黒磯エリアMR②
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
久しぶりに「黒磯エリア」をMRした。
今年の5月1日に、「MD社」が市街地に開店した。
その店舗と、周辺で戦う店舗のMRが目的だ。
まずは、その「MD社」。
旧N社と、激安で話題のD社がドッキングして「MD社」として出店。
この場所は、旧N社の建物をそのまま入居した形であり、どちらかと言えば、
D社お得意の雑貨メインでのレイアウトに、N社の食品がレイアウトされ、
さらに、食品も激安での提案で集客を図るという構図だ。
この店舗は、精肉にテナントを配置し、集客の目玉にしているようだ。
精肉の品揃え、品質鮮度、価格とも非常に魅力であり、精肉に関しては、
私も買物をして、おいしい牛肉を格安で手に入れたいと考えたほどだ。
まだ出店して二週間程度の為、生鮮各部の鮮度、価格は維持されており、
生鮮食品も魅力の高い品揃えを継続していた。
更に集客も高く、周辺競合店の影響度は大きいと思われる。
しかし、こんなお店が隣に出てこられたら、“脅威”である。
次に「T社」。
派手さは無いが、地道にSMの本堂を歩むT社。
道路こそ違え、前出の「MD社」に数百メートルの「T社」。影響は必至だろう。
売場もどこというところはないが、そつのない売場つくりを実現している。
このお店は、ほぼ隣に栃木県に本拠を置く「O社」が出店しており、更にる
競合状況に晒されたという状況だ。
更に「Y社Ⅰ」。
もともと駅前に出店の「Y社」。
黒磯エリアの小売を引っ張ってきた存在だが、その品揃えと位置づけは
今も変わっていないと思われる。
青果をはじめ、生鮮、惣菜とも、スーパーマーケットとしてはピカ一であり、
鮮度、品揃え、アイテム等の展開のレベルは高い。
ただし、この企業の致命的部分であるが、青果の価格でのパフォーマンス
が弱い。この世相での欠点は厳しいと言わざるを得ない。
最後は「Y社Ⅱ」。
新国道沿いに出店している「Y社」の二号店。
①のMD社からの距離は遠く、闘っているという売場つくりで無いが、
Y社らしく、安定した売場だった。
特に、グロサリー売場は秀逸であり、エンド、定番の安定感はピカ一だ。
さらに、Y社が価格感度を高めるために最近実施している価格訴求型
媒体も、派手派手に取り付けられていた。価格に対するデメリットを取り戻
す意味合いもあるのだろう。
今回は、①の「MD社」の新規出店が目的だった。
そして、そのMD社の隣には、黒磯エリアに従来から根をおろしている
「D社」が、多店舗展開をしている。
ほぼ300~400坪程度のお店であるが、この規模がいまや適正なのか
元気に売場展開している。
しかし、このようなお店は一店舗での戦いと言うよりも、ドミナンスでの
囲い込み戦略にて戦ったほうが効果的だ。
そして、価格感度を高めて、合わせるところは徹底してあわせることで、
お客様への認知度も更に高まり、ドミナンスでの強みを更に強調して、
他競合への対抗策としても有効であろう。
黒磯エリアMR写真を載せました。どうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kutoisomrni/
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