黒磯エリアMR②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前からMRをし続けている黒磯エリアの盆後の状況をMR。
5月にオープンした「MD社」。
その一㌔周辺には、なんと4社もの競合店がひしめくエリアだ。
出店した「MD社」は、まさにディスカウント店舗。
特売商品の価格は半端ではない。更に、通常売価も、他店を圧倒。
更に、グロサリー、雑貨も含めてのディスカウント店舖であり、品揃えも豊富だ。
開店当初は、価格的魅力と同時に、品揃え的な魅力も豊富で、集客していたが、
普段に落ち着き、店舗運営のアラが目に付くようになると、集客も落ちてくる。
そして今回、盆後の状況をMRしたが、予想通りの結果だった。
集客力の低下から、商品回転が落ち、鮮度が落ち、品揃えが落ちてくる。
品揃えの豊富感が低下してくると、商圏が狭まり、500m圏内に集中する。
小商圏での買い回り主体に変化してくると、コンビニ的な品揃えとしての
少量多品種、そして安心して買える「鮮度」「品質」「品揃え」が決めて。
それを満たさなければ、その足元商圏も危ぶまれる。
更に、定番としての考え方が無いテナント陣の出店の為、昨日はあったけれで
も、今日は無かった商品、商品造りがある為の不便さ。
新店開店時には見えてこなかった「アラ」が、見えてくる時期が、今頃だ。
そして、競合各社は、そこにつけ込み、自社の便利さや強みを発揮し、
差別化を図る時期でもあり、その事がお客様に有効に見せられれば、
年末へ向けて、徐々に客数と売上を拡大していけるだろう。
そして、こんな時ほど、隣に出店された「D社」は、それを実践するチャンスだ。
果実の「味」の追求と品揃え。
特に果実は、ぶどうの味の追求と品揃え、そして価格と鮮度の組み合わせ。
今の時期、「ぶどう」の展開でお店の商売の仕方がわかる。
「ぶどう」は一番鮮度落ちの激しい商品。
だから、どこも実は「ぶどう」は、やりたくない。
「やりたくないカテゴリー」を、徹底的にやるから、「差別化」になる。
「D社」のぶどうはこのエリアの中でもよくやっている。
特に「藤稔」580円は、糖度19度で美味しく、価格的にはお買い得。
この「ぶどう」の展開をどこまで店内で、横串をさせるかが大切だ。
鮮魚ならば「丸魚」へのトライ。
精肉ならば「牛肉」へのトライ。
惣菜ならば「寿司」へのトライ。
また、時間帯に応じての、売り込みへのトライだ。
そして、イベントでの変化。
イベントでのマメな売場対応と変化。
隣の競合店は、価格でした変化を見せられない。イベント対応力は無い。
その細かい変化と対応、そして売場の追求をマメに実践していく事。
価格対応力も大切だが、それ以上にそのような小回りを利かせた
イベント対応力が、このようなお店の「生命線」だと考える。
そして、この2店舖で他エリアからの集客を狙い、鮮度品質、主要カテゴリー
での品揃えで、「T社」「O社」以上の取り組みを実行すれば、確実にこのエリ
アを、再度黒磯エリアの中心として復活できるという仮説を持つ事だ。
それでは、少し離れた「T社」「O社」「Y社」は、どう対応するか?。
それは、また別の機会に。
PS
黒磯エリアMR②の写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kutoisomrnini/
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コメント
おまつりさん、コメントありがとうございます。
いずれ、お会いしましょう。
投稿: てっちゃん | 2009年10月 2日 (金) 22時44分
D社は毎日見に来てくれてますよ。さすが老舗の店長です。またお願いいたします。客観的な情報をお願いいたします。
投稿: | 2009年10月 2日 (金) 17時19分