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2009年5月26日 (火)

ある、「内示」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある内示をした。

 チーフ昇格の内示だ。
 彼は、以前のブログ「頭角」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_20ef.htmlでも記した。

 ここ数年、毎年チーフが変わるたびに、彼は頭角を現わし、実力を身に着け、
 部門の下支えをしてきた。

  それが、ようやく報われた、という事だ。
  そんな“姿勢”を、誰かが見てくれている。
  必ず、見てくれて、報われる日が来る。

 かって、年に二回の面接の折に、彼からこんな申し出があった。
 私が店長になって、一年後のことだった。

  「店長、実は、私の本来の希望は、この部門ではないのです。」
  「実は、前店長の時に、人材不足だからとりあえずこの部門でやってくれ。
  と言われてたんです。ある部門に変更はできませんか?。」

 そんな内容だった。
 私は、即人事に連絡した。

 返事は「No」。
 現在の部門は、相変わらず人材不足で、
 この部門から放出するわけにはいかない。そんな返事だった。

  人材不足ということは、将来は明るい、と言う事だ。
  人材不足の部門ほど、早く昇格する、と言う事だ。

 私は、腹を決めて、彼に言った。
  「現在の部門で進め。そのほうが、お前の為になる。」
  「今のお前の仕事ぶりを見ていると、現在の部門が合っていないとは
  思えない。妥協せず仕事をしているし、業績も上がっている。」

 彼は言った。
  「わかりました。」

 あれから3年か。
 その部門の人材は相変わらず不足している。
 そして、当店でも厳しい人数での社員数での売場つくりが続いた。
 しかし、彼は、ますます時間に縛られず、妥協しない仕事を続けていた。

  それが、評価された、と言う事だ。

 先日のブログ「評価とは?」でも記したが、
 それは、自ら求めて得るものではなく、
 普段の姿勢から、回りが与えるものである。

 彼は、そのことを愚直に実行してきた、と言う事だ。
 そして、その姿勢に、回りが評価を与えた、と言う事だ。

 個人的にも、嬉しい“内示”だった。
 そして彼はこれからようやく、マネージャーとしてのテーブルに乗ると言う事だ。

 マネージメントの職に就いて初めて、本当の評価の対象となり、
 そこで認められれば、どんどん駆け上がることができる
 チャンスが巡ってきた、と言う事だ。

PS
 水戸赤塚戦争のMR写真です。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/mitoakatuka/


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