競合店長の異動
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、サービスカウンターから、私を呼ぶアナウンスがあった。
アナウンスの中に、ある隠語が無かった為、クレームでは無さそうだ。
ゆっくりと近づいてみると、昨年出店した競合の店長だ。
私
「あら、どうしたのこんな時間に?。」
夜も8時を回っており、通常こんな時間にには来ないものだ。
競合店長
「実は私、異動なんです。」
私は、言葉が出なかった。
“えっ、もう異動かよ?”
“それは、やり逃げ、だろう!”
“次は、どこだ?”
わたしの頭も、思惑が交錯し、いつものキャッチボールが出来なかった。
私
「随分、早いね。」
競合店長
「そうなんです。今日言われました。」
“その早さもあるが、開店してまだ1年だろう”
私の先入観として、新店の店長は、最低2年は基礎固め、と思い込んでいた。
開店して1年では、1年間苦しんで地域の暮らしを掴んできた経験が逆戻りだ。
それでも、敢えて異動させるのだから、よほど引く手数多なのだろう。
しかし、わたしにとっては、残念な事だ。
競合店長とはいえ、新店開店まえからの付き合いだ。
それは、以前のブログ「競合店 私の流儀」でも記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_afd3.html
そんな店長だから、1年以上の付き合いにもなるし、懇親会等も数回に及ぶ。
彼から学んだ事も数多く、イベント対応力も高かった。
とはいっても、迎え撃つ店長として容赦もしなかった。
おそらく、年末に開店する新規店舗への異動なのだろう。
企業として、そういう役割を担っているようだ。
そして、競合店との戦いも、新たなステージへと進化していくのだろう。
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コメント
かおるさん、コメントありがとうございます。
私も、現店で5年半店長をやっています。
長いサラリーマン生活の中でも、一店舗の在籍期間としては最長です。
それ以前の平均在籍期間は、1年半でした。
これだけ長期で一店舗を担っていると、それはそれでいろいろな角度からの「学び」もあります。
我々サラリーマンにとっては、その事を最大限に自分に活用する、そんなスタンスで貪欲に利用するという意識でいいのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2009年9月 1日 (火) 07時56分
田舎の店長さん、コメントありがとうございます。
こればっかりは、何とも言えないですよね。
個店と個人を、短期で見るか長期でみるか。
ただ言えるる事は、そのような大手と地場のお店にたいする捉え方のギャップがあるから、お互いの存在価値が生まれるのでは、と考えるようにしています。
投稿: てっちゃん | 2009年9月 1日 (火) 07時46分
かおるです。
私は商品部畑が長かったせいか1箇所在任も長いほうでした。かつて信頼するメンターの方がそんな私を評して「早く移動する人はすごく優秀かすごくだめな人かどちらか。かおるさんみたいに長く1箇所にいる人は結局会社にとって可もなく不可もない人なんだよ。」といってのけました。当時は何だか釈然としませんでしたが、そのとおりだと思い知らされることがその後何度もありました。でも1年で求められる結果を出せる人ってすごいですね。
投稿: かおる | 2009年8月31日 (月) 23時30分
う~ん・・1年で異動ですか・・
まあ会社の方針だからしょうがないですが
私などはいわば自営業ですからあれですけど
大きなお店の欠点でもありますね。
投稿: 田舎の店長 | 2009年8月31日 (月) 11時22分