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2009年9月16日 (水)

トップの言葉を伝える

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、休日明けの自分の机の上に、一枚の「重要 店長宛」が置いてあった。

 見ると、販売部からのコメントが記してあった。

  「この状況を迎え、トップから各リーダー宛に、メッセージが届いています。
  トップのメッセージを理解し、自分の言葉で全従業員へ伝えてください。」

 そんな内容だった。

 先日も、「トップの言葉」として記したが、
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-2904.html
 その内容が、箇条書きになって、行動規範としてまとめられたような内容だ。

 昨日、「緊張感」に関して記したが、今回のトップのメッセージに「緊張感」という
 言葉はいっさい使われていなかった。

 記してある箇条書きは、約30項目程度記してあったが、私は、以下のように
 感じ取った。

  「情熱を持って行動に移せば、そこから必ず知恵が生まれ、成功へ向かう。
  大切なのは、この状況を理解する事ではなく、行動することだ。既存の常識
  を捨て、一から築き上げていく勇気が必要な時だ。中途半端に取り組むから
  愚痴が出るのだ。情熱を持って本気で取り組んでほしい。」

 読んでいて、鳥肌が立ってきた。

  「すぐに、部下に伝えたい。」

 そのメッセージに私は、項目一つ一つに、自分なりの経験と事例から、より具体
 的に注釈を手書きで加えて、全社員分コピーした。

 客数が多い曜日ではあったが、敢えて各部門チーフを招集し、ミーティングを実
 施した。

  「今日、トップから全従業員宛に、メッセージが届いた。先日話した店長会での
  激の内容が箇条書きに記されたものだ。店長の言葉に置き換えて伝えろ、と
  あるので、私の注釈も加えてコピーしたので、一つ一つ読んでいく。」

 私は、トップの言葉と私の注釈を共に読み上げ、具体的事例も合わせて伝えた。

  いつにない、私の表情だったのだろう。
  部下達も、真剣に聞き入っていた。

 頷きながら聞いていた部下、私の眼を見ながら聴いていた部下。
 メモを書きいれながら聴いていた部下。私の言葉も、いつしか熱くなってきた。
 そして、最後に、締めた。

  「私は、全従業員へこの言葉を伝えたい。まずは、皆さんの部下にこの事を
  皆さんの言葉で伝えてほしい。その為に、社員全員分のコピーを用意した。」

 そして、直ぐに部門ミーティングで伝えるもの、最後に休憩室で伝えるもの、
 部門のバックヤードで伝えるもの等々。

 休憩室で、そのメッセージを伝えていたチーフは、更に自らの経験も踏まえて
 自分の部門特性を交えて伝えていた。

  この連鎖なのだと思う。

 それ以降、最後の売り尽くしまで、貪欲に粘り強く売切る行動に変化した
 部門、従来の常識を捨て、進化しようとする部門。

  その「熱」を冷まさない事が、当面の私の役割だ。

PS
 黒磯エリアMR②の写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kutoisomrnini/




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