「父の日」を派手に
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
本日は「父の日」。
影の薄くなった昨今の「お父さん」。
以前のような “がんこ親父” が化石化してくると同時に、
父の日が特別な日ではなく、365日の中の1日として、
カップ麺が日替わりに入るような、“普段” の日となってしまったようだ。
しかし、敢えて今年の父の日は、挑戦してみたいと思った。
なぜか?。
仕掛け次第で、「数値」を変えられるのだろうか?、という疑問の検証をする為。
年々縮小均衡のスパイラルに陥っている「父の日」ならば、
もう失敗はないだろう。
だから、敢えて今年はチャレンジしてみたいと思った。
“父の日の御馳走” をテーマにした店舗販売計画を。
主役は、我々40代~50代の世代だ。
だから、敢えて今回の商品選定は、私の独断で決定した。
私が、売場をくまなく歩き回り、父の日の御馳走として食べてみたい物祭り。
そんなテーマで、デイリーの平台一台(16尺)を借り切った。
メインディッシュは各部に任せるとして、ここでは、ちょっと贅沢がお酒と
お洒落なおつまみ、そして仕上げのデザートで締める。そんなテーマだ。
そして、派手派手の媒体物を取り付け、店内も「父の日」を前面に打ち出した
媒体で統一させ、入店早々に「父の日」を意識させる基調とした。
いろいろと逆風の吹く中、一家の為に頑張るお父さん。
年に一度の、家族からのエール。
そして、それに応える一家の大黒柱。
そんな、家族団らんを、今日だけは囲ってほしい。
そんな、食卓をイメージして、ちょっと舌にうるさい食材の提案。
果たして、どのような結果に終始するのか?。
しかし、この時代、信頼関係の深いお客様を有するお店ならば、
必ず、お店の意図とお客様の食卓は共有するはず。
そんな、強い信念を持って取り組まなければ、何も生まれない。
そして、やるなら思い切ってトライする事。
「アワビ」なら、5pの陳列だったら、1pしか売れないが、
20p陳列すれば、10pは確実に売れるのがこの世界だ。
そして、残り10pをどのように売り切るか。
そこに、その部門のもう一つの現場力が問われる。
そして、そのような状況に追い込むことも、上司の役割。
それは、このような小イベントでもない限りチャンスは無い。
別の言い方をすれば、父の日が年に一度なら、チャンスも一度。
従来は、バレンタインなどは、レジ担当の知恵を生かした売場を実現したが、
今回の父の日は、私たち世代が主役だ。
「父の日に、こんな御馳走で日頃の労をねぎらってもらいたい。」
そんな欲望から生まれた売場。
さて、どんな結果になるか、楽しみだ。
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