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2009年10月 5日 (月)

石岡エリアMR

皆さん、こんにちわ。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨年の「Y社」、そして今年の「K社」と出店が相次ぐ石岡エリア。

 従来は、「J社」がメインショッピングセンターだったのだろう。
 「J社」の駐車場台数の広さは、かっての名残りのようだ。

まずは、「K社」。

 今年出店した「K社」だが、スタイルはスクェアタイプで、重装備のSM。
 赤塚や下館と同様のタイプだが、このタイプのお店は出店後、時間をかけて
 地域性や従業員の売場つくりに対する「慣れ」が出てこないと、どうもしっくり
 こないようだ。

  生鮮各部の展開にも、主力品の明確な訴求力が無い。
  これは、お客様とお店の信頼関係が構築され、期待に対する明確な回答との
  呼応関係が成せる技なのだ。

 その部分が、まだまだ手探り状態のようだ。
 
 また、入店直後のリンゴの展開も、屋根付き什器が邪魔をして、開放感のある、
 スクェア特有のアップグレードな雰囲気を消している。

  私の持論だが、入店直後は、後ろの売場を隠すような媒体や什器は、逆にお
  店全体の開放感を失い、回遊性を損ない、商品への吸引力を散らしてしまう効
  果しか得られない、と思っている。

 いずれにせよ、まだまだ地域にこなれていない未発達な部分が多い状態だ。
 これが、赤塚や下館のお店になると、地域にマッチしたダイナミックな展開が
 実現され、お客様との信頼関係が構築された売場となって目の前に出現する。

続いて「Y社」。

 出店直後は、前出の「K社」のように、地域にこなれていなかった「Y社」だが、
 すでに出店後2年を経過し、変則的な青果のレイアウトも理にかなった商品
 展開で出来るようになっており、売上と売場つくりと陳列技術がマッチした、
 買いやすい売場になっている。

  また、関連販売も元売場の単品を量販させる効果を十分に発揮させ、ついで
  買いを誘発させる効果も十分だ。

 また、このお店は、惣菜が最終コーナーに位置し、周辺に簡便商材を一斉に配
 置させ、ミールソリュージョンをしっかり追求したレイアウトであり、そんな意味か
 らも、ゾーンごとの括りが明確な、買いやすいレイアウトに徹している。

 そんな部分にも、このお店の開店後から現在までも経緯と、お客様との信頼関
 係の強い糸が結ばれているのがわかる。

 また、周辺のテナント出店の多様性があり、家電、家具、ホームセンターと週末
 集客力も高く、魅力あるショッピングセンターを成している。

更に、「J社」。

 古いお店だ。
 そして、久しぶりに、真面目にスーパーマーケットを実践している「J社」を見た。
 以前の「J社」は、こんな感じでしっかりと、細部の品揃えを怠らない企業だった。

  古びた床だが、しっかりとワックスを利かせ、青果の品揃えも、隙間なく細部
  の少量多品種に徹し、狭い範囲で高鮮度の単品が陳列されている。

 買いなれたお客様が、何の迷いも無く、いつもの買物を簡単に済ませられる。
 そんなお店だ。

 残念ながら、近くに出来た「Y社」により相当集客力は失っているだろうが、
 従業員のモチベーションはなんら下がっていない。
 そんな印象を受けた。

石岡地区。
 土浦から北へ約15K。
 土浦、つくばにどんどん大型ショッピングモールが出現し、週末のお客様が
 流失していると思われるが、リージョナルSMがしっかりと吸引力のある売場
 を展開している地域だ。

PS
 石岡エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/isiokamr/




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