飲み会Ⅲ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日は、毎月恒例の飲み会。
話題は、新店の店長も加わり、新店の動向、更にはV字回復?した店長の
回復プロセス、またこの業績の中で数値を伸ばし続けている部門チーフの話題。
そして、惣菜での旬のトライなどなど。
かってのブログで「懇親会」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-b8d3.html
その中で、退職を決意した店長の店舗が、予想通り業績を回復させてきた。
売場もどんどん良くなってきて、スキの無い青果、ホットメニューの豊富な鮮魚、
安定した縦割りを崩さない「精肉」など、生鮮の安定度が増してきたな、とは思っ
ていたが、そこに業績が乗ってきた。
やはり、「店長の覚悟」 が、部下に伝染していったのだろう。
そして2店舖目の店長としての“余裕”が、より広くより深い「眼」を得たのだろう。
更には、新規出店した店舗の店長も参加し、バラエティー豊かな顔ぶれとなった。
話題は、業績。そして、その中で業績を伸ばし続けるチーフ。
業績を伸ばし続けるチーフは、何が違うのか?。
出てきた話しをまとめると、
・商品を絞り込まず、本部提案アイテム以外の、自店の売れ筋を残している。
・常にお客様の流れをチェックし、当初予定も臨機応変に変更し売場を変える。
・売場の縦割りにこだわらず、売れ筋を臨機応変に拡大し、死に筋を縮小する。
・ピーク時の売場に徹底してこだわり、そこに照準を合わせて仕事をする。
・彼らが見ているのは「お客様」。上司、会社ではなくお客様に照準を合わせる。
概ね、そんなところだ。
例えば、競合店が出店しても、昨年比105%達成している、ある精肉チーフ。
開店品揃えは最悪。商品一品一品もムラが多い。縦割りもすぐ崩れる。
しかし、ピーク時の売場のボリュームと品揃えは格上競合店を遥かに凌ぐ。
売場を見ると、牛肉の品揃えとSKU作りはアイデアに溢れ、いつかは食べて
みたい、と思わせる商品がひしめく。見ているだけでもヨダレが出てくる。
売れ筋に絞った品揃えだけではなく、将来的にも自店に来店していただける
種を蒔きながらの売場つくりに溢れているのだ。
例えば、惣菜・ベーカリーの厳しいこの時代に、お店の昨比を大きく上回る昨年
比を叩きだしている、ベーカリーチーフ。
標準的な品揃えは60アイテム。
しかし、このチーフは80アイテムを揃える。
なぜ、そうなったのか?。
フェアを終了しても、売れ筋を残し、新たなフェアに臨む。
フェア毎に育てた商品を、フェア終了後に育成していく。
そんな商品が蓄積されて、他店よりも20アイテムも多い60アイテム。
そして、焼きたて毎に独特のマイク放送で、徹底した案内。
「ベーカリー」は焼き立てが一番。それを徹底してお客様にご案内。
そんな姿勢が、お客様に伝わり、負け知らずの業績。
自らのオリジナリティーを、徹底してお客様に向け、お客様にとって嬉しい
品揃えや焼き立てにこだわる仕事への姿勢が、支持を受け続けるのだろう。
さて、皆さんの企業での負け知らず社員は、どんなタイプですか?。
| 固定リンク
コメント