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2009年5月11日 (月)

宇都宮市街地MR②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、久し振りに宇都宮市街地をMRした。

 従来の「O社」、「T社」、「Y社」に加え、今回は「B社」も含めてMR。

まずは、その「B社」。

 連休中の夕方7時とはいえ集客していた。
 客層は若年層からいろいろだが、毎日冷食半額を継続しているだけに
 遊び疲れた若年層が夕方来店して簡便商材を買いまわるストアなのだろう。

 ただし、生鮮各部門の売場は荒れていた。デイリーも欠品が相次いでいた。
 それでも集客してしまう。
 その事に惑わされず、SMの真髄を追及していく姿勢がほしいところだ。

次は、「Y社」。

 安定したオペレーションと商品展開で、SMとしての安定感はピカ一だ。
 特に開店間もなくの売場作りは、いつ行っても安定している。
 陳列技術も素晴らしい。このオペレーションの構築が、Y社の底力だといえる。
 そして、当然夜のメンテナンスもよくできている。
 売り切るものを、徹底して売り切る姿勢が伝わってくる。

 ただし以前から指摘のとおり、大物野菜の価格高はこの企業の課題でもある。

更に、「T社」。

 伸びているという。
 この企業の販促戦略、品揃え戦略、生鮮強化戦略は的を得ている。
 しかし、7時以降の売場を見ると、完全に守っている、と思われる。
 この立地からすると、もっと夜のマーケットに対しての貪欲な姿勢が必須。

 この敷地内での商業施設の開設が相乗効果を生み、週末の集客力の一翼
 を担っているのだろう。

最後は、「O社」。

 この企業のワングレードアップ店舗。
 夕方7時での売場メンテナンスは素晴らしい。
 開店~閉店までのメンテナンスの部分では、このエリア一ではないか。

 ただし、集客力が無い。
 どこにも頼らない地域スーパーが活路を開くとすれば、NB商品の量販と
 生鮮の泥臭い量販のミックスだ。
 
 そのどちらも弱い。特に青果は、もっともっと泥臭くやるべきだ。
 それがアップグレードの客層の望みなのだから。

今回は「夜」のマーケットを中心にMRをした。
 私は生鮮部門、特に製造部門(刺身、惣菜、ベーカリー)に関しては、
 夜のマーケット開発と夜のオペレーション開発で利益が変わると考えている。
 そして、その夜のマーケットに対してのアプローチに各社の差が見えた。
 そこに、利益が出いている企業とそうでない企業が分かれるのである。

PS
 宇都宮市街地MRの写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/utunomiyasigaitini/

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コメント

幸ちゃん、コメントありがとうございます。
この話を読んでいて、私も目頭が熱くなりました。
私たち商売人にとって、一番大切なこと。
それはお客様からの感謝。
買い物をするお客様の向こう側には、一家団欒の食卓がある。
その食卓で、笑顔でほほ笑む家族を想像(創造)し、その一端にでもわれわれの商品で貢献したい。その想いが、われわれをプロフェッショナルなこだわりに駆り立てるのです。
幸ちゃん、ぜひ、一番大切なことを大切にしていってください。必ず報われますよ。

投稿: てっちゃん | 2009年5月13日 (水) 07時09分

てっちゃんさんからのお返事…わたくし大、大、大感激で胸が一杯です!!そうですょね!SMに小さいも大きいもありませんょね!わたしは高校を卒業後SMに入社したこと、精肉という部門に携われた事を奇跡だと思っております!SMって素晴らしいですょ。…こんな事を言っている私ですが、実は2年くらい前まではただひたすら肉を切って並べて発注して上司の言う通りの定時まで言われた仕事を淡々とこなしているだけでした。そんなある日の夜、自分の母親が鶏のモモ肉2枚入れをうちのSMから買って来ました。ちょうどその日は原料の発注をミスしてしまい、店には少量の鶏モモ…。欠品すれば店長に叱られる。そう思った私はいつもよりもかなり単価を上げて売場へ…。鶏もも肉は2枚入っているだけでも重量があるためかなりの価格になっていました。想像した通り、いつも見慣れている価格よりも高い為まったく動きませんでした。…その日の夜に母親が2枚入れの鶏肉を『幸の店で買って来たょ~(^_^)v』………なんだかものすごく自分が情けなかった…。何やってんだ…。本当は1枚しか必要じゃなかったのに2枚入れしかなくしょうがなく2枚入れを買って来たコト…2枚入れで重量があるためかなりの価格になっていたコト…。それでも自分の娘が働いているから、うちの店で肉を買ってくれているというコト…。全てに情けなくなり涙が止まりませんでした。新入社員の頃から言われていたお客様の気持ちになって…分かりきっている言葉。当たり前のように言われていた言葉だと思っていました。でもいつしか当たり前のことが当たり前のように出来なくなっている自分に…お客様が必要とされているものに対応出来ていない自分に…この店の精肉の売場に…申し訳なくて情けなくて涙が止まりませんでした。入社2年も経ってからそんな当たり前のことに…そして一番大切な事に気付かされました。この日から自分の考え方が180度変わったような気がします。品揃え、SKU、クリンネス、接客、発注、接客…自分でもびっくりするくらい考え方が変わったんです!母親から、一人のお客様から学んだSMに関わる者としての一番大切な気付きでした。こんな素晴らしい職業に出会えた事を誇りに思います!

投稿: 幸ちゃん | 2009年5月12日 (火) 22時45分

幸ちゃん、元気の良いコメントありがとうございます。
そして、私への応援ありがとうございます。
SMに、大きいも小さいもありませんよ。あるのは現場の人間の活力とそこから創出される商品のみ。お客様は建物を買いに来るわけではなく、活力のある現場の人間が作り出した商品を買いに来るもの。
今後とも、よろしくお願いいたします。

投稿: てっちゃん | 2009年5月12日 (火) 00時24分

毎日ブログ拝見させて頂いております!
わたくし、とある小さなSMで精肉を任されております。
毎日勉強になることばかりで頭が下がります。
てっちゃんさんのブログを見る事が、わたしの毎日の日課であり、楽しみでもあります!これからも陰ながら毎日勉強させて頂きます!失礼いたします!

投稿: 幸ちゃん | 2009年5月11日 (月) 22時04分

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