西那須野MR
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
西那須野と大田原を結ぶ幹線道路の開通により、商業集積と買物動向に変化が
出てきた「西那須野」地区。競合状況をMRした。
まずは、「J社」。
全社的に苦戦が続く「J社」だが、出店1年後で早くも撤退の噂が流れる状態。
いつからこの企業は、継続力を失ったのか?。
出店と地域密着と地域貢献が、リンクしていない。
本部政策と、現場力の歯車が噛み合っていない。
簡単に言うと、そんな印象だ。
先日のブログ「知識労働者」にも記したが、現場が考える人とならねば、
会社はダメになる、ということを地でいっている状態だ。残念な事だ。
次に、「Y社」。
幹線道路の開通で、利を得たのが「Y社」だろう。
裏の田んぼがいつの間にか商業集積に変化し、道路の開通に伴い通行量が増
化したこの交差点での集客は、10%増しとも思える。
そして、その波に乗って、どんどん攻めているという感じだ。
勢いに乗ってどんどん攻めの姿勢で波をうまく乗りこなす術は、流石に「Y社」だ。
更に、鮮魚の単品訴求力は、ここに来て勢いを増している。
まぐろ、かつお、いわし、ぶり等の単品拡売は、目を見張る。
このエリア一帯の同社の鮮魚が、同様に単品拡売を実現させている。
ここに、「Y社」が、個店経営と本部サポートの歯車が噛み合っている強みがある。
更に「M社」。
宇都宮地区では、撤退。
そして、本拠地のこのお店でも、撤退は時間の問題と思える。
なんといっても、青果の鮮度、価格、品揃えで脱落している。
近くに出店している、前出の「Y社」に完全に取られているという状態だ。
そして、鮮魚、精肉は価値以上に価格が高い。
同様に、食品の価格も戦う価格からは程遠い。
いつ閉めてもおかしくない状態だ。
最後は、「O社」。
入店したとたんに、一目で店長とわかる方がマイク放送をして、店内を活気
づけ、更に大声を張り上げながら案内商品の前で、手を叩きながら掛け声
販売に移行した。
久しぶりに、「レトロな昔ながらの商売人」に出会った感じだ。
“O社にも、まだこんな骨のある店長が居たんだ”
率直にそう思えた。
しかし、各部の具体的展開は、この店長ほどの意志が入っておらず、
本部提案通りの展開に終始し、「感動」を得るような売場は無かった。
今回は、幹線道路の開通により、利を活かして攻める企業、指をくわえる企業、
撤退を暗示させる企業と、はっきり色分けされた西那須野エリアだった。
PS
西那須野エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nisinassunoni/
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