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2009年7月 6日 (月)

大田原MR②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


西那須野~大田原の幹線が開通し、大田原地区の競合店はどんな変化を
果たしているのか?、そんな想いで、太田原地区をMRしてみた。

まずは、「O社」。

 道路の開通で、一番恩恵を得るべき立地にはある。
 しかし、西那須野のY社の恩恵に比較し、ここへの集客はほとんど変化無しと
 いった感じだ。

 やはり、足元商圏(1K)をしっかり取りこもうとする努力の延長が、集客の基本
 なのだろう。

 スーパーマーケットに「上品さ」を求めるお客様がどれだけいるのだろうか?。
 より実質的な「鮮度」「品揃え」「価格」「相場感度」「旬」「イベント対応」などなど、
 お客様の実生活に即したお店でなければ支持は得られないという事なのだろう。

次は、「M社」。

 宇都宮で撤退。先週は西那須野のお店をMRし、同様の方向へむかっていると
 きした。そして、今回も残念ながら、いつ閉店してもおかしくない状態だ。

 店舗としての意欲や使命感が伝わってこない。
 もうすでに、この地域のこのお店の役割を他店舗に譲り渡した、そんな感じだ。

 どんなに狭い商圏といえども、その商圏に住まう一人一人の暮らしは、他商圏
 に住まうお客様となんら変わりはない。
 
 だから、どんなに狭い商圏といえども、必要最低限の品揃えと実現しながら、
 鮮度、価格、品質は広商圏店舗に遅れをとってはならないのだ。
 そうなれば、自店の商圏のお客様を差別している事になる、そして、それは
 必ずお客様に伝わるもの。近くの便利なスーパーとしての存在価値から外さ
 れる、という事だ。

そして「Y社」。

 以前MRした時よりも、マネジメント力が上がった感じだ。
 そして、鮮魚などの単品拡売力も上がった。
 徹底して、生いかを売る、かつおを売る、鮭を売る、そんな意気込みが
 感じられる売場になってきた。
 また、青果をはじめとした鮮度も向上してきた。
 この競合激化の地域にあって、Y社らしくない売場つくりをしていたが、ようや
 く“らしさ”が戻ってきたようだ。

 しかし、西那須野~大田原間の道路開通により、より西那須野方面への流出
 が発生しているのか、単なる通過点としての位置づけが進行してしまったのか
 集客力が上がったとは言い切れない現状だった。

最後は「T社」。

 この地域では、おそらく一番店だろう。
 生鮮の品揃え、グレード、陳列量など同じ通りの「Y社」以上だ。
 T社でもナンバーワンと聞く。それだけ店内の商品面の活気は抜群だ。

 また、旬の果実の先取りと価格訴求もこの企業の特徴であり、そこにこの企業
 が目指す方向性が見えてくる。

 しっかり着実にシェアを拡大すつつある企業であり、店舗つくりをしている。

西那須野~大田原間の幹線道路の開通。
 
 どうやら、西那須野方面へのメリットばかりが目立った結果のようだ。

PS
 大田原エリアのMR写真の載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/ootawaramrni/

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