新入社員の“熱い想い”
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のブログで「ある、新入社員の問いかけ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-9f4d.htmlを記した。
今回は、その続編。
新入社員が将来を託する部門配属。
一人の新入社員が、希望部門配属へ向けての、自助努力を始めた。
以前、このことに関して問われた時に、
「それだけその部門への配属を望むなら、希望理由を書いて持って来てみろ。」
と話した。
その想いが強ければ、それは書面でも伝わるハズだし、私もそれだけの強い
ものが感じられるかどうか、見てみたかったのだ。
あれから約一週間が経過。
私は、彼に言った。
「配属希望の陳情書は書けたか?。書いたら見せてみろ。」
「はい、一応出来ました。見ていただけますか?。」
私は、ワードできちんと清書された用紙を手渡され、読んでみた。
そして、思わず、読みふけってしまった。
彼にとって、この仕事を選択した理由は、「命」にかかわる仕事だから。
食とは、そもそも命をつなぐために、この世の動物が摂りつづけるもの。
その食を提供する仕事だから。そして、その命を売る仕事に興味があったから。
そして、今回各部門を研修していく中で、ある部門の研修中に想ったこと。
それは、最も「生」を感じさせる商品を扱う部門だと言う事だ。
それだけ、生の匂いを感じさせ、その鮮度感を食卓に届けたい。
そして、その商品群のプロになりたい。調理、販売、料理を極めたい。
それにより、この仕事を選択した自分が成長でき、更には、その事を通して
部門のマネジメントの世界から、一歩踏み込んで、経営の領域に携わりたい。
そんな、内容だった。
私が新入社員だったころ。
ここまで、この世界に想いを馳せ、この世界へ飛び込んできただろうか?。
“とにかく、どこでもいいから、就職したい”
それだけだった。それ以上深い考えをもって、飛び込んでは来なかった。
「そこまで言うなら、やってみろ。思う存分やってみろ。」
なぜか、心地よい敗北感が漂った。
「こんな若者が、企業を引っ張っていくのだろう。」
「そんな魂の指標になれるのか?。目標、憧れになれるのか?。」
「彼らの夢を潰してはならない。先輩、上司の成長しようとする姿を、
どれだけ見せつけられるか。」
この陳情書?は、所定の配属希望に同封して、人事に送る予定だ。
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