“友”遠方より来たる
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の土曜日、ある方の店舗訪問を受けた。
以前、山梨の店舗をMRしたがhttp://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-ef4f.html、そのお店の店長をはじめ
数名の方が、恩返し(?)にと、私のお店を訪問していただいた。
山梨へ行ったときは、最高の売場でもてなしていただいた。
それでも、そこの店長は、何も手を入れていない、と言っていた。
「普段から、こんな売場を造っているのか?。」
そして、立場を逆にしたとき、
それに負けない売場で迎えるのか?
自分の強みを発揮して迎えるのか?
迷わず後者を選んだ。
自分の強み、自店の強み。
いや、強いと思い込んでいるところだ(笑)。
量販すべき時の、ここぞのダイナミックさだ。
そこだけは、少しばかりは自信がある。
そして、青果のパートさんも同行するという。
その節は、素晴らしい果物売場でもてなしていただいた事が記憶に新しい。
青果に関しては、喜んで帰ってもらおう。
以前の山梨MRにも同行した、青果トレーナーも引っ張り出し、対策を練る。
青果トレーナーも、“ここぞ”の瞬発力を発揮し、大幅なレイアウト変更を計画。
青果チーフと市場同行し、月に一度の量販日へ向けた買い付けを実施。
前日の夜から、売場レイアウトの変更を実施し、“器”を変えた。
“ここまで、変えたか!”
私は、少しばかり驚き、おおいに感心をした。
「頼れる、“男”だ。」
事前に店舗内で、“友”の店舗訪問の情報を流していた為、
ほとんどの部門で、それなりの対応をしていたが、
レジチーフも、スタンプラリー販売の売場設置に燃えていた。
どんな売場にすれば、お客様の目を引くか?。
どんな仕掛けをすれば、お客様が立ち止まって見てくれるか?。
これは、まさに「商売の基本」だ。
そして、私と言えば、「関連販売」の提案だ。
関連販売とは、如何にお店の“横串”を通せるか?。
それが、一番の課題だ。
そして、関連販売の主役は店長だ。
お店の中で、部門に属さず、一番決定権を持っている人物が店長だからだ。
本部主導の縦割りの商品部の提案に対し、あくまでもお客様の買いまわり
を優先させ、食卓を考えた売場を提案出来るかは、店長にかかっている。
極言をすれば、「お店とは、全て店長の売場である。」
と言い切る “勇気” があるか、という事だ。
個店最適と全体最適を考慮しながら、お客様の利益を最優先した
店舗展開を遂行していく主体は、店長だ、と自覚し、勇気をもって行動する事。
全ては、遠方から来る“友”に対して、喜んでいただくことの為に。
我々店長仲間が、同業の店長に対して、一番のもてなしとは?。
「同じ店長として、なにか一つでも、学んで持って帰っていただきたい。」
そんな想いだけだ。
そして、高い“志”をもった同志と話しをする時、損得を超えて
自らの成長を加速させる「邂逅」が、待っているのである。
PS
栃木県城西小の「孝子桜」をアップしました。裏山の「カタクリの花」も可憐に紫
の花を咲かせています。また我が家の庭の「桃の花」も満開です。
にゃんにゃんと共にご覧ください。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/kousisakura/
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/photos/niwabanatonyannnyann/
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コメント
9ちゃん、コメントありがとうございます。
他社や他店からのMRを受けることによって、強制的にでも知恵と力をひねり出す。その行為自体が知らず知らずに販売力をつけていくのでしょうね。
9ちゃん、是非いらしてください。
情報というおみやげも忘れずに(失礼)。
投稿: てっちゃん | 2009年4月 8日 (水) 21時24分
おはようございます。
人に見られることは活性化になりモチベーションの立て直しになりますね。
なぜ注目されるお店がいつもレベルが高いのか?やっぱり見られることによるモチベーションのアップとレベルアップが常に起こっているからでしょう。私も前任の企業にいた時にはどんどん他社の訪問を受けていました・・・(それがちょっと問題になりかけた時もありましたが)・・・芸能人と一緒?
まさに『売り場は劇場、商品は役者』(日本を代表するスーパーSV=某大手SM社長の言葉)ですね。
今度、私も勉強させていただきに行きたいと思います
投稿: 9ちゃん | 2009年4月 8日 (水) 08時17分