黒磯エリアMR③
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
約一カ月ぶりに、黒磯エリアをMRした。
前回のMRで、雑貨商のD社と、旧N社がドッキングしたMD社の出店を記した
が、その後のMD社の動向が目的だった。
その「MD社」。
生鮮3部門+惣菜のレベルは売上低下でボディーブローのように落ちてきて
いる、という感想だ。
青果の鮮度、鮮魚のまぐろ、精肉の牛肉の鮮度、価格、品揃えと大きなレベル
低下はしていないが、毎日見ているお客様には隠せないだろう。
しかし、このお店の生命線でもある、調味料、カレー等の一般食品の品切れは
甚だしく、あわよくば「買える」状態だ。この毎日の繰り返しが命取りだ。
しかし、牛肉などは、焼き肉商材ならここで買い回りしたいと思える品揃えだ。
これだけでも、このお店の魅力がある。
次に、その「MD社」の隣に位置する「D社」。
「MD社」の出店により、当然影響はあるのだろうが、当日は創業祭もあり、
駐車場は満車状態だった。
この集客をどう活かすか。一時の集客を今後のリピートにどう結び付けるかだ。
青果、鮮魚のグレードを大切にした品揃えをしており、マグロのグレードと味は
満足できるレベルだ。
更に「MD社」から車で5分に位置する「T社」。
この日の売場は心なしか元気が無かった。
この企業はいつも安定した売場を提案しているが、製造部門の鮮魚、精肉
に商品が出ていなかったなぁ~、という感じ。
しかし、生鮮の鮮度、品質に関しては問題ない。
前出のMD社との最大の差別化を、鮮度に置いているような鮮度管理だった。
D社の創業祭での影響がでていたのだろうか?。
その「T社」の隣の「O社」。
O社の品揃え、売場も安定している。
というより、動いていない売場のほうが多いのだが、この競合ひしめくエリア
でよくやっている、という感じだ。
ただし、果実、野菜とも「MD」社と比較し、相当高いイメージは免れない。
タカミメロンで200円も違えば、お客様の手は出ないだろう。
その辺の競合店との価格感度が相変わらずの課題だ。
久しぶりの「黒磯エリア」で、一か月ぶりに見た「MD社」は思いのほか健闘して
いたが、強みのグロサリーの価格は抜群だが、買える商品の品切れも半端では
無かった。
各社各様の商売をしているが、圧倒的な優位性は無い。
そして、MD社も健闘しているとはいえ、オープン当初のボリュームも無く、
商品ボリュームが低下した分、鮮度の弱点が露出してきたというところだ。
黒磯エリア③のアルバムが出来ました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kuroisomrsann/
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