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2009年6月19日 (金)

売り切って“なんぼ”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログ「発注という意志」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-9109.htmlを記したが、今回はその続編。

 自らの意志で販売計画を立て、発注をする。
 これこそ、商売の醍醐味だし、商売の楽しさでもある。

  しかし、それだけでは、利益は生まれない。
  そこに、仕入れた商品を、最後まで売切り、金に換えてこその商売だ。

  だから、商売とは、仕入れるという潔さと、売り切るという粘っこさの車の両輪
  で回っていると言っても、過言ではない。

  最後は、粘っこさのある方が、勝つ。
  それは、この商売に携わる人にも言えること。
  粘っこく粘っこく、最後まで諦めずに、貪欲に転んでもタダでは起き上がらずに
  何かをつかみ取って這い上がる人間に、商売の神様は必ずほほ笑むのだ。

 そして、この領域になると、システムの領域の問題ではなくなる。

  開店品揃え、売場ピークへ向けての作業割り当てや役割分担に関しては、
  作業システム、作業手順などのシステム管理が物を言うが、
  そこから先の、陳列・製造した商品を、最後まで売り切っていくには、
  お客様との目に見えぬ会話と、自問自答していく力が要求される。

 商売とは、

  いくつ、売る、という販売計画からスタートする。
  そして、商品を発注するという具体的行動に入り、
  計画通りに製造、陳列して、お客様を迎える。

   ここまでは、当初仮説の計画の部分だ。
   そして、ここからが問題だ。

  いまだかって、計画通りに完結した「販売計画」など存在しない。
  そこには、必ず計画以外のアクシデントが付きまとう。

   そこに、お客様との「格闘」が始まるのである。
   さらにまた、仮設を立て、売場変更を加える。

  その繰り返しが、この世界の商売であり、仕事である。
  そして、その精度を上げ、計画数量を売り切る技術こそ、
  商売人としての “力量” なのだ。

   そのキーワードとなるのが「お客様視点の価値」。
   自部門、自店での、その価値が売上や客数という指標なのだ。

  この毎日の繰り返しが、お客様との信頼関係を、より深いものとし、
  イベント時の集客力を上げ、それを予測した仕入計画に連動する。
  そして、ダイナミックな売場展開が、更に次回の集客を高めていくのである。

 仕入れる技術。
  カッコのいい響きだし、皆が憧れるバイイングの世界だが、
  それは、売り切る技術を習得したものだけに許される領域なのだ。

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