久しぶりに“燃えた”日
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の「学生店舗見学会」は、久し振りに“燃えた”。
一昨年から、来期の新入社員の学生の応募に際しての、店舗見学会を実施して
いるが、それは以前のブログ「来期の採用」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_06b3.htmlでも記した。
今年も、学生の店舗見学会はかれこれ5回目を数える。
今年の応募は、昨年の3倍だという。
それだけ、他業種の応募が厳しく、小売りの採用状況が安定しているのだろう。
そんな状況の中で、人事から前日に突然の電話があった。
「また、明日店舗見学会をてっちゃんのお店で実施したいんです。
明日は、5名の見学者が訪れるので、よろしくお願いいたします。」
“5名か。久しぶりに燃えられるか?”
私も人の子。見学者の数が多ければ多いほど、力が入るもの。
店舗見学会の流れは、
まず、店舗の概要を説明し
次に、各部門の特徴と、店長としての売り場造りのポイント
最後に、会議室での質疑応答。
トータル2時間。燃えれば3時間のハードスケジュールだ。
店舗見学会のスケジュールは、学生に合わせるため、一回で2~3名が普通だ。
ただし、今回は5名の学生が、私のお店に見学に来店するという。
そして、そんな見学会が、昨年は5回。今年はもう5回を数える。
いかに、今年の応募状況が好況かがわかる。
しかし、数が多くても、見学に来店する学生の質の問題だ。
そして、今回来店した5名の学生は、私的には、全員合格だった。
だから、店内での売り場説明、当社のこだわり商品の案内。
そして、最終の質疑応答まで含めて、大いに燃えた半日だった。
一名遅刻の連絡が入り、時間を遅らせてのスタートだったが、
まず、学生全員の“目”が違う。
全員の目が、私の目に集中する。そらさない。私を見返してくる。
“手ごたえのある連中だな”
店舗案内、部門案内でも、的を得た質問が飛ぶ。
私は、店舗店舗責任者として、販売責任者としての目線から答える。
学生は、今まではお客様の目線で見ていた売り場が、
私の話から、ビジネスとしての売り場目線に、新鮮な驚きを見せる。
“そこまで、考えているのか?”
そんな表情で、私を見つめ返してくる。
そのリアクションが、心地よい。
昨今、メールやネット環境が進化し、直接相対しない相手との交流が
当たり前の時代になってしまったが、こんな時代だからなおさら、フェイス
・トゥ・フェイスが重要になってくる。
それは、相手の目を見つめ、存在を認め、会話のリアクションを行い、
会話を進行させるということだ。
そして、今回お会いした5名は、全員が、キラキラした目で見つめ返して
来てくれた。
そんな相手とは、会話をしていても楽しいし、質問されても嬉しいものだ。
最後に、会議室で売場や販売面での質問、他の質問等を受けた。
全員が質問の手を挙げた。
久しぶりに、たっぷり話をしてやろう。
特に、将来を託す仕事を選択する前の彼らに、先輩として言っておくべき事。
“10年後の君らは、仕事人として一番輝いている時期”
“その時期に、アクセルを踏んでいる企業か、ブレーキを踏んでいる企業か”
“アクセルを踏み続ける企業で10年間を過ごすことほど幸せなことは無い”
“そのことをよく見極めて、就職先を選択してください”
最後に、こう締めくくり、約3時間の見学会を終えた。
PS
好天の中、日光日帰りの旅をしてきました。写真をどうぞ。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/nikkou0904/
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