軸は「価値訴求」
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
世の中、「J社」に始まり、「K社」が今年に続き、いつの間にか「T社」まで追随。
「価格宣言」。
しかし、先日のブログ「イノベーションは成功したのか?。」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-038c.htmlを記した。
年度初めに、高らかに「価格宣言」したものの、その後の数値低迷。
その価格宣言とチラシに振り回され、価格に走る競合各社。
そして、業績は?
当然、単価ダウン・売上低迷の連鎖。
その結果も至極当然の結果だろう。
「価値訴求」を軸にして支持されている店舗が、「価格訴求」するから、
お客様は、その「安さ感」に感動して、集客を高めるのである。
「価値訴求」がベースに無い店舗が「価格訴求」しても、
残るのは “安かろう、悪かろう” の先入観と、その事実のみ。
「一度肥えたお客様の“舌”は、絶対に後退はしない。」
私の、持論である。
その、お客様の“舌”を満足させていくのが、我々の本質だ。
かっての小売業(戦後間もなく)の役割は、生きていくための存在。
次第に、人並みの生活、人並みの暮らしへの提案へ変化し、
現代は、豊かな生活への提案へ進化している時代に、
その役割は、絶対に、後退はしない。
何故、もっと、「豊かな暮らし」という理念の追求をしないのか?。
とことん、悩みぬいて、考え抜いて、豊かな暮らしの提案を極めた後に、
価格も大切だ、という結論に到達しない限り、「価格宣言」は、絶対に、
お客様の支持は得られないと、私は思う。
「一度肥えたお客様の“舌”は、絶対に後退はしない。」
だから、軸は「価値訴求」。
この軸は、当面ブレることなく、推移するだろう。
いや、ますます、お客様の“舌”は進化し続ける。
それが、人間の成長というものだ。
そして、その成長を支えるのが、我々の仕事であり、使命だろう。
だから、あくまでも、「価値訴求」を追求していきたいと考える。
そして、具体的な、商品提案、暮らしの提案。
そのために、普段の商売のどんな商品を、どのタイミングで展開するのか?。
また、普段の買い物を提案する「定番」の維持継続をどうしていくのか?。
それを、追求し、実現し、支持を得た店舗だけが、次の「価格」へ進める
資格を有する、ということではないのだろうか?。
PS
結城エリアMRの写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/yuukimr/
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