情報は“ドライアイス”
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
情報は「ドライアイスの如し」。
よく言われる諺だ。
その通りだと思う。
どんな情報でも、人に入った段階では、単なる話題でしかない。
それは、人事情報に代表されるように、知っている事が能力のように錯覚して
しまう情報もある。
それを知っているから、なんなのだ、と言う事だ。
それは、なんの価値も生まない話題だ。
その人事情報で、わが身を憂い、一喜一憂するのがせいぜいだ。
それに、なんの付加価値が生まれ、どんな企業貢献ができるのか?。
マイナスの貢献は出来ても、プラスの貢献など何も出来はしない。
そんな事で一喜一憂するくらいなら、
次の自分の上司の嗜好をいち早く情報として取り入れ、
上司の好む仕事の成果をいち早く行動して差し上げる。
これにも問題はあるが、その方がよほど生産的な情報活用だろう。
自分に入った情報から、どう、行動を起こし、どんな結果を引き出すのか?。
情報をドライアイスとして、冷めないうちに(いや温まらないうちに)活かす。
入った情報を、全て活かそうとするから、手が回らなくなるのである。
受け手が主体性を持って、情報を敏感に察知することが大切だ。
だから、出来る人間に情報が集まる、というのも間違っている。
出来る人間は、仮説を立てているから、入る情報も選別出来るのだ。
要は、どんな情報を欲しているのか?、だ。
その守備範囲が広ければ、アンテナも高く広げていこうとする。
守備範囲が狭ければ、アンテナも低いから、引っかかる情報も少なくなる。
もし、仮説すら無ければ、情報を活かそうとする意志も行動も無い。
POSデータも、仮説を持って見なければ、単なる過去データでしか過ぎない。
仮説を立て、売場を変え、その検証としてデータで確認する。
だから、POSデータが活きてくるのだ。
そして、次への仮説が、明確に羅針盤のように示してくれるのである。
それは、訓練すればするほど、仮説-検証のサイクルは短く精度が上がる。
いずれは、仮説の段階で精度の高いものが生まれ、精度の高い検証が出来る。
仕事とは、そういうものだ。
そして、それが、知恵と言ものだ。
経験に導かれた知恵が、今崩れてきているから、問題なのだ。
過去の経験が、役に立たなくなっているから、リーダー達は悩んでいる。
話は、初めに戻るが、上記の流れで崩れ始めた、仮説-検証のサイクルを
もう一度初心に戻って、構築していく時期なのだろう。
そして、それも仕事と言うものなのだろう。
常に、新たな環境に即した仕事が目の前に現れるから、
我々は、変化への対応に迫られ、情報を活用し続け、
自ら変化しなければ生き残れない、と言う事だ。
そして、それが、人間なんだ、と言う事だ。
PS
私の友人の一人、JINさんがブログを始めました。
福島で食品スーパーに携わる人物です。
是非、立ち寄ってみてください。
「JINの食品スーパー奮戦記」
http://blogs.yahoo.co.jp/maruichi5810
PS
結城エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/yuukimrni/
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コメント
JINさん、コメントありがとうございます。
このような輪をどんどん広げていきたいですね。どうしても孤独になりがちな店長という存在、またはバイヤー、店舗運営者の人たちとの輪、企業の壁を飛び越えて結び付く事で、更に自らの殻を破って成長出来れば本望ですよ。
今後とも、よろしく。
投稿: てっちゃん | 2009年8月12日 (水) 00時13分
こんにちは。てっちゃんさん。
情報を如何に鮮度良く、血肉とする事が出来るか?と言う事ですよね。
最近、店長さん達とこの手の話をよくします。
”それ知ってます!”って言う人に限って、売場に反映されていなかったりするので
まずは”やってみよう”と話しています。
ところでブログの紹介、ありがとうございます。続々とお客様が来店?されていて、本日は前日比600%の見込みです。
さすがてっちゃんさん、ファンが多いんですね(笑)
投稿: JIN | 2009年8月11日 (火) 21時35分