧降高原
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、霧降高原にあるレストランで食事をした。
年に数回、招待状を出し、最高をお肉をステーキで提供するという。
よって、年に数回、自分の「舌」を鍛える絶好の機会として招かれた。
このような処は、最高の食材を提供する以前に、そこに行き着くまでに
最高のおもてなしに始まり、食材に至るまでの心の準備を整わせる
サービスも一つの見せどころなのだろう。
そして、それも、食材の味を左右させるファクターとして捉えているようだ。
行ってすぐ、コックらしきベテランの方が私達のテーブルに就いて、
今回の招待に関しての説明と、食材に対する説明をされた。
その説明から、一刻も早く食材を味わってみたいという騒動に駆られる。
それから、一品一品が、それを作ったと思われるコックが登場して、
説明しながらテーブルに皿を置いていった。
この機会なので、美味しいお勧めのワインを注文した。
ちなみにボトルで1万と言われたので、グラスに切り替えての注文だ。
“これが、最高級のワインか!”
「まろやかな渋みと深み」
一言で言うと、この言葉に凝縮される味だ。
そんな演出と、前菜を味わいながら、メインのステーキを待つ。
そして、いよいよ登場だ。
ステーキ皿からはみ出しそうな「サーロインステーキ」。
火が入った後でもわかる「サシ」の具合。
“こんなサシの入った、分厚いステーキは、初めてだ!”
そんな印象だった。
そして、味も。
厚切りステーキとは言っても、我々スーパーで販売する「厚切り」とは、
どうしても値頃を考えた厚切りの為、このような場では、普通の厚さ。
そして、今日のステーキは、その倍の厚さであり、それはそれはジューシーだ。
このレベルの牛肉は、我々スーパーが扱えないランクでは決して無い。
但し、それには、このランクに応じた演出とその差別化が必須である。
今回は、なんとなくその方向性が、見えてきたように思えた。
帰り際には、コック長らしき人が、外に出て、車が消えるまで見送ってくれた。
“こういう事、なんだなぁ~”
自信のある食材を軸にして、人と人が邂逅する。
それもまた、一つの人生かな、と。
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