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2009年8月23日 (日)

果実の美味しさ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、昼食の為店内で買物をしていたら、鮮度落ちのバナナが値下げされていた。

 「この鮮度でこの価格は、お買い得だ!。」
 バナナの表面の皮に、黒い斑点が小さく、いくつも入っていた。
 ついつい、買ってしまった。

  エクアドル産の、当社こだわりのバナナ。
  一袋、通常298円。
  一人で食べるには、結構な量目だ。

  休憩室で食事をしていたが、このバナナ一袋は、私の胃袋には多すぎた。
  
 目の前には、今年入社し、青果に配属された二人の新入社員が休憩していた。
 この二人は、苗字が同じで、私からいつも、「ダブル○○」と呼ばれていた。

  「おい、ダブル○○、こっち来い。」(普段はこんな命令口調ではない、念のた
  め)。

  「このバナナをやるから、味見をしてみろ。」

 二人の新入社員は、

  “こんな腐ったバナナをくれるのかよ” と言った表情だ。

 それはそうだろう。
  表面上の鮮度しか教育されていないからだ。家庭でもそうだろう。
  日付という目安でしか目利きしていない世代だ。そういう時代なのだ。

 私は、言った。
  「この斑点があるだろう?、それが食べごろサインだ。
   今が、一番美味しい食べごろだ。騙されたと思って、食べてみろ。」

 “殺す気か” という表情も、一口食べて変わった。
  「美味しいですね。表面の斑点からは想像できませんでした。」

  バナナの青臭さが消え、本来の香りが漂う美味しさが伝わってくる。

 私は、言った。
  「表面上の状態と、現実の味はこんなに違う。」
  「果実とはそういう食材だ。だから現実に食べてみよ。舌で覚えろ。」

  そういう私も、そんな事を言いながら、一番美味しいタイミングを
  もっと、お客様に分かってもらえないか?。

  バナナの食べごろコーナーを作って、提案出来ないか?。

 そんな発想で、果実を売り込めないか?。

  部下に商品の目利きを伝える。
  その行為から、またヒントが生まれた。

 あとは、やるか、やらないか。
 
  それだけの事だ。

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コメント

かおるさん、コメントありがとうございます。
美味しく食べる工夫次第で、熟した果実が甦(よみがえる)。
最後まで果実を売切る工夫を身につければ、安定した利益を残せる源になります。
最近は、果実を凍らせて食べる食べ方が流行っているのでしょうか。当社トレーナーがすいかまで凍らせようとしてました。私は、「バカか」と言いましたが、そんな遊び心が大切なのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2009年8月23日 (日) 05時54分

かおるです。
バナナはやっぱりエクアドル産が一番ですね。シュガースポットの出た濃厚な味わいのものもいいですが個人的には両端にほんのりとグリーンの残ったものがほのかな酸味が味わえて好きです。先日、脱粒の激しかったピオーネを凍らせて少し水にさらしてシャーベット状にして試食販売したところ大好評。
安いときに買って小分けして凍らせておけば海やアウトドアでおいしく食べられます。
果物の食べ方って色々ですよね。

投稿: かおる | 2009年8月23日 (日) 01時46分

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