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2009年8月13日 (木)

SONGS 矢沢永吉から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の「SONGS」は、矢沢永吉だった。

 相変わらず、永ちゃん節は健在。
 本当に還暦を迎えたのか?。

 ますます、アクが強くなっていくようだ。
 しかし、そのアクも、しわの深さのように、深みが出てきた。

 若者との対談でも、人間の深みが違うなぁ~と思った。
 そして、若者を気遣う心配りも流石だ。

 収録では、おそらく一人一人との会話を楽しんだのだろうが、
 放映では、一部とのやり取りだけが放送されたが、
 一つ一つの会話というか、コンサルテーションというか、若者への返しに
 感動した。

  どんな質問にも丁寧に返答し、心に響く言葉を、返していた。

 還暦を迎えた彼だからこそ、実現できた若者とのやり取り。
 人生を重ねる中で培われた、人間の本質が言葉になって返ってきた。

私が、矢沢永吉を聴くようになったのは、大学一年の頃。

 ボート部の仲間から勧められて、聴き始めた。
 そして、その頃発売された彼のアルバム

  「P.M.9」

 このアルバムに収録される詩すべてに感動した。
 大学生の頃の心の葛藤が、この歌声から癒された。
 そして、その後に発売されたアルバム

  「E`」

 当時、ボート部の合宿で、つらい日々を送っていた私の清涼剤として、
 心の安らぎと、次への活力を与えてくれた。

 そして、私が所有するアルバムは、この二枚だけ。
 その後、なぜか、矢沢永吉の歌声は、私の心に響かなくなった。

 私の求めるものと、彼の訴えるものがすれ違うようになったのだろう。
 それは、人によってさまざまに交差するものだと思う。

 だから、矢沢永吉の魅力は人それぞれ違うのだろう。
 しかし、それでも、あのアルバム二枚は、
 私にとって永遠の矢沢永吉だ。

その、矢沢永吉が、若者との対談で露出した、彼の人間性。

 彼は、何も変わっていなかった。
 人間の根本は、何も変わっていなかった。
 変わったのは、人生を重ねるごとの「表現力」。

 彼が、若者との対談で言っていた言葉の中で、印象に残った言葉。

  「人間だから、弱さもある。人や社会に責任を押し付けたい時もある、
  でも、最後に自分の人生の責任は、自分で取る。そこなんだよね。」
  
  「人生に対する考え方は、いろいろ変わってきた、しかし、変わらぬもの
  ものもある、それは、真面目さじゃないですか。それは変えちゃだめだ。
  音楽にたいするひたむきな真面目さ、素直さは変わらなかった。」

 重い一言一言。

 そして、私が今回のSONGSで一番泣いた曲。

  「チャイナタウン」

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