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2009年10月29日 (木)

店長だけが見える“世界”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本部の役割、店舗の役割。

 商品部の役割、販売部の役割。

  バイヤーの役割、店長の役割。

 商品でとらえれば、調達する人と販売する人。
 人間でとらえれば、外部と関わるか、内部と関わるか。
 情報でとらえれば、川上情報か、顧客情報か。

  いろいろな区分けが出来、その都度、自らの役割の遂行が求められる。

 そんな中で、競合との差別化の中で、集客力を高めていくと言う事は、
 店舗を一つの生き物ととらえ、部門別の強みを活かし有機的に戦うと言う事だ。

  店長とは、店舗を一つの生き物として、エネルギーを与え、栄養をとり、
  血液の循環を良くし、より効率の良いエネルギー転換を図り、少ない
  エネルギーでより最大の効果を発揮すべく運営能力を要求される。

 今の店舗運営コストを、いかに効率よく転換できるか?。
 店長会の後に、一部の店長とそんな話題になった。

 店長という立場で、店舗を見ていくと、時間帯での各部の仕事が見える。
 同時進行で、各部の仕事が並行的に見えるということは、店舗内で店長か
 副店長で無いと、見えてこない。

  今の現状の生産性を、更に向上させていくには?。

 今現在、店舗が抱えている、大きな課題だ。

  ある店長が言っていた。
   「鮮魚の塩干などは、全てアウトパックにすべきだ。」

  私は、言った。
   「だったら、塩干は部門変更して、デイリー扱いだ。」

  更に、別の店長が言った。
   「そうしたら、精肉の加工肉もデイリーで持てばいい。」

  そして、私は言った。
   「そうやって、日付管理のみのカテゴリーは、全てデイリー扱いにして、
   魚や肉の余剰時間は、惣菜へまわして、旬の魚の惣菜への原料供給や
   お肉屋さんの原料を使用した惣菜の強化対策へまわして、惣菜の味への
   追求をすれば、惣菜も差別化できるな。」

 作業効率を追うカテゴリーと、味、鮮度、品質での差別化を追うカテゴリー。
 より明確に、より徹底的に図ろうとすれば、上記のような流れへ向かうのだろう。

 但しそれは、横の串刺しに強い店長視点であり、そこからすぐに具体化が図ら
 れる事など期待はしていない。

  しかし、この視点は、絶対に商品部の縦割り組織では出てこない発想であり、
  商品部主導で効率化を図れば図るほど、より無差別化競争へ巻き込まれる
  危険を感じているのは、企業内でも私一人では無いようだ。

 以前のブログ「惣菜の未来像」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-2e5f.html

  更に競争力をつけるとすれば、コストダウンによる価格競争力と、技術力
  アップによる、仕入れ原価のコストダウンの両立が必須だ。

  日付管理のみの、メーカー製造商品は、全てデイリー部門へ集約し、
  生鮮各部は加工技術を有し、店内加工商品のみに特化させ、更に、
  その技術を他部門への商品供給にも活かす。

 スーパーマーケットには、各部門が存在し、各部様々な技術を有している。
 特に、魚を捌く技術、肉を捌く技術を、同じ店内で共有出来れば、自部門の
 売場作りの為の技術と、他部門への商品供給の為の技術は同一だ。

 わざわざ、惣菜部門だけ、別途取引先から、原価高の商品供給を受ける必要
 は無い。店内で捌いた「肉」「魚」を惣菜へ供給できれば、「味」「品質」「価格」
 面で、圧倒的にメリットを創出できる訳だ。

  だから、肉、魚は、インストアパッケージにこだわるべきなのだ。

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