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2009年7月

2009年7月31日 (金)

現場から理屈を学ぶ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、CDオーディオセミナーの「佐藤勝人」さんのCDを車内で聞いた。

 流石に、サトーカメラを創立し、栃木県内で、高いカメラシェアを誇るチェーン店
 を構築した人だけあり、結城氏との対談は聞きごたえがあった。

 栃木訛りの快活な口調で、結城氏を圧倒するしゃべりで、現場の実情にあった
 仕組み作りと、人材育成を実践し、自らのコンサル活動も本業へフィードバッグ
 し、更に強固な企業風土へ進化させている。

  そのCDを聞いていると、いろいろと店長として学ぶ事がたくさんあった。

 中でも、新入社員や若手の教育に取り入れている思想は、取り入れたい。

  現場力の高いサトーカメラだが、初めから優秀な人材が入社してくるわけでは
  無い。

  昨日までは、二十歳そこそこのハナ垂れ小僧が入社してくるのだ。
  そういう彼らを、どのように教育し、現場で販売力を身につけるのか?。

  他業界は知らないが、この業界は、優秀な学校を出た人間が、優秀な企業人
  として育っていくわけではない。

  優秀な学校を出た人間の方が、優秀な人材に育つ確率が、幾分高いだけの
    事。
  それは、以前のブログ「個人の強さと企業の強さ」を記した。
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-158b.html

  そして、サトーカメラでは、接客・販売のマニュアルという「理屈」の世界以上に
  現場で、お客様から学べ、と教えている。

  お客様の言う事は、基本的に正しい。
  もし、お客様が間違っていたとしても、間違えられた原因を追求し、間違えられ
  ない仕組み作りを定着させ、それを自らの「理屈」として知恵をつけよ、と教育
  しているそうだ。

   理屈から入ると、どうしても理屈が先行してしまう。
   それは、理屈には、どうしても現実は敵わないから。
   イチローだって、現実には3割バッターだ。
   打率10割の打者など、現実には存在しない。

   しかし、理屈では10割の理論が存在し、それを目指そうとする。
   そして、その精度の高さが現実には比較されるだけの話。

   それが、理屈から入ると、どうしても若手ほど迷ってしまう。
   それは、我が実力と理屈のギャップがあまりにも大きいから。

   だから、実力のない若手ほど、現場現実、お客様から学べ、と教える。
   そして、そこから見えてきた、自分なりの真実が、理屈でありマニュアルだ。
   そこから、数値に入り、技術に入り、応用に進む。
   そして、その一つ一つの積上げが、「知識」から「商売の知恵え」と進化する。
   それが、知識商人であり、知識労働者と呼ばれる達人たちだ。

  知識から入り、現実にフォーカスしていくのか?。
  現実から入り、知識でフォローしていくのか?。

   どちらも正しい教育だ。
   
  知識から入れば、遠回りをしながら、現実まで時間をかけてたどり着く。
  現実から入れば、常にストレートの直線を歩み続ける。

  企業の論理からすれば、画一的な知識を身につけてほしい。
  個人の論理からすれば、自ら身に付けた確固たる知恵を確立したい。

   しかし、大切なのは、知識と現実は車の両輪だということ。

  片方だけに特化することは出来ない。
  それこそ、片輪走行で直ぐに傾いてしまう。

   実力がついて、リーダーとして先頭を走れば走るほど、
   知識が先行すれば、現実で検証し、
   現実が先行すれば、知識で整理する。

  そして、お客さまに「物」を売るという商売は、
  知識だけで成り立つ世界ではなく、
  人間という得体のしれない動物を相手にしなければ成り立たない商売であり
  、関係つくりなのである。

 とどのつまり、お店を強化し、安定した売場と安定した売り上げを上げようと
 すれば、人の育成に行きつく。

  それも、入社2年でほぼ決まってしまう。
  続きは、明日。

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2009年7月30日 (木)

万引き犯の逃走

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、外国人の万引き事件があった。

 私に連絡があった段階では、すでに逃走後だった。
 会社で契約している警備員の話では、スェットのお腹に「レモン」を隠し入れ、
 お店を出た段階で、追いかけたが、素早い逃げ脚で逃走したという。
 そして、逃走した外国人の所有らしい“車”も、近くに放置してあった。

 この車は、逃走した外国人の連れの女性が立っていたそばにあった車だが、
 その助手席においてあったバックが、やはり連れの女性のものらしかった。

 警備員に、「どうしますか?」と問われた。
 
  私は、即座に答えた。「警察に通報だ。」

 ほどなく到着した、近くの交番の警察官が、いろいろと警備員と事情聴取があり、
 結局のところ、現認していない限り、この車を警察が引き揚げることは、よほどの
 事が無い限り、引き上げる事は出来ないらしい。
 万引き金額が、わかっている限りでレモン2個程度というのもあったのだろう。 

  警備員と、今回はあきらめるか、との話になり、その場から仕事にもどった。

 それから一時間ほどしてからだろうか。
 私を呼びだす、店内放送があった。

 サービスカウンターへ行った私は、戦闘態勢に入った。

  「ヤクザのクレームだ!」

 直感でそう思った。そういう筋の人間だった。

 向こうから話しかけてきた。

  「少し前に、外人の万引きがあったと思いますが、その件は、そちらの
  手から、離れたのですか?。」

 さっきの逃走した外国人の関係者か?。これも直感だった。

  「警察の事情聴取は終了し、警察に委ねていますが、あなたはどういう
  関係なの。」

 思わず、睨み返していた。

  「私は、彼の身元引受人です。彼らも今仕事が無くて、出来ごころで
  万引きしたしまったらしいのです。そちらの手から離れているのであれば、
  警察に行って、謝罪してきます。」

 理解できた。私は、先ほどの警察とのやり取りを話し、店舗の目の前の交番
 の所在を、店舗を出て説明した。

 彼は、万引き商品と金額を聞いて、ここで払うといったが、私は断った。
 見ず知らずの人から、頂くわけにはいかない。

  店内に戻った私を、警備員とレジが心配そうに迎えた。

 「大丈夫ですか?。」

  そのまま、どこかに連れて行かれるのでは?、との心配だったのだろう。
  それだけ、その筋の人間とわかる人相と格好の男だったのだ。

 それから30分後に、再度サービスカウンターに呼ばれた私は、その男と
 外国人にあった。

  “この男が、逃走した外国人か?”

 男に促され、外国人は、訳のわからない言葉で謝罪した。
 本当に、泣きそうな顔の、気の弱そうな顔の外国人だった。

  そして、男がいった。

 「本人もこのように誤ってますので、今回は許してやってくださいませんか?。」

  私は、外国人に聞いた。

 「実際に万引きした商品は、レモンと何だったのですか?。」

  答えは、レモン2個だけ。

  私は、険しい顔で言った。

「どうして、レモン2個で逃げるかなぁ~。」

  外国人は、深深と頭を下げた。

 私は、それを見て、納得した。
 そして、身元引き受け人の彼が、私に言った。

 「今回の件は申し訳ありませんでした。私が彼に代わって、代金を払います。」

  「それでは、今回はケジメとして、受け取ります。」

 最後に、私は外国人に言った。

  「今回はこれで許されますが、次回は無いですからね。次は逮捕ですよ。
  次回は、お客様として来てください。待ってますよ。」

 先日の夜の、出来事だった。


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2009年7月29日 (水)

久しぶりの“接客”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、他店を応援に行った時の事だ。

 出身部門の鮮魚で、丸魚の品だしをし、更にまぐろの品だしをしていた。
 まぐろが特売で、出しても出しても売場が決まらず、久しぶりに額に汗して品だし
 をしていた。

 そして、ひとりのお客様が、まぐろをとっかえひっかえ見ているのに気付いた。
 しかし、私も品だしに忙しく、しばらくほっておいたが、あまりにも熱心に商品を
 選んでいたので、思わず聞いてしまった。

  「お客さん、どんなマグロをお探しですか?。」

 「どのマグロが美味しいの?。」

  みんなそう聞くよな、と思いつつ
  「脂が乗っている方がいいですよね。」

 「もちろんよ、でもわからなくて。」

  「私だったら、このサクを買いますね。ほらこの部分は、本マグロで言ったら、
  大トロの部分ですよ。」

 「あら、そう。でも、2サクもいらないのよねぇ~。」

  お客様は、それでも、そのマグロは気に入ったのか、手放さない。

  「それじゃぁ~、1サクにしましょうか?。」

 「それは悪いから、いいわよ。もうすこし見てみるわ。」

  そう言いながら、熱心に、私が勧めたような部分のまぐろが二つはいって
  いる商品を探していた。

 そうしているうちに、お客様が言った。
 「いいわ、いいわ、これ買ってくわ。この部分は本当に美味しそうだから。」

  「そうですね、この中ではこれが一番ですよ。わさびをたっぷりつけて
  食べてくださいね。わさびが辛さを感じないですよ。」

 「そうお、ありがとう。ところで、このアジはお刺身で食べれるかしら?。」

  「このアジは、鮮度バリバリですから、お刺身で美味しいですよ。」

 「ありがとう。来て良かったわ。」

  「ありがとうございます。今日は、良い晩餐になりますね。」

 この時の、お客様の笑顔が忘れられない。
 仕事をしていて、一番嬉しいひと時である。


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2009年7月28日 (火)

今年の“お盆商戦”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


土用丑の日も終わり、いよいよお盆だ。

 早いものだ。競合出店後の苦い思い出の、昨年のお盆。
 今年は、その借りをしっかり取り返させていただく予定だ。

 しかし、黙って指をくわえていては、何も変わらない。

  今年は、先手を打っていく。
  常に、先手を打ってきたが、今年のお盆もまた、新しい取り組みが待っている。

 新しい取り組みには、十分な読みと計画、そして、絞り込みが大切。
 
  何に取り組み、その為に、何を捨て去り、取り組みを強調するか?。

 その事を考えると、いつも“ゾクゾク”する。
 それが、私の習性なのかもしれない。

  「先手必勝」、という。
  しかし、いつも先手が良いという保証は無い。

  しかし、私の人生において、先手に越したことは無い。
  先手を打つために、相手より先に考え、行動を起こし、結論が出る。
  それに対して、さらなる仮説・検証へ向かうにも、先手が打てる。

 先手必勝を標榜するなら、その後の行動も含めて視野にいれ、計画する事
 が大切な事だ。

  しかし、先日のブログ「今年の丑の日」にも記したが、お盆という、日を固定した
  イベント、そして、個人以上にご先祖様を大切にする日本人にとって、事前に
  お買い得な日に買い回りする商材と、当日後、その日に食する食材をしっかり
  分けて考えていくことだろう。

   そして、今年は、ETC効果を考えずには、お盆は語れない。

  お盆を挟んだ「土日」の帰省やUターンのタイミングと、期間中の1000円乗り
  放題のタイミングを積極的に利用した客数予測と販売計画が必須だ。

  そして、その1000円乗り放題で、浮いた資金を何に使うか?。
  ギフトであり、御馳走であり、生花である。

   昨年は帰省出来なかった人が、こぞって今年は久しぶりに帰省する。

   今年は、大きな民族大移動が起こり、またUターンという引き上げも同時に
   到来する。

   そのタイミングを逃したら、絶対に取り戻せない。
   ピンポイントに照準を合わせ、15日の土曜日には全てが終了するだろう。


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2009年7月27日 (月)

宇都宮南部MR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


宇都宮に本拠を置く「O社」、「K社」、「T社」の3社。

 その3社がしのぎを削る地域がまた一つ出現した。
 宇都宮南部、雀宮(すずめのみや)エリア。

 直線距離1キロの道路に、上記3社がひしめくエリア。
 「K社」がオープンし、2社の争いから、3社の争いへ激化。

 このように、上記3社がしのぎを削る戦いは、最近増えてきている。
 宇都宮駅東エリア、自治医大エリアに続き、雀宮エリアで一層激化した。

 共に元気な「K社」と「T社」のぶつかり合いが激化してきたということだろう。
 今回は、雀宮エリアのMRだ。

まずは、徒歩で5分の距離に「K社」を迎え撃つ「T社」。

 店長の危機感が、部下に伝わり、売場に伝わり、チェッカーに伝わっている。
 競合開店日の早朝からの品揃えも、ほぼ完璧にクリアし、迎え撃つ態勢は
 整っている。
 
 そして、青果での量販と価格訴求。
 鮮魚での主力品のSKU。
 精肉での売切り。

 この距離で、影響が無いわけは無いが、それでも元気さだけは失っていない。

続いて、「O社」。

 「K社」オープン当初。特売商品が売場に品揃え出来ず、お客様が売場で
 カリカリしながら商品を待っている。

 本部で迎え撃つ態勢を整えながら、現場が対応しきれていない。
 売場で活気、商品展開での活気がどうも伝わってこない。

 競合店がオープンした、という空気を感じさせない、いつものゆったりとした
 店内の雰囲気。それが、この企業の目指すお店つくりなのだろう。
 全ては、目の前のお客様があるのみ。

 おそらく、大きなダメージは無いのかも知れない。
 そもそも、このお店を利用するお客様自体が、価格とかお買い得とかの要素
 を求めていないのかも知れない。

商圏内に、競合店が出来ると言う環境の変化。

 目の前のお客様を見続けることが大切なことはよくわかる。
 しかし、競合店出店の機会を、どう捉え、どう企業として組織強化へ向かうか。

 明らかに、「T社」は、この機会を店舗、そして企業として有効に活かし、組織
 強化につなげようとしている事が伝わってくる。

 そして、確実に、このことにより、店長初め店舗のチームワークは深くなり、
 本部としても、直近の競合出現により戦うノウハウを培い、組織強化していく
 土台作りをしていると思われる。

 それは、このお店1店舗での問題ではなく、チェーンストアとしての体質強化
 に結びつけようとする意欲の問題だ。

 そして、このエリアの1ヶ月後が楽しみだ。

PS
 雀宮エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/utunomiyanannbu/


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2009年7月26日 (日)

キーボード腱鞘炎

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、体の“ガタ”がきているなぁ~、と思っている。

 思っているだけで、何も行動に移していない。
 今現在は、右ひじと、左ひざ。

 右ひじは、腱鞘炎かと思ってグーグルで検索してみたら、腱鞘炎でも
 キーボード腱鞘炎のようだ。

  と言う事は、ブログのやりすぎか?。
  また、女房から、“いやみ” を言われそうだ。

 そして、その痛みは、野球のピッチィングでの痛みと同様だそうだ。
 「針の穴を通すコントロール」と言われた当時を思い出してしまった。

 やはり、ものを素早く、勢いよく投げると、強く外側の腱が痛むのは、
 かっての、野球の経験もあるのだろうか?。

 だから、以前は右手の握力だけで持てた、重いものが一切持てない。
 
 そして、左ひざの痛み。

  これは数年前にも同様の痛みがあり、その時は、ひざにたまった水を抜いて
  もらって、完治?。

 しかし、その時に経験した、水を抜くときの激痛の思い出が、私をして、医者に
 通う事をためらわせている。
 
  あの時の痛みは、ハンパなかった。

 ひざが割れるのでは?、と思えるほどの痛みだった。
 医者が、痛いですよ、と念を押して言ってくれたが、これほどまでとは思わなか
 った。

  「あの想いは、二度としたくない。」

 その苦い思い出が、通院をためらわせている。

 この年になると、関節に関する「ガタ」がでてくるのだろうか?。
 数年前は、「五十肩」だった。

  「なんか、肩の上がりがわるいなぁ~。」

 そう思っていたら、どんどん肩が上がらなくなっていった。
 肩より上へ上げようとすると、折れるのではないか?と思える痛み。

  接骨院へ通ってもみたが、痛みはそうそうに治まらない。
  接骨院で見てもらうと、良くなったような気がするのだが、
  翌日には、もう、元の痛みだ。

 そして、当初左肩だったのだが、いよいよ右肩まで、上がらなくなった。

  「いよいよ、本格的に、医者か?」。

 そう、思い悩んでいた矢先に、今まで上がらなかった左肩の調子がすこしずつ
 良くなってきたのだ。

  一か月も経つと、左肩はすっかりあがるようになり、その時に、五十肩の
  進行と終焉を身をもって味わった。

 一度経験すると、右肩も大丈夫だろうという妙な自信がついた。

  「体が、変化しているだけのこと。時期が来れば、治るさ。」

 そんな、甘く見る態度が身についてしまった。

  さあ、これから、この体は、どんな変化を起こしていくのか?。
  それもまた、楽しみ?な事だ。

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2009年7月25日 (土)

印象に残るお客様

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎日店頭に立っていると、顔見知りのお客様が出来るものだ。

 それは、単独で来られるお客様もいれば、夫婦で来店される方もいる。
 週に数回でも、夫婦で来店されるお客様というのは、ほぼ100%顔見知りだ。

  そのほとんどの方が、午前中の早い時間帯に来店される。
  そして、ご夫婦で、本当に買物を楽しむように、ゆったりと売場を回る。

 「将来、こんな風に、二人で買物したいなぁ~。」

  それほど、仲睦まじく、寄り添って買物をなされる。
  買物というよりも、二人の時間を楽しんでおられるようだ。

 だから、買物に余裕がある。

  二人で、今晩のメニューを考え、材料を選び、試食で味見をし、決める。
  
 面白いのは、ご夫婦で来店されるお客様同士の交流があることだ。

  先日などは、あるご夫婦の旦那さんと、別のご夫婦の奥さんが腕を組んで
  店内を歩いていらっしゃった。

  これもまた、暮らしの余裕。

 地域のスーパーが、地域のお客様に、どんな存在であるか?。

  まずは、安心して食材を購入していただく基本は、当然大切。
  そして、その食材が他店より高くない事も、大切な要因だろう。

 私は、それと同時に、上記のようなご夫婦が来店しやすい環境を重視したい。
 自分も含めて、いずれそうなるからだ。

  毎日の食材を、毎日二人で買い出しに出かける。
  そこで、買い出しという行為を、二人の時間へ昇華させる。
  そんな、存在になれたら、そこが一つの社交場。
  そこで、お店の従業員とともに、人生の一コマを共有する。

 それには、我々従業員の使命感も変えていかねばならない。
 数値目標を達成する使命感だけでは、ご夫婦は寄りつかない。
 
  人生を楽しむ、心の余裕。

 競合に立ち向かい、数値達成を使命づけられ、従業員モチベーションを高め
 更に、心の余裕を持つ。

  しかし、これらは、全て、相反することでは無い。
  全ては、一連の、宇宙の法則。
  全ては、お互いに連鎖している。

 共に、生きていく、という発想。

  ・ ・ ・ ?。

 甘いのだろうか?。

PS
 新潟、巻町MRの写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/makimatimr/

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2009年7月24日 (金)

“仕組みづくり”の本質

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店長がチェーンストアの店舗運営をしていく上で、一番大切な事。

 それは、“仕組み作り” だろう。

  店長が、居ても、居なくても、基本レベルが維持され続ける事。
  口で言うのは簡単だが、これこそチェーンストアの本質。

 しかし、それだけが店長の存在価値で無い事は周知の通り。
 仕組み作りと定着を目指し、店長は日々現場で、現実と格闘していく。

  しかし、仕組み作りをしていく上で、マネジメント層が忘れがちな事。
  
   それは、「思考の委譲をする」、と言う事。

   思考の委譲。

  経験の少ない人間が、組織のなかでチェーンストア化された店舗を人事異動
  を繰り返しながら成長していく過程で、より効率よく店舗運営を円滑に施行し
  ていく上で、マニュアルが出来上がる。

 そして、今現在、そのマニュアルを更に磨き込んで、組織安定を図ろうとする
 企業と、磨きこんだマニュアルを捨て去り、刷り込まれたマニュアルに個人の
 その場対応力を期待し、思考力の思考機会を委譲する企業とに別れつつあ
 る。

  以前のブログで記した「知識労働者」
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-9158.html
  「ABCマートの現場力」
  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/abc-7620.html
  などは、その典型だろう。

 そして、それは、組織を強固に拡大してきた創業者や企業家が本来有していた
 商売の原点への回帰でもある。

  創業者は、特に組織拡大をしていく上で、自分の部下に、自分と同じ商売の
  “血”を受け継いでほしいと願う。
 
  しかし、同じ人間とはいえ、考え方は微妙に違う。同じ目標に向かうにも
  違う階段を上る。それは、部下にとって見ると、一番の効率よく、強固に
  階段を上る手段なのだということを、ついつい忘れてしまう。

  そして同じ目標に向かうのに、同じ階段を上らせようと、同じ階段を用意する。
  しかし、マニュアルを強化し、どんな場合でも引用できるマニュアルの完成は、
  人間から、思考機会を奪い去る。

  そうして、ますます本部のみが思考し、現場との乖離が大きくなる。
  それは、本部にとって見ると、勇気のいる事だ。

   一つは、自らの領域を明け渡す、ことを意味し、
   二つは、思考機会を、譲渡するということだから。

  自ら歩んできた、紆余曲折の体験を、部下にも経験させ、
  失敗の機会増加の懸念が増していく事だからだ。

   「こんな時代に、失敗は出来ない」。

  しかし特に若年層が、いまの時期に失敗しないでいつ失敗すると言うのか?。
  まして、従来の成功体験を積んだ我々の発想が通じなくなっていく時代に。

  だから、「チャレンジ精神」 という考え方を持った人材が貴重になっていく。
  いくつ売る、という強い精神を持ち、実行力を有し、継続していく若者。
  
   いま、彼らに、思考機会を譲渡しなくて、いつ、するというのか?。
   いまが、最高のチャンスだと言う事だ。


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2009年7月23日 (木)

今年の“丑の日”動向

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


厳しい「丑の日」だった。

 丑の日当日合わせで、こんなに厳しい数値は記憶に無い。

  当日、一日だけの数値合わせでは。

 要因は、いろいろありすぎて、考えるだけ無駄なのでやめることにする。
 
 要は、丑の日当日に、うなぎを食べてきた日本人の、丑の日に対する捉え方
 が大きく変わってきたという事だ。

  ほんの数年前までは、曜日に関係なく、丑の日は丑の日。
  どんなに弱い曜日でも、それなりに結果を残してきた。
  
  それは、丑の日には、うなぎを食べるという日本人の暮らしが間違いなくあった
  からだ。

 その日に、間違いなく、その事を、する。
 冠婚葬祭以外、どんどん、その日にたいするこだわりは薄れているのだろう。

  日を決めて、時間を決めて、皆が集まって、何かをする。
  そんなイベントは、日がブレルことは無い。

 しかし、丑の日のような、個人の裁量が自由なイベントに関しては、
 個人の自由な都合で、如何様にでも変更できてしまう。

  今年の3連休などは、その典型的な事例だろう。

 ことしの丑の日当日は、うなぎを食べる従来の日本人の暮らし以上に、
 3連休を利用し、行楽等の個人的な娯楽の享受を優先したお客様が多かった
 ということだろう。

  しかし、我々商売人は、それを指をくわえて、見過ごすのか、
  それとも、貪欲に、うなぎを売るチャンスを虎視眈々と狙うのか。

 どちらを選択するか、だ。

  丑の日に関して言えば、今年の曜日周りを考慮し、昨年の前日・当日の売上
  を、今年は、前日・当日・後日、と3日間で考えて売場計画を立てるかだ。

  もっと、言うと、7月のスタートから、うなぎの展開に力を入れて、
  「丑の日」当日に、うなぎを食べる事が目的ではなく、本来の目的でもある、
  「この一番蒸し暑い時期に、“う”の付く食材で夏バテ防止をする」という、平賀
  源内の民間伝承を再度利用し、7月月間を夏バテキャンペーンと称して、うな
  ぎの量販体制と、その販売技術を磨いていく月間と捉えていくことが大切。

 そう考えると、丑の日に単なる国産うなぎを量販する日とする、過去の販売方
 法は継承しつつも、活うなぎを捌いて販売する「ライブ販売」の技術を身につけ
 丑の日当日は、特別に活うなぎや、活うなぎの串物、串焼きにこだわった販売
 日と捉え、競合他社と差別化していくぐらいの思い切った販売戦略が、今後の
 その企業、そのお店のブルーオーシャン戦略(水元さん、すみません)か。

  いずれにせよ、温めるだけの、簡便商材の楽な販売戦略から脱却し、
  販売技術、調理技術を身につけ、更に本物志向を強化し、本来の丑の日の
  趣旨を理解し、味を追求し、うなぎの知識と販売の知恵を磨いていくチャンス
  なのだと捉える時期がきているのだろう。


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2009年7月22日 (水)

とことん悩め!

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日のブログで「新しい“血”②」を記した。

 どんどん、新しい血を活かして、展開を変えていく部下達。
 しかし、全ての部下がそうとは限らない。

 新しい環境に対応できないで、“悩んでいる部下”もいる。

  “悩む”

 部下が悩む事は、決して悪い事ではない。
 むしろ、とことん“悩め”と、奨励したい。

  しかし、“何を悩むか” が問題だ。

 自分が今直面している、仕事自体に対しての悩みなら、「とことん悩め」。
 「悩んでいる自分」に対して、嫌気がさして“悩んでいる”のであれば、
 
  それは、本末転倒だ。

 出来ない自分に対して、“悩んで” どうする。
 新しい環境の変化や、新しい仕事に対して、初めから完璧に出来たら
 “経験”など必要ない。
 そして、経験を積んだ先輩社員から受け継ぐものなど何も無い。

  しかし、やはり先輩社員が持つ“経験”と“知恵”に学ぶものは多い。

 だから、出来ない自分に悩むのではなく、
 出来ないから、人ととのコミュニケーションが良くなるのである。

  考えてみると、人も組織も、「悩んで悩んで成長するもの」だ。
  悩まなかったら、そこで「成長」や「進化」は止まってしまう。

  悩み続けるから、どんどん高い頂きへと、人を昇らせるのだ。
  そして組織も、どんどん進化し、競争力をつけていくのだ。

 但し、これだけは言っておきたい。

  「悩んでいる自分を、誇りに思う事。」

 お互いに、この共通認識が無いと、
 
  悩み=自滅

 に陥ってしまう。

  人が崩れていく8割は、自滅からだ。
  人より劣っているとか、能力の問題では、無い。

 全ては、自分の心の持ちようからくる、“自滅” からだ。

  その共通認識をしっかり理解した上で、

  「とことん、悩め。」

 そこからでしか、次のステージは見えてこない。
 そこからでしか、次のアドバイスは言えない。

 そして、そこから、人は自らの成長を開拓するのである。

 

 

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2009年7月21日 (火)

新しい“血”②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


前回のブログ「再構築」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-02ac.htmlを記した。

 9名もの人材が入れ替わる。
 ベテランチーフから入れ替わった部門。担当者がごっそり入れ替わった部門。

  そして、半月が経過した。

 従来から構築してきた物を失い、新たな再構築の途中。
 当然、順調に進むわけは無い。

  しかし、

 “新しい血”の影響もしっかり出始めている。

 先日、月に一度の量販日があった。

  前回の量販日には、退職する青果チーフの最後の量販日の思い出に、
  歴代チーフを揃えて「オールスターで臨む」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-f474.htmlを記し、青果のレコードを樹立した。

  そして、今回。

 鮮魚部門の新しい血が、私と前チーフで構築してきた成功体験という
 “しがらみ”を捨てて、新しい発想の売場を提供した。

  企画コーナーで従来のサクセス商品から、徹底したうなぎの量販。
  「チーフお任せ盛り合わせ」の朝からの大陳。
  大型パックの徹底した売り込みによる、単価アップ。
  塩鮭の商品化を変え、魅力ある商品化へのトライ。

 等々だ。

  結果、大台までは届かなかったが、昨年を余裕でクリア。

 更に、大幅入替えのグロサリー部門に至っては、従来のレコードを大幅に
 クリアした。

  発注担当も大幅に入替え、新規メンバーで臨んだ量販日。
  人が入れ替わると、お客様に伝わるのだろうか?。

  「何か、ちょっと違うぞ。」
  売場で、企画で新しい匂いを感じ、それが、購買意欲をそそるのか?。

  いずれにしても、マネジメントという視点では、まだまだ構築されていないが、
  結果という意味では、一定のレベルを維持しているという状況。

 そして、人事の入替えと同時に、新たに“頭角”を現す人材が出現するもの。
 今回も、従来の人材が抜け、頭を押さえられていた人材が頭角を現す。

  そうやって、新しい血がどんどん売場に、組織に浸透し、組織活性が図られ、
  血液の循環が良くなり、お店は生き物同様に、変化し進化し競争力を生ん
  でいくのだろう。

PS
 新潟、巻町MRの写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/makimatimr/

 

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2009年7月20日 (月)

巻町エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。

 
昨日のブログで、東北~新潟の墓参りを記した。
 そして、新潟の巻町に存在する店舗をMRした。

まずは、「U社」。

 このエリアで一番集客している。
 以前にも立ち寄ったが、すごい集客力だった。
 年商20億はいっているだろうと思われる。

 それほど支持は高いが、その要因は?。
 見えてこない。

 隣接するホームセンターとの連動が大きいと思われる。
 そして、「価格訴求」だ。

 田舎らしい価格訴求。
 大型パックがお買い得。
 鮮魚などは、嬉しいお買い得パックが用意されたいた。

次に、「M社」。

 そつの無い品揃えと、高級感。
 このお店の魅力だろう。

 競合店の少なさも手伝って、集客力は低くない。
 デイリー平台での関連販売もそつなくまとめている。

 しかし、それ以外の集客要因も見つからない。
 基礎商圏内での競合店との関係だろう。
 それだけ、海岸寄りのお客様に対してそつの無い品揃えと商売に徹している
 と思われるのだ。

最後は、「S社」。

 ちょっと昔の設備とレイアウト。
 しかし、一品一品の商品価値。
 更には、地元新潟のお菓子の品揃えの充実など、
 私のようは外来者には嬉しい品揃えが特徴だ。

 更に、生鮮の展開も、一品一品が吟味され価値訴求に徹しているようだ。
 惣菜も、食べてみたいと思わせる商品があり、経営トップの想いが伝わる
 企業として、個人的には応援したい店舗だ。

新潟には、「P社」や「H社」など、優良企業も多い。
 次回には、そのような話題の企業へのMRも計画したいと思う。

PS
 新潟、巻町MRの写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/makimatimr/

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2009年7月19日 (日)

今年の“墓参り”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ETCの取り付けも終了し、いよいよ、東北と新潟への墓参りだ。

 前回のブログ「ETCの取り付け」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/etc-1e70.htmlを記した。

 そして数日後、2万円を手にした私は、前回にも増して勢い込んで車のキーを
 回した。

  そして、そこで言われた。

 「今日申し込んで、後日の取り付けになります。」

  “ガっビーン、ン、ン”

  「数日後に使う予定なんですが!。」

 「早ければ、明日にでも取り付けられますよ。」

  「じゃ、明日取り付けてください。」

  いらいらしてくる。
  すぐ、取り付けてくれるんじゃねぇ~のか!。

 まぁ~、そんなこんながあったが、めったにとれない日曜休日を頂き、東北と
 新潟の墓掃除と、墓参りをしてきた。

 高速の入り口で、「ETC」ラインを直進し、バーが開くことに、女房と二人で感動
 し、出口で財布を取り出す煩わしさから解放されたことに、二人で感動した。

  そして、新潟~関東と帰宅して、しめて3000円。

  “安い!”

  そして、新たな疑問。

  “何故、土日だけなの?”

  「役人がつくると、そんな発想しかできねぇ~のか?。」(役人には失礼)。

  そんな風に考えてしまう。本当に理解出来ない。

 それは、まぁ~、いいとして、
 今年も、一つのイベントが終了した、という感じだ。
 そして、いよいよ、先祖にけじめをつけた私は、お盆商戦へなだれ込んで
 いく。

PS
 我が家に子猫が紛れ込んでいます。写真をどうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nyanntannyannko/

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2009年7月18日 (土)

業界用語

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある一通のメールが届いた。

 スーパー業界の「隠語」を教えてほしい、と。
 この業界だけに通じる言葉。
 一般の人からすると、違和感のある言葉。

 そんな言葉の「スーパーマーケット特集」を組んで、
 ある雑誌に載せたい、との事。

  お安いご用、と受けてしまったが、よくよく考えてみると、なかなか出てこない。

 私の身の回りでの会話で、思いつくまま挙げてみた。

  「あの競合店のSMは、やり手だな。」
  「はい、あの企業でナンバーワンSMです。」
   SM=店長

  「おい、今日の在庫は若いな。」
  「はい、中学生のようですね。」
   在庫=万引き犯

  「今日のまぐろは、足が速いな。」
  「はい、入荷時点からそうでした。」
   足が速い=鮮度落ちが早い

  「SMは、MRにいってます。」
  「SMも、MRに熱心だね。」
   MR=競合店調査(マーケットリサーチ)

  「ここが、このお店の磁石だな。」
  「はい、だから毎日変えてます。」
   磁石=お店のレイアウト上、目立つ売場

  「このホルスは、いい“さし”が入っているな。」
  「ホルスにしては、めずらしいですね。」
   ホルス=国産牛

  「今日は、“トンボ” が多いな。」
  「はい、今日は徹底して、“トンボ” です。」
   トンボ=まぐろの種類の一種。比較的安価なまぐろの種類。
 
  「スイカのクレームは、何だった?。」
  「はい、中がスポンジでした。」
   スポンジ=水分が飛んで、中がボソボソの状態。
 
  「今日は、引けが速いな。」
  「はい、早めに値下げします。」
   引け=夕方からのお客様の来店が急速に少なくなること。
      値下げのタイミングが遅れると、大量のロスになる。

  「おい、今日入荷のイワシは、全部潰しておけ。」
  「はい、午後から刺身ですね。」「そうだ。」
   潰す=調理する。

  「今日、市場でかつおを拾ってきたよ。これ、卸してみろ。」
  「これは、拾いものですね。」
   拾う=売れ残りを買いあさる。

  「今日、市場で、いわしを投げていたので、拾ってきたよ。」
  「いわしは足が速いので、さっそく潰して、開きで売り切りますね。」
   投げる=破格値で売切る事。


 私の周辺で使用している会話を挙げてみました。
 是非、読者の皆さんも、その他思いつくものがあれば、コメント
 ください。

 また、上記記載事項で間違いがあれば、同様にコメントをお願いいたします。


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 我が家に子猫が紛れ込んでいます。写真をどうぞ。
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2009年7月17日 (金)

懐かしい顔Ⅷ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、懐かしい顔に出会った。

 かっての企業の、同期で同部門の男だ。
 
  ライバルと言えば、ライバル。
  悪友と言えば、悪友。

 奴は、相変わらず、鮮魚で頑張っている。
 一企業の一部門を率いる立場になっている。

  頑固な男だった。
  まっすぐな、男だった。
  根性のある、男だった。
  そして、情けのある、男だった。

 サービスカウンターに呼ばれた“俺”は、
 “奴” の部下に挨拶され、「呼んで来い」と言っていますと、部下は言った。

  相変わらず、“親分” だった。

 そして、久しぶりに会った、“奴” は、ずいぶんとお洒落になっていた。
 ボタンダウンのシャツに、ノーネクタイで闊歩していた。

  「何しに、来た?」。
   「久しぶりに、てっちゃんの顔でも見にきたよ。」

  「勉強になんないだろうよ。暇だな、お前も。どうだ、調子いいか?。」
   「鮮魚は最悪だ。だから、こうして暇つぶしに来ている。」

 鮮魚の数値は、全国的に厳しいのだろう。
 そして、我々は、絶頂期の時代しか知らないで、部下を率いている。
 
  「どうしていいのか、わからない。」

 正直な、本音だ。

  それでも、人を率いなければならない。

 こんな時ほど、「基本」だ。

  商品一品一品の商品価値。
  “価値訴求” だ。

 鮮魚は、いまや、どれをとっても、高級食材。
 いわし一匹が100円の時代だ。

 いわし、さんまがどれだけ、
  “美味しいのか?” 
  “体に良いのか?”

 そういう時代なのだろう。
 さんま、いわしを、大衆魚として売っていた当時のマネジメントでは、
 鮮魚を率いる事は出来ない時代になった。

  いわし、さんまを、“まぐろ” の価値観で売り込んでいく時代なのだろう。

 彼との短い「邂逅」から、そんな未来を見た思いだった。

PS
 結城エリアMRの写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/yuukimr/

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2009年7月16日 (木)

ある“友人”からのプレゼント

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある友人から「プレゼント」を頂いた。

 商業界主催 トップセミナー
 最強のスーパーマーケット 「ヨークベニマルの経営」

  6月に開催されたセミナーの資料だ。

 この方とは、以前からお付き合いさせていただいている「店長仲間」。
 先日、自費でこのセミナーに参加してきたという。

  自分を磨いていこうとする姿勢。
  店舗を磨いていこうとする行動。

 こんな方とお付き合いしていると、こちらも勉強になる。
 それは、貪欲に成長しようとする意欲であり、熱意であり、行動力だ。

 そして、普通ならば、自費で参加したセミナー資料は自分で貯め込むものだ。
 わざわざ来店して、手渡しで置いていってくれる心遣いが嬉しい。

「ヨークベニマルの経営」に関しては、以前のブログで記した。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-5036.html

 今回頂いた資料は、概ねその内容の中でも、販売面での方向性を、一人一人
 の成長に重点を置いた方針で進めていく過程に絞り、編集されていた。

 特に、その中で面白いと感じたのは、

  「高等教育を受けたパートさんの能力を活かせなければ、リーダーとして
   失格。作業効率のみを追い求め、彼女たちを駒として考えてはいけない。」

  「本部の役割は、考え、指示し、やらせる事ではない。一人一人の成長の為に、
   どんなサポートで、一人一人を意識付け、行動に結びつけらるかだ。」

 10年前のトップは、今後の競合やお客様の変化を受けて、
 従来型の「指示命令型」のマネジメントから脱却し、
 一店舗一店舗が競争に勝ち抜く、「個店経営」へ大きく舵を切った。

 その過程の中で、一店舗一店舗の個店経営の主役のパートさんへの仕事への
 取り組み方の方向性を示した言葉である。

 そのDNAは、まさに個店個店の一人一人のパートさんまで伝わり、どのお店も
 競争力のある売場が実現できる活力となっているのだろう。

  そして、その指揮者が「店長」と言う事だ。

 そうした情報を提供してくれる友の存在。
 お互いに、いい刺激を与え続ける関係を築いていきたいものだ。

PS
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2009年7月15日 (水)

軸は「価値訴求」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


世の中、「J社」に始まり、「K社」が今年に続き、いつの間にか「T社」まで追随。

 「価格宣言」。

 しかし、先日のブログ「イノベーションは成功したのか?。」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-038c.htmlを記した。

 年度初めに、高らかに「価格宣言」したものの、その後の数値低迷。
 その価格宣言とチラシに振り回され、価格に走る競合各社。

  そして、業績は?

 当然、単価ダウン・売上低迷の連鎖。

  その結果も至極当然の結果だろう。

 「価値訴求」を軸にして支持されている店舗が、「価格訴求」するから、
 お客様は、その「安さ感」に感動して、集客を高めるのである。

 「価値訴求」がベースに無い店舗が「価格訴求」しても、
 残るのは “安かろう、悪かろう” の先入観と、その事実のみ。

  「一度肥えたお客様の“舌”は、絶対に後退はしない。」

 私の、持論である。
 その、お客様の“舌”を満足させていくのが、我々の本質だ。

 かっての小売業(戦後間もなく)の役割は、生きていくための存在。
 次第に、人並みの生活、人並みの暮らしへの提案へ変化し、
 現代は、豊かな生活への提案へ進化している時代に、
 その役割は、絶対に、後退はしない。

  何故、もっと、「豊かな暮らし」という理念の追求をしないのか?。

 とことん、悩みぬいて、考え抜いて、豊かな暮らしの提案を極めた後に、
 価格も大切だ、という結論に到達しない限り、「価格宣言」は、絶対に、
 お客様の支持は得られないと、私は思う。

  「一度肥えたお客様の“舌”は、絶対に後退はしない。」

 だから、軸は「価値訴求」。
 この軸は、当面ブレることなく、推移するだろう。

 いや、ますます、お客様の“舌”は進化し続ける。
 それが、人間の成長というものだ。

 そして、その成長を支えるのが、我々の仕事であり、使命だろう。
 だから、あくまでも、「価値訴求」を追求していきたいと考える。

  そして、具体的な、商品提案、暮らしの提案。

 そのために、普段の商売のどんな商品を、どのタイミングで展開するのか?。
 また、普段の買い物を提案する「定番」の維持継続をどうしていくのか?。

  それを、追求し、実現し、支持を得た店舗だけが、次の「価格」へ進める
  資格を有する、ということではないのだろうか?。

PS
 結城エリアMRの写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/yuukimr/

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2009年7月14日 (火)

惣菜の未来像

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今後、スーパーマーケットはどんな未来へ向かっていくのだろうか?。

 「スーパーマーケットのブルーオーシャン戦略」では、
 2010年に団塊ジュニアが40歳代になり、バブル再来、と予測している。

 要は、人口増の年代が経済をリードし、消費をリードし、暮らしをリードする年代
 だということなのだろう。
  
  10年後に、スーパーマーケットは、どんな存在価値を発揮するのか?。

 私は、「お惣菜の位置づけが、ますます重要視されていくだろう。」と考える。

  ? ・ ・ ・ ・ ・ 。

 と思われる方も多いだろう。

  「現状のお惣菜の売上は下降気味じゃぁ~ん。」

 それは、そうだ。
 青果を初めとする「素材部門」が、どんどん価格破壊を行っているのだ。
 
  素材を大量購入したお客様は、まずは素材を使いきるだろう。
  素材を使いきった段階で、また素材の安売りが巡ってくる。
  たまには、手を抜いた惣菜で、という間が無いのだ。

  そして、スーパーのお惣菜売場の品揃えも、相変わらず変化が無い。
  素材がこれだけ安価な対応をしていながら、何の手も打っていない。
  
 ジリ貧は必至だ。

  企業、組織として、「惣菜」の在り方を見直す時期なのだろう。

 かってのスーパーが、各部門から日付管理で、形態変更しない商品を
 “デイリー”商品と称して括った時代を思い出してほしい。

  鮮魚から、「練製品」。
  精肉から、「たまご」。
  加食から、「牛乳」。

 を、入れ込み、売上・利益でナンバーワン部門にのし上った事を
 知る人は少ない。

  そして、その事によって、デイリー部門の新たなオペレーションが確立され、
  デイリーの進化を進めた企業が「「勝ち組」となった。

なぜか?。

 上記カテゴリーを手放して、デイリーに組み入れることにより、自らの部門の
 強化を図れた為だ。

 鮮魚、精肉から切り離すことにより、利益と生産性を得た。
 加食から切り離すことにより、日付管理という生鮮性を得た。

 そして、デイリー部門は、日付管理と生産性に集中する事により、利益創出
 部門として成り立ち、加食の価格追求を容易にさせたのである。

 そして、いよいよ、生鮮3部門も、価格訴求型へ進化していくだろう。
 「マグロのサク」「牛肉のステーキ」「メロン一個」などは、価格ありきへ進む。

 逆に、「海鮮サラダ」「お肉のサラダ」「カットフルーツ」「旬鮮生寿司」
 「お任せちらし寿司」「海鮮カルパッチィオ」等の各部の手間のかかる、ライン
 の異なる商品群は全て、お惣菜で受け持つ体制となるだろう。

  生鮮各部でいつも違和感のある品揃えが、「サラダ」だ。
  素材中心の売場に突如出現のサラダセット。
  お客様も気づかず素通り。
  結果、ロス増により、品揃えからカット。

 この、生鮮各部のサラダを、惣菜が製造し、惣菜売場で販売するから、
 サラダセットというカテゴリーが強化され、お客様の認知度も格段に上がる。

 そして、そのことにより、生鮮の生産性と価格競争力が付き、
 惣菜の位置づけと利益がますます店舗間競争力で凌ぎを削られる時代となる。

  そのぐらいの、大胆な発想の転換をしないと、従来の延長で突破できる時代
  では、決して無い、と言う事だ。

 特に、「海鮮サラダ」「お肉屋さんのサラダ」「アボガドサラダ」等のこだわり
 サラダが、各部門で別々の品揃えと展開をしているうちは、各部の割り切り
 が進行していない証拠だ。

 そして、生鮮三部門も、更に進化し、競争力をつけようとすればするほど、
 惣菜への譲渡と、割り切りが店舗競争力を増す決断になる時期が迫って
 いると言えよう。


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2009年7月13日 (月)

結城エリアMR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


7月末に、結城エリアに新規出店する「Y社」。

 立地的には、新興住宅エリアだが、5年後を見据えた出店だろう。
 敷地内には、数々のテナントを備え、利便性の高いショッピングゾーンとなる。

  但し、初年度の売上はどうだろうか?。

 厳しい数値を、当面は予測しなければならないだろう。
 「Y社」は、そこは十分に検討し、5年程度で帳尻を合わせてくるのだろう。

 更に、結城市内とともに、小山の「J社」付近の取り込みも視野に入れた
 出店で、「J社」を挟んで影響を与えようとの思惑もあるのだろう。

そして、それを迎える競合各社の現状をMRした。

まず、直近の「T社」。
 平日の午後だが、そこそこに入っている。
 特に、価格以外の買物要素への要求を追求しないお客様にとっては便利な
 お店なのだろう。

 店内の清掃、電球の切れ、プロパーの品切れ、売場の手直しなど、チェーン
 ストアの常識を超えたメンテナンス状態だが、それでも賑わう価格が魅力。

 ここを、「Y社」の競合とみるかどうかは、意見が分かれるが、このお店からの
 集客を図らない限り、「Y社」の明日は無い。

次に、「U社」。
 この地域のこのお店が本店。
 小金井エリアにも出店するが、流石本店だけあって、生鮮の売価、売場メンテ
 鮮度、など一定レベルを維持している。

 小金井エリアのお店とは比較にならないほどに、プロパーメンテナンスも良く、
 しっかり地域のお客様に支持されているようだ。

続いて、「B社」。

 小山方面から、50号で一番初めに位置するお店。

 「B社」の標準レイアウトで、毎日冷食半額等のEDLPは相変わらずだ。
 生産性重視の売場展開で、売場スペースを無視した陳列量や、品切れも
 多々あり、ボリューム感の無い売場の見せ方なども工夫次第でまだまだ
 見られる売場になるのだが。

 この企業の一番の課題だろう。

更に「T社」。
 地域に根差した出店で、お客様の支持の高いお店と思われる。

  更に、Y社の出店に、一番敏感に対応していると言える。

 ここも、最近「価格宣言」を出したのか、3日間連続安値宣言を出していた。
 そして、ここが一番集客していた。普段の買い物を満足させる存在と言える。

 特に、周辺エリアの精肉部門の弱さをついて、ここの精肉売場は積極的に
 攻めている。
 平台スペースを全て「牛肉」で展開している「T社」を初めて見た。

 それだけ、積極的に、差別化を図ろうとする姿勢なのだろう。

最後は「K社」。
 以前のこのお店と比較すると、大幅に改装され、集客されるレイアウトと
 なった。

  そして、実際にも、以前の売上から伸ばしているのだろうと思われる。

 が、価格で攻めている分、守れなくなっている。

  特にデイリーのインコース側の品切れ、手直しは最悪だ。

 アウトコース側は冷ケースの照明も点灯され、メンテナンスも良いが、
 インコース側は上段だけ点灯され、下段は消灯。
 消灯と同時に、手直し、品切れのメンテナンスも手が回らなくなったのか。
 そんな状態だ。

  更に、前述の「T社」が精肉(牛肉)に力を入れる分、この企業の弱点でも
  ある、牛肉の貧弱さが目立つのだ。


7月末の出店の「Y社」。

 反応するのは「T社」(写真の5店舗目)のみ。
 宇都宮を初め、関東の至るところで戦い初めた両者の戦いが楽しみだ。


PS
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2009年7月12日 (日)

久しぶりの“アリス”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、NHKのSONGSを録画したら、「アリス」の特集だった。

 今年で60歳を迎える「アリス」の面々が、33年ぶりに再結成をするという。
 そして、全国ツアーを前に、SONGS出演となったわけだ。

  本当に久しぶりに、3人揃った「アリス」を見た。

 そして、彼らを取り囲む、周囲のギャラリーも、同年代の50歳代~60歳の
 御の一般のギャラリーの面々だ。

 さぞ、家庭では定年間近のおじさん、おばさん方が、30数年前の青春時代
 を謳歌するように、飛んでいた。

 アリスのヒット曲は数々あるが、いずれも、彼らのさわやかな男らしい声が、
 聞いていてすがすがしい。

  男が、男の歌を聴いて快感を得る、数少ないグループだろう。

 そして、何といっても、「乗りやすい」曲が多い。
 ライブなどで、歌手と観客が一体感を得て、観衆が自ら参加出来たという
 実感を得られるグループなのだろう。

 だから、この日のギャラリーも、男と女が半々ぐらいで参加していた。
 そこに、「アリス」というグループの当時の存在価値があったのだろう。

  今聞いても、惚れ惚れするような、谷村新司と堀内孝雄の伸びやかな声と
  矢沢透の軽快なドラムが気持ちいい。

 アリスのヒット曲は、いろいろある。

  谷村新司が作詞、作曲を手掛けた曲は、より心臓にグサッと突き刺さり、
  堀内孝雄が作曲を手掛けた曲は、より軽快に、盛り上げれる乗りがある。

 そして、SONGSの最後の歌は、「帰らざる日々」だった。
 
  谷村新司が作詞作曲の名曲。

 誰でも、自らの青春の苦い思い出を、振り返る時、
 今だから、つらい思い出を、いとも簡単に許せる、
 人としての「幅」が出てきたのだろう。

  それは、それ以後の人生で、それ以上の苦難を乗り越えたからこそ、当時の
  「重い詩(死)」が、何とも恥ずかしい思い出として、甦らせてくれるのだろう。

 そして私は、アリスのマイナーな曲、「青春時代」が一番好きだ。
 森田公一とトップギャランの「青春時代」もいいが、
 アリスの「青春時代」は、何とも言えない「味」がある。

  ラジオとカセットデッキを、2本のコードでつないで、赤い録音ボタンを押して
  録音したテープを、擦り切れるまで聞いて“涙”していた時代を思い出すのだ。

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2009年7月11日 (土)

“天”からの声

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログ「ピンチをチャンスに」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-22a5.htmlを記した。

 その折に、このピンチを「神に感謝」と言った。
 「神」というより、「天」に感謝と思いたい。

なぜか?。

 世の全ての人に、平等に与えられたピンチであり、チャンスであるからだ。
 私は、これを“天”からの声が、そう言っていると感じている。

  「いよいよ、てっちゃんも、あっちの世界にいってしまったか?。」

 いやいや、そういうことでは無い。

  本当に、そのような声を、感じているのである。
  声がはっきり聞こえるのでは、無い。
  そう、強く、感じるのだ。

 だから、チャンスだと信じている。
 そして、部下にも、そう言っている。

  「今までの、常識を捨てよ。」
  「この場面だから、お盆だから、丑の日だから、そんな常識は捨てよ。」
  「常識を超えたところに、答えがある。一つでもいいから、次につなげよ。」

 更に、言えば、
 この人事異動で、大幅入替えのタイミングが、一番常識を変えられるチャンス。
 だから新規メンバーには、今まで私が前任者と作り上げてきた成功体験を全て
 捨て去って、新規メンバーと、新たなサクセスストーリーを積み上げる覚悟だ。

  その事に対しては、何の未練も無い。
  いや、未練をもったら、常識を捨て去ることは出来ないだろう。
  そして、その成功体験を捨て去る勇気は、必ず部下に伝わると信じている。

  そして、その時に初めて、積み上げていこうとする店舗の組織強化が進む。

 早速、今日から、その常識を捨てた積上げがスタートする。
 そして、それは、よりお客様へ近づく手法で実行されていくであろう。

  この気持ちを忘れず、初心に戻って、ゼロからの積上げだ。

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2009年7月10日 (金)

仕事の流儀からⅧ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、「仕事の流儀」を録画したら、自動車メーカーの技術者を映していた。

 ある大手自動車メーカー。
 NHKでは、堂々と「ホンダ」の栃木工場を映し出していた。

  燃料電池車、開発責任者 「藤本 幸人」 52歳。

 30歳半ばにして、エンジンシステムの神様と言われ、
 創業者「本田宗一郎」氏のDNAを受け継いでいるとも言われている。

  「それにしても、次世代自動車が、ここまで身近な姿になっているとは?。」

 正直、びっくりした。

 ガソリンではなく、水素を燃料とし、エンジンではなく、モーターで稼働する。
 インタビュアーの住吉美紀さんも、思わず「エンジンをかけてください。」と言う。

  「エンジンはありませんので、スイッチを入れます。」

 どうしても、インタビゥアー同様、我々はガソリン車やエコカーの延長として
 次世代車を考えがちだが、この車を開発しているグループは、まったく新しい
 システムにて、乗用車を捉えている。

  「車っって、乗って操って、その喜びが無ければ、楽しくないじゃないですか。」

 未来車だから、操る喜びを捨てる。
 未来車だから、加速性能を犠牲にする。

  そんな、妥協は一切持っていない。

 そんな、エモーショナルな部分を大切にした車の開発。
 これぞ、まさしく、“ホンダイズム” だ。

  そんな、未来車の開発リーダー。

 そんな出だしで、未来車に興味をそそられた前半だったが、
 流石に、「仕事の流儀」だけあって、このリーダーの

  仕事に対する、「姿勢」。
  リーダーとしての「覚悟」。

 これが、自分を奮い立たせるだけの内容で組み立てられていた。

  開発を進める中で、完璧を求めるリーダーが、試運転の途中で、加速の
  不備を部下に改善要求する場面が映し出された。

  いろいろと理由を並べて、改善が難しい言い訳?を言った時だ。
  
 「そんな完璧なものじゃねぇだろうがよう。まだ燃料電池車なんか。」

  “夢を、忘れるな”

 不可能を可能にする、唯一の力は、“夢”。
 それが、大きなエネルギーとなり、不可能を可能に変換させる。

  だから、夢の途中で満足したら、技術はそこでストップする。
  リーダーは、その事を、チームの誰よりも具現化し、夢を語り続ける。

 完璧に近づき、技術が全体として固まりつつある段階ではないのだ。
 まず、現実の延長ではなく、夢を語り、夢を固めながら、現実を昇っていく。

  藤本氏が挫折を乗り越えて、再び開発リーダーとして復帰後のマネジメント。

 個人の優秀な技術者が、一流のリーダー、マネージャーへ変貌する瞬間。

  リーダーの仕事は、“夢の共有” だと、言い切る。
  そして、人の心を動かせるのも、“夢”。

  更に、これでもかと言う「こだわり」を持ち続けることで一流になれるという。

 それを語る時の「藤本氏」の目つきは、まさにカリスマの眼光があった。

  そして、その夢を達成する上で、一番最切なもの。

 それは、「突き抜けた、思い」 だと言う。

 番組の最後に、藤本氏が、

  「すごく、いいね。自分の想像より、ずっといい。」

 そう、評価した周囲の喜びの笑顔が、すごく印象的だった。

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2009年7月 9日 (木)

競合店長との飲み会③

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、久しぶりに競合店の店長と飲んだ。

 新規出店するA企業、その企業と競合にあるB企業、そして私の企業(C社)の、
 計3企業、5人の店長での会食だった。

 新規出店の店長は、いよいよ大詰めを迎えているらしく、先月の休日は2日
 だったらしい。

 新店の場合は、立ち上げまでの間は、ルーティン業務以外のたった一回だけ
 の業務の連続により、店長として部下に役割を振れない立場が続くのだろう。

 しかし、とは言っても、開店前の気楽さもあるのだろう。我々既存店の店長には
 無い「余裕」のようなものはある。

 それだけ、店舗を背負うと言う事は、人材、商品、お客様、競合等の現実を前
 にして、解決すべき課題を背負う、と言う事である。
 だから、既存店の店長には、表情に“険”がある。

  それは、自らの店舗の中では、更に際立っていくのだろう。
  それほど、店舗内での孤独感は強調される。

 しかし、この場は、そのような「背負う」ものから解放された個人が、裸でぶつか
 る場だ。それは、ひとりの男というより、やんちゃ坊主に戻れる「場」でもある。

 そういう中でも、3企業5人の店長だから、2名参加の企業も2企業あり、企業
 の店長カラーが、より鮮明にあぶり出されるように見えてきた。

  「企業の店長像カラーが、まったく違うんだなぁ~。」

 まだまだ、スーパーマーケットの扉は固く、企業間の交流は少ない。
 特に、生え抜きで育って10年以上経過すると、その企業のDNAが染みつく。
 そのカラーが、企業間ではっきり見えるのが、このような「場」だ。

  アクの強いカラー
  素直なカラー
  牽制するカラー
  ストレートなカラー
  
            等々。

 田舎ほど「アクが強く」
 都会ほど「素直な」

  そんなカラーが強調されるようだ(失礼)。

 そんな事を感じながら、今回の話題に入って行った。

  あるべきオペレーション。

 企業が目指す、「あるべき売場の状態」。
 そこに至るまでの、あるべき作業(オペレーション)に関してだった。

  ある企業は、10歩を5歩にする努力に全力を傾ける。
  ある企業は、早く歩くモチベーションに全力を傾ける。
  また、ある企業は、気合と根性に頼ったマネジメントにすがる。

 同じ売場をつくるのに、3社三様のプロセスがあり、階段の昇り方は全く
 違うようだ。
 転職を経験する私は、その事に違和感は無いが、生え抜きの連中はそれが
 理解出来ないらしい。
  
  転職した当初は、私もそうだった。

 プロセス含めて同じステップを踏んで、同じ売場が出来上がるのだろうと理解
 していた私は、転職により、仕事観が大きく変わったものだ。

  そして、そんな情報交換によって、他企業の文化に触れ、自らの器が大きく
  膨らんでいくのだろうと思う。

 この場とは、それが目的なのだから。

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2009年7月 8日 (水)

ETC取り付け

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年も近づいてきた「墓参り」。

 昨年のこの時期に記した「父の存在」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_2de6.html

 そして、今年も東北と新潟の二つの墓を掃除し、墓参りの予定。
 更に、墓参りに関しては今年は、大きな武器がある。

  「ETC」

 思えば、今年は、この「ETC」に大いに振り回された。
 商売面では、ETCのお蔭?で、大いに商売を狂わせられたものだ。
 ようやく、自分も、このETCで、世を振りまわる時期が来たか!

  そう、思うと、わくわくして来た。

 女房に1万5千円を手渡され、「よしっ」と気合を入れて外出した。
 
 早速、あるカー用品店「A」へ行って、ETC売場へ行った。
 愛想の無いあんちゃんが、「うちでは、この機種しかありません。」と。

  見ると、単体1万2千円、取り付け料込で2万円を超すではないか?。
  
 このお店は、高いんだ、と言い聞かせて、別のお店へ。

 「Y店」へ入ると、正面にETC売場があった。
 1万4千円から、2万円までの品揃えだ。

  “さすが、Y社。品揃えが良いねぇ~”

 「すみません、店員さぁ~ん。この一番安い奴取り付けてください。」

  「すみません、ここに記載の通り、これは1カ月待ちなんです。」

 「えっ、そんなのどこに書いてあんの?。」

  「ここです。すみません。」

 “カビィ~ン”

 書いてあった。ここに表示している商品は、全て予約制だったのだ。

  「すると、今日は取り付け出来ないのですね?。」

 「はい、申し訳ありません。予約制となります。どの商品を予約しますか?。」

  「いえ、いいです。」

 2週間後に墓参りだと言うのに、1カ月の予約などしてられるか!。

  そんな心境だった。

 一時の騒動は、あの時だけではなかったのか?。
 今は、直ぐに取り付けられる状況に安定したと聞いていいたのだが。

 別のお店でも、現状直ぐの散りつけは出来ないとの事。

  「甘かった。いまだに、ETCに振りまわせれるとは。」

 結局、今回も、ETCには、振り回されたのだった。

PS
 大田原エリアのMR写真の載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/ootawaramrni/

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2009年7月 7日 (火)

“ピンチ”を“チャンス”に

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今、私のお店での流行語は、“チャンス” だ。

 いろいろな意味での、環境の変化。
 そして、今回の人事異動。

 急激に変わる、という事は、
 それに追随すれば、“波”に乗れる、という事だ。
 逆に、乗れない者もでてくる。

  波に乗れば、波が運んでくれる。
  波に乗れなければ、置いていかれる。

 この差は大きい。

 人事異動で半分以上の人員が入れ替わる部門が続出した。
 だから、チャンスなのだ。

 お店を変えるチャンスだからだ。

  そう、思えるか?、
  ピンチと捉えるか?。

 この差は大きい。

  ピンチと捉えれば、“待ち” の姿勢、“受身” の姿勢になり、後手に回る。
  チャンスととらえれば、“先手必勝” “変化への創造” 先手を打てる。

 この差は大きい。

 あるチーフは、今回を機に、新たな発注分野を担当するという。
 それは、今まで携わってこなかった分野の発注だ。
 そこを極めれば、担当部門の全ての発注を担当したことになる。

 それは、その部門のチーフとしては珍しい事。
 全て担当するまでもなく、チーフ昇格、副店長昇格となっていく。

  今回を機に、新たな分野へ挑戦する。
  そこを、一から積み上げ、マスターしていく。

  ピンチと捉えれば、不得意分野は、誰かに任せる。
  チャンスと捉えるから、果敢に挑戦していく。

 この姿勢こそが、人事異動やその他の変化に対しての分かれ目だろう。
 
  そして、どんどん波に乗っていく人間と、
  ますます、置いていかれる人間の格差が広がっていく。

 全ては、周りの環境が悪いのではなく、
 そのような環境を与えてくださった「神に感謝」なのだ。

  この環境の変化に対して、波に乗って行ける企業、店舗にしていきたい。
  だから、ことあるごとに、この環境に感謝し、「チャンス」として臨む心なのだ。

 私と一年いっしょにやれば、ピンチをチャンスと捉える目線を持ち、
 一年未満の部下には、そこから一つ一つ共に勉強だ。

PS
 大田原エリアのMR写真の載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/ootawaramrni/

 

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2009年7月 6日 (月)

大田原MR②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


西那須野~大田原の幹線が開通し、大田原地区の競合店はどんな変化を
果たしているのか?、そんな想いで、太田原地区をMRしてみた。

まずは、「O社」。

 道路の開通で、一番恩恵を得るべき立地にはある。
 しかし、西那須野のY社の恩恵に比較し、ここへの集客はほとんど変化無しと
 いった感じだ。

 やはり、足元商圏(1K)をしっかり取りこもうとする努力の延長が、集客の基本
 なのだろう。

 スーパーマーケットに「上品さ」を求めるお客様がどれだけいるのだろうか?。
 より実質的な「鮮度」「品揃え」「価格」「相場感度」「旬」「イベント対応」などなど、
 お客様の実生活に即したお店でなければ支持は得られないという事なのだろう。

次は、「M社」。

 宇都宮で撤退。先週は西那須野のお店をMRし、同様の方向へむかっていると
 きした。そして、今回も残念ながら、いつ閉店してもおかしくない状態だ。

 店舗としての意欲や使命感が伝わってこない。
 もうすでに、この地域のこのお店の役割を他店舗に譲り渡した、そんな感じだ。

 どんなに狭い商圏といえども、その商圏に住まう一人一人の暮らしは、他商圏
 に住まうお客様となんら変わりはない。
 
 だから、どんなに狭い商圏といえども、必要最低限の品揃えと実現しながら、
 鮮度、価格、品質は広商圏店舗に遅れをとってはならないのだ。
 そうなれば、自店の商圏のお客様を差別している事になる、そして、それは
 必ずお客様に伝わるもの。近くの便利なスーパーとしての存在価値から外さ
 れる、という事だ。

そして「Y社」。

 以前MRした時よりも、マネジメント力が上がった感じだ。
 そして、鮮魚などの単品拡売力も上がった。
 徹底して、生いかを売る、かつおを売る、鮭を売る、そんな意気込みが
 感じられる売場になってきた。
 また、青果をはじめとした鮮度も向上してきた。
 この競合激化の地域にあって、Y社らしくない売場つくりをしていたが、ようや
 く“らしさ”が戻ってきたようだ。

 しかし、西那須野~大田原間の道路開通により、より西那須野方面への流出
 が発生しているのか、単なる通過点としての位置づけが進行してしまったのか
 集客力が上がったとは言い切れない現状だった。

最後は「T社」。

 この地域では、おそらく一番店だろう。
 生鮮の品揃え、グレード、陳列量など同じ通りの「Y社」以上だ。
 T社でもナンバーワンと聞く。それだけ店内の商品面の活気は抜群だ。

 また、旬の果実の先取りと価格訴求もこの企業の特徴であり、そこにこの企業
 が目指す方向性が見えてくる。

 しっかり着実にシェアを拡大すつつある企業であり、店舗つくりをしている。

西那須野~大田原間の幹線道路の開通。
 
 どうやら、西那須野方面へのメリットばかりが目立った結果のようだ。

PS
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2009年7月 5日 (日)

ABCマートの現場力

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、「カンブリア宮殿」で、ABCマートを取り上げていた。
 靴の販売店として、いまや「ユニクロ」などと共に勝ち組企業の代名詞だ。

 以前にも、部下から「ABCマート」の話を聞いていたので、見てみたいとは思っ
 ていたのだが、今回録画する機会があったので後日見てみた。

 後輩から聞いていた話、
  「ABCマートでは、週末になると本部スタッフが全員店舗に入り、現場の声か
   ら商品開発や店舗サポートを考えるそうですよ、店長。」

 そんな、部下の話だった。

 そして、実際の放映でも、社長の「野口 実」氏が自ら店舗へ飛び込んで、
 接客、在庫確認、販売をこなしてしまうシーンが出てきた。

  現場感度を、社長自ら失なうまいとする姿勢は、なかなか無い。

 更に、店舗の一日の販売の流れを通して、
 「ABCマート」の販売力の秘密を箇条書きにまとめたものが提示された。

売れる秘密
 ① 店舗間のライバル店を刺激
     常にデータでライバル店の売上をチェック

 ② 販売員は多くする
     常にマンツーマンの接客を目指す

 ③ 店員は走る!走る!
     自店に在庫が無ければ、近隣の店舗まで走って取りに行く。

 ④ 天気で売り場を変える
     一日の中で、環境の変化、天気の変化に機敏に対応する

 ⑤ 最後の一足はワゴンで売切る
     サイズ不足の商品は、定番から抜いて、売り切りコーナーで売切る

 ⑥ 店長の執念
    一人一人、マンツーマンで、コミュニケーションを図り、100%の能力の
    発揮を要求する

 上記だが、私が一番感心したのは、店長が一日の半ばで一人の販売員を
 呼んで「気合い?」をいれている様子だった。

 「今日の君は、いつもの意欲を感じないね。どうしたの?。いつもなら
  もっと意欲を持ってお客様に一押しするでしょう?。」

 そんな感じだった。
 その店長のインタビューへのコメントは、
 「私の仕事は、部下の能力を100%引き出す事。もし部下の能力が100あっ
 て、現在70しか出していないのであれば許さない。100の能力があったら、
 100出し切る事を要求します。」

 それが、お客様の為でもあり、お店の為でもあり、とりもなおさず自分の為でも
 あるのだ。

  そういう上司に部下は育てられるのだ。

 その映像を受けて、村上龍に質問された野口社長は、こう答えた。
  「なかなか出来る企業は少ないと言いますが、この項目は全て当たり前のこ
  とだと思うんです。」

 この6項目に関しては、全て現場で積み上げてきた「当たり前」を集約しただけ
 なのだと言う。

 実現している企業や店舗からすると、上記項目は至極当たり前の事が、
 しかし、実現できずにジリ貧になっていく企業は、なかなか出来ない、と言う。

  そこに、企業の栄枯盛衰の理が隠されているのだろう。 

  そして、その当たり前を、社長が当たり前に実践してしまう。
  これで、弱い訳が無い。

 また、「マニュアル」という言葉に関しても、野口社長はコメントしている。
  「最低限のマニュアルはありますが、それ以上のものはありません。
  マニュアルによって、一人一人の販売員の可能性を縛ることはしたく
  なのです。」

 あくまでも、現場の従業員を活かす事で、お客様を大切にするという
 思想が貫かれている。
 そして、その思想が良い接客につながり、結果、リピータとして戻って
 来てくださる、という商売の原点だ。

 その、野口社長の接客のポイントとは?

  ① 面と向かって、「声」をかけない。
  ② お客様から聞き出さずに、「感じる」こと。
  ③ 大きいサイズから、履いてもらう。

 奥の深い、ポイントだ。

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2009年7月 4日 (土)

人材不足

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


かってのブログで「千載一遇のチャンス」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-7204.htmlを記した。

 人材が豊富に余っている筈だった。
 しかし、いつの間にやら、また人材不足に陥っている。

 小売業とは、そういう運命にあるのか?。
 それとも、私のお店の従業員教育、関わり方に問題があるのか?。

  数値上の生産性は上がってきたのだが、このままでは、店舗運営が回らない。

 特に「レジ」に関しては、短時間のパートさん、アルバイトで回しているため、
 そんな人たちの退職が続くと、あっという間に“人材不足”だ。

 特に学生たちは、仕事自体よりも給与面での条件が最優先するため、競合
 各社の時給等には注意していないと、あっという間に転職されてしまう。

  しかし、不思議なもので、こういった人材不足に面して、何とかしたい、
  と思っていると、何とかなってしまうものだ。

  本当に不思議なのだが、こういった状況で、ジャストフィットな人材が
  採用の面接にやってくるのである。

 “念ずれば、通ず” なのだろうか?。

  今回のピンチにも、新たな人材が電話で面接を希望し、会ってみた。
  私は、あまり選り好みはしない。
  会って、大きな問題がなければ、即採用だ。

 一回面接して、その人間を全てわかろうとすること自体が、不可能だからだ。
 どんな人間も、必ず強みもあるし、弱みもある。
 弱みは鍛えていけばいい事だ。

  そして何より、今現実に人材が不足している事実を回復しなければ。

 だから、ほとんどは、即採用だ。
 そして、今回も、ジャストフィットな時間帯に募集の電話が鳴り、面接した。
 
 更に、レジに関しては、以前人材過剰時に断った履歴書をめくり、
 「もったいない」と思えた人材から、再度電話をかけまくった。
 一度、断られた応募企業先から、再度仕事の依頼の電話が掛ってくる。
 失礼な話かもしれないが、私は、敢えてその手法を取る。

  一度面接している分、再度電話をかけた時の態度で、より深く理解できる
  のだ。

  そして、それでも仕事をしたい、と言ってくれる人は、長く自社に貢献してくれ
  る人だ。

 人材不足と人材採用、そして人材育成。

  この世界では、永久に続く、避けられない営みなのだろう。


PS
 西那須野エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nisinassunoni/

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2009年7月 3日 (金)

人をリードする

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「マネージャー」と「リーダー」。

 いつでも、書店に行けば、この両者の違いを指し示す「書物」は多い。

  「じゃぁ~、スーパーの店長は、どっちだぁ~。」

 そんな、くだらん事を考える店長は少ないだろう(ほとんどいないだろう)。
 
  両方とも、店長の仕事だ。

 「マネージャー」も「リーダー」も、人を率いる人間の、ある場面場面を、別の
 切り口から捉えているに過ぎないからだ。

  極論を言えば、店長とは、社長の店舗での代行者。
  チェーンストアの社長にとって、全店の店長を兼ねるわけにはいかない。
  その社長の代行者として、経営理念に基づいた基本政策を店舗で運営し、
  店舗経営を任せれているのが、店長である。

  常に、社長だったら、この難局をどう考え、どう決断し、どう行動するか?。
  そして、企業としてのルールをまとめたマニュアルを徹底、またはガイドライ
  ンとして、同じ方向を向いて店舗運営をマネジメントしていく存在。

  だから、チェーンストアの店長として、まずは、店舗運営をマネジメントでき
  なくてはならない。
  それは、組織をマネジメントし、人材をマネジメントし、商品をマネジメントし、
  最終的には、店舗運営をマネジメントする、という事。

 しかし、企業全体、社会全体が成長している時代はそれでよかった。

  急成長企業ほど、早急に人材教育され、企業理念に基づいた店舗経営でき
  る人材の創出が急がれ、忠実に遂行できる人材の量を必要としていた。

  更に、これだけ、経営環境が不安定になり、競合状況が変化し、更に経済が
  衰退志向に向かえば、店舗ごとの経営感覚を磨き、店舗ごとにベストプラクテ
  ィスを選択し、競合に打ち勝ち、利益創出が求められる時代だ。

  見えない明日、経験した事のない環境のなかで、常に目の前のお客様を向き
  続け、従来の常識を勇気を持って覆し、明るい未来を創造できる店長の存在
  を必要としている時代だ。

  要は、社長の代行者ではなく、まさしく店長兼経営者としての感覚と力量で
  一生店長職兼経営者を極めていけるかにかかっている。

 マネジメントとは、過去の蓄積であり、
 リーダーとは、未来の創造者である。

  そして、店長とは、両方の力量が問われる時代であり、
  その事に対して、意志を持って、組織を明るく元気にリードできる人材が、
  どんな組織においても、必要とされる社会になるだろう。

 なぜか?。

  働く従業員は、どんどん減少していくからだ。
  特に、若者の減少は、より魅力的なリーダーに集中する、という事だ。

  ますます、店長として、「人生観」「仕事観」を磨かねば、と思うのだ。

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2009年7月 2日 (木)

ある、従業員の涙

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある従業員と面接していたら、泣き出してしまった。

 事の発端は、人事異動が発令後に、その異動の変更が発生。
 いったん、人事異動変更の話を伝えたが、納得できないらしく、
 その日の夜に、再度面接にて、話を聞いていた時の事だ。

 若手社員ほど、人事異動とは、大きな環境の変化であり、慣れない人間ほど、
 その異動を自己消化するまでに時間がかかるのだろう。

  それは、当時の自分を振り返っても、そうだった。

  最初の赴任は地元であり、家から通えた。
  その後、二か月余りで、家から遠い山形の地へ転勤となった。
  理由は、私と同期の新入社員の退職から、白羽の矢が私に立ったのだ。

  納得できなかったが、行くしかない。
  拒否するとか、一言素直な言葉を吐くとか、考えもつかなかった時代だ。
  それこそ、涙を流しながら、車で赴任した事を思い出す。

 最初の異動の話を、自分で消化し、自らモチベーションを高め、納得し、
 ようやく自らの身を奮い立たせていた時期に、新たな環境の変化の話が、
 降って湧いたように自らの身に、再度降りかかってきたわけだ。

 若手ほど、納得できずに、目の前が真っ暗になるのだろう。
 それを、素直に口に出せる時代かどうかなのだろう。

  かっては、口に出せる時代ではなかった。
  口に出すこと自体が、自らの思考回路に組み入れられていない時代だった。
  そういう意味では、今の時代、今の若者は幸せなのかもしれない。

 そんな状況の中で、彼は、私に感情論をぶつけ、
 私は彼に、組織論で対抗し、話は平行線をたどる。

 そして、彼は、私に反論していく中で、感情が高ぶり涙となった。
 言葉が出てこない、出てくるのは、大粒の涙ばかり。

 彼の気持ちは、痛いほどよくわかる。
 前回の異動話も、彼にとってみれば嬉しい異動では決して無かった。
 それをようやく、心の整理をつけ腹をくくり、自ら納得したばかりだ。
 そして、更に大きな壁が立ちはだかったようなものなのだろう。
 その壁を乗り越える、心のタフさがまだ備わっていないのは当然だ。

  私は、泣かれて、ホッとした。
  以前のブログ「人前で泣いた経験」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-b131.htmlを記した。
  涙を全てを洗い流して、新たな展開への清涼剤となってくれる。
  涙は、過去のしがらみを洗い流してくれ、よどんだ空気を一掃してくれる。

 私は、涙とは、上記の役割を担ってくれると思っている。

  「彼の、この涙は、状況を一変してくれるハズだ。」

 そう感じた。そして、それからだった。
 お互いの会話が通じあっていったのは。

  人には、必ず好調、不調の波がくる。
  幸も不幸も、必ず交互にやってくる。
  そして、成功、失敗も同様に、交互にやってくる。

 要は、早いか、遅いかの違いだけだ。
 今回の彼にとっての試練も、誰でも、何回でも乗り越えなければならない試練。
 それが、他の若手や、同期の人間より、早いか遅いかだけだ。
 そして、その回数が多い奴ほど、心がタフになって成長していくもの。
 それが、環境の変化や、スピードにつながり、成功へつながる人間力となる。

  ようやく、そんな話をしながら、彼との会話のキャッチボールが出来てきた。

 彼に、笑顔が戻ってきた。
 「店長と話をしていたら、自信がついてきました。もう、大丈夫です。」


PS
 西那須野エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
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2009年7月 1日 (水)

再構築

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、人事異動が発令された。

 当店でも、9名の人事異動者が発生した。
 9名が放出(入替え)されるのである。

  私が入社い以来、支えてくれたベテランチーフ。
  このお店で育って、戦力になっている担当者。
  等々、いずれも得難い戦力である。
  
 こんな大規模な人事異動は、まさに初めてだ。

  ベテランチーフとの “あ、うん、” の呼吸。
  戦力担当者との “あれ、やるぞ”、“はい、わかりました”。

 このようなやり取りを、全て一から作り上げていく作業が始まる。
 そして、これも “大いなるチャンス” なのだろう。

  部下が大きく入れ替わる、という事は、
  組織を大きく変えられる、絶好のチャンス。

 店舗組織を、 「再構築」 していく絶好のチャンスだ。

  店舗運営のルール。
  販売計画の徹底度。
  挨拶、身だしなみ。
  そして、何より、パートさんに“学ぶ”姿勢。

 特に、新たな環境の下では、地域の生活者である「パートさん」に聞く姿勢が
 大切だ。

 その繰り返しが、社員とパートさんのつながりを密にし、信頼関係を深め、
 パートさんも、信頼を得たという実感をつかみ、より戦力化する。

 そのようなものを通して、部門、店舗が再度、今のお客様の最先端の動向に
 反応し、追随していける体制を整えていく、という事なのだろう。

  私は、人事異動というものは、着任する方にも、迎える方にも、「変われる」
  チャンスが大いにあると思っている。
 
 着任する方は、今まで従来の店舗ではなし得なかった理想のあるべき姿を、
 新たな環境の下で実現できる可能性が高まるものだ。

  なぜか?。

 従来の“しがらみ”が無くなるから。
 いろいろなしがらみが、新たな変革の意欲を減退させるもの。
 
 新たな環境の下では、誰への遠慮もいらない。
 自分の考えを表明すべき。
 自らが持つ、「強さ」を実現すべき。
 それが、人事異動の醍醐味だ。

 そして、迎える方にも、「変われる」チャンスが大いにある、というもの。
 それは、着任する人間が、どんな考えを持ち、何に喜び、何を嫌い、
 何を褒め、何を評価するのかに敏感に反応するもの。

 その事に追随し、新たな価値観を受け入れ、新たな評価を得ようとするもの。
 だから、新規着任者の動向をしっかりと見届けようとするもの。

  だから、お互いの「価値観」が一致すれば、変革は一気に進行する。

 ここに、人事異動によるメリットが潜んでいるのである。
 だから、人事異動後の「初め」が肝心だ。
 一気に進めなければならない。
 その瞬間を逃したら、またいろいろな “しがらみ” に縛られることになる。

  「変わりたいのなら、初めが肝心」


PS
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