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2009年11月

2009年11月30日 (月)

足利エリアMR③

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


足利に「T社」がオープンして約二週間。

 開店の喧騒も落ち着き、競合各社のチラシ合戦もようやく落ち着いてきたと
 思われる。
 各社の影響も、数十パーセントと聞く。相当の影響が各社で出ているようだ。

  早速、平日火曜日のピークタイムの売場をMRしてきた。

まずは、「A社」。

 強い火曜日の均一祭ではあるが、かなり影響しているのだろう。
 かっての賑わいは無い。

 但し、人材だけは豊富に揃えているようで、売場の穴は少ないが、ボリュームは
 相当落としてきている。青果、精肉は商品を積み込んでいない。

  青果トップでは、ふじりんご。
  大玉サイズを98円で量販。また2個398円の大玉も展開。
  サイズで売り込んでいく政策だ。
  生鮮各部とも、鮮度品質での低下は無い。
  鮮魚などは、意外と頑張っているなぁ~という印象だ。

  しかし、それ以外の部門の状態は、新規競合開店で疲れ気味?。
 
 競合まで徒歩10分の距離での影響は避けられないだろう。
 よって、この日のレジ周りの人員も余剰気味だが、積極的に他部門への援助等
 に活かすという発想が無いようで、カウンター周りに5人がボー立ちという状況。
 コスト概念を再度持つ事も必要だろう。

次に「T社」。

 立地の悪さを、基本でカバーしようとしている姿がよくわかる。
 従業員が積極的に売場に出て賑わいを出していた。
 また、生鮮に出来立て、鮮魚のつくりたての積極的な仕掛けも見られ、
 周辺の固定客を想定した品揃えも良く出来ている。

  但し、この時期の「白菜」は、お客様からの価格感度の高い商品であり、
  この価格が、周辺店舗で負けており、青果の更なる価格感度を高めたい。

 この企業は、作業スケジュールがしっかり管理されており、
 余剰な人員が、売場ではまず見られない。
 レジも、客数に応じて、臨機応変にレジ解放台数を微調整出来ており、
 コスト概念もしっかり危機管理されている。
 こんな企業は、しぶとくしぶとく生き残っていくのだろう。

更に「Y社」。

 ことしから始めた「ポイントカード」により、本日は2倍デーで集客していた。
 また、青果のりんごの展開、みかんの展開は迫力があった。

 しかし、鮮魚、精肉は競合との戦いで、少々疲れ気味か?。

 グロサリーに関しては、最大の強みである。
 デイリー、食品、雑貨のエンド展開を含めた売場管理と提案は相変わらず秀逸。

 特に食品と雑貨の合同展開は、あらゆる売場で実現されており、店舗管理者の
 意図が感じられる。

そして、関東本拠の「Y社」。

 メニュー提案と惣菜に強みを持つ「Y社」だが、残念ながらこの店舗は、競争意
 欲を失っているようだ。

 売場の活気、青果の展開、生鮮各部の量販体制が無い。
 足利では、ますます負け組に寄ってしまったようだ。

最後は新規開店した「T社」。

 相変わらず、勢いは衰えていないようだ。
 更に、夜間の営業が12時までであり、街中立地の好条件も重なり、8時以降
 の集客も高いという。

 特に惣菜の弁当などは5段積みの商品もあるほどで、積極的に攻め込んでいる。
 また、精肉の味付け商材、主力商材なども3段、4段積みで積極的に夜の
 マーケットへのアプローチも欠かしていない。

  新規開店毎に、進化し続けているなぁ~という感想だ。

今回は、平日火曜のピークタイムのMR。

 言い訳の出来ない状況でのMRだったが、二週間もの競合対策での疲れが
 売場に出ていたようだ。

 これから12月を迎え、ますます年末商戦が熱くなる足利市街地である。

PS
 足利市街地MR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/asikagamrsann/


PS
 私の新しい仲間を紹介します。

  「宮沢賢治の故郷から」のペンネームでコメントを頂く、「けんた」さんの
  「けんたのスーパーマーケット日記」をマイフレンドにリンクしました。
  http://kenta824.exblog.jp/

 副店長、そして現在は鮮魚SVとして、泥んこになって葛藤している
 けんたさんです。
 本当に素直な心模様をブログで表現しています。
 よろしく願いいたします。

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2009年11月29日 (日)

競合店長との懇親会Ⅲ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、競合店の店長さん達との懇親会があった。

 同社他店舗の競合関係にある企業の店長さんたちとの懇親会で、
 私は、いわばオブザーバー的存在だった。

 気楽に、言いたいことが言える「場」だった。
 それはそうだ。当事者では無いのだから。

そして、想う事。

 「競合店の状況は、相当厳しさをましているなぁ~。」

  出てくる言葉は、愚痴ばかり。
  話を聞いていると、全て強制の強要で、現場からの意見、考え等は容赦無用。

 全て結論優先、トップダウン優先。
 トップの言葉が、そのまま現場まで同じ言葉で降りてくる、と言う。

  それはそれで、このような状況の中では、素晴らしい企業風土なのだろうが、
  本当にそうなのか?。

  それが現場でこうやって本音で話した言葉からは、何一つ聞かれなかった。

 例えば生産性。

  当社は、次年度生産性の予算を考えるにあたり、答えの無いところから
  店長自ら「答え」を導き出し、事に当たろうとしている(目安はあるが)。

  結果、何も決まっていないにも関わらず、このプロセスの中で、すでに行動
  に移っている店長すらいる。いや、ほとんどの店長が行動を変えている。

   だから、何も決まっていないにも関わらず、結果が変わり始めている。

  競合企業では、答えがトップダウンで降りてくる。
  それも、途中下車無しに、同じ言葉で同じ口調で。
  それに対しての、有無は無い。

   新規採用はするな!。残業はするな!。売場は落とすな!。

  経営者が、傍から見たら、統率力のある素晴らしい企業に映るだろう。

 しかし、・ ・ ・ 。

  現場が動いていない。
  いや、現場が躍動していない、とでも言うべきか。
  言葉と結論だけは現場にストレートに伝わっているが、
  一番大切な、意志が伝わっていないのだ。

  トップの発した言葉が、言霊になって、ひとりひとりの従業員の魂を揺さぶる
  ハリケーンとなって、勢力を増大させて現場に降りてくる。

  そんな緊張感を感じなかったのは、私だけでは無いだろう。

  押しても戻りの少ない、低反発まくらのような状況だ。

 企業は「規模」では無い、「店舗数」でもない、まして「知名度」でも無い。
 こんな状況だからこそ、現場の自律力が問われているのだろう。

  以前のブログで「自立と自律」を記した。
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-33f8.html

 自分の目標と組織の目標を一致させ、自らの成長を組織強化に活かすこと。
 または、その逆をも有効に活かし、自らの成長に取り入れること。

 自社もまだまだだ。
 地域SMとして、いつなんどき、どうなるかもわからない。
 先手必勝で、自ら行動を成す。
 そこにしか、活路は拓けない。

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2009年11月28日 (土)

“運” とは

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「運」とは、運ぶ、と書く。

 先日、何かの本を読んでいる中で出てきた言葉。
 「運とは、誰かが運んで来てくれるもの?、それとも自分で運んでくるもの?。」

  両方だろう。

 当然、自ら動くから、運は運ばれてくるものだが、その事に引き寄せられて、
 誰かが運んでくる場面も、しばしばある。

  しかし、起点は、自分だ。
  そして、運を活かすも殺すも、自分しだいだ。

 だから、常に、自分を磨いておかなければならないのだと思う。
 
  “運に、見離されたかな?”

 と思う事も、たびたびある。

 しかし、長い人生(でもないが)の中でわかったことは、
 
  “やはり、運は巡ってくるもの”

 巡ってくるまでの、自分の行動や処し方が「問われる」のである。
 はっきり言えば、この時の行動で、人生が決まるとも言える。

  運が巡ってくるまでの期間は、自分の成長期。
  長ければ長いほど、成長出来るチャンス。

 そう、信じれるかどうか?。
 そう、信じた者だけに、運は、必ず巡ってくる。

  別に、宗教団体の教祖になったつもりな無いが、
  そういうことなのだと、思う。

 先日のブログ「領域と広げる」「ネットワーク」を記した。
 ネットワークを広げて、人と関われば関わるほど、自分の「場」が広がる。
 
  それは、運をたがやす「場」だと信じている。

 そこで、「支援」という知を与え、「愛」という情を与えれば、
 「運」は、必ず、巡ってくるものだ。

 それは決して、「他力本願」を言っているのではない。
 起点は、あくまでも「自分」。

  巡ってきた「運」が、見えるか、見えないか。

 運を見抜く力こそ、チャンスを信じて行動してきた者に与えられるものだ。

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2009年11月27日 (金)

究極の部下教育

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「最近読んだ本Ⅲ」を記した。

 本日は、その続編。

 永守氏は、究極の部下教育は、

  「従業員ひとりひとりが、潰れない会社に育てていく」、という意識改革だ、
  と言っている。

 日本電産では、M&Aにて企業吸収をしているが、潰れた会社の社員にアンケー
 トを取ったところ、誰一人として、自分の会社が潰れるとは思ってもいなかった、
 と答えている。

  もう、その段階から、大企業病に冒されているのだろう。

 大企業病とは、なにも大企業だけの病ではない。
 
  「誰かが、何とかしてくれるだろう?」

 全ては、ひとりひとりの「甘え」の垂れ流しから始まるのだろう。
  「こんな売場では、お店が潰れる。」
  「こんな商品を売っていては、お店が潰れてしまう。」
  「こんな事をしていては ・ ・ ・ !」。

 部下ひとりひとり、パートさんひとりひとりが、本当にそう考えていれば、
 最強の組織、最強の店舗が出来上がるだろう。

 そのような意識を持った従業員が、どれだけ多く存在するかが組織力であり、
 どれだけ多くの従業員を、そのような意識に変革させていくかが、

  「究極の部下教育」

 なのだろう。

  「誰も、何ともしてくれない。」
  「自ら動かなければ、会社は潰れる!。」
 
 だから、この状況の中で、大きな志と目標を掲げられる。
 いや、掲げなければならない。

 そして、自ら掲げた目標だから、行動が変わり、達成意識としての
 「危機感」が発生する。

 私は、「危機感」とか「緊張感」とは、そう意識するから行動が変わるのでは
 ないと思っている。

 それは、かってのブログ「緊張感の本質」でも記している。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-251a.html

 現状を打破する為に、従来の枠を飛び越えた目標と具体策を部下と共に実現
 させる為に、自然に体にみなぎってくる「力」だと思っている。

 だから、自ら具体策を提示し共にやりぬくという「危機感」「緊張感」を持った
 上司の姿こそが、究極の部下教育だと思っている。

  そういう意味では、この状況は、千載一遇のチャンスだ。
  この状況で、そんな後ろ姿を提示できる上司。
  その事に、大いに学ぶ、部下。

 そして、そんな企業、組織が、次のステージに進めるのだろう。



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2009年11月26日 (木)

最近読んだ本Ⅲ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近読んだ本

 日本電産社長「永守重信」著  「人を動かす人」になれ!   三笠書房

 世に、リーダーシップ、マネジメント、経営に関する本は溢れているが、
 この本は、私の「バイブル」の一冊にしていきたいと思っている。

 初版は1998年だから、今から10年以上前に著された本であるが、この状況
 にあって、この本は経営の本質を語っている。

 それも、著者の強烈な個性とリーダーシップと行動力、更には着眼点が、読んで
 いどんどん腑に落ちてくるのだ。

 一年前には、過激な発言で叩かれたようだが、この本に書かれている内容は、
 全が「組織強化」へ向けての、リーダーへの指針を表しており、私にとっては羅
 針盤のような存在として、大切にしたい現場の真実がちりばめられていた。

  この本に流れている清流。
  それは、部下への「愛」。
  組織人以前に、自立出来る社会人として育ってほしい、という「愛」。

 だから、徹底して「叱れる」。
 しかし、叱った後の「フォロー」を3倍にして返す。

  その繰り返しが、信頼関係を生み、部下の心を奮い立たせ、行動を変え、
  結果を変える。

  それは、個人の結果も変えるし、組織の結果も変える。
  それが、更に、信頼関係の強化として、組織強化へ向かい、組織が勝ち続け
  る。

 「リーダーは一流、一番を目指すから、人はついてくる。」

  リーダーが一番を目指さずして、誰が一番を目指すのか。
  まずもって、リーダーの決意を、部下は見ているのだろう。
  その背中を見て、部下はついていき、自らの成長を信じるのだろう。

   そして、そんな時のそんな組織は、光り輝いているものだ。

  最近、「叱れない自分」をもどかしく思っていた。
  なにが足りないのか?。

   信頼関係だった。

  部下を想う「愛」の心に、自信を失っていたのだ。
  その心が部下に伝わっているのか?。
  そもそも、その心が、ひとりひとりの部下に持っていたのか?。

   自分優先になっていなかったか?。
   上からの評価に心を奪われていなかったか?。

  最近、自分の上司の後ろ姿を見て考えさせられている。
  自分の評価よりも現場の部下の心と行動を大切に想う「後ろ姿」。

  “この状況にあって、部下のプロセスをあくまでも優先させる度量の大きさ”
  
   この人には、ついていきたい。

  自分の部下にも、そう思わせる「後ろ姿」を見せているか。
  それを問いながら、この本を読んでいる。

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2009年11月25日 (水)

レジの生産性を考える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、他店舗の副店長との会話から、

 「うちのレジがどうも余裕があるのです。昼間の時間帯に3人程度他部門の援
 助にださせたら、余裕でだせるんです。もっと効率よくシフト組出来ないものです
 か。」

 数値状況とは別の課題として、生産性の向上はいつの時代でも課題である。
 そして、先日のブログ「優先順位」にも記したが、かって「レジ待ち」に対しての
 課題の優先順位が高い時期は、レジの人員を増員した。

 店長のチェック項目も、レジのシフトのチェックで、必要レジ台数に対しての計画
 レジ台数とのギャップをどう埋めるかが、店長の仕事だった。

 だから、ピーク時の必要人員に集中し、お客様のお昼時の中抜け時間帯の余裕
 が発生していた。
 
 今の状況では、優先順位を変えて、お昼時のレジの余剰人員の改善が優先的に
 解決しなければ、お店の生産性は高められない。

 他店舗の副店長は、その部分の無駄を嘆いていたのだ。

 私は、彼に言った。

  「レジだって、与えられた人員は契約通りにシフト組するだろう。自分の部門だ
  けが余裕があるとは思っていない。お店全体を見回して、どう人員配置を組む
  かが見えるのは、店長と副店長だけだ。だから、最終的には店長が決断し断
  行するものだ。」
  
  「私のお店は今、お昼のアイドルタイムに合わせて人員を組んでいる。だから
  ピークタイムにはマイナス人員になる日も出てくる。その部分は他部門の援助
  で対応している。他部門の援助と言っても、せいぜい15分程度だ。その采配
  をふるうのも店長の大切な仕事だ。15分程度の援助であれば、部門チーフも
  喜んで部下を出してくれるよ。」

 実際に、そうしなければ、生産性は上がらない。

  レジに余裕を持たせて、各部への援助に回すか?
  部門に余裕を持たせて、場面でレジに援助するか?。

 考え方もいろいろあるが、私は、今は後者を取る。
 それは、優先順位が変わり、生産性を優先すべき状況だからだ。

  レジが不慣れな部門の品だしをして、一台10分で品だし出来る作業を30分
  かけて行えば、生産性は三分の一に低下する。

  ならば、部門の人間が瞬間的にレジ待ち解消の援助に、随時応援してやった
  ほうが、圧倒的に生産性は維持できる。

 だから、今レジチーフはシフト組で苦労している。
 しかし、シフト組みが完了すれば、ほぼ時間通りに業務遂行できるのがレジだ。
 販売部門には、更にエンドレスの作業が待っているのだから。

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2009年11月24日 (火)

ネットワーク

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「領域を広げる」を記した。本日は、その続編。

 各店への店長視点からの情報発信。
 そう、決意した翌日。

 青果チーフから、ある情報が入った。
 「店長、明日、トマトが1ケース398円で販売出来るんです。」

  私の脳裏に稲妻が走った!。

 実は、昨日ある同僚店長から、「トマト鍋」の提案の販売事例の写真が送付され
 ていたからだ。
 それを見て、やられた、と思っていた。
 
  トマト鍋のスープは、売れていて、品切れしていた。メーカー欠品だという。
  なぜ、あのお店だけ在庫があるのか?。そしてあんな展開ができるのか?

  そこに店長力、現場力が潜んでいるのだろう。
  トマト鍋の提案は、いつしかダイナミックに仕掛けたい、と思っていた。

 そんな時に舞い込んできた、「トマトの相場安」。
 青果チーフにそのまま返した。

  「100ケース取れ、トマト鍋で提案だ。こんな計画でレイアウトを組もう。」

 今までの私なら、このまま終わっていただろう。そして自店での販売で終始した。
 しかし、昨日、そんな仕事の領域の広がりを意識した直後でもあり、行動を変え
 た。

 先週の、「トマト」の実績と、「トマト鍋スープ」の実績をチェックした。
 やはり、ファックス送付店舗の数量はずば抜けていた。

  私は、すばやくそのデータに書き込みのコメントを入れ、昨日のファックスの
  展開事例と、更には、青果の相場情報の「トマト」に○を入れ、また売場作りの
  為の媒体を作成し、販売計画の図面まで簡単に書き込んで、

   「計画」
   「発注」
   「展開」

  の3点セットで、情報をファックスした。
  そして、各店に電話した。上記内容を。

  ある店長は、あのファックスで、20の発注を100に変えさせたと言い、
  またある店長は、トマト鍋スープをバイヤーに追加発注させたと言った。
  またある店舗では店長が休日の為、副店長が悩んでいたので気合を入れた。

 そこまですると、どうしても気になるものだ。
 翌日、休日の私は、“俺の仕事は何なのか?”と悩みつつも、
 情報送付の店舗の、売場展開を見て回った。

  まず、自店の売場をチェックし、イメージ通りの展開を確認し
  1200画素で写真取り。

  100ケース追加対応した店舗は、しっかりトマトを箱積みして量販。
  媒体は、トマト鍋スープが無い為使用出来ずだった。

  気合を入れられた副店長のお店は、その彼が私アドバイスで売場変更。

  また、最後の店舗は、ファックス情報通りの売場展開、媒体も取りつけていた。
  しかし、まったく展開されていない店舗もある。

 それでも、私は、各店の反応は敏感だったと思っている。
 商品部経験のある私は、商品情報を流しても、確率は5割程度が当たり前と
 いうのがかっての常識だったからだ。

  「計画」
  「発注」
  そして、「展開」

 この3点セットの情報が、いかに人を動かすか。
 あと、何を加えれば、100%の行動に結びつく情報になるのか?。

後日談。

 その後、午後1時頃、私の携帯に副店長から電話が入った。
 「店長、トマトが売り切れました。追加対応も無理でした。」

  “なぜ、300という数値を決定出来なかったのか?”
  自分を悔いたが、同じ機会は二度と戻ってはこない。

  あの相場情報から、500という数値を発想するか、
  私の100という数値を決定するか、更には、20に留めるか。
  同じ情報から、そこまで個人の意志には温度差があるものだ。

 青果チーフとの会話から、
  「次は500か?。」
  「いけますよね。」






 

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2009年11月23日 (月)

領域を広げる

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、自分の仕事の領域を広げてみた。

 以前からずっと、販売情報がほしいなぁ~、と思っていた。

 従来は、自分の作った売場や展開事例の写真をコピーして印刷し、
 売上同規模店や、気心の知れた店長仲間のお店にファックスして
 情報交換していた。

 それはそれで、「参考になる」と喜ばれていたのだが、ある理由から今回の
 「ボージョレーヌーボー」の事前計画と販売提案情報を、お店の店長サイドの視
 点から簡単にまとめ、数店舖にファックスしてみた。

 それは、全て私が独自に作成した情報ではなく、あるお店の今年の図面に落とし
 た販売計画案と、昨年の私のお店の展開事例をドッキングさせ、一つの「事例と
 計画」と言う形で、より現実に現場の店長が動きやすい情報に変えて、作成し流
 してみた。

  “それは、本部の仕事では?”

 そう思われる読者の方も、多いだろう。
 しかし、商品部サイドで流す情報と、お店の店長が必要とする情報は
 噛み合わない。

  何故か?

 視点が違うからだ。

  商品供給側が見る「単品」と、
  顧客販売側が見える「単品」では、姿形が違うのである。

 商品供給側は、お店の担当者が、発注しやすいように単品を見る。
 商品販売側は、お客様の食卓の状況から、テーブルの上の単品を見る。

  だから、お店の店長は、食卓を販売計画しなければならない。

 そのような趣旨で、自ら作成した情報を、数店舖に流してみた。
 そして、各店の店長の反応を見た。

  今回のボージョレー解禁日の計画は、ボージョレーヌーボーのみならず、
  ボージョレーを美味しく頂く為の食材の提案の情報だった。

  そして、何店舗からは、あの平台計画は重い、やり過ぎ、の声もあった。
  そうだろう、と思う。受け取る側の視点は様々だ。

  但し大切なのは、
   ひとつの「きっかけ」として、販売情報を見ると言う事と、
   ひとつの「方向性」として、販売情報を見るという、二つの意味がある。

  要は、お店のボージョレーヌーボーの展開に関して、ブレが少なくなると言う事。
  そして、その後の検証が出来る、と言う事だ。
  それは、その事を軸にして、各店の共通の反省という話題が生まれる。

   これは、取りも直さず、「組織強化」 へ向かう事になる。

  店長としての横のつながりと、店長個人の店内でのリーダーシップからも。

 その事を、上司に伝えた。
   
  「進めてみてくれ」

 了解してくれた。

 そして、その事を、販売計画を作った店舗の店長にも伝えた。

  「今後、君のお店の計画を軸に、私の昨年の展開事例もいれてイベント毎に
  情報を発信していくぞ。」
   「えっ、そんな、プレッシャーかかります。」
  
  「それが、お前を成長させるんだ!。協力してくれ!。」
   「いやぁ~っ。はいっ。」

 決めたら、徹底してやる。
 それが、私の流儀だ。

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2009年11月22日 (日)

霧降高原

皆さん、こんにちは。 
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、霧降高原にあるレストランで食事をした。

 年に数回、招待状を出し、最高をお肉をステーキで提供するという。
 よって、年に数回、自分の「舌」を鍛える絶好の機会として招かれた。

  このような処は、最高の食材を提供する以前に、そこに行き着くまでに
  最高のおもてなしに始まり、食材に至るまでの心の準備を整わせる
  サービスも一つの見せどころなのだろう。

  そして、それも、食材の味を左右させるファクターとして捉えているようだ。

 行ってすぐ、コックらしきベテランの方が私達のテーブルに就いて、
 今回の招待に関しての説明と、食材に対する説明をされた。
 その説明から、一刻も早く食材を味わってみたいという騒動に駆られる。

  それから、一品一品が、それを作ったと思われるコックが登場して、
  説明しながらテーブルに皿を置いていった。

 この機会なので、美味しいお勧めのワインを注文した。
 ちなみにボトルで1万と言われたので、グラスに切り替えての注文だ。

  “これが、最高級のワインか!”

  「まろやかな渋みと深み」

 一言で言うと、この言葉に凝縮される味だ。
 そんな演出と、前菜を味わいながら、メインのステーキを待つ。
 そして、いよいよ登場だ。
 
  ステーキ皿からはみ出しそうな「サーロインステーキ」。
  火が入った後でもわかる「サシ」の具合。

  “こんなサシの入った、分厚いステーキは、初めてだ!”

 そんな印象だった。
 そして、味も。

  厚切りステーキとは言っても、我々スーパーで販売する「厚切り」とは、
  どうしても値頃を考えた厚切りの為、このような場では、普通の厚さ。
  そして、今日のステーキは、その倍の厚さであり、それはそれはジューシーだ。

 このレベルの牛肉は、我々スーパーが扱えないランクでは決して無い。
 但し、それには、このランクに応じた演出とその差別化が必須である。
 今回は、なんとなくその方向性が、見えてきたように思えた。

 帰り際には、コック長らしき人が、外に出て、車が消えるまで見送ってくれた。
 
  “こういう事、なんだなぁ~”

 自信のある食材を軸にして、人と人が邂逅する。
 それもまた、一つの人生かな、と。





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2009年11月21日 (土)

優先順位

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


やるべき事に「優先順位」をつけて、実行する。
 簡単な言葉だが、その言葉の持つ意味は、奥が深くて、難しい。

  問題は、その瞬間瞬間で、優先順位が、変わる、と言う事だ。

 優先順位が変わる、と言う事は、課題が次から次へと現れてくる、と言う事。
 だから、その瞬間に最優先と判断した「課題」を、スピードを持って「手」を打つ事。
 
  そうすれば、「課題」は、別の形になって「眼の前」に現れてくるもの。
  それは、更に鮮明な未来の姿になって「眼の前」に現れてくると言う事だ。

 今の現状から、仮説を立て、先手必勝で「手」を打つ。
 もしくは、現在の課題から、「優先順位」を決めて、「手」を打つ。

  その結果が、少し未来に近づき、ぼんやりとした「容」が見えてくる。
  更に、仮説を立て、「手」を打ち、また新たな「容」に近づいていく。

 仮説を立て、行動し、検証する、と言う事は、まさに上記のサイクルが回る事。
 このサイクルを回していくと、どんどん未来に近づき、リードしている事に気が付く。
 そうなったらしめたものだ。優先順位は黙ってでも、見えてくるものだ。

  では、どうやって、「仮説」を導き出すのか?。

 組織の長(店長)が、周りと同じスピードで走っていては、見えてこない。
 
  スピードを変える、と言う事だ。

 スピードが変わるから、もっと先が見えたり、近くのものが良く見える。
 
  スピードを上げて行動し見えてくるものがある。
  スピードを緩めるから見えてくるものもある。 

 時には、立ち止まることが大切だ。
 現場で、現場のスピードよりも相当落として「見る」事も大切。
 そこにチャンスはたくさん潜んでいるもの。

  後は、そのチャンスを、どう自分で受け止めるか?。
  それには、物事に感動する心が無ければ、難しい。
  感動とは、「心が動く」こと。

  心が動くから、行動が変わり、行動が変わるから、気づきが生まれる。
  「現場で気づく」、と言う事。そして、それは大きな能力だ。

 その能力を磨く事が、永遠のテーマなのかも知れない。





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2009年11月20日 (金)

食品とドラッグの未来像

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ドラッグ売場の薬剤師の方との会話から、いろいろなチャンスが見えてきた。

登録販売者の資格制度により、薬剤師の存在価値が脅かされているのだが、当店の薬剤師の方は、漢方の知識もあり、その方面での資格も有している。

  「漢方」。

要は、体の患部を局部として捉えるのではなく、人間の体を「循環としての流れ」で捉え、総合的に快調な体つくりをしていく考え。

そして、彼女との会話の中で、決定的に私の心に響いた“言葉”があった。

「人間の歴史は “飢餓” の歴史。だから人間は、空腹には強い。食を取らないことで、自然に体は快方に向かうもの。」

なるほど、と思わざるを得なかった。

人間の胃袋が、常に恵まれない空腹の状態にあることで、その事によって人間の体内が、是正の方向に向かい、正常に機能していくという仕組なのだ。

 我々の仕事と同じではないか!。 常に、目の前の壁があるから、能力の向上が生まれ、組織強化していく。

だから、現状に満足した瞬間から、病に侵され、組織は崩壊へと向かう。

 これが、この世の 「原理原則」 なのか。

だったら、どんな食事が理想的か?。

 「旬を食すのが、理想の食生活」

日本には四季がある。そして、その四季に耐えうる生活の知恵を蓄えてきた。
まさしく、それが長生きの知恵であり、日本人の長生きのDNAなのだ。

食欲の秋の収穫された食材で、日本人は寒くなる季節に体を温め、これから向かう冬への備えと、越冬食を備蓄してきた。

だから、今の季節の果実には、ビタミンCが多く含まれ、免疫力が高く、体を温める食材を黙ってでも多く摂ってきた。
だから、トロピカルフルーツなどは、やはり熱帯地方の食材であり、体を冷やす機能は多いが、秋、冬に体に良いとは言えない。

同様に、冬には冬の、春には春の、旬の食材が生り、体に吸収してきた。 その長い歴史の中で、日本人の体は生成されてきたのだ。

先日のブログ「最近の昼食」

http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-f20a.html
で、「一日一個のリンゴ」を記したが、まさに、その通りだったのだ。  

 私は、「食物と薬物は同じ」だと思っている。

食べることはだから、薬剤師の方のような着眼点で商品提案をしていく時代へ向かうハズだ。

いずれ、ドラッグと食品の壁が無くなり、ドラッグ的説明能力を有した人材が食品スーパーで活躍する時代が到来すると思っている。

 ドラッグ的発想で、食材が売れないか?。

説明POPが造れないか?。 そんな安易な発想で会話した、薬剤師とのやり取りから、途方もない空想へ飛んでいってしまった。

そういう意味で、その方面での「資格」と「知識」、更には、現存の商品とのコーディネイト力とその行動力が、今後のキーワードになっていくのだろう。






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2009年11月19日 (木)

SONGS(井上陽水)から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


前回のSONGSは「井上陽水」だった。
 4回連続らしい。

 そして、第一回目で「氷の世界」を歌ってしまった。
 残念ながら、残りの3回はもういい、という感じだ。

  私にとっての「井上陽水」とは、「氷の世界」に集約される。

 その後、彼はますます進化し、音楽を極めていくのだが、
 私にとっての「井上陽水」とは、
  まだ来ぬ未来の不安を抱えた若者の、
  不安と焦燥を詩に込めた「氷の世界」が全てなのだ。

 小学の高学年の頃だろうか。
 ラジオの粗末なスピーカーから流れる、井上陽水の「氷の世界」を初めて聴いた
 私は、頭をハンマーで思い切り殴られたような衝撃を受けた。

  “こんなにストレートな心の内面を、ダイレクトに詞にした歌があったのか!”

 そんな第一印象だった。
 そして、それは「氷の世界」という一曲だけの世界ではなかった。
 あの頃収録された全曲が、全て“魂の鎮魂歌”だった。

 今、私の手元には、3枚のLPレコードがある。

  「GOOD PAGES」
  「GOOD PAGESⅡ」
  「氷の世界」

 の3枚に収録された曲は、全てが名曲だ。

  「傘がない」「夢の中へ」「いつのまにか少女は」「人生が二度あれば」
  「夏祭り」「愛は君」「断絶」「小さな手」「白い一日」「心もよう」「東へ西へ」
  「あかずの踏切り」「チエちゃん」「氷の世界」「桜三月散歩道」「小春おばさん」

 いずれも、当時の私にとっては、大人への不安と憧れを代弁してくれた詩だ。
 今にして思えば、詩を載せて伝えるメロディーも良かったのだろうが、
 当時の私には、魂を揺さぶる「詩」だけが飛びぬけて私の心を震わせた。

  「フォークソング」 の時代だ。

 それ以前には、吉田拓郎やかまやつひろしなどがいたのだろうが、
 私にとっての「フォークソング」とは、井上陽水に尽きるのだ。
 あの頃以降の陽水は、ニューミュージックと呼ばれる領域へと進んでいった。

  そして、詩の穏やかになり、大人の雰囲気を醸し出した歌へと進んでいった。
  そして、私の陽水に対する興味も、薄れていった。

 そんな想いを募らせて見た先日の「井上陽水」だった。

  そして、氷の世界を聞いて、落胆した。
  当時の純粋な心で歌った陽水の歌では無かった。
  全てを知り尽くした大人の、遊びの歌だった。

 “なぜ、昔のストレートな声で歌わないのか!”

  進化していく、と言う事は、そう言う事なのだろうか?。
  当時の歌を当時の感情そのもので歌うと言う事は、無理なのだろうか?。

 思わず、レコードプレイヤーを再設定し、リビングの7chで聴いてしまった。




  

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2009年11月18日 (水)

不振なクレーム

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、私(店長)宛に、お客様からのクレームらしき電話があった。

 「今日、そちらで買物している時に、ずっとつけられていたのよね。」

  私は一瞬、ストーカーの被害かと思った。
  しかし、よくよく話しを聞いてみると、そうでは無かった。

 「私は何もしてないのに、警備員らしき人が、ずぅーっとつけてきて私を見ている
 のよ。今日は警備が入っているの?。不愉快だからやめてほしいわ!。」

  “いや、今日は入っていません” 私は、言いかけて、止めた。

  “変だな、何か匂うな”

 もしかして、・ ・ ・ ・ 。

  警備の入店を確認する為の、誘導尋問では?。

 当日の警備の有無のチェック、もしくは、警備員に仕事をさせない手口。

  以前は、こんなことがあった。

  お客様(お年寄り)からの、クレームに関する長電話。
  ベラベラと回りくどく、接客のクレームに関する電話。
  なんら具体的に、どこのだれが、どんな態度でのクレームなのか不明。
  30分ぐらいそんな電話を受けていた最中に、化粧品を数十万分やられた。

 そんな苦い経験から、そんな電話の場合には、電話の後に、各部に指示を出す。
 時に長電話の場合には、電話の途中(失礼のないように)でも、指示を出す。

  その電話の最中が、一番危険だからだ。

 そう言えば、そろそろ化粧品その他医薬品などの高額商品の大量窃盗が
 発生する時期になってきた。

 むかしから、この時期の大型窃盗は年間行事?のように続いている。
 再度、従業員への注意の喚起をしていきべき時期にきている。

 警備を入れてからの大型窃盗は、大きく減少はしてきているのだが。


 

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2009年11月17日 (火)

最近の“昼食”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、あるメール友達から届いたメールの中に、
 「朝食で、フルーツを摂っている」との話しがあって、
 最近の私の昼食には、必ず「果実」を取ることにしている。

 特に、最近は「果実」の説明POP作成の為にも、自ら自腹で果実を購入し、
 食感や味わいを自分の「舌」で味わい、実体験を書き込むようにしている。

 自分の食べたという実体験の裏付けのあるコメントと、それが無いコメントでは
 自ずと、その内容の説得力が、大きな差が出てくるものだ。

 更には、自らの体調の維持もある。
 特に今は秋の味覚である「りんご」「柿」「みかん」は、ビタミンCが豊富で、
 免疫力の高い成分が多く含まれている。

  昔から、日本でも、「柿は医者いらず」、と言われているし、
  欧米でも、「1日1個のリンゴは、医者を遠ざける」、と言われている。

 以前の昼食は、夜中まで体力の持つ食事がメインだったが、
 最近は、バランスの取れた食事を優先している。

 特に、果実は積極的に摂取し、なかなか取れない食物繊維もとるように
 心がけている。

  おかげで、体調もすこぶる好調だ。

 酒も、週に一回(本当です!)たしなむ程度だから、胃がやられることも無い。

 また、りんごや柿の品種の違いが敏感にわかるようになったことも、嬉しいことだ。
  
  今の「フジ」は蜜が満杯だし、「シナノスィート」は出始めには美味しい。
  「ジョナ」はさっぱりしているし、「津軽」は食感がパリッとしている。

  また、この時期の「富有柿」は、糖度が19度もあり、今の果実の中でも一番
  糖度が高い。そして、食べても意外に濃厚な味で美味しい。

 どうして、このような果実にとっては、有り余る商材豊富なこの時期なのに、
 売上が伸び悩んでいるのは不思議なぐらいだ。

 また、最近ハマっているのが、「レンジで鍋」シリーズの商品群。

  鮮魚と精肉でこの秋から商品化されたもので、トレイに盛りつけられた
  商品に、別売りのつゆと水を入れ、レンジで約6分温めるだけ。

  先日食べた海鮮鍋は、塩味のつゆを入れ、最後はご飯を入れておじやに
  して食べたが、最高に美味かった。

  やはり、食材からでる「出汁」が絶妙に相まって、最後のおじやまで美味しく
  頂けるこの「レンジ鍋」は、昼食にヘルシーに食事するにはうってつけだ。

   そう考えると、惣菜の単純な弁当の低迷は、わからなくも無いが。

  この「レンジ鍋シリーズ」も、開発商品とし今後期待出来るのかを、自らの舌で
  確認する為でもある。

  更には、食べ方を研究し、当初開発意図から広がりを期待出来るのかの
  私なりの検証でもある。

   しかし、いずれにせよ、この商品も食べれば簡単で美味しい商品だが、
   部門でのまとまりが無い。

  私は、このような商品群は、新たなカテゴリー商品だと思っている。
  デイリー商品も含めて、どんどん「レンジ対応」商品群が開発され、品揃え
  されてきている。

  この商品群を、お店でまとめて提案すれば、一大コーナーとして設立できる。
  要は、このような品揃えを、「目立たせる」、と言う事だ。

  さて、ここからが、私の出番であると思っている。
  お店の店長として、開発意図を理解し、よりお客様に近い感度で売場展開
  していく。

  どこにでも、同様の商品は存在する。 
  問題は、どこで、どう括って、どう販売するか、だ。
  それだけで、600坪の中の一品一品が活きるも死ぬも決してしまう。

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2009年11月16日 (月)

まぐろカマ焼きの量販

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


月に一度の量販日を1週間後の控えた、ある日。

 惣菜チーフが、私に言った。

  「店長が喜ぶ話しがあります。」
   「おうっ、何だ、何だ?。」

  「今度の量販日で、まぐろのカマ焼きを100本やります。」
   「おっ、良いねえ。ところで100本も焼き切れるの?。」

  「一回に5本入れて、20分程度で焼けますから、なんとかなりますよ。」

 まさか、部門の方から言ってくるとは思わなかった。
 聞けば、チーフが担当者から引き出した数量らしい。

  流石、チーフだ。

 自ら「口」に出し、部門を引っ張る場面。
 敢えて担当者の「口」から、決意を引き出す場面。

  今回は、底辺からの部門総意を活用した単品量販の事例が出来上がりそうだ。

 「まぐろカマ焼き」に関しては、他店の事例の導入である。
 鮮魚で所有している「まぐろカマ」を、惣菜に流用して、焼いて販売する。

  家庭では絶対に焼けない程のジャンボカマである。
  だから、脂の乗りも良く、食べては絶対に美味しい。
  更に、鮮度(冷凍状態の鮮度)も良く、焼けてからの食感も良い。

 そして、更に、利益が取れる。

  一番の要因はそこだ。

 家庭では、料理出来ない。
 美味しい。
 利益が取れる。

  まさに、惣菜で販売する為に存在する素材である。
  先月は、そのお店があまりにも売り過ぎて、生産が間に合わなかった商品。

 その「まぐろカマ」を、1週間後の量販日に仕掛ける。
 それも、100本も。

  惣菜の商品は、グロサリーと違い、仕入れたらすぐ売れる訳ではない。
  生鮮とも違い、解凍したり、パック詰めしてすぐ売れるものでも無い。

 必ず、煮たり焼いたり揚げたりして、ようやく商品化出来るものである。
 簡単に100本と言うが、オーブンは一つ、一回に10本程度。
 単純に、200分、3時間、それも、合間合間をついての仕事になる。

  しかし、効果は、直ぐに現れた。
  焼き上げを、直ぐにマイク放送で流し、
  家庭では料理不可を強調すると、お客様は寄ってくる。

 惣菜の強みは、何といっても、このライブ感である。
 旬、出来立て、匂い、味、作りたてのライブ感の総合力で問われている。

  売場がゼロで始まり、ゼロで終わる惣菜ほど、攻めの売場が売上拡大へ
  直結する部門は無い。

  しかし、売上低迷、利益低迷の昨今、惣菜の縮小均衡が加速し、売上低迷
  に陥る店舗が多い。

  ベーカリー、惣菜共に、そのような傾向が続く。

 このような部門ほど、粗利拡大商品で徹底して粗利額を稼ぎ、
 価格感度品で、徹底した売上・集客対策を施し、集客力を低下させない政策
 を模索いていくことが大切だ。




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2009年11月15日 (日)

松井秀喜の7年間

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ニューヨーク・ヤンキースがワールドシリーズを制した。

 そして、松井秀喜が、日本人初のMVPを獲得した。
 思えば、常勝集団だったヤンキースが、松井の入団と共に、
 ワールドシリーズの優勝から遠ざかって久しい。
 松井にとっても、この7年間は苦い時代を過ごしてきただろう。

  しかし、やはり世の中は良く出来ているものだ。

 その7年間の苦しみが凝縮された形で、最高のスポットライトを松井に当てた。
 
  誰が見ても納得のいくMVPの獲得。
  松井の為のワールドシリーズと言っても過言は無い。

 思えば、今年は、野球の世界における「日本人」の活躍が飛びぬけていた。

  3月24日の、サムライジャパンの「WBC」での優勝。

 感動を呼んだ「イチロー」の決勝打が象徴する、奇跡の優勝。

  そして、今回のワールドシリーズでのヤンキースの優勝と、松井のMVP獲得。

 7年間無冠に甘んじた、「強打者」松井の凝縮されたスポットライト。

 この二人は、やはり、記憶に残るバットマンであることは、間違い無い。
 しかし、この二人の優勝への貢献度は、役割的には大きく違っていた。

  チームリーダーとしての、イチローの役割と活躍。
  職人バットマンとしての、松井の貪欲なまでの活躍。

 イチローは、そのリーダシップと態度で、チームを引っ張り、
 松井はその実直なまでの真摯な態度で、打点を叩き出した。

 それは、その後のインタビューでのコメントでもはっきり出ていた。

  常にチームを前提に、自らの存在を見ていた視点のイチロー。
  常に目の前の状況から、ピッチャーとの勝負の視点の松井。

 これは、どちらがいいとか、わるいとかの問題では無い。

  自らの「強み」を、しっかりと状況に応じて最高の結果に結び付けたか、だ。

 走、攻、守で活躍し、チームの精神的支柱として存在したイチロー。
 チャンスで打点を叩き出し、チームへの貢献を愚直に遂行する松井。

  しかし、階段の伸びり方は違えど、二人の結末は本当に似ている。

 イチローは、WBC期間中極端な不振にあえいでいた。
 そして、最後に巡ってきたチャンスを、圧倒的な集中力で役者を演じた。

 松井は、7年間、ワールドチャンピオンから見放され続け、チャンス到来も
 体の故障で指名打者での出場しながらの、千両役者ぶりを発揮。

  自らの体を酷使し、努力をし続ける人間には、必ず巡ってくるチャンス。
  誰にも、チャンスは、大なり小なり巡ってくるもの。

 そのチャンスを掴める者、掴めない者。
 その差は何か?。

  それは、普段の努力以外の何物でも無いことを強烈に教えてくれた
  今回のワールドシリーズの、松井の活躍とMVPの獲得だった。




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2009年11月14日 (土)

小学生の店舗見学Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで「小学生の店舗見学」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-0c7a.html

 今回はその続編。

 前回の小学生は、約40人
 今回の小学生は、約100人。
 更には、一番近場の小学校の児童さん達だ。

  前回の店舗見学でも、いろいろな事を体験したもらった。
  店内放送用のマイクで、お買い得品の案内をしてもらったり、
  エンドレステープに、今日のお買い得なお野菜を吹き込んでもらったり。

 それは、彼らにとってもサプライズだったろう。

  通常、このような店舗見学では、事前に先生から言われて、聞きたい質問事項
  を事前に考えてきて、店舗見学と同時に、自分の口から質問し、お店の人から
  聞き出す、という事で、いろいろな事を学んでいく事が狙いだ。

 その質問事項で、一番多いのが、

  “お客様を呼ぶ為に、お店で工夫しているところは、何か?”

 以前の私は、今取り組んでいるいる事を、逐一話をしてきた。
 
  そして、想う事は、「本当にわかったのだろうか?。」

 形だけの、質問と受け答えでは、単なる課外授業と同じだ。
 だから、前回の店舗見学から、少し受け入れ方を変えてみた。

  それが、参加型の店舗見学である。
  「店舗体験見学」、とでも言おうか。

 学校では、なかなか学ぶことが出来ないことを、学んでもらおう、と思う。
 まず、冒頭での諸注意から、児童さん達に話した。

  「私達は、お客様を一番大切に考えています。皆さんも普段はお店のお客様
  ですから、一番大切に扱われてきました。しかし、今日は、お店の従業員と同
  じ立場でお客様を大切にしてください。店舗見学の最中にお客様に、道を譲る、
  お客様の買物の邪魔にならない、常にお客様への心配りを忘れずに行動して
  ください。」

 少し厳しい口調で、話しをした。
 ここは学校では無い。大人の厳しい社会、社会人として他人への心配りの大切
 さを、冒頭で話した。

  それから、店内に入ってもらい、自由に店舗見学だ。

 私は、そこでマイクを取りだし、店内放送を始めた。
  「只今、店内では○○小学校の3年生の児童さんが店舗見学中です。ご了承
  ください。」
 更には、
  「本日のお買い得品は、○○と○○です。」 等々。

 そこで、近くにいた児童にマイクを差し出した。
  彼らは、当然のように顔を後ろにそらし、イヤイヤをしたが、興味のある子も
  いて、近寄ってきた。

 シメシメだ。
  「さあ、君の声が店内に響くから、声を出してごらん。」

 それから、一気に店内放送が盛り上がった。
 初めは声を出させる程度だったが、私も、彼らに考えさせるようになった。
  
  「みんながお買い得と思える商品を見つけた来て、このマイクで放送してごら
  ん。」

 俄然、児童達の店内を見る眼が変わってきた。

  更には、鮮魚でエンドレステープを吹き込んでいたら、また児童達が周りを
  取り囲んだ。

 私は、近くの魚を名前や、鮮度の見分け方を教えた。
 それを、エンドレステープに吹き込ませた。

  「真っ黒なイカだよぉ~。脂の乗ったサバだよぉ~。」等々。

 更には、今日のお買い得品を見つけてきた彼らに、その売場で売り込みを
 させた。

  「今日は、挽肉が割引だよぉ~。牛乳が1割引きだよぉ~。」等々。

 そして、彼らに質問した。

  「どうだい、お客様は寄ってきたかい?。」

 「挽肉売場にお客さんがたくさん寄ってきた!。」
 「牛乳売場で声を出したけど、みんな笑っていた!。」
 「パンの割引を放送したら、パンの試食を食べに来た!。」

  どんどん、てっちゃんワールドに引き込まれていった。

 “お客様を呼ぶ為に、お店で工夫しているところは、何か?”

  彼らは、自らの体験から、この事を体で学んだことだろう。

 “自分で、自分の体で行動して動くから、お客様は呼べるんだ!”

 約1時間の店舗見学の後、私の最後の締めがあった。

  「今日は、ご苦労様でした。皆さんには、いろいろな体験をして頂きました。
  そして、皆さんは学んだと思います。お客さんが来てくれる工夫とは、お店の
  従業員一人一人が、皆さんが体験したような努力をしていることなんです。
  毎日毎日、自分で行動して、お客さんにお買い得な商品を説明して買ってもら
  っているんです。だから、毎日お客さんを呼べるんだよ。働くひとりひとりの努
  力なんだよ。これは、スーパーのお仕事だけではないよね。みんなの勉強だっ
  て、毎日コツコツ努力した分だけ、身に付くんだよ。なんでも同じなんだよ。」

 最後に、先生も言っていた。
  「今日は、本当にいい勉強が出来ました。先生もいろいろ勉強できました。」
  「最後に、店長さんに大きな声で、お礼を言いましょう。」

 夕方、お母さんと買物に来て、自分の吹き込んだエンドレステープを聞いた
 子供達は、どんな会話をするのだろうか?。

  今晩の食卓が、楽しみである。





  

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2009年11月13日 (金)

レジの販売戦略Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで「レジの販売戦略」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-1a78.html

 そしてその後、11月8日の日曜までが最終販売日に設定され、これをもって
 テディベアーのぬいぐるみの販売は終了となった。

 結果は?。

  あの量販日に70個7万の売上を記録し、他店の追随を許さない数量と金額の
  格差をつけたにも関わらず、じりじりと他店に迫られてきた。

  お客様の飽き、または買い疲れ、そして、我々の油断、更には他店舗の
  必死の追い上げ。

  そして、なんと、10月を終了した段階では、数量1位のお店に18個の差、
  金額1位のお店に1万の差で、逆転を許していたのである。

  その時点で、数量、金額とも2位の状態。
  あれだけ差をつけて引き離していたのに、だ。

  ウサギとカメの競争ではないが、まさにそれを地で行く展開になってしまった。
  そして、その状態で敗北すれば、その例え(たとえ)を永遠に伝え続けられ、
  我々は伝説の敗北者としての“烙印”を押されてしまう。

  それだけは、何としても、阻止しなければ。
  我々一同は、もう一度巡ってくる「量販日」に賭けた。

 レジ一同も、そのことは重々承知であり、次回量販日でのお買い求めを伝える
 「カミカミマイク放送」をしつこく流していた。

 また、店内の鮮魚と惣菜の売場に展示したぬいぐるみや媒体物に、次回量販
 日で更にお得なコメントを書き込み、PRに余念が無かった。

 私も毎日、前日までのデータをアウトプットし、コメントを書き込んでレジに渡して
 いた。

 それが、いつしかレジのパートさんにまで伝染していったようだ。

 ある日、レジのパートさんから尋ねられた。
  「店長、テディベアの販売金額は、現在何位なんですか?。」

 社員だけではなく、パートさんまで興味を持って状況を知りたがっている。
 量販日へ向けて、レジ全体が過熱していった。

  そして、当日。

 思いのほか、数量は伸びていかない。
 12時を過ぎても、10個程度の販売。

  「前回とは違うな。やばいぞ。」

 前回は12時で、約30個は販売していた。
 今回は、出だしが鈍かった。

  しかし、お客様の買え控えからの、この日の購入意欲は旺盛だった。
  午後になり販売が伸びてきて、従業員の買い上げも伸び、
  最終30個、約3万の販売を記録した。

 私も、レジチーフに買わされてしまったほどだ。

  そして、翌日のデータから、数量、金額とも1位を奪還したことを確認した。

 先ほどのパートさんと、朝の休憩室で顔を合わせ、真っ先に聞いてきた。

  「店長、どうだったんですか?。」
   「見事、1位を奪取したよ。みんなの力だ。」

 そのパートさんも、小さいものを3つ購入したと言う。

 レジの仕事とは、なかなか数値には反映されないものだ。
 レジの生産性とか、スキャニングスピードが速くなったとか言っても、
 やっている本人達の達成感は少ない。

 このような、販売面での数量や金額、そして何より、他店との順位が出ると言う
 ことが、チームで仕事をしていくには大切なことなのだろう。

 みんなで力を合わせて、目標をクリアしていく。
 レジに関わりの少ない私だが、販売面を好材料に、深い関わりを持てたイベント
 だった。

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2009年11月12日 (木)

ワインへのこだわり

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年も、ワインの季節になってきた。

 ワインと言えば、「ボージョレー・ヌーボー」が年間最大の量販期だが、
 私には毎年、この時期に量販するワインがある。

 ボージョレーは、当然企業として量販はしていくが、
 輸入ワインとは別に、国産の新酒のワインを量販する。

  長野県塩尻市の桔梗ヶ原のコンコード種を原料にした
  A社の新酒のワインだ。

 かって、初めて出会った時、こんなに美味しい新酒のワインがあったのか?、
 と感動したのを覚えている。

 当初は、バイヤーの送り込みで終了だったが、上記の通り、自ら賞味して
 美味しかった為、酒売場のメインの売場で販売したら、売り切れてしまった。

 再度、バイヤーに連絡し、追加納品してもらい、販売し売り切れ。
 そんな事を繰り返しながら、年を越しても販売し続けたのを覚えている。

 それ以来、ワインの新酒に時期には、いち早く売場を増設し量販した。
 そして、2年ぐらい経過した頃だろうか、突然、A社の方が来店した。
 問屋さんから漏れ聞いて、伺ったと言う。

  通常であれば、どの企業も、当初送り込みが終了した段階で、
  売り切れ御免の商品らしい。

  しかし、私の場合、その後も徹底して販売し続け、300本ぐらい販売してしまう。
  これだけ量販すれば、メーカーもタダではおけないのだろう。

  そして、どんな売り方をしているのだろうか?
  そんな興味もあったのだろう。

 それ以来、その営業の方は、毎年当店に来店してくれる。
 時には、上司と来店し、ご紹介いただいた事もある。

  そして今年は、彼に知恵を授かり、前年の新酒を事前販売し、
  その後に今年の新酒に切り替えていくという販売戦略をとった。

   「昨年の新酒も、一年経過し、味がまろやかになりました。」

  そんな「コトPOP」で攻めてみた。
  流石に、昨年ほどの動きは無いが、それでも数本は売れていた。

 ワインに限らず、私には一つの流儀がある。

  “日本人には、日本の風土で育った食材が、一番、体に合う”

  と言う事だ。

  日本という風土で生まれ育った、我々日本人は、当然ながら、この日本という
  気候風土で生まれ育った食材が、一番口に合い、体に合うのだ、と。

  どうも、輸入ワインは、口に合わない。
  フランスもドイツもイタリアも、ましてチリやアルゼンチンも
  私の口には、どうも合わない。

  これは、輸入ワインをけなしているのではない。
  嗜好の問題でも無い。
  口に、合うか、合わないか、の問題だ。
  それは、私だけの問題なのかもしれない。

 しかし、私同様にお客様にも伝わったから、これだけ量販出来ているのだろう。
 今年も、ボージョレーと同様に熱いワインの売場が出来そうだ。



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2009年11月11日 (水)

部下の人生を背負う「覚悟」Ⅱ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「出会いが運命を決める」を記した。

 自分が中心となって、出会いと運命を考えると、上司との出会いを考える。
 しかし、部下の視点でみると、私との出会いが部下の運命に影響を与える。
 
  それも、恐ろしい事だ。

 以前のブログ「成長するものだけが生き残る」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-aad2.html

 自分の部下が、自分との出会いによって、成長のきっかけとなるか?。
 そして、それによって、部下の人生に良い影響を与えられるか?。
 その部下が、自分との邂逅を通して、組織のリーダーに成長できるか?。

  自分には、部下の運命を背負うという「覚悟」があるのか?。
  その「覚悟」を、背中で見せているのか?。

  そう考えると、まだまだ、全然甘い。
  部下には、申し訳無い、という懺悔の念。

 今、私のお店には、全店で一番若い副店長がいる。

  前回の面接の折、副店長が最後に、私に聞いてきた。
  「店長は、この会社で、どこまで目指しているのですか?。」

  私は、少し考えて、答えた。
  「生涯、一店長だ。店長を極めたいと思っている。」
  「それが、経営を極めることだと思っている。」

  そんな事を言ったと思う。
  そう言った以上、彼には、私が考えている
  「店長像」を見せていきたいと考えている。

   それからだ。

  事あるごとに彼には、逐一その瞬間瞬間の考えを伝える事にしている。

  経営、特に店舗経営に関しては、毎日、その瞬間瞬間が真剣勝負。
  その状況で、どう判断し、どう行動し、どう組織で商売をしていくか。

  昨日までのデータから、今日の売場の、どこに課題があるのか?。
  今日のお客様の動きから、どう仮説を立て直し、明日の発注に活かすか?。

 先日は、果実売場のトップ平台前で、彼に聞いた。
  「先週のデータで、柿の数値が不振だ。この売場から、何が問題だと思う?。」

  そんな調子だ。
  当然、彼は答えられない。

 普段から、そのような視点で、売場を見ていないからだ。
 更に、自分の出身部門以外は、商品知識も無い。

  しかし、店長として、そのような視点で売場を常に見ていることに気付かせたい。
 
 更に、そこから、どうスピーディーに行動し、
 部下へ伝え、部下の行動を変え、結果を変えるか。

  その事を、毎日の仕事の中で、見せていきたい。
  そして、その事の積み重ねが、彼の人生に、
  一期一会の邂逅を生むことを、気付かせたい。

 しかし、全ての基本は、自らが育ってきた出身部門の“原理原則”が、
 商売の基本であり、他部門でも当てはまる原理原則なのだと言う事だ。




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2009年11月10日 (火)

“出会い”が運命を決める

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人の運命は、「邂逅」によって決まると言われている。

 「邂逅」とは、出会い。

  これは、人との出会いだけでは無い。
  書物との出会い、土地との出会い、車との出会い、仕事との出会い等等だ。

 我々は、人や物との出会いにより、心が動かされる。
 感動する、とも言う。

 そして、心が動く事により、行動が発生する。
 行動が変わる、とも言う。

 行動する事により、状況が変化していく。
 状況を変える、とも言う。

 状況が変化すれば、結果が変わる。
 結果を出す、とも言う。

 結果が変われば、評価が変わる。
 信頼される、とも言う。

 信頼されれば、運命が好転する。

  “出会い”

 良い出会いに恵まれれば、明るい未来が開け、
 悪い出会いに遭遇すれば、転落の坂を転げ落ちる。

  良い人に出会えば、「良縁」が得られ、
  悪い人と出会えば、「腐れ縁」が続く。

 それは、出会った時の、心の持ち様で左右される。

 前向きな姿勢にある時の出会いと、
 後ろ向きの姿勢にある時の出会い。

  前向きの姿勢にある時の出会いは、前向きの方向に加速し、
  後向きの姿勢にある時の出会いは、後向きの方向に加速する。

 だから、自分の心の持ち様次第で、出会いも変化してくるのもだ。
 前向きの姿勢とは、そのことによって、明るい未来を目指す事。

  要は、新たな挑戦や現状打破により、状況を好転させようとすること。
  そのような輪の中での出会いは、同じ方向を向いた仲間が取り囲み、
  自らの意志を加速させ、支援を受け、成功への情報が集まってくる。

 逆に、後向きの姿勢とは、そのことによりなんら前進しないこと。

  要は、出来ない理由を見つけ、それにより現状に甘んじる事。
  そのような輪の中での出会いでは、問題の本質から逃れ、
  現状の既得権の保守に走り、全ての情報を遮断する。

 特に、異質の世界の人たちとの出会いは、人を成長させる。

  同業他社の人々、他業種流通の人、営業畑の人、研究畑の人、
  メーカーの人、卸の人等、我々を取り巻く環境の人々は多い。

 そのような方々の考え方や、逆境での状況判断と行動等、
 なるほどと思わせる、逆転の発想や視点がたくさんちりばめられている。

  いずれにせよ、自らが「前向きの姿勢」に無ければ、
  良い出会いとして、自らの未来に状況を好転させる結果にはつながらない。

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2009年11月 9日 (月)

代替えの利かないマネジメント

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


チェーンストア理論から言えば、店長が変わってもマネジメントは普遍である。

 それは、正しい事であり、企業として普遍のマネジメントの確立は理想でもある。
 こぞって、企業はマネジメント手法を導入し、マニュアル管理を強化してきた。

  しかし ・ ・ ・ 、

 店長や部門チーフが変わって、マネジメントや数値がブレるのは何故か?。

  それは、マニュアルとはあくまでも “型” に過ぎないからだ。

 本来の目的があって、その達成の為に、万人向けに「マニュアル」が確立された。
 
  だから、まずは、目的の共有が最優先の課題となる。
  それから、その目的に沿ったマニュアルの確認を個人個人がチェックする。
  そして、最後は継続と徹底だ。

 このように、マニュアルによる仕組みを定着させるには、

  ・ 「ルール作り」
  ・ 「周知徹底」
  ・ 「継続」

  のサイクルをどうまわしていくかだ。
 
 いずれにせよ、店舗での「周知徹底」と「継続」がポイントであり、
 この二項目の徹底度合いで、定着度合いが決定する。

 そして、店舗に委ねられた瞬間から、
 現場の「知恵」と「意志」に左右される。
 
  それが、現場の人間の力であり、
  それが 「現場力」 と呼ばれるものだ。

  そして、その「現場力」を引き出していくのが、
  現場を統括するマネージャーの仕事であり、
  組織の方向性を示し率いるのがリーダーの仕事である。

  全ては、マネージャー、リーダーの肩にかかっていると言っても過言ではない。
  
 マニュアルは、いくらでも代替えが利くが、
 マネジメントには、代替えが利かないのである。

  同様に、代替えの利く「店長」と、代替えが利かない「店長」もいる。
  
   “あの人以外は、この仕事を任せられない”
   “あの店長以外は、このお店を任せられない”

  そう、言われているか、思われているか。
  そこには、本来のリーダー・マネージャー以上の何かが存在する。

   それが、「信頼」。

  “あの人なら、やってくれるだろう”
  “あの店長なら、競合を叩きのめしてくれるだろう”

   マニュアルを遂行するだけではなく、
   新たなものを「創造」する力。
   期待以上のものを「創造」する力。

 ますます、この業績の中、そんな店長が必要とされていくのだろう。

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2009年11月 8日 (日)

トップの来店

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久々に、トップが来店した。

 求刑(いや休憩)をしていたお昼過ぎ、レジチーフに言われた。

 「店長、トップがいらしてましたよ。」
  「なぁにぃ~、いつ、どこにいた。」

 「なんか、スーッと、カウンターを、“オウッ”と言って、通り過ぎて行きました。」
  「そして、どこへ行った?。」

 「もう、見えなくなりました。」
  「帰ったのか?。」

 「たぶん、そうだと思います。」

  それを聞いて、立ち上がりかけた腰を降ろした。
  そして、昼食用に買ってきた、私の好きな「シナノスィート」を口に運んだ。

 その時だった、休憩室入口から、トップが笑顔で入ってきた。

 「オウッ、ご苦労さん!。」
  「あっ、こんにちは。ご苦労様です。」
  「シナノスィートです。いかがですか。」

 「オウッ、ありがとう。」

 その場に居合わせたパートさんが、トップに言った。
 「お茶は、いかがですか?。」
  「ありがとう、頂くよ。」

 それから、小一時間ぐらい、いろいろと話しをした。
 思えば、トップと、こうやって休憩室で椅子に座って話しをするのは、初めてだ。

 いつも、売場で、またはバックヤードで立ち話だった。
 私が休憩中だったとい言う事もあるだろうが、
 今日は、椅子に座っての会話だった為、長時間に及んだのだろう。

  約一年前に、競合出店後に来店され、
  ケチョンケチョンに叱咤されて以来、
  売場に対しての指摘は、ほとんど無い。

 しかし、トップから見た、今日の売場は、どのように映っているのだろうか?。
 お店を預かる店長としては、一番気になるところだ。

  私は、店長とは、トップの分身だと思っている。

 このお店の本来の店長は、トップであると。
 しかし、チェーンストアとして他店舗経営をしていくと、どうしても代替えの店長
 が必要になってくる。

  トップが経営するお店を、代わりに店長が預かる。
  だから、店長主導のお店とは言え、
  本来の店長であるトップが、「違う」と言えば、「違う」。

 本来の店長であるトップだったら、この場面で、どんな展開をするか?。
 この状況で、どんな判断をして、どう結論をだし、行動するか?。
 
  その根本となるところが、経営理念だ。
  
  経営理念 = トップの考え

 だから店長は、トップが居なくても、常にトップの価値基準を
 経営理念という物差しで、図って行動できる。

  理論的には、このような構図だ。
 
 しかし、

  直接、トップを前にすると、気持ちの持ち様が変わる。
  
   “なんとしても、やらねば”
   “この業績を、何とかせねば”

  自らの体に、トップの魂が入り込むのがわかる。

 それが、直接トップが来店して、顔つき合わす、本来の意図なのだろう。

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2009年11月 7日 (土)

自分の“顔”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「人間、40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持て」

 とは、第十六代アメリカ大統領 「エイブラハム・リンカーン」の言葉だ。

  「自分の顔」

 遠くから見た自分の姿は、良く見かけるが、
 洗面所などで、まじまじと自分の顔を見ると、

  “いつの間にか、皺が増えたなぁ~”

 と思ってしまう。

 そして、かっての20代の自分の顔と比べると、
 より、はっきりと特徴が突出して、出てきているのがわかる。

  おでこと目じりの皺は、より深みを増し、
  ほっぺたがどんどん垂れさがり、
  しかし、眼光だけは、異様な采を放つ。

 鏡を前にすると、ついつい落ち着いた顔をしてしまうが、
 ちょっとした考える表情や、不思議な表情を浮かべた時の顔は、
 まさに、相手を睨みつけているようにも、見えてしまう。

  この「顔」が、相手に認知されている、現実の俺か?。

 私の、20代の頃は、どちらかと言えば、「受身」だった。
 そして、それが、顔に出ていたのだと思う。
 写真などに残っている自分の顔を見ていると、
 何か、「ボーっと」しているような顔なのだ。

 30代の顔は、目の周りがどんどん老化し、窪んできた。
 その頃は、上と下の板挟みで、体調を壊していた時期でもある。

 そして、今。

  “この顔では、相手に対して、相当腰を低くして臨まないと、誤解されるな”

 本気で、そう思っている。
 朝、洗面所に向かう自分を、まじまじと見て、本気でそう思った。

 よく、

  「40歳までは、親が創ってくれた、顔」
  「40歳を過ぎてからは、自分が創る顔」

 そう、言われる。

  四十をこしてから、それまでの人生を背負った顔が、目の前に現れる。
  しかし、それもどんどん変化していく、と言う。

 どんなに変化しても、いい。
 
  信頼される、「顔」なっていきたいと思う。



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2009年11月 6日 (金)

“己に勝つ”とは

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで、「四季の心」を記した。

 その中で、

  『自分に向かうときは、厳しい冬の「心」』

 に、心が響いた、と言う事も記した。

 しかし、それは、自らの過去の行動、言語に対して悩め、と言う事ではない。
 どんな人間でも、後ろ向きに悩むと言う事は、疲れる事だ。

  しかし、いつしか後ろ向きに悩んでいる自分がいる。

 過去の行動や、言動に対して悔んだり、
 対人関係で、人の噂に振り回されたり。

  そんな時ほど、疲労感を感じ、体力を消耗する。
  そして、自滅していく。

 前に、一歩も進まないまま、自ら自滅していくのである。
 それは、以前のブログ「とことん悩め」に記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-7af3.html

 それは、「前向きに悩む」、と言う事よりも、
 
  「過去を憂う」、と言う事であり、「後ろ向きに悩む」ことである。

 過去を憂いて、後ろ向きに悩んでも、事は前には進まない。
 自らのマインドを、どうコントロールするか、だ。

  それは、過去を認め、事実を認め、素直に受け入れ、
  更に、前向きに、これからどう行動すれば、解決できるのか?。

その事に対して、考え、悩み、そして、即行動する。

  だから、相手に対して、直接に詫び、謝罪し、今後に向かう。
  または、仕事に前向きに直視するから、焦点が合わせられる。

 物事とは、後ろ向きに逃げるから、どんどん見えなくなるのである。
 前向きにスピードを持って近づくから、どんどん本質が見えてくるものだ。

  常に、前向きに考え、前向きに悩み、前向きに結論づけ、行動する。
  
  そのような、“心の強さ” を身につける事が、

   “己に勝つ”

  と言う事なのだと思う。



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2009年11月 5日 (木)

四季の心

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近読んだ本で 「40歳を過ぎたら、好きなことをやれ!」 
 という本があった。

  著者 今泉正顕(いまいずみ まさあき)   三笠書房

 地方のテレビ局の開設に参加し、社長、会長を務めた方。
 
  その方が、“生き方、死に方の人間学” をまとめたのが本書。

 人生80年とすれば、40代はまさに、折り返し地点。
 その、折り返し地点を過ぎてからの、“生き方” を説いた書と言える。

  まだまだ、人生を達観するには早すぎる世代。
  しかし、なりふり構わず突き進み、引き出しを増やしていく世代でも無い。

 それが、書の題名である「好きなことをやれ!」 と言う事なのだろう。

  40までで自分を確立させ、自ら備えた武器をよりどころに、
  自由に、好きなように生きていく。

  要は、旅立つ、ということだ。

 40までは、親から頂いた「5体」「顔」で生きてきたが、
 40過ぎてからは、自ら鍛えた「体」と「顔」を武器に、生きていく。

 そんな「本」の中で、心に響いた言葉があった。

  人生のいろいろな場面での、「心」の持ち様を著した「言葉」があった。

   人に接するときは、暖かい春の「心」
   仕事をするときは、燃える夏の「心」
   考えるときは、澄んだ秋の「心」
   自分に向かうときは、厳しい冬の「心」

  著者が実際に作りだした、オリジナルの言葉では無いらしいが、
  私には、大いに響いた言葉である。

  特に最後の、厳しい心で自分に向かえ、という言葉には、グサリときた。
  自分に向かう時の、甘え、妥協、放棄、をついつい思い出してしまった。

  この、四季の言葉。
  春から秋へかけての言葉は、理解できるし実践も出来る。
  しかし、最後の冬の心は、私自身もまだまだ甘い。

  接客、仕事、家庭、その他外部に対しては、外部から言っていただける人
  がいる。

  しかし、自分に向かう心だけは、誰も言ってくれない。
  自分で自分を戒めていくしかない。

  だから、ついつい、甘えに占領されてしまう。

 忘れてはいけない「名言」だ。

 

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2009年11月 4日 (水)

逆バージョンⅡ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで「逆バージョン」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-9c1b.html

 ある店舗をMR中に、逆声をかけられ、慌てふためいた状況のブログだった。
 そしてその折に、販売面でのアドバイスをしたが、“言葉”が通じないようだ、
 との記事を載せた。

  そして後日、再度MRしてみた。
  期待をしていないでのMRだ。

  そして、その売場は、9割はアドバイス通りの売場に変わっていた。

   「やってくれるじゃぁ~ん。」

  言葉は、しっかり通じていた。
  それも、胸に響いたのだろう。
  本当に9割がたは、しっかり、私のアドバイス通りの売場に変更され、
  提案したい商品がしっかり“面”を取って展開されていた。

  以前より、全然すっきりし、量販体制の売場に近づいていた。

   「この会社も、まだまだ捨てたものでは、無いな。」

  私が、とやかく言えることではないが、率直にそう思った。

 店舗の販売力を決めるのは、各部のチーフに負うところが大きい。
 だから、どんな企業といえども、スーパーマーケットであれば、
 若手のチーフが元気なスーパーマーケットは将来性が高い。

  そして、彼らを率いる店長に行動力があれば、なお良い。

更にその日は、もう一人の「彼」を訪ねて、同企業の別店舗へ足を運んだ。

 その「彼」とは、以前のブログ「競合店からのMR」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/mr-59d4.html
 競合店の担当者。しかし、最近姿が見えないなぁ~、と思っていたら、
 人事異動で他店舗へ異動したらしい。

 その彼に会いに、その店舗へ行ってみた。

  青果では入り口から出てきた「彼」は、私を認めて、びっくりした表情だ。

  「おうっ、元気か?。生きてたか?。」

   「はいっ、生きてました。お久しぶりです!。」

  「異動した、と聞いて、心配していたんだ。生きてて良かった!?。」

   「ご心配かけました。ここで元気でやってます。またおじゃましますので。」

 相変わらず、目をキラキラさせながら、目を据えて話しこんできた。
 とても、他企業の人間とは思えないような会話を交わして、
 その店舗を後にした。

 私は、思った。

  「来て、良かった。」

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2009年11月 3日 (火)

「カンブリア宮殿」から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日は、録画した「カンブリア宮殿」を見て心に残った。

  「東京モード学園」  学長 谷まさる氏。

 以前から、東京モード学園のテレビコマーシャルは目にしていたが、
 そのコマーシャルの先入観と、実際の学園の現状の実態とは違っていた。

  4年生の専門学校で、学費も高い。
  しかし、就職率100%。それを保証する。
  そして、15年間の転職の斡旋もする。

 すごい実績だ。しかし、それには学長の強い想いと戦略があった。

  遊ばせる学園では無い、就職を前提に、社会へ旅立つ為の学園に徹する。
  卒業証書を渡すのが学校では無い、就職をさせるのが本当の学校だ。

 そう、言い切る学長に学んだ学生は、確かに引く手数多だろう。

  確かに、テレビを見ていて思うのは、就職をし社会に出た学生が、即戦力とし
  てすぐに社会参加出来るレベルまで鍛え上げる、という学園のスタンスだ。

  だから、教育スケジュールも厳しい。課題も年間で200以上あるという。
  茶髪のあんちゃん(失礼)が、ヒイヒイ言いながら、「人生で一番頑張っている」
  と言っている場面も出てきた。

   そして、「礼儀・作法」。

  私は以前から、ブログでも書いてきたが、「礼儀」とは社会人としての成長の
  スタートラインであり、これを身につけない限り、必ず挫折すると思っている。

   この番組でも、「即戦力」を育てている、と歌っているが、
   私から言わせれば、私たちの世界である「小売業」に入社してくる学生の
   
    即戦力とは、「礼儀作法」と「素直な心」 だけだ。

   この二つの基本を身につけてきた学生は、即戦力だと思っている。
   その彼らに、どう色をつけ、濃淡をつけ、彫を刻むかは、企業しだい。

  だから、就職前の学生や学校に期待したいのは、就学中に、徹底して

   「礼儀作法」と、「素直な心」を、徹底して養ってほしいと思う。

  それらを習得したうえで、技術面の教育へ進んでほしいと思っている。
  しかし、どうしても学生を集める営業上、うわべのカッコいい技術習得面
  の教育カリキュラムになってくるのだろう。

  そうして、使えない人材を企業に送り込む結末となる。
  東京モード学園は、その事を良く知っているのだろう。
  
  だから、表面上の技術面に関しても、徹底して習得させる。
  それこそ、その分野で就職しても、即戦力で使えるように。
  
  しかし、もっとすごいのは、一人前の人間として、自ら成長していける基本、

   「礼儀作法」、を徹底して、叩きこんでいるのだ。

  これは、本物だ。そう、思った。

  以前のブログ「自育の条件」でも記したが、人材は入社3年で将来が決まる。
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-9e47.html

 そんな事を思いながら見ていたが、入社3年で将来が決まる人材を
 どう、自らの手で携わるか?。

  いよいよ、その部分へ踏み込んでいく時期が来たような思いだ。

  

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2009年11月 2日 (月)

足利エリアMR②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


11月中旬に足利エリアに開店する「T社」。

 栃木県では元気のある企業だ。
 
 競争激化の足利エリア。そして競合ひしめく(本当にひしめいている)地域への
 出店であり、採算を試算しての戦略的出店なのか?と疑ってしまうくらいだ。

 このエリアで戦い、揉まれる事により、企業としての競争力と販売力を更に高め
 ていく、という成長志向を持っての出店も理由の一つとすれば、流石だ。

 今回は、「T社」出店に先立って、迎え撃つ競合各社の状況をMR。

まずは「M社」。

 出店当初より、価格志向を前面に打ち出し、商品の絞り込みとパート化による
 コストコントロールにより低価格を実現させてきた企業(店舗)だ。

 この日も、夕方5時過ぎのMRでも結構集客はしていたが、買われている物は
 野菜の価格品や特売品が中心であり、単価アップと粗利コントロールは厳しい
 なぁ~といった感想。

 競争が厳しくなればなるほど、店舗としての集客の部分と利益創出の部分の
 バランスが崩れ、低単価、価格品集中のスライドし、当初計画の利益確保が
 出来ない状況に陥るものだが、おそらく、この店舗も同様だろうと思われる。

 ただ、この時間帯で、店内のマネキンさんが4名も頑張って試食販売している。
 相当、力を入れた量販日でもない限り、4人も店内にマネキンはいれないだろう。

  “今日は、何の日?” 考えたが、おぼつかなかった。

次は「T社」。

 新規出店する「T社」ではなく、リージョナルチェーンの「T社」。

 まじめな企業である。この時間帯でも従業員が店内で売場管理をしている。
 更に、手直しその他の売場メンテナンスにも「手」が入っている。

 立地的には非常に不利な場所であり、競合状況からみても、隙間の固定客
 以外の来店は無いだろう。

 新規「T社」の出店に備えての売場強化を特別している訳ではないが、基本を
 しっかり定着させていこうとする姿勢は学べる。

更に「Y社」。

 東北の雄も、慣れないエリアで開店当初は苦労したようだが、本来の強さを
 発揮してきている。

 この日も地域では一番の集客力を誇っていた。
 更に、生鮮中心の品揃え、鮮度、またグロサリーの品揃え、メンテナンスは
 抜群であり、やはり総合力では一歩も二歩も抜きん出ている。

 問題は、青果の価格だ。
 以前から感じているが、この企業がここでの優位性を回復すれば、集客は
 不動のものとなると思われるのだが。

 商品を絞らず、人件コストを下げず、売場メンテナンスを維持しながら、低価
 へ向かう。難しいところなのだろう。

最後は「A社」。

 スーパーマーケットというより、このエリアでのデパートメントの位置づけか。

 よって、なんでも屋でもあるが、この時代では全て中途半端になってしまう。
 それは、食品ゾーンでも同様であり、かっては斬新なレイアウトで、それだけ
 で買物の楽しさや、優越感があったのだが、商品一品一品で競う現代では、
 その「単品」での競争力な無い。

 お客様は、店舗という「器」を買いに来るのでは無い。
 器も大切だが、家庭で豊かな食事を楽しむ為に来店する。
 その、豊かさを提案できる「単品」であり「提案」を受けに来店するのだ。
 そういう意味では、出店当初から進化していないのが残念だ。

今回は、足利エリアに、
 11月中旬に来店する「T社」を迎える競合店の状況をMRした。
 
 「T社」が出店すれば、たかだか3K程度の一本の道路沿いに、5店舗が
 ひしめくという状況だ。

 個人的には、「対岸の火」でありたいと願うばかりだ。

PS
 足利エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/asikagamrni/



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2009年11月 1日 (日)

小学生の店舗見学

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、小学校の店舗見学があった。

 毎年、数校の小学3年生の店舗見学の申し込みがある。
 そして、今年は彼らに、私の仕事のお手伝いもして頂いた。

 通常だと、開店前に入店し、店舗内を勝手に歩き回り、自主的にグループ行動
 にて、質問したり品出しを見たりして学習していたが、今年は、私が引率して、開
 店前の仕事を説明して回った。

 そのついでに、売場の説明も実施し、果物の産地、今の旬、魚の名前、肉の品
 揃え、惣菜の種類等を具体的に案内していった。

 いままでは、開店前の仕事というのを目にした事が無かった為か、興味深そうに
 見ていた。そんな彼らと、私も徐々にではあるが、小学生と親しくなっていった。

  そして、開店間近になり、一旦彼らから離れ、開店挨拶へ向かった。
  その後、今日の小学生の店舗見学の件を、店内放送で案内し、
  お客様に告知していた時だ。

  数人の生徒がやってきて、私のマイクと放送をにこにこしながら見ていた。
  それを見て私は、サッとマイクを差し出した。

  生徒の一人は、顔を後ろにのけぞり、手を振って、「いいですいいです」の表情。
  更にもう一人は、ゲラゲラ笑いながら逃げて行った。

  生徒の一人が聞いてきた。
  
   「店長さん、それ、何ですか?。」
 
    「これは、店内放送用のマイクだよ。スイッチを入れて話せば、いいか。」
 
  私は、実際に放送してみせ、店内に私の声が響くのを聞かせた。

    「こうやって、お客様にお買い得品を案内するんだよ。今日は君たちに
    特別サービスで、店内放送をしてもらうよ。」

   彼らは、また一斉に後ろへのけぞった。
   そして、それを楽しそうに見ていたお客様の一人が言った。

    「やってみなよ、勉強になるよ。」

   ようやく一人の生徒が、にこにこしながら近づいてきて、小さな声で、

    「いらっしゃい、いらっしゃい。」

   その声が、店内に響いたのを聞いて、その場が一斉に沸いた。
   更に、もう一人が更に、大きな声で、

    「いらしゃいっ、いらっしゃいっ。」 と。

   自分の声が、店内に響き渡る。まさか今日の店舗見学でこんなことする
   なんて。そんな状況なのだろう。彼らにとっては、サプライズもいいとこだ。

   更に、たくさんの生徒さん達が近寄ってきて、店内放送が続いた。
   近くのお客様達も、どっと湧いていた。

  更に私は、店内の至る所にある、「カセットデッキ」に近づいた。
  まずは、青果のトップにあるカセットデッキ。

   私が、青果のお買い得品などをカセットデッキに録音し始めると、
   また、先ほどの小学生が数名で近づいてきた。

   「何やってんですか?。」
    
    「お買い得品を、エンドレステープに吹き込んでいるんだよ。」
    「こうすると、一日中、店内のお買い得品の声が流れるんだ。」

   「ねぇ、やらして!、やらして!。」

  また、彼らに占拠されてしまった。
  これも、一人一人が、おそるおそる吹き込んでいたが、最後は全員で
  私以上の元気の良さで、

   「いらっしゃい~!、いらっしゃい~!、いらっしゃい~!。」 の連続。

  私は、そのエンドレステープを、その日だけは、一日中流していた。

   小学生の店舗見学会。いろいろなサプライズを用意するのも、
   また、楽しいものだ。
   
  そして、私の気づき。
  
   お客様も参加する、売場つくり。

  今後の、参考になるかも知れない。




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