知識労働者
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、テレビを見ていたら、ユニクロ会長兼社長の「柳井 正」さんが、
NHKの「仕事学のすすめ」なる番組に出演されていた。
何気なく見ていると、ユニクロの店長像に触れていた為、のめりこんでしまった。
ドラッカーを師を仰ぐ柳井氏は、その経営手法にも大きく影響しているという。
そして、出てきた言葉が、
“知識労働者”
知識労働者というと、何か「ホワイトカラー」(デスクワーク作業者)をイメージする
が、彼は、ブルーカラー労働者や現場現業の労働者全てが、知識労働者たりえ
なければ、会社はおかしくなってしまう、といっていた。
組織や小売業が拡大していく過程で、企画・計画・仕入れを本部が担当し、現場
で販売し利益を創出するのが店舗と役割を分割し、よりダイナミックな商売を実
現させてきた。
そして、いつしか、
本部 ~ 考える人
店舗 ~ やる人
そんな図式が定着してきた。
柳井氏は、それが会社をダメにする要因だと言いきっていた。
ユニクロでは、むしろ、
店舗 ~ 考え実行する人
本部 ~ サポートする人
そんな組織を定着させるべく、組織作りをしていると言う。
その根本要因は、あくまでも利益創出するのは現場であるとの認識だ。
だから、どんどん現場・店舗から問題提起をしてほしいし、商品面での不備も
上げてほしいと言う。
そして、こんなことも言っていた。
「私(柳井氏)は、常々、社長の言う事を、何も考えずに現場が実行するような
企業は、必ずダメになる。」
「社長の言う方向性を熟慮し、現場の一人一人が知識として、現場感覚を磨い
て自ら考え自ら行動できる集団にならなければ組織は強くならない。」
“すごい事を、言うなぁ~”
ユニクロの店長には、ランクがあり、
「店長」 「スター店長」 「スーパースター店長」
とランクアップしてくと言う。
そして、スーパースター店長は全国700余店でも11名程しか存在しない。
だから、スーパースター店長ともなると、役員並みの待遇だと言う。
そこにも、店長としての競争と、意欲が芽生えてくる。
更に、柳井氏は言う。
「店舗の店長とは、どこの企業も、キャリアのステップアップの途中と考えが
ちになる。現場の担当者、主任、そして店長。更にエリアマネージャー、更に
は本部バイヤー、本部役員と続く出世競争の、途中ステップだと。」
「しかし、私は、店長職を一生涯のポジションと捉え、店長職に誇りと自信を持
ち、店舗の経営者としての自覚を持って臨んでほしい。自ら会社の店舗を利
用して、店舗に経営をしに来るというスタンスで店長をやってほしい。」
一店長として、会社という組織を根底から動かせる店長。
そんな “影響力” のある店長を目指してみたいものである。
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コメント
ふくしま・I さん、コメントありがとうございます。
社会的には、お客様の笑顔。
個人的には、人間的な成長。
我々商売人が追求すべき「道」と思います。
投稿: てっちゃん | 2009年6月28日 (日) 07時03分
ふくしま・Iです! 素晴しいお考えですね。地域の皆様に愛されるべく、より良い商品を安く販売する。小売業は、単純で、基本しかない業界です。役職はどうであれ、お客様の喜ぶ笑顔が見たいですね。それが、お客様に伝われば・・絶対繁盛店ですよね。今日も、明日も、汗を流してお客様のためにがんばりましょう。
投稿: ふくしま・I | 2009年6月27日 (土) 10時10分