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2009年7月27日 (月)

宇都宮南部MR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


宇都宮に本拠を置く「O社」、「K社」、「T社」の3社。

 その3社がしのぎを削る地域がまた一つ出現した。
 宇都宮南部、雀宮(すずめのみや)エリア。

 直線距離1キロの道路に、上記3社がひしめくエリア。
 「K社」がオープンし、2社の争いから、3社の争いへ激化。

 このように、上記3社がしのぎを削る戦いは、最近増えてきている。
 宇都宮駅東エリア、自治医大エリアに続き、雀宮エリアで一層激化した。

 共に元気な「K社」と「T社」のぶつかり合いが激化してきたということだろう。
 今回は、雀宮エリアのMRだ。

まずは、徒歩で5分の距離に「K社」を迎え撃つ「T社」。

 店長の危機感が、部下に伝わり、売場に伝わり、チェッカーに伝わっている。
 競合開店日の早朝からの品揃えも、ほぼ完璧にクリアし、迎え撃つ態勢は
 整っている。
 
 そして、青果での量販と価格訴求。
 鮮魚での主力品のSKU。
 精肉での売切り。

 この距離で、影響が無いわけは無いが、それでも元気さだけは失っていない。

続いて、「O社」。

 「K社」オープン当初。特売商品が売場に品揃え出来ず、お客様が売場で
 カリカリしながら商品を待っている。

 本部で迎え撃つ態勢を整えながら、現場が対応しきれていない。
 売場で活気、商品展開での活気がどうも伝わってこない。

 競合店がオープンした、という空気を感じさせない、いつものゆったりとした
 店内の雰囲気。それが、この企業の目指すお店つくりなのだろう。
 全ては、目の前のお客様があるのみ。

 おそらく、大きなダメージは無いのかも知れない。
 そもそも、このお店を利用するお客様自体が、価格とかお買い得とかの要素
 を求めていないのかも知れない。

商圏内に、競合店が出来ると言う環境の変化。

 目の前のお客様を見続けることが大切なことはよくわかる。
 しかし、競合店出店の機会を、どう捉え、どう企業として組織強化へ向かうか。

 明らかに、「T社」は、この機会を店舗、そして企業として有効に活かし、組織
 強化につなげようとしている事が伝わってくる。

 そして、確実に、このことにより、店長初め店舗のチームワークは深くなり、
 本部としても、直近の競合出現により戦うノウハウを培い、組織強化していく
 土台作りをしていると思われる。

 それは、このお店1店舗での問題ではなく、チェーンストアとしての体質強化
 に結びつけようとする意欲の問題だ。

 そして、このエリアの1ヶ月後が楽しみだ。

PS
 雀宮エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/utunomiyanannbu/


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