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2009年9月 9日 (水)

結城エリアMR③

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新店開店後、正念場を迎える一ヶ月後。

 結城エリアに開店した「Y社」のその後を追った。
 開店一カ月。まして、お盆過ぎの平常以下に戻った新店のその後は、どうか?。

率直な感想は、

 「相当のレベルで、開店時のコンセプトを維持しているなぁ~。」

 木曜日の午後一時。
 通常であれば、お店は閑散としているハズだが、
 お客様自体の活気と、お店の商品と人の活気はまだまだ落ち着いていない。

  青果の陳列技術とボリューム、そして鮮度、更に品揃え。
  トップ平台の「ぶどう」のアイテム、販売力は流石だ。

  更に、野菜の鮮度、価格、品揃え、陳列技術。
  どれをとっても、一級品。

  鮮魚に至っては、生の商品化も含めて、相当技術の高い売場を維持している。
  特に、丸魚のバラ売りは、通常だと、開店早々に姿を消していくのが常だが、
  この売場はいまだに活況を呈している。
  「ずわいがに」「毛ガニ」「金目鯛」「真鯛」「いさき」「飛び魚」などが跳ねている。

  そして、切身の商品化の技術レベルは、SMの中でもトップクラスだろう。
  「Y社」は、ここ一年程度で、「切身」の展開力が更に充実してきたと言える。
  それは、このお店だけではなく、小山、石橋と、この周辺のお店全般に言える。
  鮮魚の販売力が更にレベルアップしている。

  新店を開店させる度に、既存店の良さを取り入れ、それが次の新店へ受け継
  がれる。
  これが、「Y社」の強さに秘密の一端だと言える。

  精肉に関しても、同様で、焼肉、すき焼き等の人気メニューを選択した場合の
  選べる楽しさを提案させたら右に出るものはいないのでは、と思える。
  そして、それが周辺のお店への広がりも含めて、この企業の強さだろう。

  更に、惣菜。

  惣菜に関しては、この店だけではなく、この半年で相当の進化を遂げている。
  以前は、手の込んだ弁当や低単価の弁当へのトライは皆無だったが、この
  半年での変わりようは、異常なほど。

  それだけ、惣菜の不振があったのだろう。
  お客様目線で見たお惣菜の商品化。
  値頃、アイテム、素材。
  どんどん、チャレンジしているのがはっきりわかる。

 それだけ、「鮮魚」と「惣菜」の数値が厳しいものだったのだろう?。
 そして、そういうピンチをチャンスに変えていけるだけのパワーをまだまだ
 持ち合わせている企業なのだ。

 結城に出店した「Y社」。

  そして、その周辺に位置する小山、石橋の両Y社も含めて、この3店に関し
  ては、どのお店も一店舗だけでMRに値する実力を有している。

「Y社」の強さの秘密とは、何なのだろう?。

 個店の強さ、そして、個店の強さがベンチマークされ、各店へ広まるスピード。
 更に、店長をはじめとする、人材の強さ。特にパートさん一人一人の商売への
 執念は、他競合の追随を許さないほどだ。

 いい意味での、組織内競争が、個人の意識を刺激しているのだろう。

PS
 結城エリアMR③の写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/yuukimrsann/


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