新入社員を褒める
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のブログで「教育の絶好の機会」を記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-cbe7.html
先日、朝一の青果コーナーを見たら、バナナが綺麗に陳列されていた。
私は、近くにいた男性のパートさんに、誰がこのバナナを陳列したのか、聞いた。
その男性パートさんは、「私が陳列しました。」 と答えた。
私は、一瞬、閃(ひらめ)いた。
「この陳列を、新入社員に教えよう。」
早速、近くで商品補充をしていた新入社員の一人を呼んだ。
「このバナナの陳列は素晴らしい。」
「こんなに綺麗にバナナを陳列できるパートさんが近くにいるんだ。
彼に、この陳列の仕方を教えてもらって、毎日このように陳列せよ。」
社員がパートさんに、教えてもらう。
社員がパートさんより偉い訳も無く、まして新入社員だったら当然、パートさん
よりも仕事の技術は劣る。
パートさんに頭を下げて、仕事を教えてもらう事の経験。
いろいろな意味で、このステップを踏まない限り、新入社員の成長は無いと
思っている。
そして、午後になって、青果売場を見てみると、先ほど話をした青果の新入社員
が、バナナを陳列していた。
その陳列の状態は、先ほど私が眼にした「バナナ」の綺麗な陳列状態だった。
私は、思わずうなった。
「良い売場だ!。○○君、この陳列だよ!。綺麗なバナナ売場だ。」
素直に、褒めた。
キウイの売場以来、私に褒められるのは二回目だ。
余程嬉しかったのだろう。彼は、満面の笑みで喜んでいた。
「素直な子だ。本当に、素直な子だ。」
こんな若者が、大化けするのだ。
入社から、3年間がむしゃらに仕事をし、
素直に上司の言葉を聴いて礼節を守る。
そうして、基礎を身に付けた若者は、その基礎の土台の上に、自らの
アレンジを施していく。
そのアレンジも、素直に、人の話しを聞き入れ、自らのアレンジを施して、
オリジナルのものに仕上げていくから、皆の注目を浴びるようになるのだ。
私が、以前のブログでも記した「商売人の資質」に記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_1a39.html
入社当初は、気弱そうに見えて、将来勤まるのだろうか?と思えるような
新入社員が、数年後に驚くべき成長を遂げ、いずれは部門を率い、お店
を率いる存在として、光り輝くのだ。
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