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2009年6月

2009年6月30日 (火)

「ブルーオーシャン戦略」を読んで

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


アマゾンへ予約してから、翌日には自宅に届いた。

 水元 均氏の 「スーパーマーケットのブルーオーシャン戦略」。

  翌日が休日だったので、別に意識はしていなかったが、一気に読み進んで
  しまった。

  それほど、乾いた砂にすぐさま吸収されていく「水」のような存在なのだろう。
  それ以前に、ブログ「最近読んだ本Ⅱ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-5036.htmlで記した、
 
  「ヨークベニマルの経営」と同様の読後の満足感と、自らへの使命感を受けた。

   やはり、書物というのは、読後に自らを駆り出す使命感が生まれてこないと
   駄目だと思う。

  そして、それを支える根本の思想というものが、この本には存在する。

   それは、「小売業の地位向上」 という思想だ。

  なぜ、アメリカでは、小売業に就業しようとする若者が多いのか?。
  それは、小売業の地位と収入だ。

   その根本を支えるものは、粗利高。
   その粗利高を、堂々と得ることをアフォメーションして末端まで共有する。
   そして、店舗の役割と店舗運営の得るべき数値を粗利高に絞っている。

  粗利高を稼いで、従業員へ再配分し、更に現場の知恵を引き出す。
  資本の流れを、従業員投資へ配分したPDCAサイクルへ巻き込んで、
  より強力に、スパイラル型へ変換させ、ブルーオーシャン戦略を実践させる。

   そして、その方向性を具現化して、店舗で売上・粗利に変換すべく
   常識の転換が、現場のパートさんまで含めた目線の切り替えだ。

   それが、本部への目線から、お客様への目線への切り替えであり、
   その指揮者として現場を奮い立たせるのが店長の役割だ。

  そのような、企業の一連の流れや、本部と店舗、バイヤーと店長、
  主任と担当者の仕事観からも捉えている。

  それは、小売業に携わる人たちの「人生観」でもあり、プライドでもある。
  そのような、小売業としての “誇り” というものが漂ってくるほどの
  強烈な願いが、強く感じられる著書だと思う。

   この本から、「ああぁ~、そうだようなぁ~。」
   というレベルで、また次の書物へ移るのか、
 
   それとも、この本から、「何としても、自ら行動し、組織、店舗を改革
   していかなければ。」と強く想い、翌日からの取り組みが変わるのか。

  良い書物ほど、人の行動を変える力を持つ、という事なのだろう。


PS
 西那須野エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nisinassunoni/

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2009年6月29日 (月)

西那須野MR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


西那須野と大田原を結ぶ幹線道路の開通により、商業集積と買物動向に変化が
出てきた「西那須野」地区。競合状況をMRした。

まずは、「J社」。

 全社的に苦戦が続く「J社」だが、出店1年後で早くも撤退の噂が流れる状態。
 いつからこの企業は、継続力を失ったのか?。

 出店と地域密着と地域貢献が、リンクしていない。
 本部政策と、現場力の歯車が噛み合っていない。

 簡単に言うと、そんな印象だ。
 先日のブログ「知識労働者」にも記したが、現場が考える人とならねば、
 会社はダメになる、ということを地でいっている状態だ。残念な事だ。

次に、「Y社」。

 幹線道路の開通で、利を得たのが「Y社」だろう。
 裏の田んぼがいつの間にか商業集積に変化し、道路の開通に伴い通行量が増
 化したこの交差点での集客は、10%増しとも思える。

 そして、その波に乗って、どんどん攻めているという感じだ。
 勢いに乗ってどんどん攻めの姿勢で波をうまく乗りこなす術は、流石に「Y社」だ。

 更に、鮮魚の単品訴求力は、ここに来て勢いを増している。
 まぐろ、かつお、いわし、ぶり等の単品拡売は、目を見張る。
 このエリア一帯の同社の鮮魚が、同様に単品拡売を実現させている。
 ここに、「Y社」が、個店経営と本部サポートの歯車が噛み合っている強みがある。

更に「M社」。

 宇都宮地区では、撤退。
 そして、本拠地のこのお店でも、撤退は時間の問題と思える。

 なんといっても、青果の鮮度、価格、品揃えで脱落している。
 近くに出店している、前出の「Y社」に完全に取られているという状態だ。
 そして、鮮魚、精肉は価値以上に価格が高い。
 同様に、食品の価格も戦う価格からは程遠い。

 いつ閉めてもおかしくない状態だ。

最後は、「O社」。

 入店したとたんに、一目で店長とわかる方がマイク放送をして、店内を活気
 づけ、更に大声を張り上げながら案内商品の前で、手を叩きながら掛け声
 販売に移行した。

 久しぶりに、「レトロな昔ながらの商売人」に出会った感じだ。
 “O社にも、まだこんな骨のある店長が居たんだ”

  率直にそう思えた。

 しかし、各部の具体的展開は、この店長ほどの意志が入っておらず、
 本部提案通りの展開に終始し、「感動」を得るような売場は無かった。

今回は、幹線道路の開通により、利を活かして攻める企業、指をくわえる企業、
撤退を暗示させる企業と、はっきり色分けされた西那須野エリアだった。

PS
 西那須野エリアのMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nisinassunoni/

 

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2009年6月28日 (日)

結婚記念日

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、何回目かの結婚記念日を迎えた。

 その前日に、女房から、

  「明日は、何の日かしら?。」

 と、強引な誘導尋問のトラップにかかり、子羊の私は、
 あえなく、那須のレストランへ誘い込まれたしまった訳だ。

 普段は、インターネットなど縁遠いハズの女房だが、この時ばかりは、自ら
 検索し、那須のレストランを見つけ出した。

 那須塩原のアウトレットにも出店している、このレストランは全国のリゾート地
 にも何店舗か出店していた。

 早速、事前予約し、那須高原の心地よい風景を楽しみながら、休日のゆった
 りした時を過ごし、現地に到着した。

 2階のレストランは教会風の作りで、ステンドグラスなども備え付けられ、落ち
 着いた雰囲気だった。

  “ちょっと、高そうだなぁ~”

 しかし、こんな「アニバーサリー」でも無ければ、こんな場所での食事は無い。
 今日は、ゆっくり楽しもう、そんな「腹」をくくって、引かれた椅子に座った。

 数千円のランチメニューしか無かったが、その中に、一日限定5食のランチ
 メニューがあった。

  「エスカルゴ」と「松坂牛」がメインだった。

 そのメニューに対しての「能書き」が、そばに書いてあった。

  「エスカルゴ」
   *本物のエスカルゴの味を知っている日本人は居ない。

  「松坂牛」
   *この松坂牛はクラシックを聴かせ、ビールを飲ませて育てました。

  そんな能書きが、私の心を揺さぶった。
  「そんなに、ここのシェフが薦めるのであれば、このアニバーサリーで
   食してみるか?。」

  出てきた「エスカルゴ」は、ビスケットの大きさ程度のトウモロコシの粉で
  作られた器に、4切れほど、何とかの何とか風何とかで味付けされて、
  大きな器に載って目の前に現れた。

   “えっ、これっぽっち?”

  本物のエスカルゴは、流石に柔らかくて、癖の無い食感だった。
   
   「これが、本物の味かぁ~。」

  そして、「松坂牛」。
  親指大に、2切れ程度の肉片だった。
  しかし、2センチ程の厚さに、ミディアムで焼かれた「松坂牛」は、
  その美味しさをギュッと凝縮されて、口の中でジュ~っと広がる美味しさ
  だった。

   「こんなうまい牛肉は、初めてだ!。」

  率直にそう思った。
  柔らかさといい、ジューシーさといい、サシと赤みのバランスといい、
  やはり格が違う。そんな感じだ。

  そして、野菜なども、最高の素材で、最高の味付けで料理された素材は
  そのメインメニューを大いに引き立ててくれる美味しさだった。

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2009年6月27日 (土)

知識労働者

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、テレビを見ていたら、ユニクロ会長兼社長の「柳井 正」さんが、
 NHKの「仕事学のすすめ」なる番組に出演されていた。

 何気なく見ていると、ユニクロの店長像に触れていた為、のめりこんでしまった。

 ドラッカーを師を仰ぐ柳井氏は、その経営手法にも大きく影響しているという。
 そして、出てきた言葉が、
  
  “知識労働者”

 知識労働者というと、何か「ホワイトカラー」(デスクワーク作業者)をイメージする
 が、彼は、ブルーカラー労働者や現場現業の労働者全てが、知識労働者たりえ
 なければ、会社はおかしくなってしまう、といっていた。

 組織や小売業が拡大していく過程で、企画・計画・仕入れを本部が担当し、現場
 で販売し利益を創出するのが店舗と役割を分割し、よりダイナミックな商売を実
 現させてきた。

 そして、いつしか、
  本部 ~ 考える人
  店舗 ~ やる人
 そんな図式が定着してきた。

 柳井氏は、それが会社をダメにする要因だと言いきっていた。
 ユニクロでは、むしろ、

  店舗 ~ 考え実行する人
  本部 ~ サポートする人

 そんな組織を定着させるべく、組織作りをしていると言う。

  その根本要因は、あくまでも利益創出するのは現場であるとの認識だ。

 だから、どんどん現場・店舗から問題提起をしてほしいし、商品面での不備も
 上げてほしいと言う。

  そして、こんなことも言っていた。

 「私(柳井氏)は、常々、社長の言う事を、何も考えずに現場が実行するような
  企業は、必ずダメになる。」
 「社長の言う方向性を熟慮し、現場の一人一人が知識として、現場感覚を磨い
  て自ら考え自ら行動できる集団にならなければ組織は強くならない。」

  “すごい事を、言うなぁ~”

 ユニクロの店長には、ランクがあり、

  「店長」  「スター店長」  「スーパースター店長」

 とランクアップしてくと言う。
 そして、スーパースター店長は全国700余店でも11名程しか存在しない。
 だから、スーパースター店長ともなると、役員並みの待遇だと言う。

  そこにも、店長としての競争と、意欲が芽生えてくる。

 更に、柳井氏は言う。

 「店舗の店長とは、どこの企業も、キャリアのステップアップの途中と考えが
  ちになる。現場の担当者、主任、そして店長。更にエリアマネージャー、更に
  は本部バイヤー、本部役員と続く出世競争の、途中ステップだと。」
 
 「しかし、私は、店長職を一生涯のポジションと捉え、店長職に誇りと自信を持
  ち、店舗の経営者としての自覚を持って臨んでほしい。自ら会社の店舗を利
  用して、店舗に経営をしに来るというスタンスで店長をやってほしい。」

 一店長として、会社という組織を根底から動かせる店長。
 そんな “影響力” のある店長を目指してみたいものである。

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2009年6月26日 (金)

影響力の行使

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで、「商品に惚れる」を記した。

 叩き上げで現場から這い上がってきた店長には、必ず出身部門がある。
 新入社員時に、部門へ配属されるのだが、ローテーションを組んで全ての部門
 を経験させられない限りは、必ずどこかの部門に配属され、それが出身部門と
 なっていく。

 そこから、商品に携わり、マネジメントし、商売をして、経営に発展していく。
 しかし、いくら店長になろうとも、我々の仕事の根本は、物を売る仕事。
 だから、ある単品に惚れたり、売り込んだり、売り切る努力をしたりするのは、
 ある意味、その遠い昔の “血” がさせるのである。

 しかし、いずれ部門を離れ、商品から間隔をおくようになると、妙に「無力感」に
 襲われるものだ。それが、副店長時代だったように思う。

 店舗決定権は店長にあり、商品決定権は部門チーフが握っている。
 「副店長」には、どんな存在価値があるのか?。疑問に思って悩んだ時代だ。

 ここから先の職位は、イレギュラーが無い限り、居なくてもお店は回る存在だ。
 しかし、店長が存在し、副店長が存在するお店もある。

  “副店長以上の存在価値とは?”

 この段階で、副店長は必ず一回は挫折を経験する。
 そして、この「問い」の答えを見出す時期が、いずれ来るものだ。

  それは、「影響力を養う為だ。」

 影響力。

  組織にとっての、良い影響力。
  個人にとっても、良い影響力。

 そして、影響力が行使できなかったら、店長としての存在価値は無い。
 常に、店長から良い影響を受け、従業員が常に活性されているお店は強い。

 そんなお店は、常に外に「アンテナ」を張って、最新の情報に敏感に反応し、
 最先端のフォーマットを編み出し、お客様の半歩前を歩み、惹きつける。

  影響力とは?。

 他人を変える事の出来る力、の事だ。
 そして、他人を変える、とは、自ら変われる事のできる人間。

  いわゆる、自己変革。

 自己変革を繰り返すリーダーの姿こそが、影響力の源だ。

  個人には、必ずいろいろな「しがらみ」がある。
  古くなれば、ベテランになれば、長くなれば、必ず「しがらみ」が住み着く。
  その「しがらみ」をもろともせず、常に自己変革していくリーダー。

 そんな姿勢を持つ上司がいたら、部下への影響力は絶大だろう。
 影響力とは、腕力で部下に押し付け、やらせをさせることではない。
 自らの変革を通して、部下に意識改革を促す存在だという事だ。


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2009年6月25日 (木)

商品に惚れる、と言う事

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


皆さんには、惚れた商品というものがあるだろうか?。

 「商品に惚れる」、という事は、その商品の魅力に大きく関心を持つ事。
 そして、その商品を愛し、愛用し、好んで食し、人に薦めたいと思う事。

 店舗の店長として、人の管理、店舗の管理、商品管理を通して、地域で来店さ
 れるお客様の満足を得て商売を成り立たせていくことが仕事だ。

  その中でも、強烈な想い入れを込めて惚れる商品がある。

  “商品に惚れる”

 バイヤーにでもなったような気分になるかもしれないが、
 
  仕入れ担当は、「バイヤー」
  販売の担当は、「店長」

 そんな図式が出来上がり、商品面での店長のリーダーシップがあり得ない
 状況の企業組織もあるかと思われるが、私は以下のように考えている。

  販売者ほど “商品に惚れこまないと、お客様には伝わらない”

 そして、販売者のリーダーである店長ほど、商品に惚れこむべきだ。
 全ての商品に惚れこめ、とは言わない。

 しかし、品揃え1万点の中でも、自ら食し、自ら感動し、自ら売り込みたいと
 感じた商品が、いくつあるかで、店舗の賑わいが違ってくるものだ。

  理想は、その店長の想いとバイヤーの想いが一つになる事。

 そして、マイナーな商品ほど、打ち出しのインパクトは大きい。
  
  それは、そうだ。

 マイナー商品ほど、プロパーの中で埋もれ、日の目を浴びることは無い。
 しかし、そんなマイナー商品だからこそ、お客様の目には新鮮に写り、
 新商品の買い回りのように、期待と不安を胸に食卓を彩ることになる。

  そして、マイナー商品のお客様の反応がすこぶる良く、感謝でもされようも
  のなら、「やはり、俺の目、舌は間違っていなかった!。」と錯覚してしまう。

そして、今回の父の日の提案の売り場は、私の「惚れた商品」で売場を固めた。

 だから、売場造りをしていて、楽しくてしょうがなかった。
 いわゆる、趣味の世界、だ。

  “こんな食材で父の日を祝ってもらいたい”
  “こんなカニを、真っ先にかぶりつきたい”
  “こんなビールで、早めの風呂上りの一杯を飲りたい”
  “最後は、こんなつけ麺で、シコシコのどを潤したい”

 そんな願望を込めた、親父の売場であった。
 だから、必ずしも全てが満足な結果ではなかったが、
 それでも、父の日に、やはりもっと突っ込めば良かった、と思えるものも
 多く、反省として残った。

 やって、正解の父の日展開、私の惚れた商品の反応が見えた展開だった。
 これだから、店長職は辞められない、と思える、父の日事例だった。

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2009年6月24日 (水)

自らの「強み」の活かし方

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「強み」と「弱み」。

 どんな組織や人でも、「強み」もあれば「弱み」もある。
 「強み」「弱み」と言われるとわかりづらいが、要は「特徴」の事だ。

 組織の特徴、人の特徴。

  特に「人」の特徴ほど、主観と客観でのギャップの大きいものは無い。
  そして、ギャップの大きい人ほど、ストレスがたまり、
  ギャップの少ない人ほど、自らの特徴(強み)を活かして生きている。

 大切なのは、その「強み」を自ら認識しているかどうかだ。
 まずは、自らの「強み」を認識し、磨いていこうという意志を持っているか。

  自ら認識している「強み」と、
  他者が認めている「強み」。

 己を知る、と言うことだ。
 組織で仕事をする場合、人との関わりは必須。
 人との関わりの中で、他者から認められた自らの「強み」が本物だ。

  そして、その強みは、“磨いて”いくものだ。
  これは、他者から強要されるものではない。
  自らの意志で、コストを費やして、磨いていくものだ。
  
  磨かれた「強み」が、やがて「点」から「線」になり、いずれ「面」になっていく。
  そして、自信になり、確信へ進化し、人格が形成されていく。

 しかし、組織にあって、ひとりひとりの強みは、活かされなければ意味がない。

  “強みを活かす” とは?。

 自己が、組織にあって、自らの強みを活かし、組織に貢献する。
 それには、自らの「強み」が、組織に受け入れられるかどうかだ。

  それにはどうしても、自らの強みを他者に理解させる能力が必要になる。
  それは、自らの強みを発揮する “場” を創り出す、と言う事だ。

  そのような“場”とは、周りが用意するものではなく、自ら創造し、
  そのような “場” で、自らの強みが有効な手段として受け入れられる。

 「場」とは、
  一対一での「場」。
  グループでの「場」。
  組織での「場」。

 そんな、あらゆる場面での「場」で、自らの強みを発揮する場を創造する。
 なんか、難しいようだが、逆に「場」が創造できる人間は、自らの強みを
 認識する必要はない。

 その場自体が、強みを受け入れられる環境なのだから。


黒磯エリア③のアルバムが出来ました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kuroisomrsann/

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2009年6月23日 (火)

ある“友”とのメール交換

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるブログ(このブログに相互リンク)で、あるお店の記事が載った。

 数百メートルのところに競合店が出店。
 売上が昨年対比で戻っていないという叱咤激励(私はエールと捉えている)
 のブログだった。

 この店長とは、このブログがきっかけで、懇意にしていただいている。
 そして、以前訪問した時http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-ef4f.htmlは、見事な売場でお迎えしていただいた。

 そんな経緯があったため、私は思わず「彼」にメールを送ってしまった。
 
  “私も、あなたなら昨年クリアしてくれると信じていますよ”
  そんな内容だったと思う。

 そして、「彼」からメールが届いた。
 原文をそのまま載せたいと思う。

  「丁度入社して1~2年の時のような新鮮な気持ち(プラモデルを一から作り上
  げていくような感じ)で、もう一度お店の再構築を図っています。
色々な意味で
  今はとても楽しい気持ちで、充実しています。(変ですかね?)

  最後の締めの言葉だが、この難局にあってなお、一からお店の仕組みを再構
  築して、勝てる仕組み作りをコツコツと積み上げている。

 目先の数値がどうあれ、現状のお店のレベルをワンステージ上げるべく、店長と
 して、敢えて遠回りをして、組織改革を深耕しているのだ。

  そして、その手ごたえを着実に感じているのだろう。

 そのような取り組みは、直ぐに数値効果が上がるわけではない。
 しかし、その数値効果が上がらない時期にしっかり蓄積したものは、
 いずれ爆発する時期が来るものだ。

 その爆発点は、いつ到来するのかわからないが、必ず来る。
 それを信じて、彼は、組織を再構築しながら、自らの組織強化を図っている。

  「流石だ!。」

 率直に、彼には脱帽だ。
 競合出店を、ピンチからチャンスに変換できる男だ。
 彼にとって、競合出店は、今まで出来なかった仕事を可能にするチャンスと
 捉えているのだろう。

  転んでも、タダでは起き上がらない。

 組織の長(オサ)として、いろいろな状況を貪欲にむさぼり尽くす。
 この姿こそが、部下にとっての最大の教育でもある。

 そして、私は、そんな「友」の存在を得たことが、最大の心のよりどころだ。

黒磯エリア③のアルバムが出来ました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kuroisomrsann/

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2009年6月22日 (月)

黒磯エリアMR③

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


約一カ月ぶりに、黒磯エリアをMRした。

 前回のMRで、雑貨商のD社と、旧N社がドッキングしたMD社の出店を記した
 が、その後のMD社の動向が目的だった。

その「MD社」。

 生鮮3部門+惣菜のレベルは売上低下でボディーブローのように落ちてきて
 いる、という感想だ。
 青果の鮮度、鮮魚のまぐろ、精肉の牛肉の鮮度、価格、品揃えと大きなレベル
 低下はしていないが、毎日見ているお客様には隠せないだろう。

 しかし、このお店の生命線でもある、調味料、カレー等の一般食品の品切れは
 甚だしく、あわよくば「買える」状態だ。この毎日の繰り返しが命取りだ。

 しかし、牛肉などは、焼き肉商材ならここで買い回りしたいと思える品揃えだ。
 これだけでも、このお店の魅力がある。

次に、その「MD社」の隣に位置する「D社」。

 「MD社」の出店により、当然影響はあるのだろうが、当日は創業祭もあり、
 駐車場は満車状態だった。

 この集客をどう活かすか。一時の集客を今後のリピートにどう結び付けるかだ。

 青果、鮮魚のグレードを大切にした品揃えをしており、マグロのグレードと味は
 満足できるレベルだ。

更に「MD社」から車で5分に位置する「T社」。

 この日の売場は心なしか元気が無かった。
 この企業はいつも安定した売場を提案しているが、製造部門の鮮魚、精肉
 に商品が出ていなかったなぁ~、という感じ。

 しかし、生鮮の鮮度、品質に関しては問題ない。
 前出のMD社との最大の差別化を、鮮度に置いているような鮮度管理だった。

 D社の創業祭での影響がでていたのだろうか?。

その「T社」の隣の「O社」。

 O社の品揃え、売場も安定している。
 というより、動いていない売場のほうが多いのだが、この競合ひしめくエリア
 でよくやっている、という感じだ。

 ただし、果実、野菜とも「MD」社と比較し、相当高いイメージは免れない。
 タカミメロンで200円も違えば、お客様の手は出ないだろう。
 その辺の競合店との価格感度が相変わらずの課題だ。

久しぶりの「黒磯エリア」で、一か月ぶりに見た「MD社」は思いのほか健闘して
いたが、強みのグロサリーの価格は抜群だが、買える商品の品切れも半端では
無かった。

 各社各様の商売をしているが、圧倒的な優位性は無い。
 そして、MD社も健闘しているとはいえ、オープン当初のボリュームも無く、
 商品ボリュームが低下した分、鮮度の弱点が露出してきたというところだ。


黒磯エリア③のアルバムが出来ました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kuroisomrsann/

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2009年6月21日 (日)

「父の日」を派手に

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本日は「父の日」。

 影の薄くなった昨今の「お父さん」。
 以前のような “がんこ親父” が化石化してくると同時に、
 父の日が特別な日ではなく、365日の中の1日として、
 カップ麺が日替わりに入るような、“普段” の日となってしまったようだ。

 しかし、敢えて今年の父の日は、挑戦してみたいと思った。

なぜか?。

 仕掛け次第で、「数値」を変えられるのだろうか?、という疑問の検証をする為。

 年々縮小均衡のスパイラルに陥っている「父の日」ならば、
 もう失敗はないだろう。

 だから、敢えて今年はチャレンジしてみたいと思った。
 “父の日の御馳走” をテーマにした店舗販売計画を。

 主役は、我々40代~50代の世代だ。
 だから、敢えて今回の商品選定は、私の独断で決定した。

  私が、売場をくまなく歩き回り、父の日の御馳走として食べてみたい物祭り。
  そんなテーマで、デイリーの平台一台(16尺)を借り切った。

  メインディッシュは各部に任せるとして、ここでは、ちょっと贅沢がお酒と
  お洒落なおつまみ、そして仕上げのデザートで締める。そんなテーマだ。

  そして、派手派手の媒体物を取り付け、店内も「父の日」を前面に打ち出した
  媒体で統一させ、入店早々に「父の日」を意識させる基調とした。

   いろいろと逆風の吹く中、一家の為に頑張るお父さん。
   年に一度の、家族からのエール。
   そして、それに応える一家の大黒柱。

   そんな、家族団らんを、今日だけは囲ってほしい。
   そんな、食卓をイメージして、ちょっと舌にうるさい食材の提案。

  果たして、どのような結果に終始するのか?。

   しかし、この時代、信頼関係の深いお客様を有するお店ならば、
   必ず、お店の意図とお客様の食卓は共有するはず。

   そんな、強い信念を持って取り組まなければ、何も生まれない。
   そして、やるなら思い切ってトライする事。
   「アワビ」なら、5pの陳列だったら、1pしか売れないが、
   20p陳列すれば、10pは確実に売れるのがこの世界だ。
   そして、残り10pをどのように売り切るか。

   そこに、その部門のもう一つの現場力が問われる。
   そして、そのような状況に追い込むことも、上司の役割。

   それは、このような小イベントでもない限りチャンスは無い。
   別の言い方をすれば、父の日が年に一度なら、チャンスも一度。

  従来は、バレンタインなどは、レジ担当の知恵を生かした売場を実現したが、
  今回の父の日は、私たち世代が主役だ。

   「父の日に、こんな御馳走で日頃の労をねぎらってもらいたい。」

  そんな欲望から生まれた売場。
  さて、どんな結果になるか、楽しみだ。

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2009年6月20日 (土)

流通王の挑戦

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある番組を見ていたら、「流通王の挑戦」と題して、大手スーパーのトップ
 が出演していた。

 日本にコンビニを普及させ、収益性の高いGMSのトップに君臨する人物だ。
 そこで、目を引いたのは、駅前立地で現在は競合店に集客を奪われている
 「ディスカウントストア」への切り替えの報道だった。

  IYよ、お前もか?。

 そんな心境で見ていたが、トップに言わせると、今期中に20店舗前後に
 増加させたい、との意向だった。

 どんどん各社が「価格宣言」を出し、価格志向、ディスカウント志向へ舵を切る。
 そして、最後までストロングスタイルを貫いていたこの企業も動いてきた。

  そんな流通大手の動向と、トップの考えを聞いてみたいと思った。

 そして、やはりこの企業、この人物が「したたかだなぁ~。」と思ったのは、

  ディスカウントを好まれるお客様もいるが、そうでななくて、従来の品揃えや
  品質を大切にするお客様もいる。だから、ディスカウントがすべてでは無い。

  しかし、世の中のお客様が変化してきているのに、一番変化に敏感でなけれ
  ばならない我々商売人が、変化を拒んでいては話にならない、だからその
  志向に合わせた商売も必要に応じてチャレンジしていく。

 そんな、内容だった。
 他のディスカウントに振れた企業の戦略とは大いに異なる。
 だから、番組の中でも言っていたが、従来の「質」重視の営業から、
 「価格」と「質」の両面でお客様に近づこうとするアプローチへ切り替えたと
 言っていた。

  そこに、簡単には舵を切らず、貪欲に、粘り強く経営をしていこうとする
  この企業の真髄を見たような気がした。

  「さすがだ。」
  率直に、そう思った。

 しかし、番組を見ていて気になったのは、
 その現場での、プロジェクトリーダー達の姿勢だ。

  どうも、そのリーダーシップに、人間的な魅力を感じない。

 この企業の一番の弱点が、この部分なのだろう。
 だから、この経営者の理念や思想が、
 現場で熱いうねりとなって伝わってこない。

  この経営者と同様の視点でしか、仕事をとらえていない。
  現場に近づけば近づくほど、肉食系の熱さを増していかなければ、
  現場は踊らない、と言う事だ。

  逆に言うと、コンビニの女性経営者が、御用聞きに走り回る姿こそ、
  忘れ去られたこの企業の創業期の原点を持っているようだった。

  そう言う意味では、現場はいつでも「お祭り」を欲しているのだ。

 この企業は、その事を、本質的に理解出来ていない、と思われる。

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2009年6月19日 (金)

売り切って“なんぼ”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログ「発注という意志」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-9109.htmlを記したが、今回はその続編。

 自らの意志で販売計画を立て、発注をする。
 これこそ、商売の醍醐味だし、商売の楽しさでもある。

  しかし、それだけでは、利益は生まれない。
  そこに、仕入れた商品を、最後まで売切り、金に換えてこその商売だ。

  だから、商売とは、仕入れるという潔さと、売り切るという粘っこさの車の両輪
  で回っていると言っても、過言ではない。

  最後は、粘っこさのある方が、勝つ。
  それは、この商売に携わる人にも言えること。
  粘っこく粘っこく、最後まで諦めずに、貪欲に転んでもタダでは起き上がらずに
  何かをつかみ取って這い上がる人間に、商売の神様は必ずほほ笑むのだ。

 そして、この領域になると、システムの領域の問題ではなくなる。

  開店品揃え、売場ピークへ向けての作業割り当てや役割分担に関しては、
  作業システム、作業手順などのシステム管理が物を言うが、
  そこから先の、陳列・製造した商品を、最後まで売り切っていくには、
  お客様との目に見えぬ会話と、自問自答していく力が要求される。

 商売とは、

  いくつ、売る、という販売計画からスタートする。
  そして、商品を発注するという具体的行動に入り、
  計画通りに製造、陳列して、お客様を迎える。

   ここまでは、当初仮説の計画の部分だ。
   そして、ここからが問題だ。

  いまだかって、計画通りに完結した「販売計画」など存在しない。
  そこには、必ず計画以外のアクシデントが付きまとう。

   そこに、お客様との「格闘」が始まるのである。
   さらにまた、仮設を立て、売場変更を加える。

  その繰り返しが、この世界の商売であり、仕事である。
  そして、その精度を上げ、計画数量を売り切る技術こそ、
  商売人としての “力量” なのだ。

   そのキーワードとなるのが「お客様視点の価値」。
   自部門、自店での、その価値が売上や客数という指標なのだ。

  この毎日の繰り返しが、お客様との信頼関係を、より深いものとし、
  イベント時の集客力を上げ、それを予測した仕入計画に連動する。
  そして、ダイナミックな売場展開が、更に次回の集客を高めていくのである。

 仕入れる技術。
  カッコのいい響きだし、皆が憧れるバイイングの世界だが、
  それは、売り切る技術を習得したものだけに許される領域なのだ。

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2009年6月18日 (木)

新入社員の“熱い想い”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログで「ある、新入社員の問いかけ」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-9f4d.htmlを記した。

 今回は、その続編。

 新入社員が将来を託する部門配属。
 一人の新入社員が、希望部門配属へ向けての、自助努力を始めた。

 以前、このことに関して問われた時に、
  「それだけその部門への配属を望むなら、希望理由を書いて持って来てみろ。」
 と話した。

 その想いが強ければ、それは書面でも伝わるハズだし、私もそれだけの強い
 ものが感じられるかどうか、見てみたかったのだ。

  あれから約一週間が経過。

 私は、彼に言った。
  「配属希望の陳情書は書けたか?。書いたら見せてみろ。」
   「はい、一応出来ました。見ていただけますか?。」

 私は、ワードできちんと清書された用紙を手渡され、読んでみた。

  そして、思わず、読みふけってしまった。

 彼にとって、この仕事を選択した理由は、「命」にかかわる仕事だから。
 食とは、そもそも命をつなぐために、この世の動物が摂りつづけるもの。
 その食を提供する仕事だから。そして、その命を売る仕事に興味があったから。

 そして、今回各部門を研修していく中で、ある部門の研修中に想ったこと。
 それは、最も「生」を感じさせる商品を扱う部門だと言う事だ。

 それだけ、生の匂いを感じさせ、その鮮度感を食卓に届けたい。
 そして、その商品群のプロになりたい。調理、販売、料理を極めたい。
 それにより、この仕事を選択した自分が成長でき、更には、その事を通して
 部門のマネジメントの世界から、一歩踏み込んで、経営の領域に携わりたい。

  そんな、内容だった。

 私が新入社員だったころ。
 ここまで、この世界に想いを馳せ、この世界へ飛び込んできただろうか?。
 
  “とにかく、どこでもいいから、就職したい”

 それだけだった。それ以上深い考えをもって、飛び込んでは来なかった。

  「そこまで言うなら、やってみろ。思う存分やってみろ。」

 なぜか、心地よい敗北感が漂った。

  「こんな若者が、企業を引っ張っていくのだろう。」
  「そんな魂の指標になれるのか?。目標、憧れになれるのか?。」
  「彼らの夢を潰してはならない。先輩、上司の成長しようとする姿を、
  どれだけ見せつけられるか。」

 この陳情書?は、所定の配属希望に同封して、人事に送る予定だ。

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2009年6月17日 (水)

バナナの“味”

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


「バナナ」。

 リンゴとともに、年間ナンバーワンの果実の商材だ。
 最近、またアイテムが増えてきた(当社だけ?)。

  国別では、台湾バナナ、エクアドルバナナ他、
  ネーミングも「ラカタンバナナ」「特塾バナナ」等。

 たかが、バナナと言えないほどのアイテムと価格になってきている。
 そして、バナナは相変わらず伸びているアイテムだ。

 私自身、バナナの味にはあまりこだわりは無かったが、これを機会に
 バナナの食べ比べをやってみた。

  それと言うのも、先日の店長会で「バナナ」が話題になり、特に以前話題
  だった「ラカタンバナナ」の味に関しての是非が問われていた。
  その話題に乗れなかった私は、以前から食べ比べをやりたいとは思っていた。

 サンプルは、「ラカタンバナナ」「エクアドル産バナナ」「特熟バナナ」の3品。
 今回、フィリピン産のベーシックな価格型のバナナは入れなかった。
 さんざんぱら食べてきた「味」だからだ。
 こればっかりは、今更だ。

  何人かで、食べ比べを実施。

 まずは、「ラカタンバナナ」だ。
 やはり、マニアックだ。
 この酸味は独特で、これを「疲労回復に良い」と認識し、思いこみで食しない
 限りは、ほとんどの人はこれをバナナとは認めないだろう。

 次に、「エクアドル産バナナ」。
 私個人的には、一番味のあるバナナであり、美味しさを感じた。
 甘み、酸味、ねっとり感のバランスが良く、一番味のある感じだった。

 最後に「特熟バナナ」。
 これは、フィリピン産バナナだが、酸味を消し甘みのみを残した味が特徴で
 後を引く味だなぁ~、と言う印象だ。

  そして、特に若い世代(といっても30歳前後)は、特熟が美味しいと言う。
  私は、断然エクアドル産バナナだ。

 そこに世代間ギャップがあると、青果トレーナーは私の舌を過去の遺産に
 仕立てていたが、そうなのだろうか?。

いずれにしても、「バナナ」と「リンゴ」は年間商材。

 このベーシックな2品の品揃、味、鮮度、価格を追及していけば、
 お客様の信頼を勝ち得ることは、永久の原理原則のようだ。


 

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2009年6月16日 (火)

本部の立場・お店の立場

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、販売会議の後に、飲み会があった。

 店長3名、本部スタッフ2名。

 いろいろな話題が出た。
 店長からみた、本部商品部の姿。
 本部商品部からみた、店舗、店長の姿。

  気になるのは、後者だ。
  店長からみた、本部の姿は、自分の見えたとおりの姿だ。

 しかし、本部商品部からみた、店長の姿とは、どんなものなのだろう?。
 
  そこが疑問だ。

 そして、それは、彼らにとって思わしくない姿だった。
 やたら愛想が良く、出来ていない部分を指摘すると、
 「いつも言っているんだけどねぇ~。」 で終了すると言う。

  言っただけでやられていないと言う事は、取り組んでいないのと同じ。

 彼らから言わせると、そのような事だ。
 それは、私も同感だ。

  しかし、部下と毎日顔を突き合わせている店長が変えられないのなら、、
  商品部が変えられる訳がないだろう、と言う事だ。

 その事に関しても、同感だ。

 そして、店長としての立場で言わせてもらえば、
 店長として、何を優先課題ととらえているかで、大きく変わってくると言う事だ。

  生鮮出身の私は、常に優先事項が「生鮮」だ。
  売場に行くのも、商品を見るのも、担当者と口を利くのも、全て生鮮優先。

 だから、生鮮の課題への取り組みは早いし、商品部への対応も早い。
 しかし、グロサリーに関しては、常に優先順位が遅れる。

  それは、興味が薄いと言う事かも知れない。
  または、優先課題としてとらえていない、と言う事かも知れない。
  本当に重要だと考えれば、生鮮以上に素早く取り組んでいるのだろう。
  過去には、そんな場合もあったが、最近は、どうしても生鮮中心だ。

  そして、問題解決も遅れる、と言う事なのだろう。

 要は、店長が興味を持つか持たないか、で現場浸透力が変化すると言う事。
 逆に言うと、優先順位をつけたら、確実に取組効果を発揮させることが、
 店長としての命題だ、と言う事だ。

  店長が取り組んでも、効果が発揮されない。
  こうなったら、店長としての存在意義が無い、と言う事だ。

 店長として、課題の部分を、強く心に想う。
 そして、その課題に、フォーカスして、グゥ~ット、入り込む。
 入り込んだら、解決し数値改善するまで、しつこく取り組む。
 そして、必ず、数値を変えること。

  店長に課される命題は、単純明快だ。
  結果として、数値が変わること。変えられること。

 浅く広く、目を光らせながら、
 入り込んだら、確実に数値効果をひねり出し、課題を解決する事。

 これが出来なければ、誰もリーダーとして認めてくれない。
 そして、それが出来なくなったら、自ら降りる覚悟を持つ、と言う事だ。

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2009年6月15日 (月)

二年目の責任感

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


社員とパートの適正人員とバランス。
 
 目指す売場があって、それを実現するための人材。
 そして、コストをかけて目指す売場を実現させ、お客様満足としての売上を得る。

  そこに、各企業の戦略があり、我が企業の存在価値が問われる。

 それを、現場の切り口からみと、どうなるか。

 社員が多ければ多いほど、社員の立場としては楽だし、安心する。
 コスト面からみれば、人件費がかさみ、パート化へ進む。

  問題は、売場レベルを落とさず、パート化できるかどうかだ。

 しかし目線を切り替え、「従業員の成長」という切り口からみるとどうなるだろうか。

  社員が多ければ多いほど、先輩社員に遠慮し、若手社員はいつまでも、
  下済みの仕事が多くなる。
  パートも、社員の多さに頼り、指示を待ち与えられた仕事のみに従事する。

 結局、幹部社員のみが活躍し、その他諸々の思考力は成長しない。
 企業の成長、組織の成長、店舗の成長とは、個々の思考力が成長すること。
 その切り口からみた場合、人材不足を社員で補う事は、成長を阻止することだ。

 うちのお店の場合にも、若手(2年~3年)社員が多く配属されている。
 そして、社員数が少ない部門の若手ほど、自立心が旺盛になり、
 店長、副店長と対等の立場で、売場の問題や課題に取り組んでいる。

 逆に社員数が多ければ、先輩社員に頼ってしまい、オペレーターに徹してしまう。
 そして、自ら考えて自ら行動するという思考力が、なかなか醸成されてこない。

  だから私は、朝の立ち上げを若手だけで推し進めようと試みる。

 最近、ある部門で2年目、3年目社員一人で、その他はパートさんで立ち上げ
 るトライをしている。

 そんなとき、その社員が考えること。

  自分一人で立ち上がるのか?。
  何時に出社すれば、立ち上がるのか?。
  その場合のパートさんの役割はどの組み合わせがベストか?。
  ダンドリ、優先順位、特売、販売レイアウト、等々、考えることは多い。

 そんな時の若手社員の出社時間は早く、パートの作業スピードは速く、
 結果として、普段以上の立ち上がりとなる。

  そうやって、企業、組織、店舗は成長していくのだと思う。

 先輩社員が全てお膳立てして、若手をフォローする事が、良いことなのか?。
 現在は、我々が入社当時と比較すると、格段に守られているようだ。
 失敗させない “レール” を完全に敷いてから、渡らせようとする。
 それは、それで大切な危機管理なのだろうが、
 将来的に失うことも、多いように思うのだ。

  「若手が失敗する機会」を失うこと。

 そして、そんな環境を与えられた若手社員は、
 ノーガードな身の回りの環境をとらえ、
 自ら、どうガードし、ひとつひとつ、どう積み上げていくか。

  大切な 「思考力」 の蓄積が始まろうとしている。

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2009年6月14日 (日)

ガイアの夜明けから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、「カンブリア宮殿」を留守録したら「家庭教師のトライ」の森山専務が出演し
ていた。

 あの、顔に落書きが増えていくCMで有名な人物だ。
 ちょっと興味もあったので、そのまま録画。

 一流大学(東大、京大等)の学生が、家庭教師の登録を希望するシーンが
 映し出されいてた。

 耳にピアスの東大生などが、このネームバリューでアルバイトが出来る仕事
 として、家庭教師を志望して来ていたが、学力テストや適正テスト等を経て、
 ようやく、家庭教師の登録ができる仕組みなどは、本当であればなるほどと
 思ってしまう。

 私などは、この業界で仕事をしていると、出身学校や肩書きなどは、何の役
 にも立たないものだと決めてけてしまっているところがある。
 入社してから、どれだけ商売としてのセンスを身につけるか、そして努力して
 いけるか、その事のほうが、よほど大切な要因だと思っている。

  しかし、自分の子供だけは、いい学校を出させてやりたい。

 そんな人間の欲が、家庭教師の業界を支えているのだろう。
 そして私も、その一人として、どうしたら子供の学力が向上するのか?
 その事に関しては、非常に興味があって、見ていた。

 そしてその中で、非常に大切な事を語っていた。

  「親は、子供に仕事に話をして聞かせること。」
  「その事により、子供は親の苦労や努力を理解し、自分も親のように
  がんばることや努力する事を実践していく。それが勉強なのだ。」

   “なるほど”

  思えば、仕事の話など、子供はおろか女房にも、あまり話さない。
  それは、家庭に持ち込むべきことでは無い、と決めつけていた。

  それが、同じ屋根の下で暮らす同居人としての存在だけなのか、
  それとも、仕事を通じて努力という姿勢を、具現化している存在なのかの
  分岐点なのだろう。

   家で、子供に、仕事の話をして聞かせる。
   それを通して、仕事観、人生観を子供に聞かせる。
   結果として、その事が、子供の将来観を養い、
   自分を大切にし、夢と希望を培い、
   その為に努力する存在になっていく。

  そうであるならば、家の中かで、大いに仕事の話、商売の話、
  店長としての自分の役割の話をしていこう。

   そんな風に思う、この番組だった。

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2009年6月13日 (土)

“味覚”について

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いつの頃からだろうか、自分の「舌」に自信を持つようになったのは?。

 結婚して、数年経過してからなのは間違いない。

  自分が持っていた、従来からの味覚。
  女房が作る料理からの、新たな味覚。
  赴任地で味わう、新たな感動の味覚。

 いろいろな、小さな感動がどんどん自分の「舌」を強化していった。

  思えば、小さい頃(高校までの頃)は、自分の舌が他により優れているとは
  思ったことも無かった。

  いろいろな食材の美味しさに触れたのは、大学に入って、酒を飲むように
  なってからだった。

   今まで食えなかった「肴」が、酒とともに美味しく感じてからだ。

  さらに、結婚してからは、違う家庭の「味覚」にも触れ、本格的に自分の舌が
  鍛えられていくのが分かった。

   辛さ、苦さ、渋さ、臭さなどの味覚を覚え、バラェティーさが増したように思う。

  また、この頃から、砂糖を使わない味付けも覚え、薄味志向になっていった。
  更に、女房と食べ歩きながら、素材の深みがわかるようになっていった。

  そして、赴任地での食材の違いにも触れるようになった。

   よく、地域性と言う言葉を使い、地域の暮らし、地域の人柄、地域の食事
   の違いがはっきり出てくるものだが、その違いの根本的な要因は、気候
   にあることが、わかってきたのだ。

  気候の違いが、体に与える影響は大きく、それにより、体が欲する食材も
  異なる。

  さらに、その地域で収穫される食材も異なり、その食材を利用して、地域の
  気候に合ったメニューで、欲する食事が賄われるのである。

  だから、そこで収穫されたもので作られたメニューと言うものは、
  その時期のその地域で食するから、本当に体が要求する食事と
  マッチし、その食材が一番美味しく感じられるのだろう。

   そういう意味で、山形での暮らしの時代に覚えた食材は美味しかった。

  あの、じとじとした梅雨時の蒸し暑さの中だからこそ、果実の美味しさや、
  山形のだしの美味しさ、更には、9月の残暑に食する山形の芋煮など、
  が際立つのであろう。

  山形で過ごした時期での気候と食材は、本当にこの時期に体に栄養と
  活力を与えてくれる、工夫された食材が多く、地域と気候と食事の関係
  がよく分かった時代だった。

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2009年6月12日 (金)

賭け事

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いわゆる、「飲む」「打つ」「買う」は、男の甲斐性などと言ったものだが、
もう、半世紀も前の「ことわざ」のようなものになってしまった。

 私は、酒は、飲む。
 家では、あまり飲まないが、他人とは良く飲む。

  いわゆる「酒」自体が好きなわけではない。
  だから、美味しい酒の肴にもこだわる。
  しかし、アルコールにはこだわらない。
  いわゆる、酔えればいいのだ。
  他人と飲んで、仕事について語り合い、くだを巻く。
  そして、ストレスを発散する。

 だから、ついつい、酒は過ぎてしまう。
 翌日に、後悔することも、かなり多い。
 そして、もう二度と、と思いながら、またやってしまう。
 楽しい酒飲みだと、更にいってしまう。
 そして翌日、また後悔する。

 しかし、「賭け事」はやらない。

なぜか?。

 勝てないから。
 私は、いわゆる「運」は無い方だ。

 金に絡んだ「賭け事」には、からっきし弱い。
 金が絡むと、急に運の無さが露骨に出てしまう。
 欲をギラギラさせて臨めば臨むほど、運が逃げていくような気がする。
 そして、なぜか、思考力が停止してしまうのだ。

 金が絡まない賭け事(仕事での勝負事など)だと、頭がさえて、いろいろな
 アイデアが次から次と湧き出てくるのだが、いったん金が絡むと、思考力が
 停止してしまうのだ。

 思考力が停止してしまうと、アイデアは当然浮かばなくなり、あせりだけが前面
 に出てくる。

 そして、せっぱつまった思考力で、思考の広がりや、深みもなく決断してしまう。
 そのおかげで、今までどれだけ運から見放されたか。

  最近は、ギャンブルによっての金の増殖は一切考えない。
  それは、株等の証券類でも同様のこと。

  だから、金を稼ぐとは、裸一貫わが身で稼ぎ出すことにしている。
  そして、その為の投資をして、自らを磨いていきたいと思うようになった。

 そのような経験を積み重ねてきたおかげで、金が絡んだ「賭け事」になると、
 一切入り込まないことにしている。

 割り切ってしまったのだろう。
 「私は、賭け事をすべき人間では無い。」という割り切りだ。
 だから、負けた事が無い。それは、当然と言えば当然だが。

 そして、最後の「買う」に関しては、この場では控えたい。

 
 

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2009年6月11日 (木)

オールスターで臨む

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の土曜日に「ある、チーフの退職」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-6509.htmlを記した。
本日は、その続編。

 ある特別な日。
 月に一度の量販日。

 彼が私のお店に就任早々、その日の売上レコードをあっさり更新した。
 ちょうど一年前の事だ。
 それ以来、そのレコードは更新されていない。

 そして、一年を経過した今回が、彼にとって最後の特別な日。

 彼は、休暇を一週間も短縮し、お店と自分へのけじめをつけ、後を引き継ぐ
 後任チーフへの責任を果たすべく、この日まで仕事をしてもらっていた。

 私への義理、このお店への義理、そして次期チーフへの義理を果たした彼へ、
 私は、その日の売上レコードの更新が、彼への最後のプレゼントと考えた。

 このお店の青果チーフは、毎年入れ替わっている。
 私は、副店長に昇格している2名に声を掛け、その日の援助を依頼した。
 更に、トレーナーに声を掛け、レコード更新の計画を伝えた。

  私は、レコード更新を上回るとてつもない売上目標を掲げ、彼らを呼んだ。

 そして、その他もろもろも駆けつけ、当日は、なんと歴代チーフ5名と、彼の部下
 だった人間達も駆けつけ、まさに青果のオールスター勢ぞろいの様相となった。

  私は、いいチャンスだと、思った。
  今、私のお店を支える各チーフも集合させ、集合写真を残そう。

 マイク放送で緊急招集をかけ、彼の最後の仕事、そして記念撮影を話した。
 話しながら、私は思わず目頭が熱くなってきた。
 久しぶりに、人前で泣いてしまった。
 それほど、彼の今回の対応には感謝している。

 そして、入口正面から青果の見事な売場をバックに写真を撮った。

  「店長も入ってください。」
   「いや、この写真を撮ったのが “店長” として記憶しておけ。」
   「一枚しか撮らねぇ~ぞぉ~。良い顔しろよぉ~、ハイちぃ~ず。」

   “パシャッ”

  この写真は、当日早々に現像し、当事者全員に手渡した。

 さすがに、青果売場は歴代チーフが携わっただけあって素晴らしかった。
 素晴らしいというより、売れる売場、レコード樹立の売場が完成しつつあった。
 
  しかし、レコード樹立は並大抵のことではない。
  臨機応変に、常に売場を変化させながら、穴の無い売場を維持する事だ。
  そして、それも踏まえて、オールスター軍団は詰めてくれた。

   「さすがだ。」

  素直に、そう思った。
  
 そして、途中経過でも青果だけが突出していた。
 圧倒的に昨年を上回る数値で12時、14時、16時を駆け抜けた。
 「梅」「メロン」「トマト」「スイカ」、そして、定番突き出しの野菜類など。

  計画通りの商品動向。トマトの箱売りなど、まさに飛ぶような動きだった。

 こんな機会でもなければ、これだけのメンバーで売場を作ることもないだろう。
 そして、今回も大切な事を、多くのメンバーが学んだ。

  “強い意志を持って臨めば、叶わぬ事など、何も無い” と言う事。

 さすがに、私が打ち立てたとてつもない目標には届かなかったが、
 青果のレコードは更新できた。その数値も、もう二度と更新できないのでは?
 とも思える数値なのだが。

  彼は、帰り際に私に挨拶に来た。

   「店長、最後に粋な計らい、ありがとうございました。」

  そう言った、彼の眼は、真っ赤だった。

 そして、その彼の姿もまた、霞んでいった。

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2009年6月10日 (水)

クレームの電話の奥

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、一本のクレームの電話があった。

 挽肉の量目が、表示数量よりも100g程度少ない、と言う。
 そして、そんな商売をしているのか、とも言われた。
 これから、料理教室を開くにあたって、この量目では使えないと。

  かなりきつい、インパクトのあるクレームの電話だった。

 私は、即座に答えた。

  「すぐに、ほしい量目の挽肉をお持ちします。申し訳ありませんでした。」と。

 当店に買い物に来られるお客様のほとんどは、料理目的だ。
 そして、商品の不都合とは、ほとんどの場合、料理に使用する直前か、
 食事中に発生する。

 そして、どちらの場合も、その商品だけも問題ではなくなってしまう、と言う事。
 それ以外にも食材を用意し、クレーム品とともに料理は完成するもの。

  クレーム品一品のおかげで、全ての食材が無駄になる、と言う事なのだ。

 だから、たいていの場合、私はすぐに代替えの商品をお持ちすることとしている。
 そのほうが、クレームを出されたお客様からは、喜ばれる。

今回のクレームも、これから使うのに、どうしてくれるの?、という内容だった。

 代替えの挽肉と電話代を持参し、そのお客様のお宅へ伺った。
 かなりきつい対応を予想して、伺った。

  先方のお客様は、本当に丁寧に、お辞儀をして迎えてくださった。

 まず、値付けされたシールと商品の量目を見せられ、一見して当方のミスと
 わかる量目だった。

 素直に謝罪し、代替えにて対応して頂けないかと伝え、電話代も添えて
 お渡しした。

 先方のお客様は、朝の忙しい時間帯に出向いていただき恐縮されていた。
 結局、先方のお客様が望んでいたことが実現されたことへの満足があったの
 だと思う。
 
  すぐに、代替えが用意された。

 それは、料理教室を直後に控えたお客様の、最優先する事項だった。

 電話では、当方の経営管理にまで、強い不信感を抱いておられたが、
 その事に関しては、いっさい口にしなかった。

  クレームを出されたお客様の自宅に伺ってクレーム対応する場合、
  ほとんどの場合は、それ以上こじれることはない。

  すぐに訪問し、代替えや代金で納得していただける。
  そこでこじれる、と言う事は、よほど先方に、悪意があるか、こちらの対応が
  常識はずれに悪かったか、のどちらかだ。

 当然、クレームを出した部門へは、原因とその後の注意をさせたが、
 このようなクレームが起きてしまったことは、取り戻せない。

  あとは、そのクレームを最大限に利用して、当店のファンになっていただけ
  ように、転んでもタダでは起き上がらない「したたかさ」を身につけることだ。

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2009年6月 9日 (火)

発注という「意志」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログ「原理原則と意志」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-c68f.htmlを記した。

 「意志」の大きさで、結果が変わる、そんな記事だった。

 我々の普段の仕事で、どんな場面で「意志」が入るのか?。

  発注だ。

 発注以前に、発注数量を決定する為の、販売計画が存在する。

 図面に落とし込んだ販売計画もあり、定番発注はかってのデータでの数量
 計画の決定にもなろう。

  いくつ“売る”という、計画。

 この計画こそが、発注数量を決定するものであり、
 この決定に、「意志」が大きく左右してくるものだ。

  そして、「意志」を持って臨んだ人間にだけ、
  「悔しさ」を背負える。

 それは、以前のブログ「悔しさを背負う人」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-5cfa.htmlにも記した。

  だから、私は、出来るだけ多くの人に、「意志」を入れた発注に
  携わってもらいたいと考えている。

  意志をもった人間が増えれば増えるほど、意志の入った売場が数が
  増えるからだ。

  意志の入った売場が増えれば、それだけお客様に意志が伝わるもの。
  だから、店長の仕事として、意志の入った売場を増やしていくことも
  大切な店長力と言える。

 更に言うならば、その意思とは、社員だろうがパートさんだろうがアルバイト
 だろうが関係は無い。

  意志が “強い” か “弱い” かだけだ。

 社員の“弱い”意志ならば、パートさんの“強い”意志を優先するし、
 当然、どのような結果につながるものだ。

  強い意志が、強い行動力につながり、お客様に伝わり、結果に反映する。

 それが、商売の原理原則であり、店長力の一つでもある。
 
  如何に、一人一人に「強い意志」を醸成させるか?。
  その総和が、瞬間瞬間の店舗運営と、展開力に直結し、毎日の変化に
  つながり、お客様支持につながるのだ。

 
  

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2009年6月 8日 (月)

経営理念とは?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々の仕事とは?。

 スーパーの仕事。
 日常的には、商品を販売し、営業予算を創出する。

  しかし、それはあくまでも、「目標」なのだ。
  さらに、その上の段階に、「目的」が存在する。

 「目標」 と 「目的」

  日々の仕事での目標 ~ 営業予算を達成すること。
  仕事の根本的な目的 ~ 経営理念に基づく営業活動。

 日々の売上達成への意欲と行動とは、我々の仕事の「目標」なのだ。
 その目標は、毎年、毎月、毎日変化し、目的到達へ向けての指標となる。

 「目的」とは、何のために、我々小売業が店舗を構え、商売するかと言う事。

  「経営理念」の為だ。

 経営理念とは、我々スーパーマーケットの“存在価値”の事だ。“志”とも言える。
 商品の販売は、その存在価値を発揮するための、一手段なのである。

  だから、商品を売れば、良い、という問題ではない。
  その結果として、お客様がどれだけ満足して、我々の存在を認めてくれるか。

 企業によって、スーパーによって、「経営理念」は異なるが、結局のところ、
 店舗での商品購入と商品消費によって、暮らしを応援できたか、と言う事だ。

 お客様の、そんな満足が無い限り、未来永劫その企業は存続できない。
 途中の「目標」である売上がいくら達成できても、いずれ衰退していく。

なぜか?。

 お客様にも、従業員にも、「理念」「志」がなければ、続かない、と言う事だ。

  そして、それが、人間なんだ、と言う事だ。

 人は、目標に向かって努力するものだが、
 その根本に存在するのが、人の為に役に立っているか?という問いである。

  それが、古来から人間が成長、繁栄してきた、心のよりどころとなっている。
 
 経営理念を理解する。

  そして、本当に理解出来たなら、日々の売上や月間の粗利達成などは
  通過点なのだ、と言う事だ。

  大きな目的である「経営理念」という、高い頂を登り続ける過程での
  途中途中の通過点なのだ、と言う事だ。

  そして、通過点を通るごとに、目標達成の反省と同時に、
  もう一度、目的の確認をし、
   “なぜ、あの山を登るのか?”
  を自問自答することだ。

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2009年6月 7日 (日)

宮崎産マンゴー試食会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるチーフが近づいてきて、私に言った。

 「店長、宮崎マンゴーを試食しますか?。」
 なにやら、ニヤニヤしながら言ってきた。
 
  悪い予感は、していた。

 彼についていくと、予感は的中した。

  腐りかけの、宮崎マンゴー。
  かなり、しわしわになり、皮もブヨブヨしていた。

 「これは、まずいだろう。」

 一個3000円で、ちょっと小奇麗に飾った売場に、5~6個ほど陳列されていた
 のは見ていたが、いよいよこんな状態になってしまったか。

  それも、ごみ袋に入りかけた「宮崎マンゴー」を、一つ手に取り、
  それを、今確認しているのである。

 捨てようかと思ったのですが、食えないことはないので、お呼びしました。

  “俺は、毒見役か?。”

 それは、良いとして、ブヨブヨの宮崎マンゴーの皮を、手で剥き、ブヨブヨの
 身を露わにし、一口食べてみた。

  “ウマい!。こんなうまいの、食べたことが無い!”

 それほど、美味しかった。

  腐りかけの果物ほど、美味しい。

 とは、良く言ったものだ。
 濃厚な、果汁100%の「マンゴージュース」を飲んでいるような美味しさだ。

 そして、そこに数人集まり、マンゴーの試食会が始まった。
 ここまで熟した「マンゴー」でも、美味しさは更に濃厚になってくるものなんだ。
 ここまで熟した「マンゴー」だと、手で皮がむけるものなんだ。

  美味しいものは、どこまでいっても、美味しいままなんだ。

 そんな考えが定着した、ある日の夜だった。

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2009年6月 6日 (土)

ある、チーフの退職

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本日をもって、あるチーフが退職をする。

 理由は転職の為。同じ業界への転職だ。
 隣の芝生は奇麗に見える。

  いろいろな理由が積み重なっているが、一言で言へば、そういうことなのだろう。

 彼から相談を受け、退職の意向を耳にした時に、初めに問うたのは、
  
  次の仕事は決まっているのか?。
  そして、いつから行くのか?。

 その二つが決まっていたら、決定的に手遅れだ。
 説得の余地は無い。

  逆に言うと、そこまで追い込まれた人間を店長として見えなかった不甲斐なさ
  が悔やまれるところだ。

 そして、私にやれることは、彼の去り際を最高に演出してやること。

  私は、彼に言った。
  「この日までは、このお店でやっていってくれ。この日の重要さはお前もわかるだ
  ろう?。この日までやって、お店への義理を果たした、という評判は大切だ。」

 わたしは、彼にそれを強要するつもりは、さらさら無い。
 
  大切なのは、彼のけじめのつけ方だ。

 転職の経験を先に知る私は、彼に言った。

  「転職後は、今までの既成事実としてのお前の評価は何もなくなる。お前の良
  さ、弱さ、強さ、力量などすべてが吹っ飛ぶんだ。そして何が残るか?。それは
  、お前の去り際の “筋の通し方” だけだ。」

  その企業で、最後の最後まで “筋を通した” 姿勢だけが、相手企業へも
  伝わり、その事をもって、受入企業に対しても “筋を通して” くれるに違いな
  い、との評価だけが、彼の財産になっていく。

 彼は、一晩考えて、私に、その事を承諾してくれた。

  通常なら、普通ならばだ、退職を決意し、次期チーフが赴任後は、有給を
  利用して、そそくさと退職するものだ。

  彼は、私の話に耳を傾けてくれた。

  その決意は、彼を成長させることだろう。
  少なくとも、私は、今後の彼を認め、長い付き合いをしていくことだろう。  
  そして、相手企業も、その事を知り、彼の評価を高めるだろう。

  そして、その事を決意した瞬間から、彼のこの企業での最も成長する瞬間
  が訪れる筈だ。

  それは、以前のブログ「心のあるべき姿」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_298f.html でも記した。

   自分を守る、と言う事の無意味さを知るのである。
   そして、部下を守る、相手を守る事。
   それが、上司として一番大切な心構えだ、と言う事を知るのである。

   そして、今の自分が、部下に残せるものは何か?。
   それを、守るべき部下に、必死に伝えていく。
   それが、今の自分の役割なのだと、腹をくくること。

  それが、マネジメントの本質なのだ。
  そして、それを知ることが、マネジメント層の最大の課題なのだ。
  それは、そう滅多なことでは習得出来ない。

  彼にとって、退職する直前までが、その最大のチャンスだ。

 ある日の夕方、彼と話す機会があった。

  そして、彼は言った。

  「今が、一番充実しています。」 と。

 彼は、大きな成長を経て、次期企業へ羽ばたくことだろう。



  

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2009年6月 5日 (金)

ある、新入社員の問いかけ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日、新入社員の配属に関して記した。

 そして、今日はその続編。

 配属される部門は、“仮の姿”。
 その部門を通して、商売を学び、マネジメントを学ぶ。
 そして、いよいよ一店舗の経営に携わる。

  だから私は、部門を問わず、「踏み込み」が大切だ、と考える。

 しかし、・ ・ ・ 。

  新入社員にとっては、それが全てなのだろう。

 先日、ひとりの新入社員からの問いかけがあった。
 内容は、現在部門研修の途中だが、その中からどうしても、この部門に
 配属されたい、という部門が出来てきた。そこで、いてもたってもいられず、
 その部門に配属されるために、どんな手段を使えば確率が高まるか。

 そんな質問だった。
 正規のルールに従ったやり方で、自分の夢を叶える。
 それはそれで、歓迎すべき個人の取り組み方だ。

 その時私は、昨年の新入社員の事を思い出した。
 昨年のブログ「新入社員の配属」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_7c10.htmlを記した。

  「夢は必ず叶う」

 私の持論だ。
 そして、その第一歩が、自ら選択した部門への配属。
 
  その為には、どんな行動を起こすか?。

 私は、彼(彼女)に言った。
  「これは、皆さんが社会人として初めて遭遇するチャンスだ。チャンスを
  モノにするのか、見逃すのか。最大の分かれ道だ。こんな時にどう行動
  するのかが、皆さんの成功体験の積み重ねとなって、引き出しが増える。」

  「今回の配属の希望用紙は後日配布される。第三希望まで記する欄がある
  が、第一希望に対する皆さんの想いが強ければ、とうていその3行では収まら
  ないだろう。だったら、便箋一枚に、その事を記して、その部門に配属される
  ことによって、この企業がどれだけ利益を得るのかを期してみよ。その想い
  は必ず叶えられるものだ。」

 その新入社員は、目を爛々と輝かせて、
  「ハイ、わかりました。」
 と、言った。

 私は、更に付け加えた。
  「それでも、叶わぬ夢もある。いろいろな事情で、社内的にもそれ以外の
  部門の人材を厚くしたい、と考える場合もある。しかし、夢叶わず、違う部門
  に配属になっても、そこはあくまでも仮の姿だ。どの部門を通してでも商売は
  学べる。その時は快く配属部門を引き受けろ。」

 そして、その場の近くに、2年前に入社し、現在チーフとして活躍している一人
 の社員がいた。

 わたしは、彼(彼女)を捕まえていった。
  「おいっ、○○君。君は当初青果部門が希望だったよな。第一希望が叶わず
  グロサリーに配属されたが、その後どうだった?。」

 彼(彼女)は、私の予測通りの答えを返してきた。
  「グロサリーに配属されて正解でした。会社が必要としている部門への配属
  ですから、その事は私にも理解できたし、そういう考えでその部門で取り組め
  は、どの部門で成功すると思います。」

 100点満点の回答だった。
  そう、言い切れるというところに、彼(彼女)の成長があるのだ。

 それを聞いた新入社員には、それは保険に引っかかった場合の安心でしか
 無いのだろうが、それもまた真実なのである。

 そんなこんなで、たかが新入社員の配属と考えがちだが、
 現場の新入社員にとってみれば、やはり一生を左右する問題。

 だからこそ、その夢を叶えさせるべく、配属部門の考え方を示す事の大切さ
 を理解して対話しないと、将来を背負う人材が流出してしまうと言う事だ。




  

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2009年6月 4日 (木)

新入社員の配属に関して

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新入社員の配属。

 我々も遠い昔の記憶に、部門の配属に胸時めかせた時代があった。
 そして、「死の宣告」のような配属部門の指示を受け、何かを諦めた。

  なんとなく、「楽そうだなぁ~。」と思っていた部門。
  「この部門だったら、比較的スーパーの中でも汚れずにすむかなぁー。」
  そんな淡い期待を持っていたのが、鮮魚の命を受け、奈落の底に。

 そんな、遠い昔の記憶が甦るこの時期である。
 その時代に、新入社員の配属希望を聞く、という文化は無かった。
 入社式と同時に、配属を命じられ、翌日から店赴任だった。
 そして、エンジン全開で企業人としての歯車に噛み合っていった。

  それが、良かったのか、悪かったのか?。
  それは、わからない。

 現在では、新入社員に一定のローテーションで部門研修を経させ、
 ほぼ全部門を研修させた段階で、配属の希望を聞く。

 そして、その研修期間から部門情報を得、部門の雰囲気を感じ、
 将来、自分が身を置く部門を思い描き、配属希望を出す。

  そこには、いい意味での、勤続意欲も生まれるが、
  悪い意味での、“邪念” も生まれる。

 私が、上記に記した、「楽そうだなぁー。」「汚れずにすむなぁ~。」
 要は、どこが一番楽な部門か?、と言う事だ。

  楽して得られる「報酬」など、無い。
  すべては、辛い毎日の連続から、「将来に役立つ報酬」が得られるのだ。

 そしてそれは、部門に関係なく、“踏み込めば踏み込むほど” 辛い道となり、
 “踏み込めば踏み込むほど”、大きな「報酬」となり、評価を高める。

  すべては、辛い道を選択し、自ら踏み込んだ「結果」なのだ。

 そこには、部門は関係無い。
 どの部門だろうが、踏み込んだ結果は報酬となって自らの身に降りかかる。

 結果として、自分の出身部門とは、“仮の姿” なのだ。
 その“場”を借りて、商売とマネジメントを習得し、店舗運営としての経営を学ぶ。
 
  だから、部門はいずれ卒業するものだ。

 卒業するために、部門に配属されるのではない。
 商売という道を追及するために、部門を借りて、踏み込むことを学ぶのだ。
 踏み込んでいった結果が、報酬となり商売の本質を理解し、
 その結果が、自分を商売人として認めてくれるという周囲の「評価」につながる。

  その事を理解できれば、どの部門に進んでも、正解であり、
  その事が理解できなければ、どの部門に進んでも、使い物にならない。

 まして、その仮の姿を、自らに選択させてもらうわけだから、
 心して選択し、心して、その部門を極める「覚悟」を持つ、と言う事だ。

 そんなことを考えていたら、ある新入社員から、問いかけがあった。
 それは、また明日。



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2009年6月 3日 (水)

接客評価の認定から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前のブログ「朝礼での接客評価」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-1e0b.htmlを記した。

 全体朝礼という開店前の貴重な、本当に貴重な時間を奪ってでも開催し、
 それ以上の効果を発揮させるには?。

  だから、店長もその事に対しては真剣に考えなければならない。

 かってブログでも記したように、全体朝礼の場で、パートさんの接客認定を
 実施している。

 現在、全体の三分の一のパートさんが認定合格をたったところだろうか。
 少しずつ、全体の盛り上がりがついてきたろうか。

  特に、不合格が出た部門のチーフの関わりが出てきている。

 まだまだ、不合格の烙印を押されたパートさんは少ない。
 全体朝礼の場で、皆を相手に先導でリードし、接客訓練を実施し、
 その結果として、自分の評価を受ける。

  “絶対に、不合格にはなれない”

 そんな中での先導役の後の、合格の証のシールを配布するとき、
 全員が全員とも、シールをもらう手が“震えている”。
 
  “そんな重いプレッシャーを受けながら認定を受けている”
  そう思うと、ひとりひとりのパートさんが、いとおしく思えてくる。
  “よくやった!” と抱きしめてやりたくなる(セクハラではない)。

 そんなプレッシャーのかかる中での、先導役である。
 そこでの“不合格”の烙印のダメージは、更に大きい。

  だから、本気で合格しようとする。
  だから、不合格者には関わろうとする。

 先日、不合格を宣告したパートさんに、部門チーフが駆け寄っていった。
 優しく声をかけ、次への期待を込めて、一緒に部門に戻った光景があった。
 これから、どんどん、そんな光景が目に付くはずだ。
 
  後半になればなるほど、新人パートさんが登場してくる。
  そうなれば、不合格になる確率が高くなってくる。

 そしてそんな場面から、この接客認定が
 個人の領域から、組織の領域へ意識が拡大していく。

  当初、広き門だった「認定」が、
  徐々に狭き門になっていく。

 そして、不合格者が半数以下になっていった時、
 不合格者をなんとか合格させようと、部門、店舗の協力体制が出来上がる。

  不合格者に関わろうとする、「態度」が出来上がる。

 売上に直接関係のないことだが、それは、それ以前の問題だ。

  全員で、部門の課題を改善していこうとする「態度」に変わりはない。
  一人では出来ないことでも、力を合わせれば、実現出来ない事はない。

 それが、組織力だ。
 それが、店舗力だ。
 そして、それが、人間力だ。

 なんとか、そんな組織のダイナミズムを発揮させたいと思う。

PS
 水戸市街地MRの写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/mitosigaiti/

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2009年6月 2日 (火)

インフル対策

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、競合店Y社の店長から携帯に電話があった。

 「てっちゃんに聞きたいことがあるんです。インフルエンザ対策やってますか?。」

  「別にぃ~。競合店の状況を調べろ、とは言われているけど。」

 その競合店でも、周りの競合店のインフル対策の調査を、各店店長に要請
 していたらしい。

 更に翌日、別の競合店のT社の店長からも電話があった。

 「てっちゃんのところでは、インフル対策はどんなことをやっているんですか?。」

  Y社の店長と全く同じ質問だった。

 “周りの競合店は、どんな手を打っているのか?”
 やはり、企業としては、初めての体験であり、横並びの対応をせざるを得ない。

 メキシコから始まった新型インフルエンザ。
 結局は日本にも飛び火し、神戸から広がった。

 関東、東北では他人事のメディアの話題だったが、東京での発症者から
 急速に我が事の問題になり、店内での感染対策を講じるまでに拡大。

 Y社の店長が言っていた。
 「店内でのお客様と従業員間の感染というよりも、万が一、店内の従業員に
  感染者が出た場合の、企業としてのイメージダウンと営業問題が最大の
  話題。」
 「そして、企業として、これだけの話題の中での、感染防止に協力していくという
  企業姿勢の表明。」

 しかし、どこまで積極的に一歩踏み出すべきなのか、という問題。
 先頭を切って突っ走っていたはずが、進行方向が逆になり、
 いつの間にか、最下位に転落してしまっった。

 そんな話にならない為に、メディアに関心を示しつつも、競合他社の動向や
 世情を反映させたマニュアル作り。

  前例の無い“壁”に対しての危機管理とはいかに難しいか。

 しかし、これとて周辺のお客様には、「お店の評価」として映るのだろう。
 この領域の問題になると、小売業という企業の使命、スーパーマーケット
 という業態の存在価値の領域だ。

 そして、店長とは、まずもってそのことに対して如何に敏感にアンテナを張って
 いなければならないか。考えさせられる問題だった。

PS
 水戸市街地MRの写真を載せました。どうぞ。
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2009年6月 1日 (月)

水戸市街地MR

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先週に引き続き、水戸MR。

 水戸の市街地の県庁通りに点在する新規出店と従来店舗の激戦も
 面白い。

 従来から存在する地元「K社」と、一昨年出店の「Y社」。
 さらに、今年オープンした「M社」の戦いは見ものだ。
 特に「Y社」と「M社」は、いわき市で戦っており、いわき本社の「M社」が
 地元の利を生かして好調に戦いを進めており、水戸での戦いが楽しみだ。

初めに「K社」。

 地元の老舗でもあり、赤塚に代表される店舗での戦いは見事である。
 そしてこちらは、普段に絞った品揃えと規模で出店する店舗。

 価格宣言によって、水曜日の目玉のたまごの集客により、午後のピーク前
 の時間帯での集客力は高かったが、後述する「M社」の店休に対する
 貪欲な販売意欲は無かった。

 和デイリーの品切れも多く、競合が店休する絶好のタイミングに対する
 商売魂は見られなかった。

 わたしなら、ここぞとばかりに集客を図り、一度奪ったお客様は二度と離さない
 という意欲をもって臨むところなのに。

次に、「Y社」。

 一昨年オープン。
 立地の悪さもあって、苦戦しているようだ。
 どんなお店でも、グロサリーの売場維持と安定、そして、エンド展開の提案は
 抜群であり、店舗レベルの差が少ないのが強みだ。

 しかし、どうしても生鮮のレベルの差が出てしまう。
 特に、鮮魚は店舗レベルで差が大きく出るのが、Y社の弱点になりつつある。
 
 口述の「M社」の強みは青果と鮮魚。鮮度、価格とも強い競合に勝つと言う事
 は、容易なことではないが、競合休日での押しが少なかった。

 ただし、価格面では、他のY社と比較しても戦う姿勢を持っており、
 「M社」を意識した店舗運営をしているようだ。

 しかし、やるなら徹底する事だ。
 この程度では、隣に出店して、商業集積の道具として使われるお店
 になってしまう。

「M社」。

 残念ながら、本日は店休だった。
 年に一度あるらしい。
 しかし、噂は入ってくる。
 Y社、K社に対抗して、青果、鮮魚で徹底して価格、鮮度を強調している。
 そして、その戦略は、M社の地元いわきでも受け入れられ、
 浜の商売を水戸でも実践しているだけのこと。
 それが、価格宣言した「K社」をも凌いでいると言う事だろう。

最後の「J社」は、ホームセンターであり、
「M社」と隣接した商業集積にあり、相乗効果で集客力を高めていると言える。

私は、「M社」は脅威だと感じている。
 生鮮の品揃えや商品技術に妥協せず、更に価格でも押してくる。
 集荷体制が整い、教育体制も整えば、出店スピードは加速してくるだろう。

PS
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