今年のお盆商戦“09”
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
お盆商戦が終わった。
以前のブログで「今年の“お盆商戦”」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-1feb.htmlを記した。
そして、ほぼその通りの結果となった。
13日というピンポイントに集中し、ギフト、生花、生寿司、盛り合せが好調。
14日まで盆用品の動きは継続し、14日からのUターンラッシュ。
そして、16日の日曜日には跡形も残らず、終了してしまった。
ETC効果は大きく、昨年帰省出来なかった方が、こぞって動いた。
その方たちの持ち帰りギフトが15日まで継続して動き続ける。
昨年以上にサービスカウンターの人員強化を図らねば対応できない状況。
これは、地方へ向かえば向かうほど顕著に現れた、と言う事だ。
更に、天気も後押しし、12日以降は好天にも恵まれ、帰省が更に加速した。
しかし、これとは逆に、青果物はそれ以前の天候不順によって、物不足。
生花なども、高値で花が回ってこない。
レタス、プリーツレタスなども、売れるレベルの商品は少なかった。
なんとももどかしいお盆商戦でもあった。
結果は、過ぎてしまえば、理路整然と、いろいろな情報から組み立てられる。
大切なのは、事前情報から、どう仮説を組み立て、事前準備をするかだ。
たとえば生寿司、昨年比110%の計画を立てた。
12日~15日までの4日間合計での計画だから、4日間連続して110%を
売り込むという計画だ。
結果、112%。
ただ、指をくわえて、昨年通りの商品化、売場つくりを繰り返した訳ではない。
今年は、生寿司の一部に、鮮魚で使用の中とろをインストアスライスして
入れ込み、売上アップに大いに貢献した。
これも、事前にテスト販売し、2か月前から手ごたえを感じていた商品だ。
同様に、鮮魚でも中トロ使用の貫数少なめアイテム多めの盛り合せが爆発。
以前にもテスト販売した商品であったが、今年と言うタイミングで爆発させる。
全ては、今年の状況から“仮説”を立てたことから、全てが始まった。
それも含めての、先手必勝。
全てが全て110%の計画ではないが、仮説を立て計画を立て実施した商品
はそんな動向だった。
そして、そんな仮説の蓄積が、お盆商戦の結果であり、それがまた次年度へ
つながる。
以前から、このブログでも幾度となく記してきた事だが、
イベント、お盆、年末とは、一年間の商売の総決算。
この一年間の、お店とお客様との信頼関係の結果が、
一年前から、どう増加したのか減少したのか、
その結果が、お盆であり、年末である。
だから、お盆の売場を突然素晴らしく改善しても、次に繋がりはしても、
今日の結果にはつながらない。
それは、過去から蓄積してきた「お盆」というタイミングでの商売が、
お店への期待値として、どれだけ評価していただいたか?、の結果だから。
そういう意味では、本当に久しぶりに美酒に酔えたお盆商戦といえた。
PS
高根沢エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/takanezawamr/
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コメント
田舎の店長さん、コメントありがとうございます。
お盆、年末だけは事前にしっかりした準備はやり過ぎると言う事は無いですよね。
そして、作り過ぎてロスを出しての失敗は、後で笑い話で済みますが、追われてのチャンスロスは笑えないですよ。
だから、お盆計画は、売上予測を日別に提示し、発注と商品作りへ連動出来なければ意味が無いし、その旗振り役が店長だと言う事です。
そういう私も、13日はチャンスロスの山でした。まだまだ甘かったという事ですね。
田舎の店長さん、またコメントください。
投稿: てっちゃん | 2009年8月18日 (火) 17時49分
お盆商戦お疲れ様でした!
当店は青果が主力の店なのでお盆の
レタス類の高値・不足にはまいりました。
しかし当店もETC効果はあったようで
12日は落ちましたが13日はかなり
良かったです。ただ当店はあきらかに
準備不足を露呈したお盆でもありました。
これからは年末に向けての準備はきっちりと
行わなければならないですね。
投稿: 田舎の店長 | 2009年8月18日 (火) 14時21分