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2009年4月 7日 (火)

“覚悟”をもって臨むということ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、報道ステーションで「イチロー独占インタビュー」をやっていた。

 すかさず、HDDに録画した。

 インタビューの内容は、決勝での9回裏の同点シーンから自らのタイムリーの
 場面までの回想を、インタビュアーの巧みな誘導とイチローの具体的な解説だ。

 それにしても、イチローの話しを聞いていると、引き込まれていくのは何故だろう。

  いろいろな場面を、具体的に良く記憶しているよなぁ~。
  そして、いろいろな場面で、瞬間的に判断し、決断し、行動しているよなぁ~。

 その判断と決断と行動が、全て前向きで、チームと個人を融合させて、
 組織としてチームとして、勝つという結果に全て結論づけて引っ張れる能力。

  嫉妬してしまうほど、憧れてしまう。

 私の率直な感想だ。
 
 そして、この番組の根底に流れるのは「イチローの覚悟」だ。

  “覚悟”

 私の好きな言葉。
 しかし、そう簡単に言ってはいけない言葉。
 いや、軽々しく使えない言葉。

  “覚悟”とは、自分の人生を賭して事に当たる時に使う言葉だと思っている。

 覚悟をする、ということは、“人生を賭ける”事だと思っている。
 イチローは、人生を賭してWBCに参加したのだろう。
 だから、全てのドラマがイチローを中心に回転したのだろう。

 人生を賭して参加したイチローの研ぎ澄まされた感性が最後に花開く。
 最後のタイムリーの場面。
 自らの打席で自らの実況放送をするほどの余裕で臨んだ打席。

  地を這うような球をファールした時に感じたという。
  「これで良い結果を残せる。」と。

 なぜか?。

  「あの球をファールの出来たからでは、ない。」と言う。
  「あの球を、“打てる” と感じた自分に対する信頼。」からだと言う。
  そして、タイムリー。

 今回のWBCで、イチローは新たな自信を得たという。
 
 それは、
 
  「あの場面で、タイムーを打てた自分にでは、無いと言う。」
  「あの場面に至るまでの、自らの在り方、に対する自信だと言う。」

 人は、いつでも好調を保てるほど安定した存在では、無い。
 好調もあれば、不振もある、打率4割バッターでも不振に見舞われる。
 不振の状態にあった時ほど、自らの在り方が問われる。
 そんな状態の時でも、人を感動させる存在と成り得るか?。
 その在り方に、自信を得た、と言う。

  奥が深い!。

 かってのブログ「強さとは?」http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-8070.htmlを記した。

 “強さ”とは?。

  失敗しても、必ず立ち上がる「心」の強さであり、
  失敗を通じて、成長し続ける「心」の強さなのだ。

 全力を尽くしても尚、失敗や敗北に直面する。
 そのときに、自分を支え得る「思想」こそが、「強さ」の基準だ。

  その強さを部下に伝えていく姿こそ、最高の教育となる。
  そして今回、イチローはその強さを身に付けた、と言う事だ。

 最後にイチローは言った。
  「川崎宗徳が私にメールをくれました。不振の時のイチローさんを見て、
  更にイチローさんが好きになりました。」

  そして、川崎にはユンケル二年分やってもいいと思っている、と言っていた。
  
 そして私は、胃潰瘍になったイチローに、ユンケル一生分を送りたいと思う。
 

    

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