水戸赤塚戦争・その後
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
水戸の「赤塚戦争」も相変わらず、企業の面目をかけた戦いが続く。
まずは、「K社」。
久しぶりにMRしたが、「K社」は最近リニューアルしたようで、青果周りが非常に
すっきりし、見通しと回遊性が入口から増したようだ。
この日も、37円均一セールが入り、非常に賑わいを見せていた。
おそらく、価格宣言により、青果の点数拡大から、青果周りの回遊性を上げる
為のリニューアルも含まれているのだろう。
青果の回遊性はよくなった。通路幅が取られ、安価な商品の買い回りが優先
された。
しかし、・ ・ ・ 。
青果でのこだわりの提案が薄れてきている。
どうしても、価格訴求品の回転を高めるために、味の提案品の商品の見せ場
が狭まるのは当然の事だ。
問題は、最終の結果と、それに伴う店舗運営方針の変化だ。
客数が伸び、点数が伸びるが、結果として粗利が低下する。
その結果、店舗人員が削減される。
鮮魚に売場などは、明らかに回っていないと思われる。
結果、お客様が徐々に、お店の選別を始めていく。
このお店で、価格品を、向こうのお店で美味しいものを。
それが、お店の売れ筋を左右し、更に品揃えが偏っていく。
その結末が、見えてきているのではないだろうか。
「Y社」は更に売場の提案力が増し、お店としてのまとまりが出てきている。
しかし、集客はしていない。
「K社」のレジ稼働台数からすると、「K社」が7台に対し、「Y社」は5台。
しかし、お店を一歩入った段階から、秋の味わいが感じられる売場の展開だ。
青果のぶどうの提案と展開。柿の打ち出し。茸類の見せ方。新米の展開等。
また、鮮魚では、バラ売りと切身類が充実しており、「食べてみたい」と思わせ
る商品作りが進化している。
また、季節の食材と連動しての「関連販売」の設置もジャストな展開だ。
その関連があるからこそ、素材を迷わず購入してしまうお客様心理をついてい
る。
そして、自分のお客様をよく知っている。
「誰が、うちのお客様なのか?。」
その、誰に、何を、どのように提案するか?
その課題に、お店が統一性を持って応えている。
一言で言うと、お店がまとまっている。
いずれにせよ、赤塚戦争も3年以上経過しているが、まだまだ続く長い戦いだ。
今の一手が、1年後に、どのような結果を招いているのか?。
最後は、どちらが、どのような数値実績を理由に、撤退・または身を引き、
勝利宣言するのか?。
今現状見えるのは、表面上は「K社」に集客力がある、と言う事だけだ。
PS
「水戸赤塚戦争・その後」のMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nitoakatukani/
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コメント
クリームソーダさん、コメントありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
副店長以上になると、マニュアルの無い世界です。自らの意志と行動だけが頼りとなります。頑張ってください。
投稿: てっちゃん | 2009年9月24日 (木) 23時56分
初めまして。
毎日ブログ楽しみに拝見させて頂いております。
私もあるスーパーマーケットで副店長をしているものです。
まだ副店長になったばかりでいつも参考にさせて頂くことばからでこれからも勉強させて頂きます
投稿: クリームソーダ | 2009年9月24日 (木) 20時50分