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2009年5月 6日 (水)

今年の新入社員感想文

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎年、新入社員に課している、読書感想文。

 以前のブログ「一年遅れの読書感想文」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-6ac6.htmlを記したが、いよいよ今年の新入社員
 が、読後の感想文を私に出してきた。

 今までに2名の感想文を読んだが、その感想文を読んで、今年の新入社員の
 特徴が見えてきた。

  今年の感想文は、どちらも素直な感想が記されてあった。
  そして、入社後間もないこの時期に、この本の内容は、まだ自分にとって
  未知の世界であって、読後に、自分自身の進む方向性や具体的な「目標」
  が、まだ見えてこない。よって、一年後に再度読み返してみたい。
  しかし、ナンバーワンの発想から、オンリーワンの発想で自分にできること
  をしっかり習得していきたい。

 そんな感想分の内容が、二人の新入社員から提出された。

  「なるほどなぁ~~。」
  「この本の内容は、入社一か月の新入社員には難しすぎるのかぁ~。」

 私は、妙に納得してしまった。
 思えば、土井英司さんの、「伝説の社員になれ」は、
 私も、4年前に読んで、新入社員から3年目の社員に読ませたいと思って
 購入した本だ。

 それを、入社間もない学生気分の抜けきれない人間に読ませて、感想文を
 課つこと自体に、無理があったのかも知れない。

 そして、今年の新入社員に対しての感想は、

  「率直に自分の内面を理解しているなぁ~。」
  「それを、飾らずに相手に伝えられているなぁ~。」

  「ただし、面と向かって体で表現出来ないんだなぁ~。」

 個人の携帯所有が当然化し、メールでのコミュニケーションが当然化し、
 面と向かった相手とのコミュニケーションは逆に退化しているのだろう。

 いずれにせよ、今回課した感想文はそのまま課すこととして、
 彼らとは、もっともっと「フェイス・トゥ・フェイス」でのコミュニケーションを
 かけていき、面と向かったコミュニケーションを体験させないとダメだ。

  そんな、感想を抱いた。

 私が入社した20数年前はどうだったか?。
 残業時間をびっちりつけて、店長にこっぴどく怒られた経験がよみがえる。

 その業界、その企業の常識を理解できないでいた時代だ。
 そして、店長とフランクに入社以後の会話することなど、夢のまた夢だった。

 それが、今後の私の課題だと、素直に思おうと思う。

PS
 我が家の「春に庭花スペシャル」が完成しました。写真をどうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/niwabana09ni/


 

 

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コメント

9ちゃん、コメントありがとうございます。
新入社員から見た店長。そして憧れ。
それが強ければ強いほど、上昇意欲と仕事に対する貪欲さが増し、活気ある企業風土が醸成される。だから店長は憧れられなければならない。9ちゃんのおっしゃる通りです。
そして、その憧れの根源は何か?。
ある人は「威厳」だととらえ、ある人は「スマイル」だととらえ、ある人は「リーダーシップ」だととらえる。
しかし、一つだけ言えることは、誰にも異を唱えさせない、経験に裏打ちされた「実力」「能力」「現場力」。
これだけは、どうしても積まなければならない我々の根源なのでしょう。

投稿: てっちゃん | 2009年5月 6日 (水) 18時33分

こんにちは
大人気なてっちゃんのブログ毎日楽しみに見ています。「あんな店長になりたい」という同業の店長さんたちのファンが多いと聞きます。
さて、では私たちは新入社員に「あんな店長になりたい」と思われるような店長になっているのでしょうか?私たちが入社したころは「店長=雲の上の人」的なところはありましたが「はやく店長になりたい」と思わせる威厳がありました。私も「35歳までにMGR、40歳までに店長」と明確な目標を入社1年目に立てて常に野心をもって仕事に向かっていました。
マネジメント手法が変わり「対話・コミュニケーション」が重要になった今だからこそなおさら彼たちに目標とされるような「威厳」を身につけるように自分磨きをしなければいけないと強く感じています。

投稿: 9ちゃん | 2009年5月 6日 (水) 13時28分

かおるさん、コメントありがとうございます。
「もっと若いうちから読んでおけばよかった」という感想は私もおおいにありますね。
でも、仕事での実体験を通さないと、読んだ本とのギャップや、自らの実力とのギャップが認識できないとも思います。
今回、新入社員の声からそのことがよくわかった次第です。
仕事で吸収することが多すぎて、本を読んで頭を整理する暇など無かった時代ですよね、お互いに。

投稿: てっちゃん | 2009年5月 6日 (水) 08時52分

かおるです。
「本」というものをツールとして、また「読書」という体験を介在させて考え方をつかみ今後の指導教育に役立てていく手法、いいですね。次からの新人研修にとりいれてみようかな…。私も最近になって読書にはまりだしたクチです。つくづくもっと若いうちから読んどけばなあ、と思います。残業びっちりは私もやらかしました。36協定など知る由もない遠い昔の話です。

投稿: かおる | 2009年5月 6日 (水) 00時37分

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