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2009年11月24日 (火)

ネットワーク

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「領域を広げる」を記した。本日は、その続編。

 各店への店長視点からの情報発信。
 そう、決意した翌日。

 青果チーフから、ある情報が入った。
 「店長、明日、トマトが1ケース398円で販売出来るんです。」

  私の脳裏に稲妻が走った!。

 実は、昨日ある同僚店長から、「トマト鍋」の提案の販売事例の写真が送付され
 ていたからだ。
 それを見て、やられた、と思っていた。
 
  トマト鍋のスープは、売れていて、品切れしていた。メーカー欠品だという。
  なぜ、あのお店だけ在庫があるのか?。そしてあんな展開ができるのか?

  そこに店長力、現場力が潜んでいるのだろう。
  トマト鍋の提案は、いつしかダイナミックに仕掛けたい、と思っていた。

 そんな時に舞い込んできた、「トマトの相場安」。
 青果チーフにそのまま返した。

  「100ケース取れ、トマト鍋で提案だ。こんな計画でレイアウトを組もう。」

 今までの私なら、このまま終わっていただろう。そして自店での販売で終始した。
 しかし、昨日、そんな仕事の領域の広がりを意識した直後でもあり、行動を変え
 た。

 先週の、「トマト」の実績と、「トマト鍋スープ」の実績をチェックした。
 やはり、ファックス送付店舗の数量はずば抜けていた。

  私は、すばやくそのデータに書き込みのコメントを入れ、昨日のファックスの
  展開事例と、更には、青果の相場情報の「トマト」に○を入れ、また売場作りの
  為の媒体を作成し、販売計画の図面まで簡単に書き込んで、

   「計画」
   「発注」
   「展開」

  の3点セットで、情報をファックスした。
  そして、各店に電話した。上記内容を。

  ある店長は、あのファックスで、20の発注を100に変えさせたと言い、
  またある店長は、トマト鍋スープをバイヤーに追加発注させたと言った。
  またある店舗では店長が休日の為、副店長が悩んでいたので気合を入れた。

 そこまですると、どうしても気になるものだ。
 翌日、休日の私は、“俺の仕事は何なのか?”と悩みつつも、
 情報送付の店舗の、売場展開を見て回った。

  まず、自店の売場をチェックし、イメージ通りの展開を確認し
  1200画素で写真取り。

  100ケース追加対応した店舗は、しっかりトマトを箱積みして量販。
  媒体は、トマト鍋スープが無い為使用出来ずだった。

  気合を入れられた副店長のお店は、その彼が私アドバイスで売場変更。

  また、最後の店舗は、ファックス情報通りの売場展開、媒体も取りつけていた。
  しかし、まったく展開されていない店舗もある。

 それでも、私は、各店の反応は敏感だったと思っている。
 商品部経験のある私は、商品情報を流しても、確率は5割程度が当たり前と
 いうのがかっての常識だったからだ。

  「計画」
  「発注」
  そして、「展開」

 この3点セットの情報が、いかに人を動かすか。
 あと、何を加えれば、100%の行動に結びつく情報になるのか?。

後日談。

 その後、午後1時頃、私の携帯に副店長から電話が入った。
 「店長、トマトが売り切れました。追加対応も無理でした。」

  “なぜ、300という数値を決定出来なかったのか?”
  自分を悔いたが、同じ機会は二度と戻ってはこない。

  あの相場情報から、500という数値を発想するか、
  私の100という数値を決定するか、更には、20に留めるか。
  同じ情報から、そこまで個人の意志には温度差があるものだ。

 青果チーフとの会話から、
  「次は500か?。」
  「いけますよね。」






 

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コメント

ふるたさん、コメントありがとうございます。

今後とも、よろしくお願いいたします。

投稿: てっちゃん | 2009年11月24日 (火) 18時50分

はじめましてのコメントです。
同じくスーパーで働いています。

参考になる事が多いので、お気に入りに登録させていただきました。

投稿: ふるた | 2009年11月24日 (火) 12時20分

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