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2009年7月24日 (金)

“仕組みづくり”の本質

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店長がチェーンストアの店舗運営をしていく上で、一番大切な事。

 それは、“仕組み作り” だろう。

  店長が、居ても、居なくても、基本レベルが維持され続ける事。
  口で言うのは簡単だが、これこそチェーンストアの本質。

 しかし、それだけが店長の存在価値で無い事は周知の通り。
 仕組み作りと定着を目指し、店長は日々現場で、現実と格闘していく。

  しかし、仕組み作りをしていく上で、マネジメント層が忘れがちな事。
  
   それは、「思考の委譲をする」、と言う事。

   思考の委譲。

  経験の少ない人間が、組織のなかでチェーンストア化された店舗を人事異動
  を繰り返しながら成長していく過程で、より効率よく店舗運営を円滑に施行し
  ていく上で、マニュアルが出来上がる。

 そして、今現在、そのマニュアルを更に磨き込んで、組織安定を図ろうとする
 企業と、磨きこんだマニュアルを捨て去り、刷り込まれたマニュアルに個人の
 その場対応力を期待し、思考力の思考機会を委譲する企業とに別れつつあ
 る。

  以前のブログで記した「知識労働者」
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-9158.html
  「ABCマートの現場力」
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/abc-7620.html
  などは、その典型だろう。

 そして、それは、組織を強固に拡大してきた創業者や企業家が本来有していた
 商売の原点への回帰でもある。

  創業者は、特に組織拡大をしていく上で、自分の部下に、自分と同じ商売の
  “血”を受け継いでほしいと願う。
 
  しかし、同じ人間とはいえ、考え方は微妙に違う。同じ目標に向かうにも
  違う階段を上る。それは、部下にとって見ると、一番の効率よく、強固に
  階段を上る手段なのだということを、ついつい忘れてしまう。

  そして同じ目標に向かうのに、同じ階段を上らせようと、同じ階段を用意する。
  しかし、マニュアルを強化し、どんな場合でも引用できるマニュアルの完成は、
  人間から、思考機会を奪い去る。

  そうして、ますます本部のみが思考し、現場との乖離が大きくなる。
  それは、本部にとって見ると、勇気のいる事だ。

   一つは、自らの領域を明け渡す、ことを意味し、
   二つは、思考機会を、譲渡するということだから。

  自ら歩んできた、紆余曲折の体験を、部下にも経験させ、
  失敗の機会増加の懸念が増していく事だからだ。

   「こんな時代に、失敗は出来ない」。

  しかし特に若年層が、いまの時期に失敗しないでいつ失敗すると言うのか?。
  まして、従来の成功体験を積んだ我々の発想が通じなくなっていく時代に。

  だから、「チャレンジ精神」 という考え方を持った人材が貴重になっていく。
  いくつ売る、という強い精神を持ち、実行力を有し、継続していく若者。
  
   いま、彼らに、思考機会を譲渡しなくて、いつ、するというのか?。
   いまが、最高のチャンスだと言う事だ。


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