ある、「内示」
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、ある内示をした。
チーフ昇格の内示だ。
彼は、以前のブログ「頭角」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_20ef.htmlでも記した。
ここ数年、毎年チーフが変わるたびに、彼は頭角を現わし、実力を身に着け、
部門の下支えをしてきた。
それが、ようやく報われた、という事だ。
そんな“姿勢”を、誰かが見てくれている。
必ず、見てくれて、報われる日が来る。
かって、年に二回の面接の折に、彼からこんな申し出があった。
私が店長になって、一年後のことだった。
「店長、実は、私の本来の希望は、この部門ではないのです。」
「実は、前店長の時に、人材不足だからとりあえずこの部門でやってくれ。
と言われてたんです。ある部門に変更はできませんか?。」
そんな内容だった。
私は、即人事に連絡した。
返事は「No」。
現在の部門は、相変わらず人材不足で、
この部門から放出するわけにはいかない。そんな返事だった。
人材不足ということは、将来は明るい、と言う事だ。
人材不足の部門ほど、早く昇格する、と言う事だ。
私は、腹を決めて、彼に言った。
「現在の部門で進め。そのほうが、お前の為になる。」
「今のお前の仕事ぶりを見ていると、現在の部門が合っていないとは
思えない。妥協せず仕事をしているし、業績も上がっている。」
彼は言った。
「わかりました。」
あれから3年か。
その部門の人材は相変わらず不足している。
そして、当店でも厳しい人数での社員数での売場つくりが続いた。
しかし、彼は、ますます時間に縛られず、妥協しない仕事を続けていた。
それが、評価された、と言う事だ。
先日のブログ「評価とは?」でも記したが、
それは、自ら求めて得るものではなく、
普段の姿勢から、回りが与えるものである。
彼は、そのことを愚直に実行してきた、と言う事だ。
そして、その姿勢に、回りが評価を与えた、と言う事だ。
個人的にも、嬉しい“内示”だった。
そして彼はこれからようやく、マネージャーとしてのテーブルに乗ると言う事だ。
マネージメントの職に就いて初めて、本当の評価の対象となり、
そこで認められれば、どんどん駆け上がることができる
チャンスが巡ってきた、と言う事だ。
PS
水戸赤塚戦争のMR写真です。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/mitoakatuka/
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