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2009年4月 2日 (木)

プライベートの功罪

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


プライベートな時間。

 職業人にとって、プライベートな時間の確保は、従来からの大きな夢だった。
 私がこの世界(小売業)に入社した時代は、寮生活が一般的であり、まして、
 一部屋に2人で暮らすというスタイル。

  プライベートな時間を過ごす、ということは、
  結婚してアパートに暮らすことと同義語だった。

 プライベートな時間を持つ、ということなど、不可能な時代だった。
 それだけに、“プライベート” という言葉の響きへの憧れは強かった。

  そして現代。

 プライベートな時間も増え、プライベートな空間も得られた。
 本当に、個人が自由に、自由な空間で、自分のスタイルを満喫している。

  しかし、・ ・ ・ 。

 プライベートな時間、空間を得た代わりに、失ったものも多いのではないか?。

  人との関わり。

 一部屋2人での暮らし、という強制的な人との連帯生活と関わり。
 しかし、そこから得ていた、人の温もりや思いやり。
 仕事以外の顔を見せ合うことによる、心の開放。

  裸の心が見せ合う、“連帯感”。
  一人ではない、という“安心感”。

 それは、人間本来が、古来から培ってきた“敵との戦い”への知恵だ。
 人間は本来、人と関わりながら知恵を養い、学び合い、協力し合い生きて来た。

  プライベート志向がますます増してくる個人の価値観。
  プライベートな時間から手を引き始めた組織の価値観。

 組織のリーダーとして、どう目的達成能力の高い組織造りをしていくか?。

  新たな組織スタイルへ移行しているのか?。
  それとも、それも含めて歴史は繰り返しているのか?。

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コメント

9ちゃん、コメントありがとうございます。

肉食系リーダーが草食系に変革しようとしたら、確実に体調不良を患い、死に至ると思いますよ。
食事を変えるのではなく、まずは、自らの体を本来あるべき姿に戻し、食べたものを確実に消化させ、不要なものを対外へ排出する機能を取り戻すことです。
まずは、自らの体を絞り込み、本来あるべきスリムな体に変革させ、少ない栄養でも機能する体に変革させる事(?失礼)。

投稿: てっちゃん | 2009年4月 3日 (金) 00時55分

こんにちは

私たちが在籍していた大手企業では「個人の価値観を大切にする」という大義名分で経費削減を実施しました。その結果サラ金やその他いろいろな問題が若い大切な人材に襲い掛かりました。
まさにてっちゃんの言うとおり「かかわり方の変化」を真剣に考えることが大切だと痛感しています。
リーダーに求められるものは部下へのかかわりかた・・・肉食系の私は草食系リーダーへの変革が求められているんだなーと思う今日このごろです。

投稿: 9ちゃん | 2009年4月 2日 (木) 09時00分

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