懇親会
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、久しぶりに、店長懇親会があった。
毎月一度の恒例だったが、お盆を挟んでの繁忙期で延期していたが、
いろいろな方面からの要望?で実現したものだ。
いつもの場所で、いつものメンバーで。
そして、話題は、当然仕事の事。
そして、今回の話題の中には、以前ブログで記した「トップの言葉」
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-2904.html
に関しても出てきた。
こん状況の折、各店店長もいろいろと悩みの多い時期でもある。
そして、ひとりの店長が、言った。
「実は、わたし、先月まで、店長を辞めようと思ってました。」
聞くと、この業績の中で、なんとかお店の空気を変えたい、行動を変えさせたい、
売場を改善したい、結果を変えていきたい、そんま想いから、いろいろと部下へ
のアプローチをしていたと言う。
しかしながら、なかなか部下の行動が変わらない、売場が変わらない、結果が
出ない。
そして、パートさんたちの不満の噴出。
そんな現状が続く中、店長会があった。
そして、最後に、トップの「激」が飛んだ。
彼は、あの言葉に「心が洗われた」と言う。
あの時のトップの言葉に、彼を動かした何かがあったのだろう。
彼は、いつしか、トップの言葉をメモ用紙4枚も殴り書きにして記録していた、
と、言う。
あの時の言葉は、私も心を洗われた内容に関しては、ブログにも載せたが、
店長の心を揺さぶり、高揚させ、志を共有するに値する言葉が多かった。
そして、彼は、その言葉を胸に、店内で全社員とのミーティングで話し、
更に、この業績と売場で、従業員の志も更に高めてもらいたくて、トップの
言葉を借りて、話しをしたという。
最後に、その店長は、こう付け加えたと言う。
「この話を聞いて、私についてこれない人がいたら、言ってくれ。私は
いつでも、辞める覚悟はある。しかし、やりもしないうちから愚痴は言
わないでほしい。やると決めたらとことんやる。皆でやって、それでも
結果が出なければ、いつでも辞める覚悟で、私は取り組む。」
その話しを聴く以前に、私は、彼の売場を見に行った事がある。
数値から想像した売場とは逆で、私が学ぶべき部分がたくさんあるなぁ~、
という売場だった。
その陰には、そんな事があったのか。
トップの熱い言葉から、いろいろな方面へその想いが伝播していく。
それは、言葉を発した発信元の想像を超えて、伝播していく。
店舗のトップとして、それをも予測しながら、一言一言の重みを
伝えなければ、と思ってしまう。
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コメント
KOZOさん、コメントありがとうございます。
トップの発した言葉から、どんどん具体的に現場に降りてきて、現場が目的を持ってある具体的な行動に集中する。理想的な姿ですね。
だから、トップは具体的な手段まで含めて言葉にしてしまうと、現場は強制と捉えてしまう。しかし具体的な事例を挙げられると、わかりやすい部分もある。なんとも難しいものです。
私が一番大切だと思うのは、やはりトップの人間性だと思います。
「あの人が言うから、このような意味なのだろう。」という解釈に統一性があるか、ということだと思います。トップのブレない言動が、いざと言う時の「光透波」になって従業員の魂に響くのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2009年9月14日 (月) 08時38分
毎日仕事に、ブログにお元気さまです
最近、弊社社長から私の言葉使いについて、注意を受けました。
てっちゃんさんがトップの方の話を借りて話をされる場合は、それが会社の方向性を向いたものになりますが、例えば私が或るところから、聞いた話をわたしの言葉で話してしまうと、仮にそれが弊社の方向性と違っていた場合、こちらが、そうは思っていなくても従業員からは経営者の声は会社の声になる。言葉を選んで話をするように、というようなものでした。
また、いったん言葉にしてしまうと、誤解された場合、後からの修復がたいへんですね
言葉は光透波とも書くそうです
ある本に書いてあったのですが、言葉は発すると天に刻まれるそうです。
投稿: KOZO | 2009年9月13日 (日) 18時58分