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2009年7月 3日 (金)

人をリードする

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「マネージャー」と「リーダー」。

 いつでも、書店に行けば、この両者の違いを指し示す「書物」は多い。

  「じゃぁ~、スーパーの店長は、どっちだぁ~。」

 そんな、くだらん事を考える店長は少ないだろう(ほとんどいないだろう)。
 
  両方とも、店長の仕事だ。

 「マネージャー」も「リーダー」も、人を率いる人間の、ある場面場面を、別の
 切り口から捉えているに過ぎないからだ。

  極論を言えば、店長とは、社長の店舗での代行者。
  チェーンストアの社長にとって、全店の店長を兼ねるわけにはいかない。
  その社長の代行者として、経営理念に基づいた基本政策を店舗で運営し、
  店舗経営を任せれているのが、店長である。

  常に、社長だったら、この難局をどう考え、どう決断し、どう行動するか?。
  そして、企業としてのルールをまとめたマニュアルを徹底、またはガイドライ
  ンとして、同じ方向を向いて店舗運営をマネジメントしていく存在。

  だから、チェーンストアの店長として、まずは、店舗運営をマネジメントでき
  なくてはならない。
  それは、組織をマネジメントし、人材をマネジメントし、商品をマネジメントし、
  最終的には、店舗運営をマネジメントする、という事。

 しかし、企業全体、社会全体が成長している時代はそれでよかった。

  急成長企業ほど、早急に人材教育され、企業理念に基づいた店舗経営でき
  る人材の創出が急がれ、忠実に遂行できる人材の量を必要としていた。

  更に、これだけ、経営環境が不安定になり、競合状況が変化し、更に経済が
  衰退志向に向かえば、店舗ごとの経営感覚を磨き、店舗ごとにベストプラクテ
  ィスを選択し、競合に打ち勝ち、利益創出が求められる時代だ。

  見えない明日、経験した事のない環境のなかで、常に目の前のお客様を向き
  続け、従来の常識を勇気を持って覆し、明るい未来を創造できる店長の存在
  を必要としている時代だ。

  要は、社長の代行者ではなく、まさしく店長兼経営者としての感覚と力量で
  一生店長職兼経営者を極めていけるかにかかっている。

 マネジメントとは、過去の蓄積であり、
 リーダーとは、未来の創造者である。

  そして、店長とは、両方の力量が問われる時代であり、
  その事に対して、意志を持って、組織を明るく元気にリードできる人材が、
  どんな組織においても、必要とされる社会になるだろう。

 なぜか?。

  働く従業員は、どんどん減少していくからだ。
  特に、若者の減少は、より魅力的なリーダーに集中する、という事だ。

  ますます、店長として、「人生観」「仕事観」を磨かねば、と思うのだ。

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