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2009年7月 9日 (木)

競合店長との飲み会③

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、久しぶりに競合店の店長と飲んだ。

 新規出店するA企業、その企業と競合にあるB企業、そして私の企業(C社)の、
 計3企業、5人の店長での会食だった。

 新規出店の店長は、いよいよ大詰めを迎えているらしく、先月の休日は2日
 だったらしい。

 新店の場合は、立ち上げまでの間は、ルーティン業務以外のたった一回だけ
 の業務の連続により、店長として部下に役割を振れない立場が続くのだろう。

 しかし、とは言っても、開店前の気楽さもあるのだろう。我々既存店の店長には
 無い「余裕」のようなものはある。

 それだけ、店舗を背負うと言う事は、人材、商品、お客様、競合等の現実を前
 にして、解決すべき課題を背負う、と言う事である。
 だから、既存店の店長には、表情に“険”がある。

  それは、自らの店舗の中では、更に際立っていくのだろう。
  それほど、店舗内での孤独感は強調される。

 しかし、この場は、そのような「背負う」ものから解放された個人が、裸でぶつか
 る場だ。それは、ひとりの男というより、やんちゃ坊主に戻れる「場」でもある。

 そういう中でも、3企業5人の店長だから、2名参加の企業も2企業あり、企業
 の店長カラーが、より鮮明にあぶり出されるように見えてきた。

  「企業の店長像カラーが、まったく違うんだなぁ~。」

 まだまだ、スーパーマーケットの扉は固く、企業間の交流は少ない。
 特に、生え抜きで育って10年以上経過すると、その企業のDNAが染みつく。
 そのカラーが、企業間ではっきり見えるのが、このような「場」だ。

  アクの強いカラー
  素直なカラー
  牽制するカラー
  ストレートなカラー
  
            等々。

 田舎ほど「アクが強く」
 都会ほど「素直な」

  そんなカラーが強調されるようだ(失礼)。

 そんな事を感じながら、今回の話題に入って行った。

  あるべきオペレーション。

 企業が目指す、「あるべき売場の状態」。
 そこに至るまでの、あるべき作業(オペレーション)に関してだった。

  ある企業は、10歩を5歩にする努力に全力を傾ける。
  ある企業は、早く歩くモチベーションに全力を傾ける。
  また、ある企業は、気合と根性に頼ったマネジメントにすがる。

 同じ売場をつくるのに、3社三様のプロセスがあり、階段の昇り方は全く
 違うようだ。
 転職を経験する私は、その事に違和感は無いが、生え抜きの連中はそれが
 理解出来ないらしい。
  
  転職した当初は、私もそうだった。

 プロセス含めて同じステップを踏んで、同じ売場が出来上がるのだろうと理解
 していた私は、転職により、仕事観が大きく変わったものだ。

  そして、そんな情報交換によって、他企業の文化に触れ、自らの器が大きく
  膨らんでいくのだろうと思う。

 この場とは、それが目的なのだから。

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