鮮魚の取り組みの効果
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前のブログ「競合店トップの来店」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-16c2.htmlを記して、鮮魚の取り組みを記した。
鮮魚の築地直送を、市場感覚をそのまま売場に展開する。
そのことによる効果は?
残念ながら、大きな効果は発揮されない。
それはそうだ。
魚離れが急速に進む中、築地直送を強化した程度では、
大きな効果は望めない。
鮮魚で大切なのは、
刺身という「時間帯MD」を、いかにオペレーションと連動して、
“鮮度”という切り口で、お客様のピーク時前に売場ピークを迎えるかだ。
その維持継続を、毎日、担当者のシフトの変化に流されず、
同じオペレーションと同じ売場状態を維持し続けるか。そのことに尽きる。
そのことに大切なのは、
・ 意識の問題
・ 技術の問題
特に、意識の問題は大きい。
本部で、いくら完璧なマニュアル、指導書を作成しようとも、
意識が整わなければ、「絵にかいた餅」だ。
私は、先週から鮮魚に入っている。
それも、鮮魚の早番の担当者と同様に、長靴を履いて、
朝7時から作業場に入り、担当者、パートさんの仕事の進め方を、
チェックしている。
目的は、
・ 意識の改善
・ 技術の改善
特に、私がいることによる、担当者とパートさんの意識の問題は大きい。
私が入る目的が、開店品揃えまでの過程の確認であるため、
その中での、自分たちの作業が確認されている、という意識。
それは、いつしかひとつひとつの作業スピードにつながり、無駄な作業を
省き、結果として、開店品揃え100%に近づく。
さらに、鮮魚のひとりひとりの仕事を確認し、その連結の結果が売場で
あるため、いかにチームワークを組んで売場に臨むか、という意識が
自分の枠を飛び越えて、協力し合うという意識を生む。
結果として、朝の開店品揃えが早まる。
その結果として、午前中のチャンスロスがなくなる。
また、相乗効果として、午後の段取りが早まる。
その結果、夕方のピーク前に売場が完了する。
部門チーフは、お客様のピーク時に売場に出て、全ての対応ができる。
その結果、余裕をもって、売切りの行為に移れ、値下げロスもなくなる。
すべては、開店品揃えから始まっているのだ。
そして、開店品揃えが100%完了するシステムを作り上げると、
数値は黙って改善されてくる。その効果は早急に現われてくるものだ。
PS
我が家の「春に庭花スペシャル」が完成しました。写真をどうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/niwabana09ni/
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