“覚悟”をもって臨むということ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、報道ステーションで「イチロー独占インタビュー」をやっていた。
すかさず、HDDに録画した。
インタビューの内容は、決勝での9回裏の同点シーンから自らのタイムリーの
場面までの回想を、インタビュアーの巧みな誘導とイチローの具体的な解説だ。
それにしても、イチローの話しを聞いていると、引き込まれていくのは何故だろう。
いろいろな場面を、具体的に良く記憶しているよなぁ~。
そして、いろいろな場面で、瞬間的に判断し、決断し、行動しているよなぁ~。
その判断と決断と行動が、全て前向きで、チームと個人を融合させて、
組織としてチームとして、勝つという結果に全て結論づけて引っ張れる能力。
嫉妬してしまうほど、憧れてしまう。
私の率直な感想だ。
そして、この番組の根底に流れるのは「イチローの覚悟」だ。
“覚悟”
私の好きな言葉。
しかし、そう簡単に言ってはいけない言葉。
いや、軽々しく使えない言葉。
“覚悟”とは、自分の人生を賭して事に当たる時に使う言葉だと思っている。
覚悟をする、ということは、“人生を賭ける”事だと思っている。
イチローは、人生を賭してWBCに参加したのだろう。
だから、全てのドラマがイチローを中心に回転したのだろう。
人生を賭して参加したイチローの研ぎ澄まされた感性が最後に花開く。
最後のタイムリーの場面。
自らの打席で自らの実況放送をするほどの余裕で臨んだ打席。
地を這うような球をファールした時に感じたという。
「これで良い結果を残せる。」と。
なぜか?。
「あの球をファールの出来たからでは、ない。」と言う。
「あの球を、“打てる” と感じた自分に対する信頼。」からだと言う。
そして、タイムリー。
今回のWBCで、イチローは新たな自信を得たという。
それは、
「あの場面で、タイムーを打てた自分にでは、無いと言う。」
「あの場面に至るまでの、自らの在り方、に対する自信だと言う。」
人は、いつでも好調を保てるほど安定した存在では、無い。
好調もあれば、不振もある、打率4割バッターでも不振に見舞われる。
不振の状態にあった時ほど、自らの在り方が問われる。
そんな状態の時でも、人を感動させる存在と成り得るか?。
その在り方に、自信を得た、と言う。
奥が深い!。
かってのブログ「強さとは?」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-8070.htmlを記した。
“強さ”とは?。
失敗しても、必ず立ち上がる「心」の強さであり、
失敗を通じて、成長し続ける「心」の強さなのだ。
全力を尽くしても尚、失敗や敗北に直面する。
そのときに、自分を支え得る「思想」こそが、「強さ」の基準だ。
その強さを部下に伝えていく姿こそ、最高の教育となる。
そして今回、イチローはその強さを身に付けた、と言う事だ。
最後にイチローは言った。
「川崎宗徳が私にメールをくれました。不振の時のイチローさんを見て、
更にイチローさんが好きになりました。」
そして、川崎にはユンケル二年分やってもいいと思っている、と言っていた。
そして私は、胃潰瘍になったイチローに、ユンケル一生分を送りたいと思う。
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