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2009年5月18日 (月)

黒磯エリアMR②

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


久しぶりに「黒磯エリア」をMRした。
 今年の5月1日に、「MD社」が市街地に開店した。
 その店舗と、周辺で戦う店舗のMRが目的だ。

まずは、その「MD社」。

 旧N社と、激安で話題のD社がドッキングして「MD社」として出店。
 この場所は、旧N社の建物をそのまま入居した形であり、どちらかと言えば、
 D社お得意の雑貨メインでのレイアウトに、N社の食品がレイアウトされ、
 さらに、食品も激安での提案で集客を図るという構図だ。

 この店舗は、精肉にテナントを配置し、集客の目玉にしているようだ。
 精肉の品揃え、品質鮮度、価格とも非常に魅力であり、精肉に関しては、
 私も買物をして、おいしい牛肉を格安で手に入れたいと考えたほどだ。
 まだ出店して二週間程度の為、生鮮各部の鮮度、価格は維持されており、
 生鮮食品も魅力の高い品揃えを継続していた。

 更に集客も高く、周辺競合店の影響度は大きいと思われる。
 しかし、こんなお店が隣に出てこられたら、“脅威”である。

次に「T社」。

 派手さは無いが、地道にSMの本堂を歩むT社。
 道路こそ違え、前出の「MD社」に数百メートルの「T社」。影響は必至だろう。
 売場もどこというところはないが、そつのない売場つくりを実現している。

 このお店は、ほぼ隣に栃木県に本拠を置く「O社」が出店しており、更にる
 競合状況に晒されたという状況だ。

更に「Y社Ⅰ」。

 もともと駅前に出店の「Y社」。
 黒磯エリアの小売を引っ張ってきた存在だが、その品揃えと位置づけは
 今も変わっていないと思われる。

 青果をはじめ、生鮮、惣菜とも、スーパーマーケットとしてはピカ一であり、
 鮮度、品揃え、アイテム等の展開のレベルは高い。

 ただし、この企業の致命的部分であるが、青果の価格でのパフォーマンス
 が弱い。この世相での欠点は厳しいと言わざるを得ない。

最後は「Y社Ⅱ」。

 新国道沿いに出店している「Y社」の二号店。
 ①のMD社からの距離は遠く、闘っているという売場つくりで無いが、
 Y社らしく、安定した売場だった。

 特に、グロサリー売場は秀逸であり、エンド、定番の安定感はピカ一だ。
 さらに、Y社が価格感度を高めるために最近実施している価格訴求型
 媒体も、派手派手に取り付けられていた。価格に対するデメリットを取り戻
 す意味合いもあるのだろう。

今回は、①の「MD社」の新規出店が目的だった。
 そして、そのMD社の隣には、黒磯エリアに従来から根をおろしている
 「D社」が、多店舗展開をしている。

 ほぼ300~400坪程度のお店であるが、この規模がいまや適正なのか
 元気に売場展開している。

 しかし、このようなお店は一店舗での戦いと言うよりも、ドミナンスでの
 囲い込み戦略にて戦ったほうが効果的だ。

 そして、価格感度を高めて、合わせるところは徹底してあわせることで、
 お客様への認知度も更に高まり、ドミナンスでの強みを更に強調して、
 他競合への対抗策としても有効であろう。


黒磯エリアMR写真を載せました。どうぞ。
 http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kutoisomrni/

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