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2009年9月11日 (金)

私の“部下教育”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログで「教育の絶好の機会」を記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-cbe7.html

 新入社員が「9月1日のキウイの日」を通して、売場つくりの教育に関するブログ。

 そして、その後、新入社員の動向はどうか?。

 明らかに、目の輝きが違ってきた。
 今までであれば、アルバイトかお手伝いさん程度の動きであり、目付きだったが、
 あの件以降、明らかに、「目」が、「眼」へ変化し、輝いてきた。
 
  いわゆる、眼光が出てきた(鋭くは無いが)。

 仕事の仕方を、キウイの日という現実のイベントを眼の前にして、更には、
 昨比200%で推移し、店長が予定数量の倍の追加を、何の戸惑いも無く
 速攻で本部バイヤーに連絡し、午後一で配送され、そこから矢継ぎ早に
 この数量を売切る売場を考えさせられ、なんとか実現し、売り切った経験
 は、本人たちにとっても、仕事の醍醐味を味わわずには無かったろう。

  いいままでは、教育という名の「ぬるま湯」に浸かっていたとしか、本人たちにも
  思えなかっただろう。

  売場計画、数量計画、事前売場準備までは、ゆっくりした時を経て、
  いざ、当日のイベント当日の商品動向と、その動きからの商品追加の判断の
  タイミング、商品入荷から、再度売場つくり、ピーク時のレイアウト変更、そして、
  ピーク後の売切りの売場から、元売場への収納。

 こんな臨場感は、今までの仕事には無かったハズだ。

  “これが仕事なんだ。一瞬一瞬が全てなんだ、真剣勝負なんだ”

 仕事の本質を体験できた瞬間だったと思う。

 彼らに、何回か聞いた事がある。

  「今日は、何を創意工夫して、仕事をした?。そして、何を学んだ?」。

 なかなか出てこなかった私とのキャッチボールも、ようやく2~3回はやりとり
 出来るレベルになってきた。

 このような会話で、どれだけキャッチボールが続かで、その人間の仕事へ取り組
 む姿勢が見えるのだ。

 そして、それは新入社員だけではなく、3年目までの社員全てに言える事だ。
 入社二年目で、私と対等に売場運営に関してキャッチボールを繰り返す社員
 もいれば、会話が続かない社員もいる。

  それは、そういう目線、視線で仕事をしているかどうかの鏡でもある。
  仕事に取り組む、姿勢でもある。

 仕事に、課題を持ち、目標を持ち、仮説を立て、日々検証しているか、どうかだ。
 そして、店長が、そのような目線、姿勢で会話を投げかけているか、と言う事だ。

  そういう会話は、逆に私に学びの場を与えてくれるし、
  そのような相手には、素直に感謝するようにしている。

 そして、そのやり取りから、部下も次の仮説へ大きく飛躍してくれていると
 考える。それが、検証を経て、結果として残っていくのだろう。

  「仮説」「検証」という、考え方が共通語になっている企業は、
  どんどん進化していくし、コミュニケーションの手段としても、
  世代を超えて、情報を共有してける最高の情報共有ツールなのだろう。

  そのような社内のソフト面が整備されているから、データを中心とする
  情報システムの導入が、大いに効果を発揮するのではないだろうか。

追伸
 リンク仲間の「JIN」http://blogs.yahoo.co.jp/maruichi5810さんへ、
 上記内容を踏まえて、効果的な情報システムを構築してくださいね。
 それと、臨時休業が長すぎます。みんな忘れてしまいますよ。
 ブログ再開待ってます。

 

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