新しい“血”②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
前回のブログ「再構築」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-02ac.htmlを記した。
9名もの人材が入れ替わる。
ベテランチーフから入れ替わった部門。担当者がごっそり入れ替わった部門。
そして、半月が経過した。
従来から構築してきた物を失い、新たな再構築の途中。
当然、順調に進むわけは無い。
しかし、
“新しい血”の影響もしっかり出始めている。
先日、月に一度の量販日があった。
前回の量販日には、退職する青果チーフの最後の量販日の思い出に、
歴代チーフを揃えて「オールスターで臨む」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-f474.htmlを記し、青果のレコードを樹立した。
そして、今回。
鮮魚部門の新しい血が、私と前チーフで構築してきた成功体験という
“しがらみ”を捨てて、新しい発想の売場を提供した。
企画コーナーで従来のサクセス商品から、徹底したうなぎの量販。
「チーフお任せ盛り合わせ」の朝からの大陳。
大型パックの徹底した売り込みによる、単価アップ。
塩鮭の商品化を変え、魅力ある商品化へのトライ。
等々だ。
結果、大台までは届かなかったが、昨年を余裕でクリア。
更に、大幅入替えのグロサリー部門に至っては、従来のレコードを大幅に
クリアした。
発注担当も大幅に入替え、新規メンバーで臨んだ量販日。
人が入れ替わると、お客様に伝わるのだろうか?。
「何か、ちょっと違うぞ。」
売場で、企画で新しい匂いを感じ、それが、購買意欲をそそるのか?。
いずれにしても、マネジメントという視点では、まだまだ構築されていないが、
結果という意味では、一定のレベルを維持しているという状況。
そして、人事の入替えと同時に、新たに“頭角”を現す人材が出現するもの。
今回も、従来の人材が抜け、頭を押さえられていた人材が頭角を現す。
そうやって、新しい血がどんどん売場に、組織に浸透し、組織活性が図られ、
血液の循環が良くなり、お店は生き物同様に、変化し進化し競争力を生ん
でいくのだろう。
PS
新潟、巻町MRの写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/makimatimr/
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コメント
KOZOさん、コメントありがとうございます。
ただ単に、製造数量を増やすためなら、現状人員で何とかなるものです。
新たな人材の採用の目的をしっかり絞り込んだほうが分かりやすいですよね。
新たな新規開発の商材を担当してもらうためや、お盆へ向けて普段品揃えのないセット物を担当してもらう為とか、新カテゴリーの売場を担当してもらう為とか、特別の目的達成の為の人材採用と役割を担わせないと、他の従業員の仕事を奪う結果になってしまいます。
投稿: てっちゃん | 2009年7月22日 (水) 06時57分
少数精鋭は少数だから精鋭になりますよね。
2:6:2の原則は組織でも言えることですね、神輿を担ぐ2が抜けると6の中から精鋭の2が生まれる。でも、ぶら下がっているだけの2もいずれ生まれてくる。
今、お盆に向けて惣菜部の人員を増やしているのですが、勤続年数の長い人ほど人が入ると鈍くなっていくようです。
投稿: KOZO | 2009年7月21日 (火) 18時40分