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2009年7月31日 (金)

現場から理屈を学ぶ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、CDオーディオセミナーの「佐藤勝人」さんのCDを車内で聞いた。

 流石に、サトーカメラを創立し、栃木県内で、高いカメラシェアを誇るチェーン店
 を構築した人だけあり、結城氏との対談は聞きごたえがあった。

 栃木訛りの快活な口調で、結城氏を圧倒するしゃべりで、現場の実情にあった
 仕組み作りと、人材育成を実践し、自らのコンサル活動も本業へフィードバッグ
 し、更に強固な企業風土へ進化させている。

  そのCDを聞いていると、いろいろと店長として学ぶ事がたくさんあった。

 中でも、新入社員や若手の教育に取り入れている思想は、取り入れたい。

  現場力の高いサトーカメラだが、初めから優秀な人材が入社してくるわけでは
  無い。

  昨日までは、二十歳そこそこのハナ垂れ小僧が入社してくるのだ。
  そういう彼らを、どのように教育し、現場で販売力を身につけるのか?。

  他業界は知らないが、この業界は、優秀な学校を出た人間が、優秀な企業人
  として育っていくわけではない。

  優秀な学校を出た人間の方が、優秀な人材に育つ確率が、幾分高いだけの
    事。
  それは、以前のブログ「個人の強さと企業の強さ」を記した。
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-158b.html

  そして、サトーカメラでは、接客・販売のマニュアルという「理屈」の世界以上に
  現場で、お客様から学べ、と教えている。

  お客様の言う事は、基本的に正しい。
  もし、お客様が間違っていたとしても、間違えられた原因を追求し、間違えられ
  ない仕組み作りを定着させ、それを自らの「理屈」として知恵をつけよ、と教育
  しているそうだ。

   理屈から入ると、どうしても理屈が先行してしまう。
   それは、理屈には、どうしても現実は敵わないから。
   イチローだって、現実には3割バッターだ。
   打率10割の打者など、現実には存在しない。

   しかし、理屈では10割の理論が存在し、それを目指そうとする。
   そして、その精度の高さが現実には比較されるだけの話。

   それが、理屈から入ると、どうしても若手ほど迷ってしまう。
   それは、我が実力と理屈のギャップがあまりにも大きいから。

   だから、実力のない若手ほど、現場現実、お客様から学べ、と教える。
   そして、そこから見えてきた、自分なりの真実が、理屈でありマニュアルだ。
   そこから、数値に入り、技術に入り、応用に進む。
   そして、その一つ一つの積上げが、「知識」から「商売の知恵え」と進化する。
   それが、知識商人であり、知識労働者と呼ばれる達人たちだ。

  知識から入り、現実にフォーカスしていくのか?。
  現実から入り、知識でフォローしていくのか?。

   どちらも正しい教育だ。
   
  知識から入れば、遠回りをしながら、現実まで時間をかけてたどり着く。
  現実から入れば、常にストレートの直線を歩み続ける。

  企業の論理からすれば、画一的な知識を身につけてほしい。
  個人の論理からすれば、自ら身に付けた確固たる知恵を確立したい。

   しかし、大切なのは、知識と現実は車の両輪だということ。

  片方だけに特化することは出来ない。
  それこそ、片輪走行で直ぐに傾いてしまう。

   実力がついて、リーダーとして先頭を走れば走るほど、
   知識が先行すれば、現実で検証し、
   現実が先行すれば、知識で整理する。

  そして、お客さまに「物」を売るという商売は、
  知識だけで成り立つ世界ではなく、
  人間という得体のしれない動物を相手にしなければ成り立たない商売であり
  、関係つくりなのである。

 とどのつまり、お店を強化し、安定した売場と安定した売り上げを上げようと
 すれば、人の育成に行きつく。

  それも、入社2年でほぼ決まってしまう。
  続きは、明日。

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