最近読んだ本Ⅲ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
本日は、最近読んだ本の紹介。
先日、ある本屋に行った時、ある本が目に留まった。
私は、本と巡り逢うのも、何かの縁、何かの運命、と思えるようになってきた。
目に留まると言う事は、心に留まると言う事と置き換え、購入する事にしている。
そこで、購入した、本が、
著者 五木寛之 「人間の運命」 東京書籍
我々の世代において、五木寛之とは、「青春の門。
だから思春期に青春の門を読み、五木寛之はエロ作家との先入観が強かった。
しかし、彼が自分の運命を題材にしながら、人間の運命と生き方に対して、
一つの、悟りを持っているとは思わなかった。
人間、50年近くを生きてくると、人生に対して、一つの「覚悟」で出来てくる。
それは、人間の運命は、変えられない。
そして、ひとりひとりには、人生の役割があり、その役割を長い人生の中で、
どう見つけ、発見し、その役割を追求するのか?。
そんな人生観を何となく持っていたが、その事に対して、私の人生観と共鳴し、
ある 「答え」 を与えてくれたのが、この本だ。
人間には、どうしても変えられない「運命」がある。
それは、その人の肌の色であり、両親からの「血」であり、出生した地域であ
り、民族であり、自分の体である。
それらは、自らが選択する以前に、自分に与えられた「運命」。
そう、覚悟を決めなければ、前へは進めない。
それを、「運命」と覚悟を決めた段階から、それをどう自らに課し、受け入れ、
その強みを、自ら有効に取り入れていくか?。
全ての事には、「強み」もあれば「弱み」もある。
いや、状況によっては「強み」にもなれば「弱み」にもなる。
その瞬間瞬間を、自らにどう受け入れ、瞬間瞬間の自己判断によって、
状況を切り開き、人生を切り開いていくか。
人生を切り開くと言う意味で言えば、運命は変えられないが、切り開く事は
いくらでも出来る。
それが、人生であり、生きる、と言う事であり、我々がこの世に「生」を受けた
本来の意味なのであろう。
人類は、いつの時代でも、「夢」があった。
ある時代では、空を飛ぶ事が「夢」の時代もあった。
また、ある時代では、月に行く事が「夢の時代もあった。
人類は、どんどん、その時代の「夢」を実現してきた。
しかし、・ ・ ・ 。
技術の進歩は加速していくが、人間の心の進歩はどうなのだろうか?。
いまだに、法然、親鸞、はたまた、孔子、老子の教えが脈々と受け継がれて
いる。
それは、人間の心は、一代限りの成長であって、それは蓄積することが
出来ないものだからだ。
技術は、世代を超えて蓄積され、進化していく。
しかし、人間の心は、どう考えても、100年で成長が止まる。
そして、新たな心の成長は、0歳からリセットされて、始まっていく。
だから、常に同じ事が、人間の心の中では繰り返されるのだ。
以前のブログ「人の成長と組織の成長」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-e5d3.html
その中でも、人間の心の成長は、他人へは引き継げない事を記した。
そして、宗教家の彼らの人生観から、自らの人生を振り返った場合に、
多くの共感があり、更に今後の人生や仕事への糧となる事例を得て、
それをもって新たな挑戦への意欲を掻き立てる事が出来るのだろう。
PS
こちらから、五木寛之 著 「人間の運命」 アマゾン へ入れます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4487804027/tetu0358-22
PS
宇都宮西部の展開写真を載せました。どうぞ
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/utunomiyaseibumr/
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